プラトニック・エロスを求めて迷想する「きのこ御殿」

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映画『岳』 / 2011年05月30日(月)

腰の方も少し良くなったので、映画『岳』を観てきました。

【爽やかに、素直に感動させられた】

基本旬君目当てではあるけれど、正直、期待していなかった。
山岳ボランティア島崎三歩が人命救助に命を懸ける感動ストーリー、というだけで、見る前から「もうだいたいわかった」と思っちゃうんで(←イヤダネエヒネクレモノハ・・・)。
・・・・また例によって人気コミック原作(石塚真一)ということで、「素朴な山の青年」のイメージもない旬君には、どう演じたって分が悪いよなぁ・・・。

うん、そうだった。本当に予想まんまの展開。
こんなまともな映画、最近観たことがないぞ。
役者を全然知らなければ、昭和に作られた映画だと思ったかも。

あああああ、でも実は、すごく良かったんです。
素直に泣きました。感動しました。

スタンダードな展開。まっすぐな人物描写。奇を衒わない力強い演出。
感動作なのだけれど押し付けがましさはない。これだけ素直に泣けるなんて・・・。

【美しい映像の中、ヒーロー登場】

山岳もの映画としての重要ポイントとして、映像が非常に美しい。
山を俯瞰し、360度のパノラマを見せてくれるような映像も良かった。頂上からの広々とした神々しい景色を観て、その一方で恐ろしい雪崩やクレバス事故などを見せられると、「自然は怖い。でも自然はやはり素晴らしい」と、非常に単純な感動に鳥肌が立つ。

最初のエピソード、三歩の登場シーンから、すっかり魅了された。
クレバスにはまって、恐ろしい底なしの地球の裂け目の狭間で、身体をV字にしてかろうじて生きている遭難者(尾上寛之)。上空の真っ青な空、美しい山の景色がいっそ恨めしい。
遭難救助隊本部も、なすすべがない。生存可能性のある時間は刻々とすぎていく。そこで、不可能を可能にするヒーロー、三歩が登場。

クレバスの底の奈落に恐怖する観客の目の前で手際よく遭難者を引き上げ、雪焼けした顔に人懐っこい笑みを浮かべる。

「よし、よく頑張った!」
背中で泣きじゃくる遭難者に
「ありがとう、感動した。生きていた君に」

アッタリマエすぎる颯爽としたヒーローの登場、なんだけど、いい!

3000メートルの、雪に覆われた斜面を、それこそ軽々と走る。雪焼けした頼もしい青年。山男の重々しい逞しさよりも、軽さや自在さが感じられる。

【旬君の三歩】

旬君が島崎散歩を演じると知って若干不安を感じていたが、映画では(皆さんが評価してくれているように)三歩になっていたので驚いた。

役作りが半端じゃなかった。自分がこれまで積み上げてきたものを一遍リセットすることにためらいがない。
あの真っ黒い雪焼けも、このために焼いたとのこと。筋肉をつけて体重も増やし、山男に見えるようにしたとのこと(まあ、山男にしてはスタイリッシュすぎる筋肉ではありましたが)。

あの3000メートルの高さであの雪の中をスタントなしで「飛ぶように走る」だけでも、相当な苦労があっただろうなあ。
ハードなアクション(雪にめり込んで走ったり、直登クライミングしたり、雪崩に巻き込まれて流されたり)も、すべて自分で演じたというのだからすごい。(高所恐怖症なのに)
それだけのリアリティがこの映画に必要だったと思う。

セリフの口調も、誰のアイデアなのか・・・。「久美チャンハ、生キヨ?」みたいな尻上がりの口調は前半作りすぎに感じることもあったけれど、終盤には全く違和感を感じなくなった。
クールで都会的なイメージだった旬君と、目の前の素朴で飾らない子供のようなピュアな心を持った三歩のギャップに驚くが、そこにいる三歩は不自然ではない。

そしてあのほほえみ・・・・・旬君はこれまで役の上で、あまり満面に笑うことがなかったそう。そういえば相手の目を見てニヤリ、とか口の端で笑うのが多かったかも・・・。
今回、目を細めて満面で笑う自分の映像を見て、「あ、俺ってこんな風に笑うんだ」と本人も驚いたそう。

能天気な笑顔ではない。「なんで、三歩さんは笑っていられるの?!」と久美のように詰め寄りたくなり、その瞬間にフッと悲しみを感させる。
右手を突き上げるポーズは最初慣れなかったけれど、映画が終わる頃には馴染んだ。



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Posted at 07:58 / SHUN OGURI / この記事のURL
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「小栗だろ」by古田新太 / 2011年05月24日(火)
「小栗だろ」by古田

【スチール写真にクラクラ】

来年の大河ドラマ、近くの忍たま映画や三谷映画、いろいろ耕史ファンとしての楽しみの糧は増えてきましたが、実は今きのこのクサレ頭を一番占めているのは、劇団新感線の夏公演『髑髏城の七人』です。

公式ページにて少しずつアップされていた、出演者スチール写真とメイキング記事が出揃いました。

主役、捨之助役の旬君、着流しの艶姿にぞっこんです。
かなり前に公開されていた分ですが、見ていない方はこちらで是非。惚れ直し必至です。
http://dokuro2011.exblog.jp/15409878/

髑髏の模様をあしらった白い着流し。高く結わえた髷に、大きなキセル。メイクした目のクールな流し目がたまりませぬ。
裾に風を入れて足を見せたりする、エロティックな演出も新感線の客演者ならではです。染五郎や堤真一などの湧き出て零れるような色気に追いつけるか?・・・・はまだ未知ですが、若さと躍動感では上かも。
クールな表情も、激しく吼える顔もいいなぁ〜〜・・・。

どうかどうか、『ムサシ』『時計仕掛け』みたいに二階から小さな旬君を見下ろすような席ではなく、今回ばかりは一階席の顔が見える場所を、神様恵んでください・・・!(取れるだけでも大変なチケットだとは思いますが、もう2階席はイヤ〜〜!)

【古田さんに託された?】

雑誌「ベストステージ」にこのスチール写真の画像と、インタビュー記事が載ってます。
そちらにも、公式ブログにも載っていますが、嬉しい話なので再掲。

小栗>プロデューサーの細川さんから「古田に『今、捨之介をやらせるなら誰がいいかな』って話をしたら『小栗だろ』って名前が出たよ」なんて話を聞いて。それは、すごくうれしかったですね。

新感線の看板、『髑髏城の七人』の代名詞のような古田新太さんの口から「小栗だろ」ですか!これを聞いた時は萌え上がりました。

小栗>古田さんからは「おまえは泥に埋もれろ」という話をさんざんされています。
>「真っ向勝負をしても(森山)未來や(早乙女)太一とおまえとでは、これまで積み重ねてきている時間が違うんだから。おまえは泥に埋もれば埋もれるほど、みんなとは違うものになってくるはずだ」と言われて。「じゃあ、僕は泥に埋もれます…」と返事をしておきました


旬君も舞台キャリアは長いのですが、新感線に何度も出ている未來君や、舞台で生きてきた太一君と比べればそうかも。
というか、古田さんのこの気合の入れ方は、嬉しいです。

未來君との舞台の上での対決、これもまた楽しみだなぁ・・・。個性の違う部分と似た部分が、絶妙かも。
どんな役でも、ありきたりでない独特の印象を残してくれる。『ウォーターボーイズ』から注目しているけれど、『ROOKIES』『二十世紀少年』の中でも印象に残るし、『塀の中の中学校』では、彼と謙さんのシーンに相当泣かされた。『刑事の現場』も良かった。
彼の舞台は見たことがないけれど、『ボーイズタイム』で耕史君と共演してるのかな?また大事な『RENT』のマーク役も、未來君ならと納得したものです。

そういえば、未來君が「(髑髏城の)このメンツだと飲み隊長は誰になるのかな」とか言ってましたね。
ライバルと目される相手に、めちゃ惚れして果ては抱きついちゃうのが旬君。
これは9月10月、毎晩青山界隈はにぎわうのかも・・・。

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Posted at 03:05 / SHUN OGURI / この記事のURL
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旬君ニュースと、再び『SS』について / 2010年07月30日(金)

『シュアリー・サムディ』健闘中ですが、旬君の大きなニュースに接して心躍りました。

以下、公式より。http://www.tristone.co.jp/oguri/

>1年7ヶ月ぶりの主演舞台決定!
>あの、スタンリー・キューブリック監督映画で有名な「時計じかけのオレンジ」がパンクオペラとなって日本初上演!
>主演:小栗旬
>演出:河原雅彦
>会場:赤坂ACTシアター
>公演期間:2011年1月2日(日)〜1月30日(日)


なんでも、主演アレックスにふさわしい俳優が長年見つからなかったが、『カリギュラ』や『クローズ』の旬君の演技に見える狂気が決定力になったとか。
そうそうそう・・・・この二本の狂気と色気は、並大抵じゃなかった!!『スマイル』の、容赦ない残酷と狂気の林も、記憶に新しいです。
(いまだに花沢類っぽいイメージで旬君を観ている人がいたら勿体無いよ!!彼は本気で凄い俳優だと思いますよ)

つけまつげをつけた異様な風貌の不良グループのリーダーが主役のアレックス。彼が「雨に歌えば」を歌いながら男女に凄まじい暴力をふるう有名なシーンは想像するだけでゾクゾクです。
「パンクオペラ」というのも気になる。パンクロックで全編音楽劇になってるのかな?見かけに反して歌が苦手、という話も聞く旬君ですが、どう見ても上手そうじゃないですか?
この映画は1971年公開作品とこと。10代の頃見ただけで非常に記憶が乏しいので、是非もう一度観たい。
で、なんとか前のほうのチケットを二枚取れて、母子で観に行けたらいいなぁ。

旬君の舞台を見たのはこれまで井上ひさしの『ムサシ』だけ。小次郎役はイメージがピッタリなんだけど、さほどそんなに演技に面白みは感じなかった。この舞台には脚本に不満が多くて・・・。せっかくの藤原竜也との共演、武蔵と小次郎の対立も、なんだかガキっぽかったでしょ?
●当館の『ムサシ』感想は、旬ファン度の高い「演技篇」
と、恐れを知らぬ内容篇(辛口)がありますので、興味のある方は是非ご一読を。
『ムサシ』ロンドン公演では勝地君に小次郎を譲ったけれど、さほど残念な感じはしない。むしろ『時計じかけ』の方がはるかに楽しみです。

舞台の旬君といえば、映像で見ただけだけれど、『カリギュラ』が素晴らしかった。まさに狂気と退廃と苦悩の美しき王をみごとに演じておりました。あの「情熱大陸」を観ると、七転八倒の苦しみを乗り越えての作品だということがわかります・・・。

【シュアリー・サムディについてまた少し】

『シュアリー・サムディ』は動員数は今ひとつながら、ぴあ満足度ランキングでは先週堂々の1位に名が挙がる(今は消えた)など、好評意見も多いようです。
私の感想はこちら→http://yaplog.jp/kinoko2006kun/archive/891

不評もなくはないけれど、「話にならない」「俳優が撮った未熟な作品を見せられた」など、こういうのって批評にもなっていないんじゃないの・・・?人気若手俳優の撮った映画には批評する価値もないということ?それはこの人の物事に対する態度の問題じゃないかなぁ?
私は27歳が映画監督としては異例な若さだということは認めるけれど、若すぎるとは思わない。このくらいの成熟度とパワーは新しいものを生み出すには最適かもしれないじゃないですか。

まあ、褒めるにしてもここは適当に褒めておこう、的なものも多かった。「技術はともかく、挑戦する心意気を買う」程度のものもあるし(当たり障りのないことを言っとけばいいと思って・・・)。また、人脈の広さを褒めるものも多かった。

後は、やはり圧倒的にファンの支持ですけど・・・。
ごく単純に、「そんなに期待していなかったけど、見たらすごく面白かった!」が素直な反応かな。その通りですよ!これは一つの「優れた青春映画」、旬君の『スタンドバイミー』だと思いました。

もう少し突っ込んだ批評も読みたいんだけど、何かないかなぁ。
決して褒め言葉ばかりを聞きたいわけではないけれど、なにかもっと作り手を育てるような批評の土壌がないものか・・・。

【SS、SF論】

ちょっと面白かったのは、「ぴあ映画生活」のなかで相田冬二さんというかたがか書いている、「日常から”SF”を発見する心意気」というもの。
『SS』を「SFである」と決め付けて始まる文章だが、企画の発端が「性転換装置」だということに触れ、「リズム、ビート、時制を撹乱する行きつ戻りつする感覚が追求されている」。
長すぎる回想は脚本の武藤さんが危惧していたくらいだから追求したのかどうかわからないが、時間をスキップ、ポップする感覚は、難解さより楽しさを生んでいたような気もする。
「過酷なのに脳天気というコミック的なありよう」は、「SFと表現した方がしっくり来る」んだそうで。
重要なのが「五秒で女を落とす少年の存在」(綾野剛君の役)なんだそう。
監督はこの五秒間を「映し出すことこそが映画だと信じているようにも思える。その敬虔な信念をキャッチすることができれば、この映画は私たちのSFになるはずだ」
そういえば「未来がなにげに予想できる」勝地涼の役もSF的?

性転換装置も未来予想も「五秒で女を落とす」のもちょっとレトロな発想とも思えたけれど、その味わいが生かされているかも。
青春モノとしては『ロボコン』(旬君、伊藤淳史、塚本高史出演)『サマータイムマシン・ブルース』(ムロツヨシ、瑛太出演)みたいなのを想起させられます。またその先には、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』があるような感じもするんですが・・・まあ、あそこまでのSF的精密があったら凄いですが。

【小栗監督の「高校時代」】

私はむしろ、小栗監督の「高校時代」へのこだわりに興味を感じる。
現実には中退している。いまどき高校中退など珍しくもなんともないが、彼の場合は誠実さゆえに、高校時代に自分の見なかった夢やロマンや可能性を感じているのかもしれない。多くの友人が通ってきた道を、なぜか通り切れなかったものとして。
加えて何度も何度も何度も何度も・・・・・役の上では高校生に戻された。


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Posted at 06:13 / SHUN OGURI / この記事のURL
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『シュアリー・サムディ』良かったよ!! / 2010年07月21日(水)
三連休の合間に、なんとか『シュアリー・サムデイ』(以下SS)を観に行けました。

どんな映画に仕上がっているのか、ドキドキでした。知らず知らずのうちにファン心理丸出し、祈るような気持ちで公開を待ってたような感じです。

監督も、ずっと早く観て欲しいような、観られるのが怖いような複雑な気持ちでいたとのこと。初日舞台挨拶がとても良かったみたいですね。主役五人と小西さんは当然としても、吉田剛太郎さんと横田栄司さんまで登壇したとは。監督の胴上げまであって。
今は、プロモーションに忙しいながら、どこかホッとした気持ちでいることでしょう。

以下、ネタバレ配慮は多分できてるつもりの感想です。

【青春映画の佳品】

で、映画なんですが、最初の5分くらいで不安はほとんど吹っ飛びました。
「よっ、松竹」「さすが、角川映画」という監督のかけ声(?)から始まるのはご愛嬌として・・・。最初から、テンポ良く面白くわかりやすく、話にすぐに引き込まれた。

主人公五人の気持ちよく躍動感あふれる演技。奇を衒わないけれどカメラワークはとても確かで、五人の表情や動き(止め絵も含め)がとても生き生きと撮れてる。

画面上の旬君は警官B役。友情出演の妻夫木君と同僚の交番勤務警官(それもアップにはしていない)以外何も見られない。でもそれもなくたって構わなかった。
見ている画面すべてに監督の愛情、思い入れがすべて詰まっていて、それがとてもとても良かった。こんなに愛情を注いで作り上げられた映画だったら、むしろ主演作を見るより多く彼を「観た」と言えるかも。

ストーリーは、思ったより登場人物の絡み合いが複雑で、伏線を引いたミステリ的な部分も多かった。けれど普通に見ていればついていけないところはない。もっと単純な話だとナメてかかってたら、時系列に混乱する可能性があるけれど。
旬君の頭の中でこれだけのアイデア、ストーリーが熟成されてたなんて・・・お見それしました。
脚本の武藤将吾さんが監督の原案を聞き、「回想が長いのはタブー」と思ってそうだが、結構うまくまとめてくれて、違和感はほとんど感じない。

ニギヤカでスピード感あふれるストーリーは、緩急もつけられていて、「ワッ!」と驚くような展開もあり、飽きることなくついていけた。

サラッとしたエンディングの後もちょっと凝った趣向があり、やられた。
観終った後も気持ちいい。そしてどことなく鼻の奥がツンと来るようなせつなさみたいなものも感じる。
かつて青春時代をすごしたことを覚えている、大人たちの鑑賞にだってきちんと耐えられる映画でしょう。

けして暗い終わり方ではないけれど、彼らが「希望や目的を見つけてどこかに歩き出す」と言うわけでもない。そこが個人的に好み。(特定の価値観を押し付けてこないから)
カッコ悪くもがいてもがいて、それでもまだ走っていていい自分たちを見つけただけのような。

【評価はいろいろだけど】

ちょっと気になるのが評価。
初日やファンの反応がいいのは当然として、やはり映画批評サイトには、厳しい意見もあった。

けれど・・・・むしろ厳しい批評を見つけて安心した感じもある。

初監督作品が手離しで褒めちぎられることの方が、はるかに怖いと思っているから。

しかし、否定的な意見のほとんどが「人気俳優小栗旬の初監督作品」にこだわりまくっている。
肯定的な自分の気持ちにしたところで、「旬君がずっと撮りたかった映画」という意識を外すことができない。
どちらにしても「単なる映画」としては観てもらえない。仕方のないことだ。

しかし当の旬君はもうそんなこと気にしていないみたい。
いろいろあっただろうけれど、監督経験を終えた彼には、まったくブレを感じない。自分のずっと撮りたかったものを、チャンスと多くの人の助けを得て、愛情をかけて撮りきった。
高評価を狙おうとか、ましてや日本映画に一石を投じようとか、そういうことは全く意識していないみたいだ。やりたいことをやりきった後の肩肘張らないすがすがしさがまぶしい。

それに、シロウトっぽさなどはそんなに感じなかった。少なくとも個人的には『踊る3』より、『トリック3』より、『アリス』より面白かったし、気持ちが良かったですよ。

私が感じた最大の欠点は・・・・女性が全然描けてないことかな。重要な役美沙は小西真奈美さんに任せっきり?カズオの妹の井上真央もなんとステレオタイプで面白みもない。
まあ『SS』では下手に女性の内面など描かず「少年視点から観た素敵な大人の女性」だったからそれでも良かったけれど、監督が(最近朝の情報番組で言ってたように)今後女性心理などを撮ろうとしたら、笑っちゃうような出来になる可能性も・・・・。

監督の可能性は無限ですからあまり型にはめるようなことは言いたくないけれど、私の希望的観測としては、意味や心理をつきつめず、「男の子の群像劇」を原点にした、三池崇史作品みたいな「映画らしい映画」になっていきそうな感じがします。
それにしても、原点となる作品として『SS』はいろんな意味でなんて最適なんだろう!!

【キャスト陣について・・・ワキ】

キャストについて。
旬君の人脈が実現させたキャスティングに唸らされた。

なんといっても、舞台でしか演技に接することのできない、吉田(誤字訂正しました)太郎と横田栄司を映画スクリーンに引っ張り出したのは功績。

ハデハデなヤクザの親分吉田さんは、「亀の頭と書いて亀頭」。「股間が疼くねぇ」を初め、エロと暴力のオンパレード。よくぞ大先輩にこの役を振れたね。またそれを吉田さんが楽しそうに演じるんですよ。『ムサシ』での共演が記憶に新しいですが、常にそれだけの関係にとどまらない、旬君の「人たらし」ぶりはたいしたものです。

また、横田栄司さん、この映画で一番シリアスで悲劇的な役、弾き語りの宮城さん。この人を中心とする物語があるため、この映画全体にとても深みが出た。素晴らしく雰囲気のある美形ですね。
公式ブログを持ってらして、『SS』メンバーと撮った写真や初日の裏話を公開してらっしゃいます。http://blog.livedoor.jp/russety/
旬君はじめ若い俳優さんに対して、とても愛情深い。

チョイ役かと思われた竹中直人さんやモト冬樹さんも重要な役で登場。
お母さん的な役割では原日出子さん良かったですね。

共演歴のない大竹しのぶをチョイ役で使って笑いまで取るなんて・・・なかなかやるもんです。

「大人立ち入り禁止」どころか、疲れて頑張っている大人に対してリスペクトのようなものもありまして、そのあたりが「理由なき反抗」の時代とは変わった現代の青春映画らしさかな。

他、上戸彩をああ使うとは・・・。ナイナイ岡村さんも活躍。秀吉笹野さんも元気に登場。

監督の交渉だけでキャスティングが実現したわけではないでしょうが、小さなプロダクションで後ろ盾もないのに、これだけよく集まってくれたものです。

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Posted at 06:56 / SHUN OGURI / この記事のURL
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癒しは、おぐりキュン。 / 2010年07月17日(土)

全国的に大雨被害が続いていますが、皆様大丈夫でしょうか。

繁忙期が続き、コメント返信等遅れ遅れですみません。
しかし今週は「癒しの特効薬にして元気の素」が連日連夜供給されてます。
監督・・・こと旬君のテレビ出演。
夕食も作れず、10時頃に帰宅し、食欲もないままに娘に「今日の癒しは?」と聞くと、ちゃんとあるんですよね〜〜。
ただ、夢心地のまま寝てしまったこともありましたが・・・。

何か書こうと思っているうちに、『シュアリー・サムディ』公開日になってしまいました。
同じく初日の『借り暮らしのアリエッティ』『インセプション』という強力ラインナップの中では小粒だけれど、どんどん楽しみになってきます。

見た番組を、心覚えに。新着順です。(そうそう、月曜はようやく「いいとも」出演です)

★★めざましテレビ

今朝起きて、朝刊を取って来て、「あ、めざましに出てる!!」と8チャンネル。ちょうど間に合った〜〜。
小出君との登場。
内容もですが、ちょっと映像出しすぎでは・・・・?と心配になるくらい大サービス。
また、監督っぷりも見せてくれました。なんだか、監督が一番走ってる。垣根とか飛び越えて役者のところに飛んでくるんだそうです。
どの演技もついつい自分でやって見せちゃうから、役者さんたちは「その通りにはやるもんか」という気分になるんだとか。
巨匠になったら。「違う、もう一度」とディレクターズチェアに座ったまま言うのも良いけれど、若手監督はこれで良いと思う。

小出、勝地以外の三人(ムロツヨシ、綾野剛、鈴木亮平)もVTR登場。ムロさんが、旬君の「俺の映画に出てる小出恵介が今までで一番カッコいい」発言に「もともと小出恵介はカッコいいのに、なに手柄にしてんだよ」みたいに軽口を言ってるのが楽しい。ムロさんはブログでは旬君への愛にあふれたことを書いてるんですが。
これまでけして好感度の高い役をやっていたとはいえない彼ら。特に綾野君は鳳仙一の暴力マシンから虐待オトコ。それだけに彼らの『SS』でのはじけた活躍を楽しみにしています。

トークでは、小出君のナイスガイぶりも光りました。
小西さんは、恋人にするなら小出君のほう、と即答されてました。
監督の「(みんなと)普通の友達に戻りたい」は、旬君らしいです。

★★5LDK

数多かった出演番組の中で、一番物議をかもしたのがこれ。
えっここまでやっていいの?と思うくらい、モトカノ登場で監督の初恋を暴露しまくりでした。ボーイッシュな子が好きだったのね。六年生で廊下で告白、映画『ぽんぽこ』で初デート。困ったように照れまくる旬君でした。

オーディションを受けまくっていた時代の話や、当時はじめて出たドラマとか、嬉しい映像も。
う〜ん、実はいろいろあるんですが、ここでは語れないので、ここはこれまで。

★★ミヤネ屋

内容的には一番真面目だった番組では・・・ミヤネさんちょっと『SS』を褒めすぎ?(ファン心理として、酷評を恐れるものの、第一作で絶賛されるのも良くないんじゃないか・・・みたいに思っちゃうんですよね)
会見時の発言「ミヤネさんとさっきまで飲んでいたので・・・」の裏づけになる、二人で長時間のみ、語り合ってるのがいい。旬君、またしても年上の友人ができましたねぇ。

★★とんねるずのみなさんのおかげでした「食わず嫌い王選手権」

こちらは映画『岳』で共演する長澤まさみとの対決。共演の多い二人ですが、まるきり小栗君を扱いやすいお兄ちゃんみたいに接してるのが羨ましい。(下火になっていた反感がフツフツと)結果はどちらも嫌いなものを当てて、引き分け。罰ゲームのモノマネは、旬君のドン・ガバチョは長澤さんの藤岡弘に負けてました。

飲み屋は、汚い店を嫌がるような女性は全然ダメ。飲んで熱く語ることも多く、テーマは例えば「これからの自分たちのあり方(!)」だそう。

★★爆!爆!爆笑問題

この前昼にやっていて、「カッコよすぎるスーツ素振り」を見せてくれた映像の編集版でした。内容はかぶってる部分も多かったですが、夜向きに・・・・きわどくなってまして、ゲストより太田さんが暴走。(定石どおりの前戯とかなんとか)くどいぞ!それにしても旬君、エロ話に嬉しそうに付き合ってくれますねえ。
太田さんに付き合い、ワンクッション置いたエロ話でファンに気を使う旬君はエライ。
最後、田中さんは「ボク、小栗君ならかなり自信あります」とか言ってるし。

そういえば石橋さんも「小栗、夜の二時に俺を呼び出して抱こうとしてるな」とか言ってましたねぇ。
ミヤネさんもレンタルDVDのエッチコーナーの暖簾を一緒にくぐってたし。

なんかエッチ方面に持って行きたがる人が多くなるのは、旬君のヒトガラ?

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Posted at 12:02 / SHUN OGURI / この記事のURL
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今日もとりとめもなく(大河情報やSSなど) / 2010年07月11日(日)

ずっと仕事に擦り切れ、参院選はどこに入れるか決める手がかりがなくてもう疲れてます。
いろいろ〜あるんですが、やはりブログネタは、自分の癒しになる分野をズルズルと書かせていただきます・・・。

昨日は休日出勤のあと飲み会で、せっかくオンエア情報頂いたのに生かすことができずに残念でした。rukaさん、ゆりさん、ありがとうございました。

照英さん(島田魁)が土方歳三資料館を訪ねる・・・というのは大いに興味があったんですが、残念。どうでしたか?もしかして副長がVTR登場とか・・・・あったのでしょうか・・・・?
新聞で、「美形の御子孫」とか出てましたね。本当に、歳三さんの御子孫特に女性の皆さんは、館長さんはじめ美しくてきりっとしてるんですよ。最近日野にもご無沙汰なんですが・・・。

《『龍馬伝』第三章予告映像》

ゆりさんの情報、「龍馬伝第三章」は見られませんでしたが、公式ホームページで10分の映像が出ていたので多分これですね!!
武市さんのアルバム(動画よりなんとなく写真がせつない)も、健くんの話も、ジンと来ました。

第三章映像では、いよいよ本格的に、動く高杉晋作、(伊勢谷友介)動く中岡慎太郎(上川隆也)が登場し、なんだかワクワクです。伊勢谷高杉、洋装のハデハデしい感じは、自然体の龍馬といい対立をなしそう。

弥太郎のヒゲ姿も登場。やっぱりなんとなく汚らしいのがツボかも。
亀山社中もだんだん頼もしい仲間になりそうですね。要潤さんが「僕たちはみんなゲイなんですよ」みたいに言ってたのが、こっそり見ている我々F女子を意識しているようで楽しかった。メンバーの大泉洋、平岡祐太、みんな第二章ではゆるかったですが、きっとそれぞれたくましく表舞台に出て行くことでしょう。
副題の「RYOMA THE NAVIGATER」は、「ADVENTURE」が悶々のうちに終わりそうなだけに適当かわかりませんが、
久々の新たなキャスト発表は、テリー伊藤さんでしたね。写真家彦馬さん。

第二章の後半は毎回毎回の健くん(以蔵)の拷問シーンにいささか目を背けたくなる感じになっていたので、今夜美しく武市さんに散って頂いて、新鮮に三章突入・・・といって欲しいです。

脱線ですが少し前「大河ドラマが描かない坂元龍馬の真実」という再現ドラマドキュメンタリーがありましたね。
内容は予想通り大河におんぶしたものでしたが、武市さんの死はナレーション一つで終わりでした。
高嶋龍馬も「意外に」悪くなかったです。それからなんと言っても、この再現ドラマの西郷隆盛が宇梶さん再び!!だったのが嬉しかった!!高橋克実さんの西郷ドンはニコニコしすぎで、「大きな目」や「化け物っぽい怖さ」がないので、私としてはやはり宇梶西郷が好みです。

《『江』の男性キャスト発表》

そういえば、昼の土スタ(これも録画)の後に来年の大河「江〜姫たちの戦国〜」のキャスト発表。先日お市の方と三姉妹について聞いたばかりだったんですが、今回男性キャストの発表です。

主役の江は上野樹里・・・とだけ聞いたときには「んんんん?」だったけれど、母お市の方が鈴木保奈美、長女茶々が宮沢りえ、次女初が水川あさみ、と聞いて、なんとなく納得。北の政所が大竹しのぶ、松の丸殿が鈴木砂羽、大政所が奈良岡朋子・・・。なんだか女性陣だけでわくわくして来ました。

いろいろ読むと、みんなキャラが濃い。「美女と野獣の恋物語」の淀はもちろん、初は「涙もろく、感激やさんで、男に惚れっぽい」。江は三度結婚させられる運命の江は、実は仇である信長に深く心惹かれる・・・。朝ドラ大河と言われた『篤姫』に変わり、ホームドラマorラブストーリーor昼ドラ大河になりそうな予感・・・。
普段男優しか興味がないような私にしては珍しい現象。「女たちの忠臣蔵」だの「女たちの幕末」だの基本それだけで見る気が半減するんですが、昨年のぬるい戦国ドラマの後だけに、今度は徹底した女目線もいいかも。

発表なった男性キャストは以下(すでに7月5日に発表されたらしい)。

トヨエツ信長にドキッ!これは惚れるしかないっしょ〜〜〜。
究極の冷酷と狂気のセクスィ〜目指して行っちゃって下さい。

瀬戸康史の森蘭丸ほか、美少年森家三兄弟が重要な役割で登場するのはなんとなく面白い着眼点。

浅井長政に時任三郎、秀吉に岸谷五朗、石田三成に萩原聖人、光秀には市村正親、家康に北大路欣也、千利休に石坂浩二、、・・・・大河らしくしっかり無難な線。

豊臣秀次に北村有起哉、秀長に袴田吉彦が癖がありそうで面白いかも。
NHK的にも「旬」の若手、京極高次に斎藤工、徳川秀忠に向井理。(セクスィ〜対決じゃ!)


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Posted at 17:43 / SHUN OGURI / この記事のURL
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男子フィギュア発進!×踊る3新キャラ発表! / 2010年02月18日(木)
【日本トリオvsプルシェンコ】

バンクーバー五輪男子フィギュア、一気に盛り上がりましたね!!
昨日ショートプログラムで戦闘開始。

リアルタイムでは観られない状況ですが、王者プルシェンコ再臨にて一気にヒートアップ。
ブランクもなんのその、四回転をサラリと決めて後の選手達にプレッシャーをかける。当然のようにトップ。超人的。なのにクールです。
滑走後のコメントも表情に乏しかったんですが、後で少しずつ笑顔に。彼にだって重圧はあったでしょうに。全て跳ね返して結果を出すのがすごいです。
ところどころチラチラと、やっぱり耕史君に表情が似ているように思っちゃうのが心乱れるもとですが、もちろん頑張れ日本トリオ!!

高橋大輔君が魅せてくれましたね!!
ジャンプがどれも決まったし、やはり持ち味のスケーティング、そして本人も意識している「男の色気」が横溢。あら、並みの役者よりなんか「演技力」を感じました。「この表情!」とアナウンサーが言ったあの瞬間も良かった。顔、表情、手足の動き、首の傾け、決めポーズ、全て素敵!
彼のことはずっと見てきたけれど、一時は見るたび失敗してガッカリさせられる時期すらあり、「ガラスの心臓」とかいろいろ言われてました。
今は本当に一番いい時期のオトコ・・・今日の演技ははプルシェンコよりずっと好きでしたよ。
僅差で2位につけ、本人もこれまでで一番いい出来、と言ってるのが頼もしい。

織田信成君も、意外に(ゴメン)そつなく高い何度を決めて、点数も良くてよかったです。
ランビエールを抑えて四位とはすごい!彼の持ち味やあのコミカルな観客をひきつける演技もフリーで見せて欲しいなぁ。

小塚崇彦君も、おお!やってくれましたね。8位ではありましたが、個性を出したロック的な曲。
始めからウィンク決めてませんでした?イマイチなところもありましたが、なんだかお茶目カッコいい。
最後のスピンであんなに会場が沸くとは・・・ラストの音が出なくて(聞こえなくて)残念・・・。あれ加味してくれないの?

フランスのジェロール(←スミマセン、ジュベールの間違いでした。トーマさん、ひろふじさん、ご指摘ありがとうございました)が失敗したりという五輪ならではのこともありましたが、他の外国選手の演技も目を奪われるものも多かった。2位のライサチェク(米)もですが、個人的にはウィアー(米・6位)のセクシー演技に目を見張りました。

男子フィギュアはやっぱりいいなぁ・・・・。
やっぱり日本選手に四回転を決めてもらい、高橋君に金メダルを・・・!と祈ります。金曜の年休は・・・忙しくて絶対無理だろうなぁ。

他の競技は目を配りきってませんが、岡崎朋美の16位は、どこか予感していただけに残念。「魔物は自分の中にいましたね〜」で朋美スマイルを見るのもちょっと辛かった。

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めざましで↓&↑ / 2010年02月10日(水)
今朝の「めざまし」にはびっくりしました。
「踊る大捜査線3」の新キャスト発表が待ち遠しくて「やじうま」を「めざまし」に変更していたんですが、6時半頃公式発表キタ!

しかし甥の後輩刑事に伊藤淳史…あとスペシャル主演以来の内田有紀…。
「甥の後輩刑事」が旬君だと確信してたので落胆激しく、「ムサシ」に次いでまた降ろされた?いったい全体何があったの?伊藤君は好きだけど収まりが良すぎ。同じ映画に出たら核爆発でも起こるんじゃないかと思うほどの期待感がなくなるじゃないですか…?

と悶々としてたところ、7時半頃また「踊る」新キャスト情報。

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Posted at 08:29 / SHUN OGURI / この記事のURL
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なぜか妻夫木君DAY / 2009年10月06日(火)
【シュッ!カルテット】

日曜日の『おしゃれイズム』最高でした〜〜!いやもう、見ているだけでもう幸せで、もう3回も見てしまいました〜〜。

「資生堂UNO FOG BAR」CF登場の、若手イケメンの代表四人組にして実は全員ピカイチの実力派、言わずと知れた夢の競演。
もちろん妻夫木聡(28)、小栗旬(26)、瑛太(26)、三浦春馬(19)。CMの四人は本当に無邪気で仲良しで、ちょっとビートルズ意識してる?という感じもあるオシャレな映像。何度見ても飽きません。

番組はこの四人をフォグバーCMの衣装とヘアそのまんまに連れてきてくれまして、番組内のCMもほとんど同商品のいろんなパターンを流してくれるという大サービス。
春に続き、ここんとこたくさん旬君番組を見ました。
「トップランナー」「はなまるカフェ」「土スタ」「武蔵メイキング」・・・・でもこれもまた永久保存かも・・・!

真裏でも『堂本兄弟』に水嶋ヒロと一緒に出演していた旬君。そちらでは二人とも綺麗系を目指してなくて、全然雰囲気違いましたが・・・。オバサンはやっぱり「シュッ!」の方が好みです〜。

上田晋也の振りもまあ程よく、ロンドンロケの話、四人の部屋の映像、四人の交流などなど、たっぷり語らせてくださいました。
交流の中心は、やっぱりここでも旬君ですね。

7つも年下の春馬君(ボンビーメンとクローズUで共演)が梨を持って遊びに来て、「モンスターエンジン」をへたくそな旬君に厳しく教える話、心温まります〜。
妻夫木君と旬君は飲み友達。ロンドンへ行く飛行機の中でも、旬君の家で深夜の3時から9時まで飲み続けたとか・・・。
瑛太君はひたすらボケを貫いておりましたが、ところどころクール。・・・しかし空腹でお腹が鳴ってるのを旬君に指摘されたりしてるのがカワイイ。フォグバー効果でストレートの分け目ヘア、一番雰囲気が変わったかも。
個人的には、旬君、瑛太君の順で役者として買ってます。

みんなで書いた「タコ」の絵(どれも変だよ〜特に旬君のがリアルに不気味)も、みんなで怖がった「虫女」へのリアクションも、全部楽しかった。
みんなのものまねも・・・小栗君のミッキー(どこかで見た)、三浦君のたけし、でも妻夫木君の平泉成「兵糧があればのう・・・」が最高。

女性のヘアや服装の変化に全く気がつかないのはブッキー、気づいた振りするだけなのが旬君、瑛太君は自称「気づく」。

素のカワイイ旬君の表情もたっぷり見られたし、あと妻夫木君の手放しの笑顔もカワイイ。この二人がツートップで一番しゃべってくれて、瑛太君は時々スパイシーで、春馬君は年下らしく素直にあわせてます。でも上が先輩風を少しも吹かせないので、なんだか本当に仲良しな雰囲気。


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Posted at 02:05 / SHUN OGURI / この記事のURL
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追悼:小栗三成 / 2009年09月29日(火)
『天地人』第38回『ふたつの関が原』
第39回『三成の遺言』


実は『天地人』欠かさず見ているのですが、この萌えなさ加減がずっと不思議でありました。

ご贔屓の旬君が、悲劇の武将石田三成。まさに適役。関が原の中心。
妻夫木直江兼続と生涯の友となり、遠距離ながら志を同じくし巨大な敵に立ち向かう。
一方は無念の中に散り、一方は苦汁を飲みながら生きながらえていく。

フォグバーのCMならエンドレスで見たいと思っているようなワタクシにすれば、心奪われ萌え死にしてもおかしくないような話。少なくとも三谷さんがホンを書いていれば三成死後『組!』最終回や『組!!』に似た現象に陥ったに違いない。

思うことはいろいろあったんです。また、我が家の旬君ブームは高まるばかりで、毎日のようにどこかで放送されている旬君関連番組を毎晩のように見る生活なので・・・。
なのになぜ・・・・?これが(こればっかりですか???)ずっと疑問でした。

『天地人』については、これまでほんのわずかしか書いてないです。

○あの幼い喜平次与六主従に、めちゃくちゃ泣かされた第1回第2回。
http://yaplog.jp/kinoko2006kun/archive/606

○ガクト謙信と阿部謙信を比べていろいろ考えた第8回第9回。
http://yaplog.jp/kinoko2006kun/archive/630

○もやもやがはっきり「失望」に変わった第10回『ふたりの養子』
http://yaplog.jp/kinoko2006kun/archive/633

○ようやくこれから萌え大河!と期待した第21回『三成の涙』
http://yaplog.jp/kinoko2006kun/archive/677

ここで秀吉と三成が越後を訪問したあたりが一番良かったんですけどね。ツンデレ三成がおにぎりに涙する月夜の場面。

だのに、それ以来書いてませんね・・・・妻夫木兼続と小栗三成のいいシーンはいっぱいあったのに、なんとなくこのドラマへの気持ちがまとまらなかった。全体を貫くようなみなぎる思いのようなものがなくて「愛」「義」といわれてもなんだか空々しい。

しかし今回さすがは小栗三成、やはり最期は見せてくれました!!
いや、カッコよくも強そうでもリーダーらしくもないけれど、これだけ見ごたえのある複雑で繊細な三成は、やはり今後もなかなか見られないと思います。



【第38回『ふたつの関が原』)

『二つの関が原』は思ったとおりあっけない話でしたが、三成の気合の入った黒獅子の如きいでたち(坊主にした髪、伸びるの早いね)。それと対照的にどこか醒めたような、未来を見通したような遠くせつない瞳が印象的でした。
優勢のときでも喜んで突き進むでもなく、冷静な中に自ら恃む気持ちの強さや、どことなく予感が的中していくような雰囲気、TAJOMARUとは間逆の複雑な武将の姿が丁寧に演じられていました。

勝ちに乗って小早川を恫喝すればよいものを、自ら陣へ訪ねていって「お頼み申す」ところが三成。
戦略的に言えば自ら威厳を損なっているようでもあり、「礼」や「誠」をないがしろにできない損な部分がでてました。
「チャームでヤクザな松方家康」(かなり誉めてる)と対比されて面白かったです。

娘は小早川とのシーンで「ぶったぎるぞ!」(多襄丸の決め台詞)と叫び続けておりましたが。

上地君も、ここで震えてばかりの小人物を好演してましたね。「内府殿が、おこっておる・・・」
秀秋が大谷を襲った光景を目にした時の怒りと動揺と、その裏でフウッと希望が指先を離れるのを実感したような表情、私は堪能しましたが、多分「弱すぎる!」と言われそうな気もします。

「毛利まで戦わずして逃げるか・・・」と感慨にふけって重い足取りで進んだとき、前景にいた味方の兵士が矢に射抜かれて自らの胸に倒れこんでくる。それに目を丸くしているともう一本の矢に足を射られ、目に涙を溜めて兼続愚を思う。
ここで主君を逃がそうとする島左近に比べると、よわっちい、カッコ悪い、リーダー性がない・・・とか言われそうですが・・・旬君ならではの演技幅かと思ってます。イメージ失墜なんて少しも考えず、三成像を突き詰めた結果でしょう。私には非常に面白いです。
島左近の最後の奮闘を見つめる無力な三成の目も、よかったです。

その後は落武者となって山中をさまよう。
初音は出てくるな!三成の近江での全盛に感謝していた領民が命がけで三成を匿うという司馬版(史実?)のほうが良かったです。(ただし関が原以来ずっとひどい下痢に苦しんでいたというリアルすぎる話はやはり採用されなくて良かったかも・・・)

洞窟にしても船上にしても燃える佐和山城(ライトアップされてるのかと思った)にしても、美術がやすっちぃのでなるたけ見ないようにする。ひたすら三成を見るようにする。
やはりドラマ全体としてはあまり楽しめない・・・。

【「もうひとつの関が原」の兼続】

少し妻夫木兼続について。
妻夫木君の演技は、上手なんだと思うけれど、いつも私には「面白くない」んですよ。笑うにしても怒るにしても悲しむにしても、いっつもストレートすぎ。「屈折」だの「欠け」だのが感じられない。多分そこがいいと思うのが妻夫木ファンなのでしょうけれど。

そのあたりが、兼続が太陽、三成が月、という対照的なイメージでいいんじゃないのかなぁと期待していたのですが・・・。月に対する太陽でも、トシに対するカッちゃんの、複雑で迷いの多い魅力的な造形とちがいます。
兼続が全方位的好感度なのが、かえって面白くないい優等生に見えます。

「義」と「愛」を掲げカッコいい挑戦状を世に残し天下相手に大戦を仕掛けるかに見えて、上杉というのは結局田舎藩。自らの存命だけを祈ったのが史実であり、『密謀』(藤沢周平)が描いたリアリティ。その苦衷を表現していたのは、北村景勝の方でしょう。

北村さん、若くなくなってから予想通りよくなりました。陣中の衣装も地味目の信長という感じで、言葉少ない中に頑固さをにじませて、
天才謙信と違い、己が凡人、弱者であることを知りぬいた上での強さみたいなのが感じられました。

その景勝に刀を抜かんばかりに、三成の無念に同情する兼続のまっすぐさ加減にはしらける。上田衆も相変わらず単純単細胞。
兼続は、いきり立つ諸将を苦しくなだめ、最終的に「保身」と「三成への裏切り」を決定する人物であってほしかったなぁ。そして生涯「三成を見捨てた自分」を負い目にして欲しい。
(すみません。趣味的妄想です)。


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Posted at 06:23 / SHUN OGURI / この記事のURL
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