tokyo tower -*東京タワー*- 

2005年02月05日(土) 20時03分
〜あらすじ〜

知性と教養・美貌をかねそろえたセレブマダムと、20歳年下の芸術肌青年の恋のお話。
『恋はするものじゃない―――おちるものだ』
舞台は東京。
季節の中で緩やかにその関係が描かれる。

〜感想〜

・・・マダムめ・・・っ!

とまあ・・・やや殺意に近いものを感じます(笑)
気まぐれな大人の女性と純情ですぐ泣く美青年。
いい男なんてそういないんだから結婚してる方はやや遠慮してください、とはわたくし、独身女性の言い分でございます(冗談です)

汚い、というか、まあそういう感じのものが故意に排除されている感じがしました。
透と詩文とは対極のように描かれた不倫関係が唯一汚い?かな?
都会―東京の綺麗な部分。
恋愛の綺麗な部分。
人の綺麗な部分。
嫉妬や暴力ですら、どこか幻想的で綺麗な気がしました。

恋が人に優しいという時間は、あまりにも短い気が私はします。
恋はその優しさの倍、またはそれ以上の苦しみとか苦味を、一時の甘さの代償に求める時があると思うのですね。

20歳の年齢差があり、片方は既婚者であるという関係にもしかり。

何かを得るためには、自分のすべてをかけることも必要だと。

最初の方はまともにマダムに殺意を覚えましたが(映画の中の人なのに・・・)最後にすべてを捨てた彼女の潔さには、清清しさと痛ましさを感じました。
傷つくのを恐れていたら、何もおこりはしません。
傷つくのを知っていながら、それでも恋がしたいなら、ああいうのもありかなって・・・。

でもマダムはやっぱり許せん(笑)

黒木瞳さんは本当にお綺麗で・・・岡田君ももだえるほど素敵でした。
繊細で触れたら溶けて消えそうな印象で。透明な宝石のような青年っぷりでした。

二人の出会いの瞬間の空気とか!
実際二人の息吹がすぐ側にあるようでした。

別のあの映画を見て恋がしたいとは、実は微塵も思わず・・・恋って恐ろしい・・・と思いました。

どうせするなら身を焦がし、自身を焼き尽くすようなものではなく、穏やかで優しい恋がしたいです。
あんな恋はちょっと・・・大分心臓に悪い・・・(笑)

でもとても綺麗でした。
主演の二人はもちろん。衣装・景色・風景・建物・調度品。

透明で精緻なガラスの細工のような映画です。

真珠の耳飾りの少女 

2005年02月01日(火) 22時19分
〜あらすじ〜

画家フェルメールと感性豊かな小間使いの少女との、よくわかるようなわからんような恋愛模様。
純愛とそうでない愛情の二面性もみられる。
青いターバンの少女?真珠の耳飾りの少女?が描かれるまで。

・・・あらすじにしては雑ですみません(詫)

〜感想〜

・・・微妙(正直!)
実は観たくて観たくてしかたなかった映画なんです。でも本当に観る機会に恵まれなかったんですけど、DVDで観ても問題なかったです!
映像美としては抑えた印象が素敵だった・・・光をとても大切にしている感じはややしました。でも光といえば私今の所、私の少ない映画鑑賞の中からですが、『北京バイオリン』に勝るものではなかったです・・・まあ意味合いは随分異なるんで比べること自体違うかもしれませんが。
ストイックでありながら官能的な部分も多々ありました。
フェルメールとグリードだけの関係をあげれば、どこまでもストイックです。
結局触れ合うのって、フェルメールがグリードの耳に真珠のピアスをする時だけですので。
その前に手が触れ合おうとして未遂。
芸術という精神面での関係の枠を、結局最後まで守ったということなのでしょうか?

最後にフェルメールの元を去ったグリードに、真珠の耳飾が送られるのですが、そのシーンがまたどこか胸に残りました。

絵を完成させるためにグリードを利用したという見方もできますが、思いを告げない、触れ合わないことで完成する愛情もあるものだと思いました。

抑えた色調・抑えた思い。淡い光の粒子。
ぐっと引き込まれる映画ではなかったですが、最後までどうしてか目が離せない不思議な魅力の映画でした。

そのときは彼によろしく 

2005年01月08日(土) 20時13分
〜あらすじ〜

少年時代の一時を共に過ごした初恋の相手と、29歳になった主人公はある日なんの前触れもなく出会う。
過去語り合った将来のこと。
離れてからのお互いのこと。
優しく、時に少しの障害の中でも過去の思いは年月を超えてまた蘇り、また恋に落ちる。

家族・恋人・友人。

誰も彼もが悲しみをどこかに抱いても、限りなく優しい物語。

・・・有り得ないくらいセンチで申し訳ない・・・
この小説は好きすぎてあらすじなんて書けません・・・(詫)

〜感想〜

処女作以外は全部市川さんの小説は読みましたが、その中で一番好きな小説がこの『そのときは彼によろしく』です。
ありきたりの日常の中に有り得ないけれども、どこかにはあるかもしれないと思わせる奇跡を潜ませるのが市川さんの文章なんですけど!(と私は勝手に思ってます)
夢の話ではありますが、そこにはちゃんと生活の匂いみたいなのがあって、もしかしたら世界のどこかに実際あるかもしれない、とふと思う時があります。
もうこの本に関して書けば書くほど書くことがあるので・・・
本の中で最も好きな箇所を抜粋させていただきますと。

「だからこそ、たとえ何を教わっていなくても、恋に落ちた男の子と女の子はキスをして、やがてセックスまで辿り着くわけでしょ?」(本文より抜粋)

この言葉は本当にそうだと思いました。
正直私たちは行為自体は知ってはいても、その行為に至る経緯は決して誰に教えられるわけでもありません。
変な話かもしれませんが、この言葉を読み込んだ瞬間、ふいに涙がこみ上げてきました。
市川さんの言葉は、言葉を飾るわけではなく、そのままの素材でじんわりと的確についてくるような気がします。
この方の御本を読むたびに、人に対する気持ちはどこまでも優しくなれるものだという気がしてきます。
強烈なインパクトはありませんが、いつまでも味わっていたいような言葉を綴られる私が今一番好きな作家さんです。
いや、本当に人をこんな風に愛せるといいな、と思います。
現実はまだまだ私も人間がなってませんので無理っぽいですけど。
でも夢見るような恋だと私は大好きです!
是非読んでみてください。
そして一緒に恋する気持ちに浸りましょう!

加賀雪なし旅行の巻 

2005年01月07日(金) 22時45分
先日の1月3日4日は加賀に行ってきました。

何もありませんでした。本当に。

期待していた雪すらもなかったです。1番ショックだった・・・。
あとはまあ観光しに行ったというより、温泉につかりにいったのでよかったですよ。
旅館のお部屋は最高でした!
露天風呂がお部屋に2つもついてまして!
雪があったら最高だったのに、そんなものどこにもなかったのでこの際運がなかったと諦めました・・・。
ただ露天なのでお外にお風呂があるわけなのですね。
広いベランダにお風呂がある状態です。

普通に寒い。

私は湯船の側で着ているものを脱ぎ着してましたけど、友達そこに通じる窓の前で脱いで行くんですよ。
見てるだけで冷え冷えしました。
あれはなかなかの羞恥プレイです(変態め・笑)

でもやはり私の居住区とは随分違いますね。空気が肌を刺すようでして。
こっちに帰ってきたら寒いって言われてたんですが、特に寒さを感じなかったのでよかったのかもしれません。
でもお部屋のお風呂につかりながら持参した本を読んでいたんですが、兎に角お湯からでてえる部分がものごっつう寒い
しかも友人は前日九州旅行をこなしたばかりで随分疲れてまして。
さっさと寝たので、私暇だったのでお風呂に何度もつかりました。
そのたんびに寒々してた・・・本気で寒い・・・。

雪は年末に1回大層降りましたけど、こっちじゃ珍しいですからね〜。
や、石川まで行ったのって雪みたかったんですけど・・・あれなら兵庫県でも和歌山でもよかった気がしないでもありません・・・。

向こうでは寝つくしましたよ〜。
ある意味最高の贅沢だと私は思いましたけどね。
や、なんかやっぱり自宅にいたら仕事のこととかその他のこととかあって、なかなかのんびりできないもんです(私はしてますけど)
だからたまには、仕事も何もないとこで、のんびり本なんて読めたら幸せですね〜。


マイ・ボディーガード 

2004年12月31日(金) 0時46分
〜あらすじ〜

心に傷を負った男が友人の薦めによって得た職は、天使のような(美)少女のボディーガードだった。
男を熊に見立て、(美)少女は彼の友人になろうとするが、デリケートで傷つきやすい男は、更に思春期のデリケートな(美)少女を避けようとする。
だが天使には逆らえない。やがて心を通わせ、笑顔とか振りまく人になるのだが、その幸せの絶頂にあたり、彼はかけがえのない天使をあっさり流行の誘拐犯に奪われ復讐の鬼と化す。

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〜感想〜

予告がよかった・・・ポスターもよかった・・・内容は・・・怖かった・・・。

期待してた分だけ文句もたくさんありました。
私は前半部分のピタとクレーシーの交流がある部分だけは好きですが、後半の内容は本気でどうかと思いました。

や、復讐したいのはわかる。
人を殺したくはないというレイの言葉の通り、恐らくクレーシーももう人殺しはたくさんだー!なんて思ってたかもしれませんが、そこまでやるかというほど、ぎったんぎったんのぎっちょんぎっちょんに愛しいピタを殺したと思われる人間を倒してました。

愛って恐ろしい。

顔色一つ変えずに人を殺していく様は、ピタの前で穏やかに笑ってた人とほんとに同じ人間か?と聞きたいくらいでした。
それゆえに、最後の最後は幸せそうではありましたけど、観てるこっちには消化不慮で・・・。
できればピタが大人になっても、クレーシーはずっと守ってあげてて、それでピタが素敵な人を見つけて嫁ぐ日に、そっと袖で涙をぬぐったりなんかして欲しかったのに・・・(夢)

ピタのエンジェルスマイルはクレーシーじゃなくても心にしみます。
輪郭淡くって、本当に純粋でひたむきで、透明は少女でした。

ただ内容的には、ラストは言わずもがなで兎に角消化不慮な部分が多かったように思います。
暴力シーンがお嫌いな方にはお薦めできない映画です。

ハウルの動く城 

2004年12月05日(日) 12時30分
〜あらすじ〜

魔法使いハウルと呪いより90歳の老婆にされたソフィーとの、ハウルの自宅である動く城での共同生活模様。
その中でソフィーは男所帯の散らかり放題の城を掃除しつつ、ハウルと愛を育んだりしている・・・の、かな?

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〜感想〜

弱虫魔法使いって銘打ってましたけど、どの辺が弱虫なのか私よくわかんなくって・・・。
なんだか展開が急すぎてよくわかんなかった・・・。
兎に角サリマンはちょっとストーカーくさいなとか、宮崎監督はおかっぱ好きだなとか。

私もおかっぱ愛してますから!嬉しい!

だって!サリマンの小姓全員ハウル金髪おかっぱバージョン!
もう彼女立派なストーカーになれます。

・・・冗談はさておき。
あんな口先一つで戦争始めたり終わったりできたら、それに振り回される民衆っていったい・・・と変に物悲しくなりました。
誰かを守るために人は強くもなれるし、また反対に限りなく弱くなる生き物ですが・・・むう。
私には一つの映画にいろんなものを詰め込みすぎてて、折角の一つ一つの輝きが変につぶしあっちゃってるみたいな印象を1回目観た後に思いました。

これが2回観るとまた別のものが見えてくるのかもしれません。

でもやっぱり宮崎監督という人は、美しいものを美しく描写するのが本当に素晴らしくおできになる方だと思います。

いま、会いにゆきます 

2004年11月27日(土) 12時12分
〜あらすじ〜

「雨の季節に帰ってくる」
と言い残して亡くなった最愛の妻が、正に帰ってくるという絶対に有り得ないけれど、たぶん誰もが愛する相手であれば願うであろうお話。
記憶をなくしている妻との雨の季節だけの生活が緩やかに何よりも優しく描かれる。
そこには特別はなくても、普段通りの生活の中の態度とか言葉の中に、小さな宝石みたいな『特別』が散りばめられている・・・ような感じの映画!

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〜感想〜

日本人がすごく日本人らしい素敵な映画を作るようになったんだ!
と感動した映画です。・・・えらそうですみません。でも何だか邦画のイメージって暗い・つまらない、という変なものが強くってなかなか観る機会がなかったんです。(偏見)

ふと振り返ったらそこに当たり前のようにある幸せが、本当に大切でかけがえのないものであるというのが、映画の中からにじみ出てくるような印象でした。
出演者が本当によくって!
一歩間違えたら結構嘘くさすぎる映画になったような気がしますが、本当に最後の最後までそんなこと私は感じませんでした。
大事な人が死んだら、もう一度会いたいと思うのは、きっと誰もが思うことだろうと思うのですね。
いなくなって初めてわかることもたくさんあるだろうし、後悔ももちろんあるだろうし。
もう一度戻ってくれたら・・・と。
時は戻らないからこそ尊いのであり、今ある瞬間が本当にずっと続くとは限らないということは、普通生きていたらあんまり実感できませんよね〜。

人は永遠に生きることはできないし、その気持ちもまた永遠ではないものです。

ただどこかの瞬間に永遠という欠片くらいは潜ませることができるかもしれない。
そんな不可思議で、優しくて、それでいて泣きそうなほど切なさの詰まった映画でした。

静かな緑の森と、凪ぐ澄んだ青い湖。
透明な糸のような、優しい雨。

今恋している人はもちろんのこと、恋をしていない人も、恋をお休みしている人も。
優しい気持ちになれますので(私は)すごく素敵な映画だと思いました。

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