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プラトニック・エロスを求めて迷想する「きのこ御殿」

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「帝のご容態、芳しからず。」『平清盛』第18回 / 2012年05月11日(金)

平清盛第十八回 『誕生、後白河帝』

アップの後、あちこち加筆訂正しております。

実家に歴史好き、
・ドラマ好きが揃っているので、帰省中のリビングでは『平清盛』の話題も出ました。

やっぱり、呆れながら見ているという話題で盛り上がってしまった。
特に、先週のいんちき和歌の話題では、震えんばかりの怒りもあったり。
そのうち、松ケン好きだったらしい妹が「そんなに言うならみんなもう観ないんでしょ!観なけりゃいいじゃん!」といい年こいて切れた一幕も。
それでもなぜか、このドラマの話題は盛り上がりますね。批判するにつけポイントつまんで熱く褒めるにつけ。しゃべっていて面白かった。(2ちゃん状態?)

でも一番衝撃だったのは、もっとも大河ドラマ好きと思われていた父親が「もう見てない」と言ったこと。
我々がみんないまだに大河ドラマ好きなのは、父親がつけてる大河ドラマに小さい頃からご相伴してたためなのに。

【いろいろ面白かった(平氏以外は)第18回】

前回めまいがするほどのくだらなさに衝撃を受けた後だけれど、今回は面白かった。
前半の(個人的にはこの大河の)クライマックス、保元の乱に向けて、すばらしいテンポで着々と政争の種を撒きまくった感じ。

でも、時々清盛が出てくると、どうしてもシーンの流れや緊張感が途切れる。
平氏のぬるま湯みたいな仲良しシーンも、なんだかなあ・・・・。

朝廷も摂関家も源氏も、たとえ醜悪な人間模様だとしても、必死でギリギリに生きてせめぎあっている。そこが「ドラマ」として見所になってますよね。

平氏だけ「われら一門、力をあわせて」とニコニコ会議してるんだもん。「清盛のやり方」に、時子と宗子が微笑んで顔を見合わせちゃってるし。
結末は「法皇様と上皇様に、なかよう、してもらおう」だもん。学級会か?!?!
平家も骨肉の争いの保元の乱を控えているのに、悲劇の芽を描いておかなくていいのかなぁ・・・・。
後に悲劇を迎える、複雑な立場の忠正をもっと丁寧に描いて欲しいよ。

まあ、平氏のホームドラマだけ、囲い込んだシーンになってれば、他のシーンが壊れることはないから、まだいい。

ドラマのわずか一回に、四人の天皇経験者が登場し、これだけキャラクターが立ちまくっているなんて・・・。大河史上空前絶後。それだけでも見る価値ありです。
近衛帝も少年天皇らしく凛々しく、痛々しくも初々しくてよかったですね。

【この大河の興味ポイントもう一つ】

阿佐田哲也がこんなことを書いていた。
麻雀で、一人初心者が混ざっていると、戦いの興味としては残り3人のものとなる。
誰が一番、この初心者を利用しつくして勝利を得るか。

だから、清盛をうまく使って(または清盛によって受ける被害を最小限にとどめ)自分の役を輝かせ、ドラマを面白くすることができるか、ということが興味ある見所になるんじゃないかしら・・・。

それが、なかなか難しいんですねえ・・・・。
演技派の出演者の皆さんは、「高い壁」に挑戦するように、それを試みているのだろうけれど、ホント苦しそう。

今回、みどころはいっぱいでしたが、以下、
鳥羽法皇→藤原家成→崇徳上皇→源為義→藤原頼長→後白河天皇、の順で書きます。

【三上鳥羽院、いっそ耄碌させて欲しかった】

帝の危篤を、鳥羽院は、自分の愚かさゆえだと考える。
「われらは、だまし討ちのように上皇をしりぞけた。その因果が、巡ってきたのではないか。上皇を我が子とせず、白河院の子と、叔父子と苛め抜いたことの」
大きな目に涙が盛り上がる。鳥羽も来週が最後。

自分も白河院に苛め抜かれていたのにね・・・。
因果を断ち切らんとするこの心境に至ったことはすばらしい。
仏教に深く帰依していたのかとも思えるけれど、この大河のお坊さんにはそれだけの仏心のある人はみあたりませぬ・・・。

大好きな三上鳥羽院だけれど、「射てみよ!」の回の後、なんだか影が薄まった。率先して清盛に感心する役目になってしまったから。

最近の大河では主役は脚本上完璧に守られていて、相当幼稚で自分勝手で常識はずれな行動をとっても周囲の人間に「一味違う男(女)」として感心されることになっている、らしい。(『天地人』『江』『篤姫』など)
その役目を、あれほど輝いていた鳥羽院が引き受けさせられているのが、なんだか面白くない。

今回も、最後の会議で信西にやられてしまい、最高権力者の癖に自分の思いと違う決断を下させられてしまった、らしい。(決定する一声の瞬間をしっかり写してくれなかったのは不満だが、あのアップの表情はすばらしかった)

「崇徳院と仲直りして一緒に政を行いたい」というのも、老人の甘ったれた寝言だと思うけれど、老境の鳥羽院のセンチメントとしては、わかる。晩年の秀吉みたいな感じでしょう。

《ミニ妄想@》
こういう鳥羽院とするのなら、もっと耄碌させ、老いの弱さや醜さ、悲しさを前面に出して欲しかった。
悩める青年鳥羽、たま子と得子の間で揺れる上皇鳥羽、孤高の独裁者となった坊主鳥羽院・・・・鳥羽の三変化はいずれもみごとだった。
だからもう一変化、「老残の鳥羽院」があったら光ったのだと思うんですよね。
そうすれば、周囲が清盛の行動に呆れても、一人清盛を頼り持ち上げる鳥羽院がリアリティを持ったでしょう。
他の共演者にとってもプラス。清盛の言動に心から感嘆するという苦しい演技をしなくて済み、法皇に遠慮して仕方なく褒める、という演技にハードルが下がるから。

来週身罷られる鳥羽院。もしかすると三上さんの狂おしい老残の演技が見られるかも。悲しくてすさまじいだろうなあ・・・・。
第二部のはじめから耄碌させて欲しかった。「大河平清盛・三上鳥羽院伝説」を完成させるにふさわしかったと思います。
まあ、ここまででも十分伝説なのですが、最近注目が低くなってきたのは事実なので、もう一変化、あると嬉しかった。


【家成、大河きってのいい人のまま逝去】

鳥羽のよき話し相手であり、平氏を奇特なまでに支えてくれた、藤原家成が死去。
この方、良かったですね・・・。
怪優佐藤二朗だしあのメイクだし、どんな妖怪キャラかと思っていたら、一番マイルドないい人だった。

でも最後まで家成と平氏との力関係が良くわからなかった・・・身分の高い家成の方が爺やのようにまめまめしかったし。これもキャラ?
邸が頼長×為義によってさんざんに打ち壊されたとき(あの茫然自失した家成が愛しかった)、清盛報復してくれなかったじゃないですか。それにもなんの遺恨もなく、棟梁就任記念の歌会を開いてあんなに苦労した。青筋立てて清盛バッシングの旗を振ってもよさそうなのに・・・。

最後、息子たち(成親と師道)の前で清盛を立て、法皇様をお守りしてくれと清盛に後を託す。
「たくましき野良犬のほえる声にいまや朝廷自ら耳を傾けるようになったのでございますからな・・・」
って、どこまでいい人なんでしょう・・・・。

それでも、やっぱり清盛の立ち位置が不明。
悪役になって、家成の人の良さを利用しつくした顔をしてくれればまだいいのだけれど・・・。
「無頼の高平太どのの奇行の数々に手を焼かされ」の嫌味にも平然。
「お気になさらず。まことのことに、ございますゆえ」
のあとの微笑み、なんだか腑に落ちなくて気持ちが悪かった。

松ケンの困るところは、こういうところなんだよね。他の役者たちが作った場の空気が読めないこともだけれど、自分のキャラの一貫性を持たせた変化について、決定的に感度が低い。
幼稚な行動をやった怪の後で、急に優等生顔しても、成長とは見えず、もやもや感ばかりが残る。なんでわかんないのかなぁ・・・。

公式の三上さんインタビューで、鳥羽院のクランクアップに松ケンが出番でないのにやってきて、演技について質問してきた、という心温まるエピソードが綴られてました。
気遣いもあるし、いい奴でもあるのでしょう・・・。ことさら悪口は言いたくないし、ドラマの中では下手だから必ずしも悪いと言うわけでもない。
けれど、場面やキャラクターを壊していることはわかって欲しい。

ミニ妄想A

ここは、これまでのように、「それは、昔のことじゃ!」(汗)とちょっと焦ってギャグにした方が、まだわかった。
驚いて清盛を見つめる成親の視線にうろたえ、「歌は・・・・歌は苦手なのじゃ!」と言ってくれると、もっと可愛げがある。
笑いが欲しいというよりも、「あの行為はちゃんと覚えてるんだよ!先週と今週は違う人物じゃないんだよ!」、ということを示して、視聴者の「車酔い感」を救って欲しい。
そこで家成「正直なところ、高平太殿にはいろいろありました。しかし、その大きさをみなまだ測りかねて折るのです。なき忠盛様が言っていたように、この男がこの国を変えるのかもしれない。
「その日を目にすることはできぬが、そんな夢を見ながら・・・・」、
と眠るように、穏やかに死んでいく。


 
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Posted at 07:33 / ドラマ タ行 / この記事のURL
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『家族のうた』が危機? / 2012年05月09日(水)
『家族のうた』1〜4話

※結果的にドラマ『家族のうた』全面擁護記事になってますが、正直な思いを書いただけの文章なので、そこのところ誤解なきようお願いします。

【信じられない数字】

低視聴率が話題で、スポンサーが怒っているとか、打ち切りまで検討されているとかいう『家族のうた』。
確かに、第1回6.1%にはじまり、4回まで3.6→3・4→3・1と下がり続けているのは相当つらいと思います。それも日曜9時のドラマで。
第二回で3%台と知ったときには、なんらかの故障か集計ミスかと真剣に思ったもの。

まあ、事実は認めざるを得ない。
理由はいろいろあるんでしょう・・・。
オダギリさんの人気は強く、伝説的カリスマ性があるけれど、ゴールデンの普通っぽいホームドラマとは相性が悪いとか。(『時効警察』『熱海の捜査官』『深夜食堂』みたいにミッドナイトに相性がいい)
また、番組宣伝をろくにしていなかったとか、話題性に乏しかったとか、旬のアイドルをあまり使っていないとか。せっかくのオリジナルだけれど、脚本がイマイチで次回を絶対見ようという動機付けに乏しい。

裏の『ATARU』が初回19%をたたき出した時は相当不利だなぁ・・・と思った。(二回以降は初回ほどの勢いはないけれど)。第四回は、裏が相棒劇場版の初放送だったし。

私も、第1回を観たとき、がっかりした・・・というほどではないけれど、「ああ、やっぱりこんな感じか・・・」と思った。
同枠の『マルモ』の二番煎じ、同工異曲みたいに感じたことは事実。ドタバタやって、最後はハートウォーミングに落とし込む、というありがちなパターンも好きではない。
盗作疑惑もあったんですね。知らなかった・・・。

【このドラマを最後まで観たい!】

しかし、私はずっと観てますよ。
そんなに悪くなんかないですよ。むしろだんだん面白くなってきた。

今回、危機にある『家族のうた』に対してことさら擁護しようなどという「上から」気分で書くつもりはない。正直な感想を書くだけ。

少なくとも、最悪とか打ち切りとか、そんな酷評を受けるようなドラマには全然思えない。ハートウォーミングなホームドラマパターンではあるけれど、それはごくごく普通のこと。

ひどいドラマではなく、どちらかといえば平凡なドラマ、という感じかなあ。(私としてはこれが一番の下げ意見)
でもディティールや映像、音楽とか丁寧でこだわりを感じます。
あの深夜ドラマ、『たぶらかし』の視聴率に負ける日も多いとは・・う〜む。

また、謎解きドラマの目立つ今季において、『カエルの王女さま』とともに、オリジナル脚本で家族や地域を描いたドラマが存在することは、いいことだと思ってます。
制作陣もオダギリさんも、(聞き飽きたセリフではあるけれど)震災以後、家族のつながりを描くことの大切さを感じた。ということがドラマ作りの動機でもあったのだそうだ。もしも「家族の絆の大切さ」テーマが、去年のみの傾向だったとしたら、寂しすぎる。

「要するにドラマがヘボなだけ」と、チャンネルを合わせたことがない人にも歴史的低視聴率を面白がられ、叩かれるのは、なんとも悔しい。

現場、どうなのかなぁ・・・。「これもまた、ロックだよな」とドラマのセリフのように悠然としているといいんだけれど・・・。
それにしても、きちんと作品に向き合った意見が少なすぎるんじゃないだろうか・・・・。

【オダギリジョーの魅力は?】

主人公早川正義を演じるオダギリジョーの魅力は、たくさんあるんだけど・・。
まずあの髪型!!!
オダギリさんのこれまでの数々のスタイルの中でも、インパクトトップかも。好き嫌いはあるでしょうけれど、あの髪型でカッコいいなんて、やっぱりすばらしい。

いかにもロッカー然としたファッションは、一種ギャグ的なアイコンかと思ってます。オダギリさんは自分自身もロッカーだけれど、ドラマでこういうカッコウをしたことはまずない。

キャスティングもミスってないですよ。『時効』みたいに、オダギリさんでなくては、というまでのことはないかもしれないけれど。
キャラクター設定も悪くない。主人公早川正義は落ち目のロッカーだけど、単純でぶれないキャラ。甘ったれでいい加減でバカなんだけれど、口とは裏腹に突然現れた子供たちを捨てられない男。

オダギリさんにしてはセリフが多いんで、最初めんどうそうに見えたけど、今はそうでもない。情けない顔メインに、いらついた顔、ハイテンションな顔、いろんな表情が見られて楽しい。
オダギリさんの特徴の「何も映していない、穴が開いたような目」、映画で魅せられる神秘的な表情は封印しているけれど、時々「キャッ」と思うほど、優しい顔や寂しい顔も見せてくれる。
時々他の役者を横目で見るときの顔とか、すごく好き。
ギャグを繰り出す役じゃないけれど、「現役ロックンロールミュージシャンなんで・・・」と変な発音で言うところとか、面白かった!
少なくとも(比べるのも不適当だが)大河の松ケンのように、セリフのキャッチボールができず主演が登場するとシーンが壊れる、というような致命的なことは間違ってもない。
 
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Posted at 07:19 / ドラマ カ行 / この記事のURL
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映画『テルマエ・ロマエ』 / 2012年05月08日(火)
ただいまでございます。

GWは悲惨なバス事故に始まり、天候も悪く、最終日は竜巻を含む大荒れ。
いつも通り実家でおさんどんに明け暮れるだけの私にはあまり変化はないのですが・・・。復興しつつある東北の観光地への打撃とか考えるとつらいところです。
皆様は無事お過ごしでしたでしょうか・・・。

連休中、出かけたのは次の二箇所。
実家で観た映画『テルマエ・ロマエ』と帰る途中に北浦和の埼玉近代美術館で観た『草間彌生展』。

【テルマエ・ロマエはみんなで楽しめた!】

帰省中、天気も悪いし、映画でも行こうか・・・・。
となりましたが、あっさり『テルマエ・ロマエ』に決定。それしか選択肢がなかった感じ。(宇宙兄弟も公開前だったし)
テレビで流れるCMに大いにそそられていたし、阿部寛は世代を超えて好感度が高い。

不安は、まだ完結していない人気漫画原作の映画は、予告編に見るキャッチーな面白さはあっても全体見るとむなしい場合が多いんじゃないかなぁ・・・ということ。

しかし、心配無用でした。
久々に観たなぁ。
「誰にでもわかりやすく」「世代を超えて」「気楽に」楽しめて、後味もいい映画って。
私は大好きでも、予備知識なしで見ても全然面白くない映画(SPECとか)とか、笑えるけれどかなり毒が仕込まれてる作品(なくもんか、とか)とかが多いですもんね。

会場はほとんど満員。田舎のせいで老人の姿が目立ったけれど、上映時間中笑い声が絶えなかった。終了後もなんだか幸福そうな笑顔で帰る人々が多かった。

こういう映画って、いいよね。
批評家に褒められなくとも、賞など取れなくても、会場の笑顔ですべて満たされてる。
そういえば『のだめカンタービレ』もそんな感じだったなぁ・・・。と思ってたら、どちらも監督は竹内英樹。なるほど。脚本が武藤将吾なのも納得。

あ、でも、この映画なら全世界に通用するとも思う。カルチャー・ギャップの楽しさがメインだから。
露天風呂と最新技術が共存する「不思議の国ニッポン」を紹介する映画としても、なかなか出色かも。
そういえば、ローマで上映されて大うけした、というのもよくわかる。

ヒロイン上戸彩をはじめ、原作(最初の二冊くらい読んだだけだけど)とはもちろんずいぶん違うところもある。けれど、テイストは一緒。
「ローマの風呂職人」ミーツ「現代日本の風呂文化」の楽しみを、シンプルな構造でバリエーション豊かに描いてくれます。

途中あまりに何回もワープがあるのでちょっとだれたように思ったところもあるけれど、笹野さんはじめとするカワイイ老人たちがワープした瞬間には「きゃー!」と叫んでしまうほど。
ワープのときに、テノール歌手が朗々と歌う趣向も、悪くない。

【出演者たちもいい】

ひたすら真面目なテルマエ建築家、ルシウス役の阿部ちゃんは最高。
「阿部寛しか考えられない」という役は、実は非常にたくさんある(メイン出演作のほとんどかも)のだけれど、これも間違いなくそう。

ローマ人といわれれば間違いなくローマ人に見える、あの彫りの深く濃すぎる顔と身長がいい。
容貌魁偉にも見えるけれど、乙女のロマンを掻き立てる美形にも見える。

風呂でワープするから、ワープの前後には、全裸。けれど日本の風呂へのあくなき探究心から自分が全裸なことなど常に忘れており、そのため毎回大変なことになり、会場も爆笑の渦。

巨大な彫刻みたいな男が、「こ・これは・・・」とケロリンの湯桶やシャンプーハットやフルーツ牛乳・・・・もう、ありとあらゆる日本で見慣れたありふれたものたちに真剣に向き合っている姿。
これは、タイムスリップモノに感じる単純な優越感以上の楽しさ。ありふれたモノにあんなに感動してくれるルシウスに、こっちも感動してしまう。
しかし、風呂にしか興味がないため、電気とか車とか、そういうものには何の興味も示さない。
ウォシュレットとかシャワーも、ローマの手作りと人海戦術で真似してくれるので、もう楽しくて楽しくて。

 
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Posted at 07:07 / 映画関連 / この記事のURL
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帰省中です。 / 2012年05月03日(木)
帰省中です

雨の多い連休ですが、皆様どうぞ事故のないよう、楽しくお過ごし下さい。

 
   
Posted at 20:29/ この記事のURL
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終わったかもしれない・・・ 『平清盛』第17回 / 2012年04月30日(月)
『平清盛』第17回「平氏の棟梁」

すみませんが・・・・・そろそろ『平清盛』見なくなるかもしれません。(頼長の最期まではなんとか見るとは思いますが・・・)

さすがに、もう今回は擁護する気がおきません。

以前から言っていることですが、やはり問題は「脚本」と「主役」です。
他のことは、もう細かい批判とかしてもしょうがない。
14、15回の頃は、松ケン頑張っているし、「花見」話でほだされたし、黙っていればいい目、いい顔を見せてくれることもあったので、希望が持てるような気もしてました。
一年かけても松ケンが「大河の主役の器」になる姿を見守り、最後までお付き合いしようかとも思いました。

だけど、もうダメ。
今回、新章である『第二部 平氏の棟梁篇』に突入させた。
保護者忠盛なしで堂々屋台骨を一人でささせねばならなくなった途端、これまででもっとも悲惨な状況を露呈してしまった。

この大河、脚本に関してはもう「作品」というよりある「状況」だと思うことにしてたんですよ。
筋書きや思惑のないドラマと考え、その泥レス状態でも輝きを放つ役者たちを見るのを「楽しむことにした」と。
また、脚本に不満な分、いろんな妄想が生まれやすくて、アナザストーリーを脳内で紡ぐ楽しみも多かった。

しかし17回になったら、もはや萌えや妄想すら起きない。

全国的に「松ケンたたき」みたいになる状況は、イジメみたいで嫌だったのだけれど、ごめん。松ケンひどい。ひどすぎる。
他の部分は耐えられても、(この作品における)彼の演技だけは、もう擁護できません。
数多の実力者俳優たちも、清盛メインのシーンではどうしようもなくなっている。

最初から今回は心配してましたよ。
この大河、主人公の台詞と登場シーンの多い回は、あまり良くない・・・・。
精神的支柱であり、ドラマ全体を支えてきた忠盛が先週没したことで、ひとつ終わった。

中心になった清盛ばかり画面に出ることになったのだけれど、行動、演技、ビジュアル、すべてもう崩壊。
こんな悲惨なものは、もう見たくない。
よく見ると、松ケンの登場する部分を全部取っ払えば、5分の1くらいになるけど、あまりひどいとは思わない。
けれど、彼が出ている場面は全部つらい。苦痛。

つくづく、伊東四郎、三上博史、中井貴一などは偉かったと思いますよ。
がっぷり松ケンと一対一で相対し、みごとな負け役を演じ、松ケン清盛を輝かせてくれた。その演技力には今改めて感嘆します。
ただし歌会などの「多対一」だと、そうはいかない。

【平清盛である!でコケた】

忠盛死後、館と家人を受け継ぐことになった清盛。
とりあえず服装は身奇麗にしたが、美しさとかはない。傾いたケレンでデザインされた序盤の方が、まだ絵的には許せたかも。でももはやビジュアル批判は置いとこう。

清盛「平清盛である!」
盛国「皆、存じております」

笑えない・・・・この一声でがっくりと萎えた。
つまんないギャグがいろいろ散りばめられて、どんどん寒くなる。
このシロートくさいセンスは、誰のものなのでしょ。言ってる本人かしら。
少しでも面白くしようとか思ってやってるとしたら悲しすぎる。

「俺が棟梁となったの上は、亡き父上の固き志を継ぐ、すなわち、武士の世をめざす!!(大声)これは、棟梁となった俺と、そして平氏一門の、志と心得よ!」

以下は脚本の問題ですが。
こういう宣言を一部の腹心にだけでなく一門の前で語ったということは、もう朝廷に反旗を翻したと見てもいいと思うんだけれど、どうしてほおっとかれるのかなぁ・・・。
先週、家成の館が忠実の命令によって散々に襲われたじゃないですか。その後頼長に報復せよという得子の命令を、清盛たちが敢然と断ったじゃないですか。

棟梁就任のお披露目に歌会を開いてやる家成の人の良さにも呆然とするし、歌会をドタキャンもせずにちゃんとやってくる皇室や貴族たちも不思議。
あのリアル「お花見」以上に誰も行かなくなってもおかしくないのに。(そもそも、この歌か、史実になど基づいていないというし)
その清盛を、あいかわらず重用したり官位を与えたりせねばならないとしたら、朝廷はよほど平家の財力と武力なしではにっちもさっちも行かない状況にあったということなんでしょう。

だから、清盛のキャラがおかしいんですよ。
平清盛は、一筋縄ではいかない面従腹背の人物。朝廷にアメを与えつつ、一面で圧力をかけるような策士でなければならない。中井貴一ならそのリアリティがあった。いい人に見えて、一番の策謀家かもしれない、という面白みがあったもの。

ドラマどおりの幼稚で単純で短気で思慮浅い小人物なら、忠正などはクーデターを起こし、頼長はうまくだまして利用し、源氏には平氏打倒の千載一遇のチャンスじゃないですか。

【ホームドラマなのはいいとしても・・・】

今回はずっとホームドラマでした。
重点置かれ過ぎだけれど、大河ではありがちなことだし、それはまあいいんですよ。

けれど、一般家庭の父親以下だよなぁ・・・・。

「お前というやつは、それでも妻か!」
一門同席の中、新しい役目に慣れない妻を怒鳴りつけるなんて・・・・。
場がとげとげしくならぬよう「(琵琶は)やめました。ちっとも上達せぬゆえ・・・」とボケた時子のほうが、ずっと偉かったですよ。

苦手な歌を作ることになってテンパる清盛。
「貴族の世など倒して武士の世を作る」つもりの人が、宿題に悩む小学生みたいな状況になるなんて、しらけるなあ。家盛が死ぬ前も、踊りの練習でテンパって妻を怒鳴りつけてたし。
信長と並ぶ革命家扱いの人物なのに、なんでそんなに紅白歌合戦みたいな体制的な大舞台に血道を上げるのかなぁ・・・。

歌人でもない清盛は、お題さえ盛り込めば下手な歌で無難に微笑まれるくらいがちょうどいいんですよ。アリバイ的な春の歌ひとつ作れないって、知恵も教養もなさすぎるし。
「この一首に、平氏と武士の行く末がかかっているのじゃ!」
小人物、ですねえ。

さらに以下の台詞群はひどかった。
「俺が大事な歌会を控えていることはわかっておるであろう。家のことは、そなたの役目であろうが!!」
「膳の数は間違える琵琶は弾けぬ。おまけに清三郎をかようなものに育ておって!」
「明子なら、もっとしっかりした、棟梁の妻となっておったぞ!」

あ〜あ。やっちまったなぁ・・・・・と、思いました。

忙しいから、家のことは(子育ては)お前に任せてる。だから子供の問題はお前の責任だ・・・・と言われたら、私なら即日離婚を考えます。ましてや最後のセリフは、夫婦間で絶対に言ってはいけないこと。

この台詞を聞いて、このドラマを見るのは今回限りにしようと思った人、結構居ると思います。

 
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Posted at 11:25 / ドラマ タ行 / この記事のURL
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『リーガル・ハイ』は最高!! / 2012年04月29日(日)
『リーガル・ハイ』第1話「最高だけどサイテーの弁護士・・・愛も法も嘘をつく!?」
第2話「著作権訴訟はカネになる!?」

毎度イイワケではじめているようで申し訳ないけどホント忙しくて(涙)。
書きたいことがあってもブログにアップしきれない。
でも、今日と明日はようやく休めます。3日からは帰省。

『リーガル・ハイ』再放送があったんで1話、2話とも見られました。
良かった!!面白かった!!!
もう間違いなく今季イチバン!と言いきれます!

演技力のある俳優のコメディって、やっぱり面白いなぁ・・・!
堺さんの本格コメディ出演はあまりなかったと思うんですが、これまであまり外に現れなかった堺さんの魅力が、ゾロゾロたっぷり出てきて心底楽しめる。

【古美門研介の魅力】

なんといっても、脚本と堺さんが作り上げた、古美門研介がとてもいい。

8・2分けのぴったりした髪型、猛然とした早口、拝金主義、負けるの大嫌い、子供っぽい言動。
「最悪な弁護士」といわれながらも無敗記録を続けている。
着手金が一千万、報酬金が二千万、それでも必ず勝つ。
「正義は金で買える。金をもってこい!」
とわめき、金に飽かした執事つきの優雅な生活を楽しんでいる。

登場の仕方も良かった!相棒となる黛(ガッキー)電車内での席を譲る譲らないという件について繰り広げられる長々したディスカッション。うっとうしい屁理屈だけど、理屈は通っている。
怪獣二匹が相対するようなタイトルバックもいいなあ。
指一本立てて得意げに笑うあの堺さんの漫画顔ときたら!静止画でもそれだけでぶっ飛ぶ。

中国語、ヴァイオリン、なんでもはじめるけれど、根気がないらしい。
都内に三か所入っていながら一度も行ってないスポーツジム。上達しないバイオリンの個人レッスン。運転免許も持ってないのに3台も高級外車を持ち、海が嫌いなのに大きなクルーザーも持ってる。

「女好き」という前宣伝もあったけど、それはあんまり心配なし。
小美門さんはひたすら自分が好きなだけだもんね。

話題になっているあの立て板に水の超早口、聞いてて快感です!!
あの速さでもちゃんと細かく聞き取れるところはさすが舞台出身。
クライマックスが近づくと、今回は法廷で古美門がどう戦うのか、ゾクゾク感が高まるぅ〜〜〜!!!

手法は、勝てばなんでもあり、というやり方。

被疑者の美談を集めろ!
担当刑事の悪評を集めろ!
マスコミを利用しろ!
人権団体を活用しろ!

ドラマ的にはさほど驚くようなアイデアではないけれど、古美門の漠然とした命令に必死で答えていく黛がエライ。

また、証人を持ち上げたり挑発したりして「引っかけ」、つい失言を引き出して利用するやり方がサイッコウ。公園のコーヒー売りとか、美大のブロガーとか、変な正義感と目立ちたがりで法廷に出てくる「一般市民」をうまく利用してるんですよね。
第1回、「落としの名人」老刑事に「目ぇ見りゃわかるんだよ!!」を引き出したシーンは気持ちよかった!

そうしてなんとかかんとか「勝ち」(または調停を申し入れられる)に持ち込み、不敗記録を伸ばしているの。

古美門のやり方のイチバンの特徴は、「真実を追求しよう」などとはこれっぽっちも思っていないところ。
このドラマのベタつかない爽快さはそこから来てる。

表に出た文脈としえては「金が正義」「勝ちが正義」という、社会的良識に真っ向から逆らうものだけれど、よく見ると違う。
警察の横暴や口裏あわせが小美門によって暴かれていく様子はまさに快感だった。

第1回、検察にうまくしてやられ、負けかかったときの小美門のチャーミングは最高。
法廷で黙って上目遣いでニヤニヤしていて、何か隠し玉でも持ってるのかなぁ・・・と思ってたら・・・次の瞬間、顔がひっくり返る。

「負けた〜〜??ボク負けた〜!!?????」
「なんで僕が杉浦(正名僕蔵演じる検事)なんかに負けなきゃいけないんダ!
これは夢ダ!悪夢ダ!お前のせいダ!」
「お前は三木の工作員ダ!お見事ダ!」
(「ダ!」と言うたびにダーツを投げつける)

「出て行きたまえ!いやボクが出て行く!!」
伸ばした人差し指でドアを指さして部屋を出て行く。チャップリンとキートンを足して2で割ったようなコミカルでな直線的な動きで面白い。

【beインタビューなど】

今朝の朝日新聞beに、堺さんのインタビューが乗ってたけれど、堺さんは古美門について、
>「まっとうな人間です。大人としても社会人としても成熟した考えの持ち主です」
優しい目できっぱりと言われたそうです。そういわれればそうなんですよね。コドモっぽく遊んでいても、それはすべて自分で金を稼いで我慢しない人生を手に入れてきた結果。
ただ、ひとつ挑んでいることは、セリフの速さ。
>「自分史上最速を目指したい。でも、だめならすぐあきらめます。ただの個人的な挑戦。それがドラマに合わなければ、すぐ変える」
自分のことは、
>「個性的でもないし、平凡な役者です。俳優とすら思っていない。現場が終われば失業しますから」ひたすらに謙虚だ。
堺さんの汲めども尽きぬ魅力は、そういうところなんだろうなぁ・・・。

また、先月のテレビナビのインタビューでは古美門の役を『ジョーカー』の刑事役と「変わらない感じがしている」と言ってます。

>”人は人を裁けるのか、裁く権利があるのか”ということをずっと考えていて、でもそのことを悩みながらも誰かが裁かないとどうしようもないという苦い思いのある刑事だったんです

正反対の印象なのだけれど・・・・なるほど!!
「人は人を裁けるのか。裁く権利があるのか」というテーマに関して『ジョーカー』と『リーガル・ハイ』はまったく同じなんですね!!

あれやこれやで、堺さんにとっても演じ甲斐がたっぷりある役みたいです。

 
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頼長絶品横顔+崇徳・後白河まさかの同居 『平清盛』第15回 / 2012年04月21日(土)
『平清盛』第15回『嵐の中の一門』

この回はちゃんと感想を書きたかったのだけど、『薄桜記』でぶっ飛んだりしているうちにとても遅くなって、もう明日が16回(汗)。
15回については、印象に残ったシーンを5個、ピックアップすることにします。


【サディスティック頼長、絶品横顔】

もちろんこの回一番!は、忠盛と頼長が行き会うこのシーン。
すごい台詞のオンパレードなので抜きます。

頼長「近頃、美福門院様の覚えめでたいようじゃのう。もう一年も過ぎたか。家盛が落命してから」
普通に美麗な頼長。
頼長「私も残念でならぬ。まことすぐれたおのこだったゆえ、とりわけ目をかけてきたのだが」
忠盛「ありがたきお言葉」神妙に頭を下げる。
頼長「身の程をわきまえぬ野心を持つものは、苦しみぬいて死ぬということよ」

また頼長の悪い癖が!!美味しそうな獲物が目の前にあると、計算高さを押しのけてサディスティック衝動が前面に出てくるのね・・・。
ここで初めて家盛の死の真相を知ることになる忠盛。衝撃は計り知れない。

頼長「知らず知らず、生まれ怪しき兄への鬱屈がたまっておったのであろう。家盛こそが跡継ぎの器と少しばかりおだててやると、何もかも差し出しおった。つまるところ、平家の足並みを乱しただけだったと気がついたようであったが、いまさら後へは引けぬ。死ぬまで私に組するしかない。そう、思い悩んで追ったのであろうのう・・・・」
横顔「かえすがえすも惜しまれる。家盛と私はすべてにおいて、しかと結ばれた中であったゆえ」

この横顔がすばらしい!だいぶ以前にすでに公開されたものではありますが、もっとも残酷な場面、ここで使ったのですね。
目の玉がむき出しになり、蛇のような異形になる。目の色も怪しい。これはすごい。すごいショット。
そして赤い唇でわらう。お歯黒が覗く。

「何じゃ公春(愛人)。もう、死んだものの話ぞ」
「私が父ならほめてやるがのう。家盛、天晴れであった、さすが武士の子、見事なる犬死じゃ!」

ところどころに含んだ笑いを散らせ、なんという憎憎しさ。
人懐っこそうな丸い目と、ふっくらした唇に幼さがあるのがいいんですよ。
あれで余計に悪魔っぽさが際立つんですよ。。

忠盛の怒りマックス。鼻の脇がぴくぴくと震える。
忠盛のこんな怒りの顔を引き出すとは、さすが頼長様。


【枯れ専直撃か?忠盛と家貞】

オヤジには無関心な私が、先週思いがけず「萌え」かかった忠盛×家貞。
第15回も続いておりまする。

批判する忠正の前で、家貞は忠盛の心配をしている。
「大事無いのでしょうか。あれほどの強さを持ち続けてきた殿故にこそ、張り詰めてきたものッが、ぷつりと切れてしまうのでは・・・」
ううううううっ!序盤からやられる。
自分のことは0%、殿が100%。梅雀さんがたまらない。

忠盛は鳥羽院の信頼を得て、「おしん人生」の最上段へ上り詰めようとしていたのだ。
実の息子を失っても耐え抜いて築いた今の地位だ。
「あと一息、あと一息じゃ・・・・・」
そこへ頼長が、最大級の爆弾を落とし、忠盛の「辛抱の糸」がぷつりと切れる。

怒りに震える忠盛の側で、家貞も悔しさと悲しさで必死で涙をこらえる家貞。
なんだろうなぁ梅雀家貞。
この人のさりげない細かな演技が、私の涙腺を決壊させるんですよ。

【父忠盛、清盛を足蹴にす】

絵師と曼荼羅図を描いている清盛のところに、忠盛がドスドスと入ってくる。
「やめよ!今すぐやめよ!!(すごい大声)もうよい。もう財をなげうってこのようなものを寄進せずとも良い!」
家貞「との・・・」(ポワン)

忠盛「わしじゃ。わしが家盛を殺したのじゃ!清盛、お前がいたからこそ、この世を変えるため、わが志を遂げるためには鬼にも蛇にもなると、一門のものたちにも、宗子にも家盛にも無理を強いてきた。それでよいと思ってきた。いつか志を遂げれば、すべてが報われる。家盛の忍耐も報われると。だが違った。家盛は断じて報われぬ。武士は己の分をわきまえて生きておれば、それでよいのじゃ。いますぐやめい!!!」
数十年もの思いを一気に吐き出したような忠盛。

しかし、清盛のリアクションがこれまでとは違う。(何しろすぐに怒鳴り返さなくなった)人物に深みが出てきたのかしら・・・?

清盛「お話はそれだけにございますか。ならば、お帰りになってくださいませ」
曼荼羅図に筆を入れ続ける清盛。
それを忠盛が足蹴にする。清盛をつかんで床に打ちつける。すごく激しい。
「わしの言うことが聞けぬか清盛!」
家貞も盛国もなすすべがない。しかし清盛は曲がらない。

「父上が、どうお考えになろうと、私は家盛の兄にござります!」
眦(まなじり)を決したねぶた顔。いい顔だぞ清盛!口のあけ方、目の開け方、ついに君は大河の主役になったかもしれない。

《その後がちょっと萎え》

ここまではすごく良かったんですけど、その後の「大げさな演技」がやはり萎え。
 
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Posted at 15:26 / ドラマ タ行 / この記事のURL
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春ドラマ序盤走り書きA / 2012年04月21日(土)

四月期ドラマについて、前記事で書ききれなかった分など。

【『リーガル・ハイ』再放送あるね!!!】

録り逃しに後悔しきりだった『リーガル・ハイ』第1回再放送情報来ました!よかった〜〜〜!!
4月24日火曜、第二回の放送前の午後です。堺古美門さん、ちゃーんと観るからね!

『たぶらかし』2.2%】

『たぶらかし〜代行女優業・マキ〜』第3回もつまらなかったなぁ・・・モンゾウさんの登場もほんの少しだし。でも楽しみはそこくらい。
話も古臭いけど、主演マキにやっぱり魅力がない。若くてダイナマイトボディだけじゃなあ。
今回のゲスト、高岡早紀の方がはるかに色っぽくて美しい。同じ深夜でも『都市伝説の女』(これももう観ないと思うけど)の長澤まさみの脚線美のほうが目を奪う。谷村美月はなんだかもっさりしていて、売り(?)のお色気シーンも半端。

第一話のクライマックスの「憑依したような演技」で魅せるのかと思ってたけど、期待はずれ。
今回のお狐さまなんて、文化祭レベルの演技の厚化粧幽霊にすぎなかったし。

どうするんだろう、これ・・・・?
心配になって調べたら視聴率はなんと2.2%・・・。消費税の半分以下。
『くろねこルーシー』みたいに、内容的に良ければ視聴率なんて気にならないんだけど、これはなあ・・・。明るい展望もなし。ゴールデンなら打ち切りだけど、ずるずる続くのかな。

【『カエルの王女さま』は面白い】

『カエルの王女さま』どうかなぁと思ったけど、2話目は1話目より面白かった。
誰でも展開を予想できる予定調和のドラマ。
だけど、これは悪くない。スパッと気持ちがいい。元気になる。
サラウンドで見たら洋画の『フラッシュダンス』とか『バーレスク』とか、あの路線を意識してるのかなぁ・・と思った。(まあ、『フラガール』の方にもっと近いとも思うけれど)
とにかく、歌と踊りの場面を頑張って!

天海祐希演じるヒロイン(ブロードウェイ経験者の倉坂)が、第1回では迷って逃げ回っていたけれど、今回から腰をすえた。時々「人生の説教」みたいになる部分もあるんだけど、あのポジティブさ、たくましさ、美しさ・・・あのスタイルで動いているだけで、惚れ惚れする(特に腰部に見とれるのはなぜ?)。今の日本の女優の中で一番「光り輝く」なあ。

石田ゆり子は大事な役だけど、演技は良くても声量がつらい(大島優子も)。歌唱力で選ばれた(?)片瀬那奈と福原美穂の声は十分。でも、やっぱり天海さんがいてこそ、だなぁ。千葉雄大君可愛い。玉鉄も楽しみ。
市長岸辺一徳とバチバチのラストシーンは迫力でした。
今回一応一歩を踏み出したわけだけれど、文化も流行もないど田舎で、盛りを過ぎたオバサンたち(ほとんどは)をかき集めて、一流のミュージカルを作ろうというのは相当な道のり。
歌うのが大好きなオバサンの一員として、応援したくなります。

 
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Posted at 14:48 / ドラマ・ミックス / この記事のURL
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春ドラマ序盤走り書きと、ある「お花見」について / 2012年04月19日(木)


【4月期ドラマいろいろ(走り書き)】

忙しいのはいいことなのだ、とは言うけれど、毎日ヘトヘト。
セブンショッピングでお店に届いたという雷蔵『薄桜記』のDVD、今日も取りにいけなかったなぁ。

●火曜日帰宅するとなんと録画していたはずの『リーガル・ハイ』がなぜか録れてなかったことが大大大ショック!
帰った瞬間「わあっ!」と焦り、テレビに飛びついて終わりのほうを見ただけ。
でも最高に面白かった!!
堺さん古美門最高!!セリフの内容と言い回しにいちいち痺れてしまう。性格も良くわからないけれどすごく楽しい。その上爽快。
食われ役の三木弁護士、生瀬さんも持ち味たっぷり。
再放送か、見逃し配信があることを信じて待ってます。


●オダギリさんの『家族のうた』は見ました。情けないダメロッカーのオダギリ可愛い・・・・。深夜ドラマはいいけれどゴールデンの主役はどうかなぁ・・・・と思ってたけれど、まずはホッとしました。でもコメディとはいえ内容はかなり安易で『マルモのおきて』にいろいろ重なるのが気になる。
終盤のマネージャー三木(ユースケ・サンタマリア)とのやりとりにジンと来るものがありました。

今季のドラマは『組!』色が強くて嬉しいです。鴨さんも月九にでてるし。もちろん『組!』の皆さん売れっ子だから毎クールあちこちに出てるけれど、持ち味を生かし、それを広げる形でメインとして登場してるのが嬉しい。

●・・・・にしても、日9のオダギリさんの裏、中居君の『ATARU』は強かった!初回視聴率19・9%でしたっけ?完敗です。
裏録使ってなんとか両方録画。ようやく見たけど、これは面白いし新鮮。中居くんのドラマにはさっぱり興味がなかったんだけど、この作品は内容が発表された時点で「これはもう、史上もっとも中居くんにぴったり!!!」と楽しみにしてたんですよ。
第1回、本線の筋もいいけどメインの謎(?)ATARUについて何も明らかにしなかったのがウマイ・・・・中居くんの新境地、チョコザイの言動一つ一つが、何を意味してるのか気になる。うずうずして、絶対毎週見ちゃいます。ちょっと『僕の歩く道』の草なぎ君や『聖者の行進』の香取君も思い出した。
けれど、障害者とはいえベタな方向に持っていかず、少年っぽいけれど年齢も高めで、なにしろ他人に頼らず一人で生きているところに非常に惹かれる。

美貌とのギャップを生かしたキャラとギャグとオーバーアクションで魅せてくれる栗山千明もいいですねえ。北村一輝、田中哲司、と、『SPEC』の「翔」と「天」にやたらかぶるけど、キャラ付けが細やかで好き。
写真を舞い散らせた中でチョコザイがひらめくところも、隅々まで配慮の行き届いた演出っぷりも、もとっても『SPEC』っぽい。なんか関係あるのかなぁ・・・。
今季のドラマの中では、間違いなく台風の目。
「アップデート、しました」は、流行しそう。

●他、見たものとしては『カエルの王女さま』。天海さんが大好きだから。怒っても笑っても踊っても素敵。話はありがちなもたもたしたコメディなんだけど、もう少し見ようかなぁ。

●夜中の『非公認戦隊アキバレンジャー』面白かった!!私でもこれだけ面白かったのだから、戦隊ファンにはたまらないだろうなぁ・・・!演出がいちいち、「公認戦隊」を生かしていて、戦闘場面だの、オープニングだの、CMの種類まで本家そっくりなのが楽しい。第1回では特に好きだったデカレンジャーがいっぱい登場してたのが嬉しい。

 
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Posted at 08:10 / ドラマ・ミックス / この記事のURL
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おおおおおっどろいた!!『薄桜記』主演! / 2012年04月16日(月)
第一波

9時もとっぷり回ってから携帯をいじりながら家路を辿っていると・・・・。

ええええええっっ!!!????

http://www.nhk.or.jp/dramatopics-blog/

ちょっとちょっとちょっと!なんとなんと!すぐには信じられない!!!

疲れきっているのも一瞬で吹っ飛び、線路脇の夜道を走って走って家に帰り着いたところです。夕ご飯食べてないけど・・・・さあ調べよう!



恥ずかしながら最初、「薄桜鬼」だと思ったんですよ。あの、有名な耽美系「新選組奇譚」ですね。
そんなもの、今さら、嬉しいような恥ずかしいような・・・ジェームス三木脚本でも、BS時代劇でこれをやるなんて、どんなもんなんでしょ。あの『新選組!』で終わってくれたほうがいいんですけど・・・・。

と思いながらよくよく見ると、『薄桜記』ですね。別物ですね。良かったような残念なような・・・いや、知れば知るほど、良かった。絶対良かった。
助かった安堵した。はるかに良かった。

作品自体は知らないんですが、なんとなんと、あの、市川雷蔵が主演した作品じゃぁないですか!!!

磐音さまの制作関連の方が(調べればわかるんだけど、とりあえずゴメン)以前耕史君を市川雷蔵のような役者であると言ってましたよね。それ以来市川雷蔵を眠狂四郎中心に見たわけなんだけど、これはさらに良いかも!!


とにかくもどかしくて、こちゃこちゃ調べてアップアップしてます。

最初のNHKドラマトピックスでは、

まずは役名は「丹下典膳」。
これも最初見ててっきり「丹下左膳」??思ってしまったからやっぱり興奮中なのですよ。
最近も獅童さんがやってたケドあれは隻眼。もちろん丹下段平でもない。

丹下典膳は隻眼ではないけれどなんと片腕であるらしい。
SPEC当麻か?(昨日観て来たのでつい想起してしまう)

>殺陣(たて)の達人・山本耕史さんの新しいヒーロー像にご期待下さい!
>山本耕史さんが、再び、剣豪役に取り組むのが、『薄桜記』です。
>山本耕史さんが演じる、主人公・丹下典膳は、旗本にして、卓越した一刀流の剣豪。
>しかし、妻の名誉を守るため、片腕を失い、家も断絶してしまいます。

妻帯者か・・・いいけど。

>浪人となった典膳を助けたのが、のちに赤穂藩の家臣となった堀部安兵衛。
>一方、武士としての筋を守る典膳は、吉良上野介(きらこうずけのすけ)の用心棒となり、片腕の剣豪として、赤穂浪士たちと向かい合う立場となってしまい・・・

ええっ!忠臣蔵!
(ここでようやく知った)それも吉良方!!堀部安兵衛が恩人にして宿敵!

萌えゲージ一気に上がるぅ!たかまるぅ!!
>そして、このドラマを貫くのは、武士社会のオキテにより、愛しながらも別れざるをえなかった、典膳と、妻との、美しくも切ないラブストーリーです。

えっ安兵衛や山吉新八郎とじゃなくて?
せっかくの忠臣蔵なのにもったいない・・・・。
(ちょっとひくまる)

>【放送予定】 BSプレミアム 2012年7月13日(金) 午後8時〜8時43分 毎週金曜(全11回)

良かった!3分じゃないね!
11回という回数にも満足!四回や五回じゃない。これならたっぷりですぞ。
しかしこれこそ、今度こそ「清盛に立ちはだかる高い壁」になっちゃうんじゃないの? 

それにしても苦悩するNHK、いまだに何かと耕史君を頼りますねぇ・・・!
数日前『永遠の泉』がニュースになったばかりなのに、時代劇でも正月まで待てないってコト???
いやぁ・・・・嬉しいですねぇ・・・・・!

>【原 作】 五味康祐『薄桜記』【脚 本】 ジェームス三木【演 出】 清水一彦・榎戸崇泰

原作読まなくっちゃ!!新潮文庫にあるみたいです。売ってるかな?

>【出演者】 山本耕史、柴本幸、高橋和也、ともさかりえ、檀ふみ、高嶋政伸、草刈正雄、辰巳琢郎、かとうかずこ、萬田久子、江守徹、津川雅彦、長塚京三  ほかの皆さん

二番目にある柴本さんが妻・・・?
う〜む。微妙だけど・・・。悪くはないか。

早くもスタッフブログができてますね。
http://www.nhk.or.jp/drama-blog/1530/117197.html

一番重要な高橋和也(堀部安兵衛)いいと思います!
高嶋政伸、草刈正雄、葛山信吾(好き!)、 石垣佑磨(弟よ!)辰巳琢郎、
それから、江守徹(紀伊国屋文左衛門)、津川雅彦(堀部弥兵衛)、長塚京三(吉良上野介)には高まるぅ!!

 
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Posted at 21:58 / KOJI YAMAMOTO / この記事のURL
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