宝塚時代の檀れい トップ娘役に抜擢され猛烈ないじめに遭遇

October 21 [Mon], 2013, 14:38
ちらの部門も課に昇格させることを見越している。
 WEB事業部員は全員がどちらかの部門に所属する。私を含めたクリエーターたちはWeb制作部門であり、統括するのは現時点では秦野主任。その下に佐久間主任が就く。  
 一方、WebPR部門を率いるのは瀬尾係長で、この二つの部門を合わせて上に立つのが工藤課長と松永部長というわけだ。尚、WebPR部門には来月他部署から異動者が一名来ることになっており、更なる強化が見込まれている。
 
omega アンティーク
「電話でも言ったけど仕事は今までどおり何も変わらないよ。部屋を引越しするわけでもない。僕は君の直接の上司ではなくなるけどね。……というわけで約束のキス」
 月曜朝のオフィス。すでに彼の膝の上で横抱きされている状態である。覚悟は決めてあるものの……
「目、つぶってください……」
 さっきからずっとニヤニヤが止まらない彼の目を閉じさせた。でなければやりにくいではないか。始めようとしたら喉がゴクッと鳴り緊張で身体が強張った。
 軽く首に手を回し顔を傾げて少しずつ唇を近づける。初めて見る、瞼を閉じた顔。整った造作のこの顔に唇を寄せているのが私だというのが不思議だ。現実感がない。でも夢でもないことは、少しひんやりした感触を受けた瞬間に実感した。
 私も目を閉じ、ただ重ね合わせただけのキスだったがゆっくりと十数えた。短ければ文句を言われる。彼の言いそうなことは私だって学習してるのだ。 

 もうそろそろいいだろうとゆっくり離れる。しかし目に映ったのは不満げな顔。
「……お終い?」
「まだ短かったですか?」
「誕生日の朝みたいなのがいい」
 あれか。唇を食むような……あれを私からしろと?
「正式発表前に情報をリークするなんて会社への裏切り行為なんだよ? それに見合う対価はもらわないと」
 裏切り行為……そこまで大げさに考えていなかった。
 もう何も言い返せずに再び顔を近づける。少し唇を開けて彼を捉えると吸い付いて引っ張ってを繰り返した。
「……これでいいですか?」
「もうちょっと唇開けて」
 注文多いな、もう。
omega アクアテラ

 係長の要求に応えて再びキス。肩に置く手には自然と力がこもり、顔の向きを変え角度を変えては深く捉えて離す唇から音が漏れる。まるで私が襲ってるみたいだ。
 幾許かの時をそうやって過ごすと彼は満足げに部屋を出ていった。一方私は、取引とはいえあんなキスを自分からしてしまった恥ずかしさに悶え死にしそうだった。
 もう彼の顔、まともに見れないかも。思春期の少女みたいな純情さで会議を終えて戻ってくる彼を待っていた。
 始業時間が近づきやってきた上司たちの中に係長の姿を認めたとき、案の定、さっきのキスを思い出して顔が火照った。しかし松永部長がWEB事業部全体への通達事項を話し始めると熱はすうっと引いていった。
 通達は他でもない、WEBの組織改編についてだったのだ。
 涼しげな顔で部長の言葉を聞く彼。あれは絶対に今日発表されることを知っていたな。それで私にあんなキスを何度もさせるとは。

 誰が寂しいって? やっぱり腹黒は腹黒だ…………

第五十五話 初めての

 未知の世界に足を踏み入れる不安。ないと言ったら嘘になるけど、一歩足を踏み出したことを後悔はしていなかった。ただひどく緊張していて、車がどこを走っているかもよくわからなかった。
 ずっと車内に降りていた沈黙をふいに達也さんが破る。
「次の交差点、右に曲がれば君の家に着く。……どうする? やっぱりやめる?」
 もう一度私の意志を確認するのは彼の優しさなのだろうか、それとも彼自身にためらいがあるからなのだろうか。でももう後戻りするつもりはなかった。
 本気をわかってもらおうとバッグから携帯電話を取
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