ナットウ2 

2004年12月08日(水) 21時37分
ナットウそのものの働きとしては、腸に入って腸内のビフィズス菌などの善玉菌を活気づけ、腸内環境を良好にすることがあげられます。
さらに納豆は、ぼけ防止、記憶力の向上にも役立つ食品です。
納豆はダイズ加工食品のなかでも、リン脂質の一種であるレシチンを多く含んでいます。
レシチンは腸で吸収され、血中コリン濃度を引き上げて脳内でアセチルコリンの生成を活性化し、記憶力や集中力、学習能力を強化することにつながるというわけです。
また、納豆にはダイズたんぱく、リノール酸、サポニン、カリウムなど高血圧に効果があるといわれる成分を含んでいるので、血圧を下げる働きもあります。
加えて、体内の活性酸素を抑制するイソフラボン、ビタミンE、抗がん作用のあるセレンなどの成分によって発ガン物質を抑制する効果も期待できます。

納豆は、さまざまな効果が期待できる優秀な食品といえますが、摂取するにあたっては、注意が必要な人もいます。
それは、脳梗塞や心筋梗塞があって抗凝結薬のワーファリンという薬を服用している人です。
納豆のビタミンKが、薬の効果を妨げてしまうので、十分注意しましょう。

ナットウ 

2004年12月08日(水) 21時20分
ネバネバが血栓症や便秘の予防、美肌づくりの強い味方














にせよ納豆は、その栄養価がダイズを上回っており、いまや「機能性食品」として注目されています。
納豆に含まれている成分としては、たんぱく質、脂質、カルシウム、鉄などダイズとほぼ同じですが、それらのほかに、ダイズには少ないビタミンB2を非常に多く含んでいるのが特徴です。
ビタミンB2は、ダイズ100g中に0.3mgですが、納豆には0.56mg含まれています。
ビタミンB2は、脂肪の代謝に欠かせないビタミンで、脂肪太りを防いでくれます。
血液中の余分な脂肪も取り除くので、動脈硬化や心筋梗塞を予防する働きもあります。
B2は肌のトラブルや疲れ目、口内炎、疲労回復、肝機能の向上にも有効です。
また納豆には、ダイズがそうであるように、食物繊維が豊富に含まれています。
加えて食物繊維と同じ働きをもつたんぱく質の一種ポルグルタミン酸という物質を含んでいます。
腸内で吸収されることなく、食物繊維と共同で作用し、便秘の予防・解消に役立ちます。

納豆特有の成分として注目されているのがナットウキナーゼです。
これは、ダイズを納豆菌で発酵させることによって生まれる酵素で、納豆以外の食品にはないものです。
ナットキナーゼは、心筋梗塞や脳梗塞を引き起こす要因とされている血栓(血管の中にできる血のかたまり)を溶かす作用があることが確認されています。
現在、病院では血栓溶解剤として「ウロキナーゼ」が使用されていますが、ナットウキナーゼは、それとほぼ同様の血栓溶解効果があるといいます。

納豆菌がつくりだす有用物には、他にビタミンK2があります。K2はおもに発酵食品に含まれている成分で、野菜に含まれるK1より効率よくカルシウムといっしょに働き、骨を丈夫にする効果を高めます。
納豆には、他の発酵食品の数百倍ものK2が含まれているといいます。
抗菌作用のあるジピコリン酸も納豆菌がつくりだす物質です。
これは納豆菌に含まれるたんぱく質分解酵素などと共同してO−157などの病原性大腸菌の増殖を抑える働きがあることも確認されています。ちなみに、ジピコリン酸は、納豆100g中に、多い場合で20mg以上含まれているといわれます。
→2へつづく

ダイズ2 

2004年12月07日(火) 1時04分
サポニンは体内で脂質の酸化を制御し、過酸化脂質を低下させるので、血栓や動脈硬化の予防に効果があります。
動脈硬化を予防する働きとしては、ほかに植物コレステロールと呼ばれる物質もふくまれています。
これは小腸からコレステロールよりも先に吸収されて、その吸収を妨害することから、動脈硬化を防ぐのに役立つといわれているのです。
また、腸から吸収されたブドウ糖が脂肪に変化するのを抑制する働きもあるので、常食すると肥満防止に効果的だといわれています。
カルシウムも豊富に含んでいるので骨を強化し、骨粗しょう症予防にも有効です。

ダイズにはがんの抑制効果が高いといわれるイソフラボンも含まれています。
イソフラボンは体内で女性ホルモンに似た働きをするため、乳腺や卵巣、前立腺といった器官に働きかけます。
ダイズの摂取量の少ない欧米人は前立腺がんにかかりやすく、ほかの臓器に転移して死に至るケースが多いのですが、日本人男性の場合、そうしたケースが少ないのは、このイソフラボンが作用しているといわれています。
女性にとっては、閉経後の高血圧や高脂血症、骨粗しょう症、顔のほてりなど更年期障害を緩和してくれる成分でもあります。
また、米国の健康医療機関が1998年に行った研究では、ダイズのイソフラボンを定期的にとると、コレステロール値が10%ほど低下するという結果を得ているといいます。

ほかに、リン脂質の一種であるレシチンも含んでいます。
レシチンは脳内の情報伝達物質を活性化するので、ボケ防止や記憶力・集中力の強化にも役立ちます。
そして、最近ではオリゴ糖の存在も注目されています。
オリゴ糖は消化されずに大腸に達してビフィズス菌を増殖させるので、腸内環境を正常にして便秘を改善します。

ダイズ1 

2004年12月07日(火) 0時53分
ダイズサポニンが脂質の酸化を防止、イソフラボンが骨の強化と更年期障害の軽減に
ダイズはたんぱく質、ビタミンB群が多く、「畑の肉」と呼ばれるにふさわしく栄養価の高い食品です。
良質の不飽和脂肪酸を含み、動脈硬化予防や肥満をコントロールする食品でもあります。
ダイズの脂質はその多くがリノール酸です。
リノール酸は酸化されやすい脂質ですが、抗酸化作用の高いビタミンEもダイズには豊富なので安心して食べられます。
また、リノール酸はコレステロールを低下させる作用があるので、高脂血症予防にも効果が期待できます。

ダイズは体内で合成することのできない必須アミノ酸をバランスよく含んでおり、アミノ酸スコアは86と高い数値を示しております。
体内利用率の高さは動物性たんぱく質と同様です。
たんぱく質は筋肉や細胞の素となる栄養素ですから、健康を保つために欠かせないものですが、その摂取を肉類にばかりたよっていては脂肪のとりすぎにもなりかねません。
ダイズはそうした心配もなく、良質なたんぱく質をとることができるため、最近では肉食中心の米国でも栄養価が注目されています。
精白米に不足しているリジンというアミノ酸が補えるので、ご飯に味噌汁、といった伝統的な朝ごはんは、理にかなった組み合わせといえるのです。

良質なたんぱく質とともに、ダイズ成分で重要な働きをするのがサポニンです。
新鮮な大豆には苦味や渋みがありますが、これはサポニンという物質のためです。
サポニンのサポとは「泡のたつもの」を意味していて、水を加えて振るとあわ立つ性質をもっています。
ダイズを煮たときにでる泡に含まれているのがサポニンなのです。

エンドウマメ 

2004年12月06日(月) 23時35分
血糖値の安定に作用するので糖尿病の改善に効果的
完熟した豆を乾燥させたエンドウマメには、青・赤・白の3種があり、わが国では青色エンドウが主流です。
エンドウマメの主成分は炭水化物、たんぱく質で、ビタミンB群が多いのが特徴です。
とくにビタミンB1が多く、乾燥豆の場合100g中0.72mg含有しています。
ビタミンB1に疲労物質をすみやかに排出する働きがあるので、疲労回復に役立ちます。
鉄分も多く含まれ、貧血予防にも有効です。

また、カロテンの含有量が100g中90マイクログラムと多い点も特徴の一つです。
カロテンには制がん作用や活性酸素を抑える働きがあり、皮膚粘膜のかさつきや老化予防などにも有効です。
食物繊維の含有量も17.4gとダイズ(17.1g)にくらべて多く含みます。
食物繊維が血糖値の安定に作用することが解明されており、中国では糖尿病の人の食事療法に用いられています。
不溶性の食物繊維が多く、便をやわらかくし、便通をうながします。
この食物繊維には悪玉コレステロールを減らす働きもあります。
さらに、リノール酸、オレイン酸などの不飽和脂肪酸を多く含むので、動脈硬化の予防にも効果が期待できます。

アズキ 

2004年12月06日(月) 1時30分
疲労を解消し、利尿作用でむくみを防止










アズキの主成分は糖質とたんぱく質ですが、特徴的なのはビタミンB1,カリウム、食物繊維を豊富にふくんでいることです。
ビタミンB1は体の中で合成できないビタミンで、不足するとエネルギー代謝がスムーズにいかなくなって、糖質の代謝によってできる副産物のピルビン酸や乳酸が異常に蓄積して疲れやすくなります。
ビタミンB1が豊富なアズキを食べれば、糖質の代謝が促進されて疲労回復や夏バテ防止に効果があるのです。
また、ビタミンB1には肝臓に負担をかける有害物質を解毒させる働きをもつので、二日酔い解消にも役立ちます。

そして、腎疾患、かっけにようるむくみを解消してくれるのが100g中に1500mgと大量に含まれているカリウムです。
カリウムは塩分の排泄効果が高いので、利尿作用があり、高血圧を予防します。
食物繊維も100g中17.8gと多く、便秘予防、大腸がん予防、動脈硬化改善に有効です。
さらに、アズキの外皮に含まれるサポニンは、カリウム同様に利尿作用をうながし、また、腸を刺激して便通をよくします。
コレステロールや中性脂肪を低下させる働きももっています。

漢方的には江戸時代からかっけの薬としてつかわれてきたアズキは、その赤色が縁起がいいとされ、赤飯や小正月のアズキがゆなど、祝い事にもちいられてきました。
高い利尿効果、解毒作用が期待できる食品です。

トマト2 

2004年11月26日(金) 9時03分
血をきれいにして脂肪の消化を助ける作用もあります。
トマトの酸味はクエン酸、りんご酸、コハク酸などの有機酸。
これらは胃のむかつきを解消し、乳酸など疲労物質をとりのぞく働きもするので、気持ちをリフレッシュさせたり、疲労回復に効果があります。
さらにアミノ酸の一種であるグルタミン酸が多く、イノシン酸の多いシーフードなどと煮込み料理にすると、アミノ酸の相乗効果でうまみが強くなり、おいしくなります。
頭がボーっとして働かないときなどに食べてみましょう。
食物繊維であるペクチンも多く含むので、コレステロール値の低下、便秘改善にも役立ちます。
栄養成分的にみると、ミニトマトのほうがカロテン、Cが豊富です。
鉄、カリウム、亜鉛などのミネラル分の含有量も上回っています。

トマトをたべるにあたって気をつけたいのは、冷え性の人、胃弱の人は冬に生ものをあまり食べないようにすることです。
トマトには体を冷やす作用があるので、なるべく煮たり炒めたりして食べましょう。
トマトのリコピンの活性酸素除去作用を高めるには、ビタミンEとの組み合わせがベストです。
トマトにサラダにゴマドレッシングをかけたり、スライスアーモンドをちらして食べると効果的です。

トマト1 

2004年11月26日(金) 9時00分
赤い色素に制がん作用、疲労回復など栄養たっぷり
ヨーロッパでは昔から「トマトのある家に胃腸病なしといわれるほど、その薬効がしんじられていたようです。
トマトにはカリウム、カロテン、ビタミンC、B群、毛細血管を強くするケルセチンなどが含まれています。
カリウムは体内のナトリウムを排泄して血圧を下げ、血管を丈夫にするケルセチンとともに心疾患や動脈硬化を予防。
ケルセチンはCの体内利用を高める働きもするので、肌をきれいにしてくれます。
血液をサラサラにするといわれるピラジンという香り成分も含んでいます。
ピラジンはパセリ、にら、タマネギ、セロリ、ほうれん草などにも含まれている成分で、血小板凝固を抑制する働きがあります。
つまり、血栓を防ぐ効果があり、動脈硬化予防に有効です。
そして何より注目したい成分が、リコピンです。
リコピンはカロテンの一つです、ジュースやピューレ、ケチャップなどにつかわれる赤系トマトに多く含まれています。
これは、トマトの赤みを作っている色素で、抗酸化作用があり、活性酸素を消す働きをするため、がんの抑制に効果的に働くといわれていいる成分です。
また、低カロリーで、少量でも満腹感を得られるので、ダイエット中の人には最適な野菜といえます。

切干大根・カイワレダイコン 

2004年11月20日(土) 11時56分
{切り干し大根}大根の加工品である切り干し大根も栄養価の高い食品です。
これは、大根の根を細切りにして天日に干した保存食です。
干すことによって、甘みと風味が加わり、栄養価も増します。
カリウムは100g中3200mg、カルシウムは540mg、ビタミンB1が0.33mg、B2が0.20mgといずれも生よりも増えています。
これらの成分が、高血圧症予防、骨粗しょう症、疲労回復などに役立ちます。
食物繊維も20.7gと含有量が多く、便通をととのえます。

{カイワレダイコン}カルシウムやマグネシウム、亜鉛などのミネラル類を含み、ビタミンEもたっぷり。
Eは抹消部分の血行障害改善に効果的に働きます。
ビタミンKも含んでおり、カルシウムの代謝を活発にします。

大根2 

2004年11月20日(土) 10時01分
{葉}大根は白い根の部分だけでなく、葉の部分にも注目すべき栄養素がつまっています。
葉は立派な緑黄色野菜で、カロテンを豊富にふくみ、カルシウム、食物繊維、ビタミンCといった栄養素の含有量はコマツナを上回っています。
これらはがんや骨粗しょう症、貧血の改善などに効果を発揮します。
とくに根の部分には含まれていないカロテンの含有量が100g中3900マイクログラムと多いのが特徴的。
カロテンは、皮膚や内臓の粘膜を強化し、ウイルスへの抵抗力、自然治癒力を高めてくれます。
こうした働きで胃腸を強くし、がんを予防します。

漢方的には大根の葉にはさまざまな薬効もあります。
たとえば、干した葉を風呂に入れて入浴すると、体があたたまり、神経痛や冷え症などに効果的に働くといわれています。
生の葉の汁は、切り傷や虫指されなどによるかゆみを迎えます。

外用としての利用法は大根の葉を干したものを3株ぐらい細かく切って袋にいれ、水の状態からフロを沸かして入ると、足腰の冷えに効果があります。
漢方薬局にある大根の干し葉(ヒバ)を利用すると、簡単です。

生の大根は体を冷やすので、胃下垂や冷え症の人は食べすぎに注意しましょう。
生でも、魚や肉など体をあたためる働きをするものといっしょに食べれば問題ありません。