震災以来、どうしたわけか、今までやってきた描画法がだめになってしまった。
イメージをうまく絵の中から見いだせなくなってしまったし、見えた瞬間つまらなくなってしまいイメージをかきおこすことが出来ない。
単純な筆のストロークさえも、何か特別な意味を持ってしまいそうで気持ちが悪い。
出来るだけ偶然の入る余地を多く残したいと思う。偶然を引き起こすのも、イメージをかきおこすのと同じくらい大きなエネルギーが必要だ。
今描いている絵はつらくて仕方がない。
筆を持っている時間よりも画面を見つめる時間の方が長い。
苦しいものだ。