2018年02月19日の枕草子 

February 20 [Tue], 2018, 0:00
  • それを見て、この暑い中でこれを書いた相手がこちらに向ける好意の深さを感じて、氷を使っている一方で使ってさえ涼しくないと思っていた扇を、思わず傍に置いてしまうほど嬉しかったのよ。(第百八十四段) Posted at 12:12 AM
  • 大きい方がいいのは、家と餌袋と法師と果物と牛と松の木と硯の墨に、男の目も大きい方が良いわね。細いのは女っぽいものね。かと言って、鋺みたいに真ん丸なのも怖く見えるけど。あと、火桶に酸漿に山吹の花に桜の花びらね。(第二百十八段) Posted at 02:12 AM
  • 十二月二十四日に、定子様主催の御仏名会があったんだけど、そこで半夜の唱導師の読経を聴いて退出した人達は、きっと真夜中過ぎての退出になったことでしょうね。何日も降り続いていた雪が、その日は止んで、風が強く吹いたので、氷柱が下がったわ。(第二百八十五段) Posted at 04:12 AM
  • 地面は雪が斑に積もったって程度だけど、屋根は一面真っ白で、みすぼらしい家でさえも雪ですっかり美しくなっていて、有明の月が遍く照らす様子はとても素晴らしいわ。(第二百八十五段) Posted at 06:12 AM
  • 屋根は白銀で葺いたような美しさなのに、水晶の滝とでも言うのかしら、氷柱の長いのや短いのが趣向を凝らして架け渡してあるように見えて、言い尽くせないほどの美しさなの。その中を、下簾もかけず、簾を高く上げた車が行くのよ。(第二百八十五段) Posted at 08:12 AM
  • 車の中には月の光が奥まで差し込んでいてね。中にいる女の人は、薄紫、白、紅梅などの衣を七、八枚重ねた上に濃い紫色の上着を着ているのだけれど、そのとても鮮やかな色が月に映えているわ。(第二百八十五段) Posted at 10:12 AM
  • そして女の人の傍らに、葡萄染めの固紋の指貫に白い単衣を沢山重ね、山吹や紅の衣を外に見えるように着た上に、とても白い直衣を着た男の人がいるの。その人は、襟の紐を解いているので、直衣がはだけて肩の下に垂れてしまって、下の衣が簾からひらりとこぼれていてね。(第二百八十五段) Posted at 12:12 PM
  • その男が指貫の片方を牛車の仕切り板に掛かるように広げているのなんて、途中で誰か見たらとても洒落てるって思うでしょうね。月の光が明るすぎて女がいたたまれず車の奥に行こうとするのに、男が終始自分の方に引き寄せるものだから、人目につかないかと恥じらうのもイイわよね。(第二百八十五段) Posted at 02:12 PM
  • 男が『和漢朗詠集』から「凛々として氷鋪けり」と繰り返し吟じていたのは、とても風情があったわ。こういうものを観られるなら一晩中でも車でうろうろしてもいいんだけど、目的地が近づいてきちゃって、名残惜しくなるわね。(第二百八十五段) Posted at 04:12 PM
  • 見てるとすぐに真似するなあ、と思うのは、欠伸と子供達。(第二百八十七段) Posted at 06:12 PM
  • お、ちょっといいわね、と思って書き留めておいた歌が、すっごく身分の低い人の口から出てくるのを聴くと、何か嫌な気分になるのよね。(第二百九十二段) Posted at 08:12 PM
  • 藤原伊周様が定子様の壺に参上なさって、漢詩文のことなど帝とお話なさっているうちに、すっかり夜も更けてしまったわ。帝や定子様の御傍に控えていた女房達は一人、また一人と姿が見えなくなって、どこにいるのかと思ったら屏風や几帳の陰で横になって眠っていたの。(第二百九十五段) Posted at 10:12 PM
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