ロサンゼルス(CNN) 約7年前にカリフォルニア州で誘拐され、行方不明となっていた少女が14日、アリゾナ州フェニックスの警察によって発見、保護された。保護されたのはアンバー・ローズ・ニクラスちゃん(7)で、発見場所は少女と血縁関係のない家族の家だった。
当局が伝えたところによると、14日午後、少女がいるとの情報を得て捜査官が同家族の家を訪問した。捜査官が少女の出生証明書か養子縁組の証明書の提示を求めたところ、家族は提示できず、少女が実の子どもでないことを認めたという。訪問時、家族は大量の衣類やタオルの下に少女を隠していたという。
少女は行方不明だった期間の大半を今回発見されたフェニックスの家で暮らしていたようだという。しかし、少女が血縁関係のない家族で暮らすことになった経緯などについては依然調査中だとしている。
2003年9月、当時カリフォルニア州ノーウォークの里親と暮らしていた少女は、3人のおばに連れ去られた。うち2人はその場で逮捕されたが、3人目のおばが少女を連れ去った。
少女の氏名や生年月日は変更されていたが、当局は指紋と写真の照合やDNA鑑定により身元を確認した。現在、少女はカリフォルニア州当局に保護されている。
【7月16日11時12分配信
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