Lesson3 

2005年11月10日(木) 20時13分
こんばんは
今日は前回の復習問題から。

(問題)@〜Bの空白を埋めてください。
    
    民事訴訟の流れ

    @      
           ↓
    A       
           ↓
    B       

(答え)@訴え提起、A審理、B判決

 簡単すぎたかな・・・

 では、今日の本題である当事者能力にはいります

当事者能力とはひらたくいうと裁判制度を利用することのできる資格のことです。この資格がないと、そもそも裁判制度を利用することができません。
 当事者能力は、原則として民法上の権利能力者に認められます(28条)。権利能力とは、権利義務の主体となることができる地位のことをいいます(民法3条)。
 
例えば、ポチという犬が悪ガキにいじめられたとして、ポチ自身が治療費や慰謝料を請求するために裁判を利用することはできません(飼い主は可能ですが)。犬には治療費や慰謝料を請求することが法律上認められていないからです。治療費や慰謝料を請求するためには、前述の権利能力を有していなければならないのですが、犬にはこれが認められていません。

 このように、民法上の権利能力者でなければ、誰かに何かを請求することがそもそもできませんので、権利能力を持たない者が裁判を利用する意味はないといえます。
もし仮にポチに裁判の利用を認めてしまうと、裁判所に無駄なことをさせてしまうことになります。このような無駄を避けるために当事者能力という要件が設定されているわけです。

ただし、実はこれには例外があります

それは今度やるとして、今回は原則だけしっかりおさえておきましょう。

今日は以下の単語をおさえます。
訴訟要件→本案の審理を続行して本案判決をするための要件
権利能力→権利義務の主体となりうる地位
当事者能力→民事訴訟の当事者となりうる一般的資格

次回に、これらを穴埋め問題にしまーす
ではごきげんよう!



Lesson2 

2005年11月09日(水) 13時03分
 こんにちは。すっかり秋らしくなってきましたね

 今日は@訴え提起を概観したいと思います。
 
 訴え提起の段階では以下の2つが基本です。
(1)訴訟要件
(2)処分権主義

 (1)訴訟要件とは裁判手続きを利用するための要件です。訴訟要件を満たした場合にのみ裁判手続きを利用することができます。

 (1)訴訟要件でおさえておきたいものには、
(ア)当事者能力
(イ)訴訟能力
(ウ)当事者適格
(エ)訴えの利益
の4つがあります。

このうち(ア)(イ)(ウ)は人に関する要件で、(エ)は請求に関する要件です。

無駄な裁判をしないためにこれらの要件が設けられています。

今日は裁判を利用するには一定の要件を満たす必要があるということだけ頭に入れておいてください。(2)処分権主義はひとまず無視しておきましょう。

次回は(1)訴訟要件のうちの(ア)当事者能力をやります。お楽しみに。

※次回からようやく穴埋め問題が登場するかもしれません


Lesson1 

2005年11月08日(火) 14時42分
では今日はまず民事訴訟制度を大まかにつかむことから始めます。
ここをしっかり固めておくことで、細かな知識を体系づけておさえることが可能になります。
知識を体系的におさえることで知識の取出しが容易になります。

 ここでは細かいことはとりあえず無視して、民事訴訟の流れをごく簡単におさえます。

             @訴え提起
                ↓
              A審理
                ↓
              B判決         

 @原告が、だれに何を請求したいのかを裁判所に示します。
 A原告の請求が認められるかを審理します。
 B裁判所が原告の請求が認められるのか否かの判断を示します。

 今日はこの流れをしっかりおさえましょう。明日からは上記の体系をもとに各論に入っていきます。お楽しみに

 ※複雑訴訟については通常訴訟をおさえた後にやります。そのほうが効率的に理解できるからです。

はじめに 

2005年11月08日(火) 0時33分
 これから民訴法の基本を修得する問題集を作っていこうと思います。

 知識が右から左へと抜けていくことはよくありますが、民訴法においてはそれが顕著だと感じるからです。

 このような経験は、私に限らず、法律の勉強をされている方たちのなかにもたくさんおられることと思います。民訴法が多くの受験生にとって苦手科目であることは多くの司法試験対策講座の講師の方々、ならびに多くの書籍においても語られています。

 司法試験においては、民訴法は数ある受験必須科目の中のひとつにすぎませんが、一定の評価を得なければ、他の科目の成績がいくらよかったとしても、試験に不合格ということになってしまいます。

 このような事態に陥らないで済むように、民訴法の基本知識をまず身につけましょう。

 ここにいう基本知識とは、思考の土台となる知識のことを指します。ここがしっかりしていないと応用については丸暗記になってしまいます。しかし、ここが固まっていれば応用については暗記することなく現場思考が可能になるはずです。司法試験ではまさにこの作業が求められているのだと思われます。

 ただ基本知識と一言にいっても、初学者の方にとっては何が基本知識なのかの判断は難しいと思われます。実際私も何が基本知識なのかでずいぶんと悩みました。

 そこで、これが基本ではないかと思われる知識を挙げ、それを覚えやすいように穴埋めの形式で書き込んでいこうと思います。
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