村田沙耶香著「コンビニ人間」

February 19 [Sun], 2017, 19:22
村田沙耶香「コンビニ人間」

36歳未婚女性、古倉恵子。
大学卒業後も就職せず、コンビニのバイトは18年目。
これまで彼氏なし。
日々食べるのはコンビニ食、夢の中でもコンビニのレジを打ち、
清潔なコンビニの風景と「いらっしゃいませ!」の掛け声が
毎日の安らかな眠りをもたらしてくれる。

ある日、婚活目的の新入り男性、白羽がやってきて、
そんなコンビニ的生き方は恥ずかしいと突きつけられるが…。



第155回芥川賞受賞。
受賞時の村田さんのインタビューを見て
なかなか個性的な方だなあと思ってました。

(「苦役列車」の作者もそうだけど芥川賞作家って
 なんとなく独創的な方が多いかな。
 もちろんだからこそ面白いもの書けるんだろう)


んで芥川賞作品って結構、理屈っぽい、文学的表現の作品が多い気がするけど
これはほんっとに

面白かったああああ!


読む前に勝手に想像していた内容とはかなり違ってて
「そっちの方向か!」となったけど
文章のリズムいいし(淡々と進む。でも面白い)、
ページ数も少ないのであっという間に読んじゃいました。

価値観って人によって違うよねー。
幸せの基準は人ぞれぞれだよね。

って私たちは言うけど、その前提に無意識の共通認識があってこそ。
既に何らかの目に見えない規定に縛られているんです。
んで「そういうものだ」と特に疑問は感じない。
(窮屈だとは思っても)

でも古倉さんはその「縛り」自体が認識できない。
そんなお話でした。

自分が「正しい」「美しい」「しっくりくる」と感じるものにのみ
ゆだねられることこそが真に幸せなのでしょう。

東野圭吾著「人魚の眠る家」

February 19 [Sun], 2017, 12:45
東野圭吾著「人魚の眠る家」
「答えてください。
 娘を殺したのは私でしょうか。」

娘の小学校受験が終わったら離婚する。
そう約束した仮面夫婦の二人。
彼等に悲報が届いたのは、面接試験の予行演習の直前。
娘がプールで溺れたー。
病院に駆けつけた二人を待っていたのは残酷な現実。
そして医師からは、思いもよらない選択を迫られる。



良かったです。
ほとんど一気に読んだ。
さすがの東野圭吾といったところか。
物語性と社会性のバランスがとてもよく、情にも理にも訴える力作でした。

もし自分が、自分の家族が、自分の近しい人がその立場になったのなら
果たしてどう行動するだろう。結論を出すのだろう。
いろんな視点で考えてみることができる良くできた一作。

でもフィクションとしてのドキドキやミステリーっぽい要素
「心」と「人体」の神秘もあって
そうなると永遠に謎の「人魚」というのは非常にうまい例えだなあ。

子供の脳死の臓器移植問題といえば「孤高のメス」という映画があったけど
(よい映画でした)
非常にデリケートな問題なので素人が安易に語ることはできません。

読みながらいつか実写化されそうだなあと思った。
でも東野圭吾ってだけでも話題性も高いし
少なからず社会に与える影響もある。
映像化するには覚悟のいるデリケートな大作になりそう。

映画「LA LA LAND ラ・ラ・ランド」試写会

February 05 [Sun], 2017, 11:24
久々に試写会に応募したら当たったー。
仕事的に平日の試写会は結構厳しくなってるので
最近は応募自体してなかったんだけど当たった!
ありがたや〜。

なんとゲスト付き。
元宝塚宙組トップスターの凰稀かなめさんのトークショー付きでございます。
うはっ美しすぎて目が…目が…。

って会場ついたの開場してからだったので、美しさに目が眩むほどの席でもないw
しかしながら会場はビルボード大阪だったので狭い、狭い。
後列でも肉眼!

そう。
進行のFM-COCOLOの方が言っていたのだけど
なんと応募総数5207通の中から当選はたったの75組150名!

マジか!
な、なんで当たったんだ……。
アツいヅカヲタの皆様ほんとに申し訳ございません。

凰稀様は映画にちなんで星テーマのドレスで登場。
(歩くとひらりとわかる。スリットが大きくて爽やかセクシー。)
宝塚時代のレッド・バトラーのお話などされていました。
とにかくスタイルが素晴らしかった…。

抽選で10組の方にサイン入りの映画のクリアファイルをプレゼントされてました。
それは当たらなかったです。
いや、むしろ当たったら申し訳なさすぎるので当たらなくて良かったです。

てな訳でブランクあっても前置きが長いのは変わらず。
感想行ってみよ!

ネタばれはしないよう努めましたが、まっさらで見たいのよ!という方は
ご注意ください。



桜木紫乃著『裸の華』

January 29 [Sun], 2017, 12:34
桜木紫乃「裸の華」
舞台での大怪我が原因で引退を余儀なくされた人気ストリッパー。
故郷で自分の店を開くことを決意した彼女のもとに、
2人の若い女性ダンサーが現れる。
師匠から弟子へと伝えられる、「踊り子」としての矜持。


良かった…。
久々に続きが気になって読むのが止まらなかった。
(最近あんまりちゃんと本読めてなかったってのもあるけど)

直木賞受賞作の「ホテルローヤル」が良かったので手に取ってみました。
(しかし同じ作者の「それを愛とは呼べず」はピンとこなかったなー
 主人公の行動理念に共感できなかった。
 映画でも本でも舞台でもなんでも共感もしくは
 共感すべく想像の羽を広げられるかどうか、かな)

もちろんストリッパーの心理を完全に理解できるなんておこがましいけど
ステージに立つ女の生きざま、まざまざと感じ入りました。

あと主人公だけでなく登場人物すべてに背景を感じられて
ちょっとしか出ない人のちょっとの台詞でも泣きそうになったり。


「この世に幸福などないしても、幸福感だけはある。」

終盤の描写。
これね、なんかわかる。

人生ひとそれぞれ。
その時におかれている状況がなんであれ
先に何が待っているのか誰にもわからないにしろ
その刹那、感じている幸福感だけは真実。本人のもの。
そしてその気持ちを抱いてまた明日を生きていくんだと思うの。

本を読んでいると時々、そこだけ浮き出ているような文章が目に入ってくることがあります。
今回は私にとってはここでした。

まあ難しいことは考えずに
ただ必死に主人公の人生の一部に垣間見せてもらった感じ。
次はどうなの?曲がり角には何が待ってるの?ってハラハラしながら。

ダンサーのお話なので物語全般にわたってダンスシーンが満載。
そして歌手も出てきたりするので、映像化向きの本だなーと思って読んでました。
小説の描写まんまは無理だろうけど実写化しても結構いけるんじゃ?



数年前に家のPCが壊れて更新もいつしかしなくなってましたが
最近買いなおしました。
もったいないので思いついたときに更新します。


ありがとう

December 09 [Fri], 2016, 20:28
何年ここを放置してただろう。

しかし今日ばかりは。

ここ一週間状況を固唾を飲んで見守っていたけど
まさかの急展開にただただ驚くのみです。

ファン期間はそれ程長くなかった。
けれどあなたを見つめられた時間は甘美で濃密なかけがえのない時間でした。

(ファン歴長い人の哀しみはいかばかりだろうと思う。)

事の真偽や是非については語るまい。

ただただありがとうございました。
あなたの次の人生が少しでも輝くものになりますように。

成宮寛貴様
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