客観的にも有意な改善

January 29 [Wed], 2014, 22:03
偽薬に一定の効果があるかどうかについては、疑問視する意見も常にある。2001年にNew England Journal of Medicineに掲載されたHrobjartssonらの論文は、治療手段としての偽薬の効果が限られていると主張し、反響を呼んだ。この論文で著者らは、過去に行われた偽薬と無治療との比較試験100編以上の論文をレビューして、痛みの症状は偽薬によって若干改善されるが、それ以外では、偽薬が自覚症状や他覚症状を改善する証拠はなかったと述べている。
高血圧症、糖尿病などの慢性疾患、精神疾患などの長期的な治療を加療(かりょう)と呼ぶこともある。
19世紀には、ドイツのフレードリッヒ・ゼルチュルナーが、アヘンに含まれるモルヒネを結晶として取り出すことに成功した。これは、強い薬理作用の植物成分が単離された最初の例であり、これをもってして、近代薬学の出発点とされることも多い。
その後、次第に、薬用植物の様々なアルカロイドが単離できるようになった。例えば、エメチン、ペレチエリン、ニコチン、ストリキニーネ、アトロピン、ヒヨスチアミン、コカインなどである。そして、精油、配糖体、植物色素などの研究も進んだ。西洋の近代薬学の基礎が築かれていったのである。
また予後不良と考えられる、非可逆治療方法の確立されていない重度の進行性疾患・疾病などの治療に対して、致命的な状態を回避し続け「延命」することだけを目的とした行為を「延命治療」または「終端医療(ターミナルケア)」と呼ぶこともある[要出典]。その一方で、こういった延命治療ないし終端医療が回復を目指したものではないことから、患者の苦痛を引き伸ばす傾向も否定できないとして、安楽死のような処置も生まれた[要出典]。
しかし、安楽死が当人が望んだ結果(自殺)であるということで、処置を施した側の自殺幇助などが社会問題となったりもしている。こういった議論のある分野のもう一つの方向性として、クオリティ・オブ・ライフ(QOL)と呼ばれる、無理な延命は行わず、生活の質を落とさずに苦痛を和らげる処方などで、より健全な状態で末期を迎える思想・医療方針も登場している。
「偽薬効果は客観的にも有意な改善が見られ、積極的に用いて良い治療法である」「客観的な改善はなくても自覚的・精神的な安息が得られるから認められるべきである」という肯定的な意見がある一方で、「偽薬には一切症状を改善する効果はない」「いずれにせよ、いかなる場合も倫理的に認められない治療法である」など、様々な意見が対立している。2006年現在、少なくとも標準的な治療法とはなり得ていない状況といえる。
デンマークで行われたある調査では、臨床医の30%が偽薬効果による客観的な症状の改善を信じており、86%が最低1度偽薬を使った事があり、46%が倫理的にプラセボの使用を認めると考えていた。
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