引退の把瑠都「もう番付は…

September 16 [Mon], 2013, 15:36
むしろ好意的に見えました。何か、妙に心惹かれる若者でした。あれであらゆる魔法具を扱い、戦場では数十、数百の単位で魔族を狩るというのですから。全く勇者とは凄い」

「響の好みは良くわからないからな。私とて響と先に会ってなかったらあの少年の剣になっていたかもしれない。彼からはお前と同じように勇者たる威厳を感じたがな」

「……わた、私は響お姉ちゃんと一緒で、何かイヤでした。あの人とお姉ちゃんは違う気がします」tommy hilfiger 女性のためのバッグ

他全部から否定されるかと思いきや、響と呼ばれた女性に、一人だけ賛成する声があった。他のメンバーよりも大分背の低い影。まだ幼さも感じさせる声だ。

「私の味方はチヤちゃんだけか〜。心配しなくても戦場で私情を入れたりはしないわよ。じゃ夕食、仮眠と問題無くいきましょうか。深夜に仕掛けるんでしょ?」

前夜に、というか数時間前に夕食会とは何だか気の抜けたことだと響は思う。それほどに自分ともう一人の勇者に期待しているのか、それとも実質四倍の効果がある祝福とやらに自信があるのか。

作戦の最終確認を兼ねた、とはいえ名前の名目は夕食。感じる嫌な予感とあいまってリミアの勇者、音無響はもう一度篝火を見る。

(あそこを落とす。魔将はパワータイプの巨人で腕が四本。私達と帝国軍、どちらの軍に相対してきても勇者は魔将のいる方に合流してこれを叩く、か。兵力は予想でこちらの連合軍が魔族側の約五倍。さらに能力の半減やらも含めるなら実質は二十倍?戦争の数のことなんて私はわからないけど二十倍ってのは安心する数字よね。でもな〜、砦の強度が半減したりすることは無いわけで、地形が倍有利になるわけでもない。あくまで四倍って個々にかかる数字の結果でしょ?こっちが二倍で相手が半減。それって魔族が半減だけでも無効化したらただの倍だし)

戦術では魔族の方が上。そんな会議の言葉を思い出す。最終確認も何も。こちらは祝福をもらって二方向から攻めて、かつ敵のトップが出てきたらこれは勇者で倒すというだけの単純なものだ。後は何故か帝国の希望で夜襲となった程度。

ヒューマンの動きもある程度は魔族に知られている、と響は考えている。となると、これまでと違った何らかのアクションがあっても良いはずなのに、目に見える形での反応は無い。不気味だった。

この世界には魔法がある。それは、砦に大砲が無くても大砲のような攻撃がいきなり個人から放たれることを意味する。むしろ考えすぎて丁度良いくらいだと彼女は考える。応用を含めればどんな魔法があるかなんて見当がつかないのだ。

そういった不安が、響に嫌な予感をさせているのかもしれなかった。


「ようこそ、リミアの勇者様」楽天 バック

天幕に近づくと、考え込む響に華やかな声がかけられる。

「あら、これはリリ皇女。わざわざのお出迎えありがとうございます。この度はお招き頂きまして光栄です」

にっこりと笑顔を浮かべた響が考えを止め、用意していた言葉を反射的に口から吐き出す。仲間や同行している貴族から失礼の無いようにある程度の釘を刺されていたこともあり、彼女は丁寧な言葉を心がけていた。

相手はリミア王国と少なくとも同規模の勢力を持つ大国グリトニアの皇女。如何に勇者とは言え、私人として振舞い無礼があってはいけない相手なだけに響も緊張を感じていた。

「こちらこそ。御呼び立てして申し訳ありませんでした。これから戦友となる方へのせめてものおもてなしをご用意しましたので、今夜は是非英気を養ってくださいませ」

自ら先導をする心算か、皇女と呼ばれた女性は手で一行を促すと天幕の中へと誘う。開い
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