年越しご挨拶

December 31 [Thu], 2009, 18:35
山の方には実にたくさんの灯りが見えた。もちろんどの灯りが君の病室のものかはわからない。あるものは貧しい家の灯りだし、あるものは大きな屋敷の灯りだ。あるものはホテルのだし、学校のもあれば、会社のもある。


実にいろんな人がそれぞれに生きてたんだ、と僕は思った。そんな風に感じたのは初めてだった。そう思うとね、急に涙が出てきた。泣いたのは本当に久し振りだった。

でもね、いいかい、君に同情して泣いたわけじゃないんだ。僕の言いたいのはこういうことなんだ。一度しか言わないからよく聞いておくれよ。

僕は・君たちが・好きだ。

風の歌を聴け/村上春樹)

いろいろな出会いがあって、戸惑うことも多かったけれど、楽しく幸せな1年でした。

皆さま、よいお年をお過ごしください。そして来年もどうぞよろしくお願いいたします。