プラトニック・エロスを求めて迷想する「きのこ御殿」

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2010年MYドラマベストテン発表。 / 2010年12月31日(金)
予約公開にてお届けしております。

2010年連続ドラマメゾン・ド・キノコ’sベストテン

すっかり恒例になりました、大晦日企画。

とは言っても、誤解されませんよう!
今年作られたドラマの中から優れたドラマを表彰しよう!などという意図ではありません。

私が見た中のベストテンなので、見ていないドラマはどんなに優れていてもランク入りすることはございません。
また、優劣という観点はそもそもなく、視聴率も全く考慮に入れてません。

限りある人生において、ちょっと自分はTVドラマを見ている時間が長過ぎるのではないか・・・?と思い、せめて一年ごとに記憶のよすがとしたいと思ってやっていることです。

また、自分のベストテンを発表することで、他の人のご意見を少しでも聞いてみたいなぁ・・・というのもあります。

あくまで自分が「好きだった」「面白かった」、「感動した」、「次週が待ちきれなかった」という観点で選んでますので、そのところもご了解ください。
しかしそれでも、例年非常に悩んでしまうんですよ。

似たような企画をなさっているブログ様のトラックバック大歓迎です。
「私のベストテン」のコメント投稿も大喜びです。

◆◆◆

ちなみに、
2009年のはここ。http://yaplog.jp/kinoko2006kun/archive/781

2008年のはここ。http://yaplog.jp/kinoko2006kun/archive/601 

2007年のはここ。http://yaplog.jp/kinoko2006kun/archive/392

【スペシャルドラマベスト5】

今年ははじめて、単発(もしくは数回)のスペシャルドラマにも「ベスト5」を選出したいと思います!
この部門、一位は心の中で迷いなく決まってるから楽なのです。

第5位(同率5位) 『ストロベリーナイト』『Wの悲劇』

今年の2時間ミステリドラマとしては一番の出来。ストロベリーは非常に陰惨、Wは古典的名作ですが、どちらも引き込まれて見ました。

第4位 『99年の愛〜JAPANESE AMERICANS〜』

五夜連続はキツイよ・・・と思ったのですが意外と夢中で見られました。
草g君も適役で熱演。お話の中では大泉洋の役が特に印象に残った。

第3位 『居眠り磐音江戸双紙 陽炎の辻 海の母』NHK正月時代劇

第3シリーズと前年の正月にやや不満を感じていましたが、今回は良かった!
山本磐音に尽きる。黒着流しを捨てても真骨頂を見せてくれました。

第2位 『わが家の歴史』

三夜連続超豪華キャストの三谷版大河ドラマ、楽しませていただきました。これでも、大泉洋のつるちゃんが良かったなあ・・・。耕史君の阿野先生もとってもマル。昭和の歴史をこんな風に描いてくれたものはなかったですね。三谷さんとっても頑張りました!

第1位 『塀の中の中学校』

間違いなくこれです。というか、『塀中』を取り上げたいがために作ったスペシャルドラマベストです。オダジョーファンだからじゃないですよ。今思い出すと、すまけいさんの見開かれた目がすぐ脳裏に浮かぶ。大滝修治、渡辺謙、奇跡のように良かった。

◆◆見たけど楽しめなかったのは、田村正和さん主演の『球形の荒野』と『忠臣蔵 その男、大石内蔵助』。ストレスたまる。あの語り口は暗い。任三郎ファンとしては寂しい二本でした。
『帰国』も暗かった。英霊が今成功している甥っ子を殺すって、ひどすぎ。
『トリック新作スペシャル』も『世にも奇妙な物語』二本も、好きなドラマだけにやや期待はずれ。

【連続ドラマトップテン外から】

第20位 『タンブリング』
いろいろと不満点が多い、あまり成功とはいえないドラマだけれど、こういうドラマ(って何?)にはおおいに頑張ってほしいので、期待を込めて。

第19位 『崖っぷちのエリー』
これ、西原理恵子の『この世で一番大切なカネの話』のドラマ化。山田優はこれまで好きじゃなかったんですが、このドラマではじめてイイと思いました。元気になれるドラマでした。

第18位 『とめはねっ 鈴里高校書道部』
今はなきNHKのジュニアドラマ枠。これ、昔懐かしい部活青春ものでしたが、書道ブームに乗り、キャストがイキイキしていて楽しかった。池松壮祐君(組!!の鉄之助)は、今年『15歳の志願兵』で主演、『Q10』でも落ち着いて好演、二十歳前後世代の中で実力派の位置を占めてきてます。

第17位 『木下部長とボク』
最初3回くらいは本気ではまりました。板尾創路演じる木下部長と若手芸人多数登用の部下たちですが、たまらない脱力感に観たあといつも嬉しくなって。
後半はなんだかつまらなくなってしまったけれど・・・。

第16位 『パンドラU 飢餓列島』
第一シリーズほどの面白さは感じられなかったんですが、実力派キャストのぶつかり合いはさすがパンドラシリーズ。今回は佐藤浩市、鈴木京香、勝村政信、北村有起哉、余貴美子らの演技対決が見もの。太刀川記者(耕史君)も最終回の演技が心に残ります。

第15位 『八日目の蝉』
『Mother』とテーマが重なりましたが、こちらもまた考えさせられる力作でした。

第14位 『フリーター、家を買う』
等身大のホームドラマ、二宮君が好演でした。
掘り下げればMother並みに現代の家族をえぐる作品になるテーマでしたが、途中で期待が膨らんだだけに、甘い地点で結末を迎えさせてしまったのが残念。

第13位 『モリのアサガオ』
死刑囚たちと新人看守のドラマ。超豪華死刑囚たちの熱演が毎回素晴らしかった!
ARATA、平田満、温水洋一、中村獅童、六平直政、石橋凌、大倉孝二、津田寛治・・・。特に柄本明の癖のある多面的な魅力を持った演技は見ものだった。
惜しいのは主演伊藤淳史のミスマッチと、それぞれのテーマが詰めきれないまま死刑執行になってしまうことかな。

第12位 『GM 踊れドクター』
東山紀之の無表情コメディ演技と、毎回素敵なダンスを披露してくれるサービス満点のドラマ。チームメンバーもナイスで毎回楽しさいっぱいでした!!

第11位 『Q10』
愛する『野ブタ。をプロデュース』のスタッフらしいテイスト。不満も多かったけれど、野ブタテイストと、時々グッと来るセリフがあるのが良かった。人気の佐藤健はこの役が一番。

ところで、大好評だった『ゲゲゲの女房』などは、出勤直前なので結局半分くらいしか見られなかった。見た分だけでもすごく良かったんですが、「三分の二以上は見ないと」と思ってランクに入れないことにさせて頂きました。(ランクに入れているものは見逃した回は1〜2回程度です)。

評判や視聴率が高いのに見てないのは、『相棒』『臨場』『医龍』『ハンチョウ』『ホタルノヒカリ』などなど。見れば面白いと思うんですが、シリーズものにあまり気力が出ないんですかね・・・。

全話見たけれど今ひとつランクインさせる気になれなかったのが『ギルティ』『黄金の豚』『獣医ドリトル』『マークスの山』『GOLD』『おじいちゃんは25歳』『警部補 矢部謙三』など。
もちろん、1回〜数回見てリアイアした作品はさらに多数。

【10位〜1位】

さて、いよいよトップテン。
  


第10位 『新参者』

東野圭吾の新作を阿部寛で。
非常に面白い作りのドラマだった。一話完結ではなく、連作のような形で一つの事件を追っていく。実在の街(人形町)を舞台として生かしているのに、なにかしらフィクションの中の街みたいに一つの世界に見えてくるのが不思議。
原作も構成もキャスティングも、カメラワークも凝っている。チャレンジングでまた洒落てるところがニクイ。1月3日にスペシャルあります。
難を言えば、特定の店の宣伝になりすぎでは・・・。

第9位 『JOKER〜許されざる捜査官〜』

似たようなドラマは多かった。警察の裏面を暴くようなドラマ。ギルティもSPECもそうだったし。現代の『必殺』というのも納得。
で、なんといっても堺雅人の初主演、初刑事役。彼の演技に引き込まれました。「お前に、明日は、来ない」決めセリフなのになんて苦しそうなんでしょう・・・。
特に最終回と特別篇の堺さんの演技には痺れました。錦戸君も、鹿賀さんも、大杉さんも良かった。

第8位 『坂の上の雲』第二部

昨年堂々の第一位にしたのに何よ・・・ですが、続編(ともいえないが)は新鮮味が薄れる分点が辛くなるのです。や
はり第一部の「明治の青春」は特別だったし。子規も広瀬も死んで、観ていて楽しい場面は少なかった。龍馬伝終了直後で身が入らなかったし、身が入った時には終わっちゃって。(感想も書けなかった)
でも。好古兄さんの風貌がよかったなぁ。好古や広瀬のロシア兵との交流(酒の飲み比べ、腕相撲、空手)などのシーンが良かった。騎士道も武士道も、フェアプレイ精神が気持ちいい。敵味方になるとわかっていての友情。自分達に攻撃をしてきた広瀬を熱く弔うロシア兵。本当にこんな時代があったのかなぁ・・・?悩める真之、真価はこれから?
龍馬や坂上のクオリティの高い映像を見ていると、正直言って戦国大河がチャチに見えて困ります。

第7位 『蒼穹の昴』

今年前半中国語バージョンで見ました。春児を演じた余小群にはぞっこんやられました!!
特に前半は毎回毎回きらびやかな絵物語のような舞台で起伏の激しいドラマが続き、番組の終わりには「夢の途中で目覚めた・・・」(浜あゆのテーマ曲)みたいな気分になれました。
田中裕子の西太后も通説とは違った精神性を見せて良かったです。
原作も好きでしたが、よく映像化したなぁと思います。宮廷の映像、建築物や小道具、衣装を見るのも楽しみでした。

第6位 『熱海の捜査官』

『時効警察』とは全く違った、三木監督の意欲作。非常にマニアックなハマリ物ではありましたが、最終回が瞠目でした!!いろいろと論議を巻き起こした「今、ラインを超えました」で、終わってからまた全話見返したくなりました。掲示板も巷のブログも珍しく読みまくりました。
キワモノに見られがちですが、こめられたメッセージは深いのだ・・・と思いたいんですが・・・正直わかりません。
オダギリさんのコート姿の端正な美しさ、ふせえりさんとのお茶目なやりとりなど、今も心に浮かびます。

第5位 『チェイス〜国税査察官〜』

ARATAのエロティシズムに酔いしれました。話もノワールで救いがない。音楽も演出も結構趣味でした。
脱税スキームの数々も華麗で面白い。江口洋介とARATAの絡みがゾクゾク。斉藤工もエロかった。
この脚本も坂本裕二オリジナル。

第4位 『うぬぼれ刑事』

クドカン作品ではダントツ・・・とは言えないのかもしれないけれど、毎週ほんとに楽しかったなぁ・・・。
ツライ時期、「金曜になればうぬぼれがある!」と思うだけで笑顔になれたくらい。
「うぬぼれ5」愛してる!!!栗橋先生、さだめっち、松岡さん、穴井さん、+ゴローさん・・・。
うぬぼれ父も、冴木さんも、愛してる・・・。

◆ところで、9位、6位、4位は三つとも夏クールの異色刑事ドラマ。
それぞれ脚本と主演が「武藤将吾+堺雅人」、「三木聡+オダギリジョー」、「宮藤官九郎+長瀬智也」という組み合わせでおおいに楽しませていただきました。特に『熱捜』と『うぬぼれ』は高名なゴールデンコンビだけに、目が離せなかったです。

第3位 『龍馬伝』

あの日本一のヒーロー龍馬をここまで仕上げてくるとは!福山雅治のヒーロー性、また香川照之が素晴らしい。演出の大友さんを中心に、練り上げられたチームワーク、スタッフの力も突出していた。「人物デザイン」という仕事にも注目。カメラワークも素晴らしい。
なんで一位にしないのか自分で不思議なくらいだが、中盤龍馬がもてすぎ、出来すぎヒーローになった感があって若干退屈したかも。第一部と第四部は最高。武市さん、容堂公、勝先生、みんな良かった。

第2位 『SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜』

耕史君祭りのアオリで感想を書けなかったけど、ここで思いを表白。
痺れるほど面白かった。あらゆる面白さの実験場。
『トリック』シリーズで今年限界を露呈した堤幸彦が才能を見せ付けた。
加瀬亮と戸田恵梨香のコンビが従来のイメージを壊して大成功した。
超能力者バトルという大昔からあるネタ。『相棒』『JOKER』と同じく三バカを使ってるのも定番。それでいてかつてなかった面白さのドラマを作り出した。
死ぬほど笑ったのに、泣けたりもする。戦慄もする。ネタも満載。何度見ても面白い。歳末の忙しい時期、未見のまま溜まりまくった他のドラマを尻目に二回見返させられたというのは正直すごい。
未解決部分の多い結末にも特に不快感はなく、もう少しこの世界に迷いたい気分にフィットした(私はね)。

第1位 『Mother』

ジャーン、迷った末に、これに決めました!
面白い、と言うと語弊があるかもしれないけれど、これだけ毎回考えさせられ、かつスリリングでテーマもストーリーからも目が離せなくて、多くの人とブログ上で話し合いながら見たドラマはかつてないかも。
(『新選組!』はディスカッションしまくったけれど、「再鑑賞」だったし)
最終回には納得し切れなかったけれど、それを差し引いてもナンバーワンにしたいと思います。個人的に、感謝の念を持っているドラマでもあります。

大女優(松雪泰子、田中裕子、高畑淳子)と渡り合ってすごい演技を見せ、視聴者を泣かせまくった、7歳を演じた五歳児、芦田愛菜ちゃんの奇跡には驚き。
また、今年は脚本の坂本裕二にも大注目。同クールに『Mother』と『チェイス』の日本のオリジナル脚本を手がけ、どちらも非常に見ごたえがあるドラマだった。

◆◆◆
今年はつくづく、贔屓の役者が出ていると言うくらいではドラマは見られないなぁ・・・という思いが強いです。
あんなにいい役者がたくさん出てるのになぜ・・・?と思わされるドラマもあり。
特に(当然ですが)脚本、演出、企画が重要。
『Mother』の脚本、『龍馬伝』は企画・演出・照明や撮影のスタッフワークが総合的に非常に優れていての成功だし、『SPEC』では堤プロデュースの底力を見せつけられた。

暮れでバタバタとし、駆け足で選んでしまいましたが・・・・。
(個別に感想を書いた部分にリンクを張りたかったのですが、そのうち)

今年はなかなかドラマ的には豊作だったように思います。特に春クール、夏クール。NHKのクールまたぎ大作も良かったし。
マンネリなもの、いい加減なつくりのものも目立ちますが、そのうちもう少し淘汰されてくるのでは・・・。

皆様の今年一番のドラマ(ベスト3、ベスト10などでも)、教えていただけると嬉しいです。

来年も面白いドラマにたくさん出会えますように。
本年は『メゾン・ド・キノコ』をご訪問頂き、本当にありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いします。

Posted at 19:30 / ドラマ・ミックス / この記事のURL
コメント(4)
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http://yaplog.jp/kinoko2006kun/archive/972
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コメント

rukaさん、大雪は大変でしたね。でも京都の雪、葉イメージ的にはとっても憧れです。

rukaさんはやはり、『Mother』『龍馬伝』『踊れドクター』がベストスリーでしょうか。

本年もいろんなドラマについてお話できるといいですね。
Posted by:きのこ at 2011年01月07日(金) 02:20

帰省中のです。
今年の単発ドラマ部門で一本、「樅の木は残った」を忘れてました。田村正和主演、耕史君も良かった。6位にしたいです。
Posted by:きのこ at 2011年01月01日(土) 22:45

始めまして、いつも 拝見させて頂いています! 私も 「春彦」にノックアウト組です!(笑) ランキングって見るの楽しいですね! かってながら 私も スペシャルドラマだけランキングを…(笑) 1 塀の中の中学校(TBS) 2 赤い糸 (NHK) 3 15歳の志願兵(NHK) 4 サンシャイン・ボーイ(TV東京) 5 大仏開眼(NHK)です! やっぱり「塀の中の中学校」が 良かったんです! もう 何回も観ました(笑)失礼しました。
Posted by:チビ太郎 at 2011年01月01日(土) 13:10

きのこさん
新年あけましておめでとうございます
今年もどうぞよろしくお願いいたします

2010年のドラマベスト
その中に「龍馬伝」そして
なにより1位になった「MOther」
本当にこのドラマだけは考え
させられるお話しでしたよね
龍馬伝のほうはやはり注目するシーンとしては
龍馬暗殺ですね

あとは「GM 踊れDr」!
東山さんの華麗なあのダンスは
忘れられません!
そして面白かったです

お話しは変わりますが
昨年の31日大晦日に
我が地元京都は
大雪注意報が出てまして
あたり一面雪景色です。
Posted by:ruka339 at 2011年01月01日(土) 10:18

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