まさかのムンバイ!振り向けばガンジス!(『重版出来!』(3)とTBSドラマたち)

April 29 [Fri], 2016, 11:30
『重版出来』(3)『99.1』(2)『毒島ゆり子のせきらら日記』
今期のTBSドラマ、ホント楽しいです〜〜〜

松潤主演の『99.9』。高い視聴率15.5%からさらに激アゲして19.1%台。なんと『真田丸』越え。
まさか〜と思って二回目を録画で観たら、確かに1話より2割増しで面白い。

第一回も、キャラづけとか設定とかホント上手くできてるしキャスティングもテンポもいいので感心したのだけれど、今回はストーリー自体にグイグイ引き込まれた。
第一回の監視カメラの死角やら服の色がライトで変わるとか、トリックとしては古色蒼然だったじゃないですか。今回は、風間俊介の好演もあって、なんてことない正当防衛致死事件から深山独特の調査で事実があぶり出されていく過程がホント面白かった。(まあこれも、偶然に見せかけた計画殺人、というパターンではあるけれど、面白く見せるからエライ)

松潤演じるニューヒーロー深山大翔、変人弁護士という設定は珍しくもないのだけれど、非常にうまく練られたキャラ。マイペースでドケチで、徹底して自分のやり方にこだわる。。オヤジギャグで自己満足に浸る一面も。額から血を流してもティッシュを貼り付けて済ますのが可愛い。耳とかやたら変な触り方するし、ダジャレアメをいつも持ってるし、学生にしか見えないスタイルも、あの変人さが板についてからは可愛い(リュックも可愛い)。料理上手までは盛りすぎな気もするけど・・。
キムタクの『HERO』と似てる、という声を聞いたけど、私はこっちの方が好き。

ゴメン、ずっと松潤のこと、顔と性格(小栗君と仲良しだし)は好きだけど、演技はイマイチかと思ってた。
脇に小栗が居れば喰われ(スマイル)、瑛太が居れば喰われ(ラッキーセブン)・・・だったけど、『花男』以来ようやく本命キタね〜〜。
思えば、演技派に食われてきたと言っても、ヘタとか棒であったことはなく、「周囲のキャストを立てつつ、ドラマの中心に居る華のある絶妙な主演」であったとも言える。
今回、脇とのコンビネーションが絶妙にいいのは、企画脚本だけじゃない。松潤の質もあると思う。

香川照之、引き立て役なんだけど、徹底した「損」っぷりが可愛くて、彼自身も美味しい役になってる。
榮倉奈々も、絶妙なバランスで二人の間でがんばる、肉体派。
プレリーガルの片桐仁が大好きだけど、松潤とのコンビがこれほど嵌まるとは!
渡辺真紀子、マギーもいい感じ。この辺は確かに『HERO』っぽいチーム設定だけど。
そしててっぺんに岸部一徳で完成形。
一徳と片桐仁の『We are Rock You』のリズムを取って踊りかけて寸止め、という位置和のシーンだけでもヤラレマシタ。

一見ありがちなドラマだからこそ作り方で天地の差の結果が出る。もちろんこれは最高ランク。
あ、ちょっとほめすぎ?でももう、完敗だから許して。


【真裏では・・・】
『99.9』を褒める気持ちに偽りはないけれど、裏『our house』(フジ)を考えるとツラい。
二話も観ましたよ。でもガッカリ感が強まる。
企画、脚本が古い、ズレてる。愛菜ちゃんの演技は空回り。学校エピソードもカビが生えたような恥ずかしさ。
マッサンの時代じゃないんだから、いまどき「外国人妻」をこんなに特別視するドラマって何なんでしょ。父を叩くべきところを、ファザコンのためニューママを叩く?
昭和っぽい言い回しはいいとしても、「誰が介護すると思ってんの」は笑って聞けやしない。子供の方こそ就職も結婚もしそこなって親の家で親の年金で暮らすことになるかもしれない危機の時代に。
まあ、その辺は他でも叩いてる人がいるからいいんです。もう。
ただ、私が見ていて辛いのは、かつて愛したあの方の演技。
二話目冒頭。「黙れこわっぱ!」のドドド滑り。つらかった。恥ずかしかった。なんなのこのギャグ?
『真田丸』の中打ちで、明らかに視聴率の差に触れ、「真田丸に出ていて良かった」と言ったそう。えっこの方人間変わった?あのさ、沈みそうな船で一番力を出すのは彼じゃなかったの?ドラマの中で役者間のキャッチボールができていないなら、率先してできるようにしてください。
二話、サックスの場面だけ異様にカッコよくてうまくて楽しそう。でもまさか「ここだけ頑張る」とか、そういうことにしてないでしょうね?子役や外国の女優さんが叩かれているのに、自分は大して叩かれもしない。それは彼にとっては本来苦になることのはず。家族の要は実は彼なのだし、そこで愛菜ちゃんが鬼軍曹にならざるを得ないなら「罪」は彼にあるのです。そこを思えば演技しがいもあるはずで、「父の罪」が生きて来ればドラマも面白くなるのでは・・・?

2016年04月26日のツイート

April 27 [Wed], 2016, 0:00
  • 五輪エンブレム決定!藍一色市松模様のAあんに決まったのは驚いた。デザインは良いが五輪的減点法でいくとまず落ちる、と思っていたので。(選手の躍動感とか) TV的な「やっぱり…」論法に流されなかった審査チームを評価したい。 Posted at 08:32 AM
  • A案、見てるとだんだん好きになってくる。曲線と直線のバランスが美しい。パーツ個々の響き合いに心地よいリズムがある。細部に魂がこもってる。「色が寂しい」と外国人に評判がイマイチみたいだけど、それだけに日本らしく発展があるのでは。 Posted at 08:37 AM
  • http://twitter.com/kinokomezon

2016年4月期連続ドラマスタート、後発組

April 24 [Sun], 2016, 17:51
http://yaplog.jp/kinoko2006kun/archive/1476に続きまして、他のドラマについても書いておきます。

【TBS強し】

『99.9』(TBS)

さすが日曜劇場。脚本、監督、役者陣ともにいいドラマ。初回15%越えも納得です。
松潤が、予告段階では制服着た高校生みたいに見えてどうかな・・・と思ったけれど、あの役者陣の中、思った以上に綺麗に主役に収まっていて、違和感がない。非常に気合が入っていて、いい感じです。香川さん、この枠登場多すぎなんですが、彼が憎まれ役なら間違いないかも。
でも、一番気に入ったのは、松潤の相棒、パラリーガルの片桐仁!!
もうたまりません!片桐仁見るためだけにこのドラマ視聴続行してもいいくらい。

【『僕のヤバい妻』(フジ)】

愛する『重版出来!』の真裏のライバル番組だけど、裏録して観ました。
単純に面白くて引き込まれた。隣の高橋一生夫婦が面白い。
外国映画のパクリと言う話もあるけど、それなら原作表明すればいいのでは。
不振のフジテレビで今季目を引くユースケの『火の粉』同様、フジはしばらくエグイB級ドラマに徹するのもいいかもねえ・・・。

あ、『ラヴソング』(フジ)は好きで、すでに視聴決定してます。

『私、結婚できないんじゃなく、しないんです』(TBS)

こんな平凡な話をまだやるのかよ・・・まあ、一定の需要はあるだろうけど・・・。
と思ったけれど、見たら面白かった。ドラマというより、ハウツーもの(原作?)のような軽さがいいのかな。まあ、気軽にながら見するくらいだけど。

『毒島ゆり子のせきらら日記』(TBS)
これも案外、面白かった。エロエロシーンが多いのかと思ったらさほどでもなく、前田敦子演じる女子にも、それなりのリアリティがある。恋愛体質というか、恋愛が必ず終わると思っているから、複数と交際していないと不安なんでしょう。政治記者というのも意外で面白い。

それにしても、TBSドラマ強いですねえ。
『重版出来!』はもちろん、わりと平凡そうなドラマでも見る気にさせる。なんか「視聴者を馬鹿にせず、ちゃんと作ってる」感があるのだ。気のせいかもしれないけれど、そんな気を起こさせるブランドを作ったのはエラい。

『ゆとりですがなにか』(日テレ)

今季の日テレで観てるのはこれだけ。面白いよ。クドカンだもの。爆発的に面白いというほどではないんだけど、岡田将生、松坂桃李、柳楽優弥の三人の取り合わせが楽しく、クドカンドラマらしくジワジワしてくる。
ただ、「五年遅い」という感じもある。「このゆとり世代が!」と言って叱るような会社、いまどきあるのかなぁ?「ゆとり世代」って、そういう名称はあるけど、ゆとりなんかない。
特に、2014年卒業学年までは、超絶就職難(今も多少良くなっただけ)。何百社受けて全部落ちたとか、信じがたいような例がたくさんある。ゆとりなのは義務教育の時間割だけで、親世代のリストラや再就職困難で、授業料が払えず退学するような高校生も増えた。大学に行ってもブラックバイト、卒業しても就職できないから奨学金が払えず貧困。
・・・と思いながら見てたら、社員なのに居酒屋チェーンに飛ばされた岡田将生君の話が非常にリアルで引き込まれた。
岡田将生君、これまでの彼の作品の中では初期の『オトメン』以来のヒットです(私限定)。これまで、「作品が面白くならないイケメン」の代表みたいに思ってたけど、今回の彼は違う!

今季、テレ朝ドラマ観てません。
『警視庁捜査一課9係』『警視庁・捜査一課長』が並んでいるだけで、ゲップが出る。
いいドラマ作ってるかもしれないのに気の毒だが、文句は私に言わないで。
あ、まだ始まってない『不機嫌な果実』があった。昔見たから特に興味を惹かれるということもないけれど「今季SMAP唯一のドラマだから」という理由一つだけでも初回見る。もちろん見るに耐えなければ脱落するしかないけれど。
傑作『民王』テレ朝だったんですね。
『民王スペシャル』二回とも見たけど、期待ほどではなかったです・・・。

『タンポポ鉄道』が読みたくなる・・・『重版出来』(2)

April 24 [Sun], 2016, 17:47
『重版出来!』第二話
私生活を仕事が侵食しつつあり、ブログ更新なかなかできません。
『真田丸』大阪篇は、少しペースが緩いので、まとめ書きにしよう・・・と思います。すみません

【重版出来!二話も好調】

今は、『重版出来!』に夢中です。
なぁんていいドラマなんでしょう!
えっ?視聴率が 9.2→7.0に激減?
好評意見しか耳に入らなかったから、当然上がるものと思っていたのに・・・。
評価の高さに視聴率がついていかないドラマ?
新ドラマ『ぼくのヤバい妻』のため録画視聴に回ったのかなぁ・・・。
まあ良いのです(キリッ!)。内容が裏切らなければ。

第二回は、そうですねえ。ストーリー的には単調。
やる気のなかった営業の小泉くんが、『タンポポ鉄道』の販売プロジェクトに黒沢心と共に本気で関わり、その努力が成功して自分の仕事のやりがいに気づく話。

某F局が作ったら、ありきたりで予定調和な話になるところだけれど、そうならないのがこのドラマ。
細かいところも見どころ満載で、退屈のしようがない。
まあ、ラストの飲み屋のシーン、「重版出来ダンス」が明らかにスベったなあ・・・ということくらいかな。オダギリさんと和服の美人ママ、という組み合わせも、(オダギリファン的には)はっきり気に入らない。(褒めてばっかりいるので先にバランスを)

【書店ロケがスゴイ!!】

一話で大活躍だったわが立川の「オリオン書房」は、今回(多分)数秒しか出てこなかった・・・でも「オリオン書房の河さんも」といきなりセリフで登場したのにかなりびっくり。
その代わり、今回は神保町の三省堂書店がロケ書店のメイン。このお店もいいんですよね。巨大書店だと思うのに、棚が全体に低めなせいか大書店にありがちな圧迫感がなくて、明るく親しみやすい感じ。
小泉くんが「ならびがいいんだよね。いつ来ても」と言ってるのも、納得。

三省堂の「木俣さん」は美人で落ち着いた声。第一話の「河さん」が書店員独特のリアルな個性を際立たせていたのと対照的で面白い。エプロンもやはり現地調達。
もしかして、一話につき一個ずつ、「話のメイン漫画家」「それを描くホンモノ漫画家」「リアル書店と販売員」を登場させるのかしら・・・?それも凄いチャレンジング!

他にも、タンポポ鉄道販売のために二人で「120店舗を回った」というのがリアルに感じられるほどの大量ロケ。
紀伊国屋本店、八重洲ブックセンター、ヴィレッジヴァンガード、渋谷のパルコ、山下書店・・・そのほかにも、二人の手元のリストを見ると、実在する書店がいっぱい。リアル書店好きな私どもには、嬉しくてたまらない。
書店のロケは深夜でないとできないと思うのだけど、ロケ隊の苦労やいかに・・・?

このドラマは「仕事にベストを尽くす」のがテーマでもあるだけに、スタッフの仕事ぶりの丁寧さが際立ちます(逆に杜撰だったら見ていられない)。

そのせいで、今回は『タンポポ鉄道』があまりにもリアルな手触りで伝わってきて、架空だとわかっていても読みたくてたまらなくなる。(ドラマに登場した3ページ分は配信されてますので是非どうぞ)。
第一話のゆうきまさみ先生に続き、八丹カズオ(前野朋哉)の作品を描いたのは、『星守る犬』の村上たかし先生。「小道具」などというレヴェルをはるかに超えた、信じがたいほど丁寧で心のこもった筆致。きれいな表紙もですよね。

不倫だの殺人だのアラフォーのあがきだの医療・刑事モノを楽しむのはいいけれど、今シーズン『重版出来!』を見ないでドラマを語るのはやめてほしい!

【小泉純主役回、乗り切りました】

坂口健太郎、若手の中では全然好きな俳優じゃなかったです。良く見るとイケメンってほどでもないし・・・(ゴメン)。
今回の彼は、「ユーレイが人間になるまで」を、地道に誠実に演じていて、好感度が上がりました。

『重版出来!』がイチ抜け!(2016年4月期ドラマ序盤戦@)

April 16 [Sat], 2016, 7:09
『重版出来!』(1) +その他

【誠意の感じられるドラマ】

Twitterにもちょっと書きましたが、『重版出来』いいですねぇ…。
放映後数日間元気が持続してます。職場でも思わず走っちゃうくらい…。

そもそもはオダギリさん目当てで注目したのですが、始まってみると、それは魅力のほんの一部。

個々の話もしたいけど、まずはドラマの総合力がいい。
誠意ある作り方をしているもの。
視聴者を馬鹿にせず、いいものをキッチリ届けている、という感じがする。TBSのドラマに時々こういうものがある。『天皇の料理番』や『半沢直樹』もそうだったけど、企画、役者、スタッフが非常に充実している。もちろん現実には、手抜きがないわけじゃないだろうけれど、商品として恥ずかしいような作り方はしていない。

なんだか、その辺が一番重要じゃないかと思うんですよね。
特に『重版出来!』は、「仕事に対する誠意(編集者も、漫画家も、書店も)」がテーマみたいな話。それに恥じない「モノづくり」をしているこのドラマの現場、きっとピンとした緊張感が心地よいことでしょう!

昨今、「これでも食わせとけ!」というドラマが多すぎた。(特に民放ゴールデン)
人気の役者を使って、定番のジャンルをチョイスして、話題性のある要素をちりばめて…一丁上がり、みたいな。テーマが警察、医療、学校ばかり、ということも良く聞くが、それが悪いんじゃない。
視聴者をどこかで馬鹿にしたドラマは、一時期受けてもそっぽを向かれて当然。

【脱線です・・・Jドラマ問題】

特に今年は、「SMAP問題」以降芸能界・テレビ界への不信感が非常に高まっている。
「Jの○○を使って絶対コケないドラマを作れ」みたいな至上命題を課せられて制作されるドラマなんて・・・・」の老害も甚だしいけれど、それにひれ伏さざるを得ない局(NHKも例外ではなかった)の方もなんだかなぁ・・・。
ファンの方も、情報操作に乗せられて、この場を支配するものにとって一番「御しやすい人間」になることのないようにしたい。

正直なところ、Jが主演するドラマを、虚心に見ることができなくなってます。
実際SMAPは徐々に干されつつある。(CMもなくなった)。
その穴埋めでいろんなJがいろんな場所で露出度が高まっているけれど、気持ちよくはない。今目立つドラマの主演を務めた嵐の面々は、「得」どころか火中の栗を拾わされるに近いんじゃなかろうか。今の「J」に「NO」の票を入れたい気持ちの人も多いのだから・・・。

久々のジャニーズ野球大会でのみんなの笑顔が、誰かを踏みつけて笑わされているだけのように思えて、到底無邪気な気持ちで楽しめない。(大好きなJタレントが両手の指では到底足りない私ですら!!)

【再び『重版出来!』について】

さて『重版出来!』に戻ります。

(1)ヒロイン誕生
最大の魅力になったのは、ヒロイン黒沢心を演じた黒木華。あの笑顔、走りっぷり、鼻をクンクンさせる時の表情、あんなに可愛い子だったのかぁ!
候補だったという能年玲奈や有村架純とかにやらせたら・・・すぐ笑顔が想像できちゃうけど、見飽きてる。黒木さんだと不思議と既視感がなく新鮮で、見ていてハッとする。

目をキラキラさせ、鼻をクンクンさせ、面接では背負い投げをするわ腕立て伏せをするわ・・・。
でも、それがよくある「型破りな新人の活躍物語」にはならない。原作でも話が進むと個々の漫画家のドラマが面白くなり、「ヒロインが大失敗をして大騒ぎ!」みたいなありきたりの展開はあまりないのです。ドラマだからって無理やり恋愛要素を絡めてくるのではというのも杞憂になりそう。

黒木さんについて「容姿がイマイチ」みたいなことをよく見かけるけれど、私はそうは思わない。地味顔だけどキレイだし、アイドル顔とか見飽きたもの。
それに、不思議な色気もある。首を露出させた横顔とか後ろ姿とかハッとするほどきれいです。細っこいけれど、臀部がしっかりしていて、和服での動きもセクシーだった。あと、お手手が小さくてすべすべしてて少女の手のよう。つい見入ってしまう。
特に今回は、これまでのイメージを覆すパワフルで陽性な役。それがピタリとはまったから、こんなに観た人が元気になったのでしょう。
衣装も、お洒落というのとも微妙にずれるけど、色がビビッドで可愛いんだよね。

Jだけじゃないけど、芸能事務所のゴリ押しで主演を決められるのは制作者にも視聴者にも不幸な話。「オトナの事情」よりも「いい作品にするため」にキャスティングするという、当たり前のことができるテレビ界、ドラマ界になってほしいなぁ・・・。

(2)大好き!すぎるキャスト群

『重版出来』は情報が聞こえて来た時からびっくりしたんですよ。オダギリさんは別格(私の中でね)にしても、松重豊、安田顕、永山絢斗、小日向文世、ムロツヨシ、滝藤賢一、前野朋哉(『おかしの家』でオダギリさんと共演)、荒川良良、要潤・・・なぁんて私好みな・・・!

特に第一回は三蔵山先生役の小日向さんが良かった!登場時から前かがみで年寄りくさい動きをしていたけれど、ちゃんとストーリーにつながってる。
三蔵山先生の、やさしさや面倒見の良さや純粋さ、傷つきやすさ、誠実さ・・・すべて表現されてましたね・・・。
三蔵山先生は、たいていの漫画やドラマに出てくる漫画家一般のイメージとは違う。三回分余裕を持って作品を仕上げてくる漫画家なんて、フィクションにはあまり登場しない。でもステレオタイプでないのが、リアルに感じられた。
三蔵山門下の漫画家さんたちが最後の方で応援に来るシーン、ジーンと来ました。
前野朋哉さん(いかにも『タンポポ鉄道』だわ)も好き〜〜。

あと、心と荒川良良さんとの、昼飯を通じた仲良しコンビ、上手くハマった〜〜〜!
このドラマには「恋愛要素」いらない!今のところ小泉(坂口)さんとも五百旗頭さんともそれっぽくなりそうな雰囲気は見当たらず一安心。その上良良さんと運動部の男友達みたいな関係は、なかなか普通のドラマでは見られない気持のよさ。
真顔で「バカチンが!」ってツッコミ、楽しい。

(3)オダギリ五百旗頭は静かに魅了する。

オダギリさんはコミック五百旗頭とビジュアルぴったり。
「それっぽい演技」の嫌いなオダギリさんにしては、意外とコミックより表情つけてる?眉根を寄せて困ったような顔しますもんね。でも、そういう一皮被ることによって、キャストの一人として溶け込んでいるのかも。
オダギリさんはいつもの「作らない表情」をする方がずっと怖い。食われる。「穴の開いたような目」に吸い込まれて、気が付くとオダギリさんばかり見てしまい、ストーリーや他のキャストの演技を見るのを忘れたりする。(これって私だけ?)そう言うオダギリさんは、映画および深夜ドラマ(『おかしの家』や『リバース・エッジ』でみるからいいわ・・・)

カッコいいのに、そういう面は特に強調されず、大御所の三蔵山先生が「原稿引き上げる」と聞いた時は、ちゃんと困ってるし(けれどちゃんとすべき対応をしてる、正しい社会人です)
元気いっぱいのヒロインの隣で、連日甲子園のスタンド状態の編集長のサブという位置。端正で誠実な演技はいい。

(4)二度見て楽しい、それぞれの衣装

衣装・・・それぞれ凝っているのだけれど、オダギリさんはやはり一番オシャレ。
荒川良良のTシャツも楽しい。三回見たけど、飽きずに楽しめてしまう。一番後で気づいたのはヤスケンさんの服が全部ボーダーで全部微妙に違うということ。
衣装さんが楽しんで作っているから、こちらも楽しくなる。

(5)細部まで作り込み、奇を衒わぬ舞台装置

舞台作りのスタッフも非常に凝っている。苦労しているけれど、それを楽しんでる感じ。
お仕事ドラマの仕事だもの!
あの大きな編集部は、スピリッツを参考にしたらしいですね。私は、昨年の映画『バクマン。』の編集部がビルごと見事だったので、それにかなり影響されたようにも感じた。あそこまで濃くないのもいい塩梅。
連ドラの定番「行きつけの店」も、ロケ地の書店(立川のオリオン書房ノルテ店!)も、濃すぎないけどそれらしい感じ。
体育大学のシーンも意外なくらい描かれてた。
黒木華が主演と聞いた時、「オリンピックを目指していた柔道選手」であるというのは設定ごとなくなるんじゃないかと心配してたんですよ。(細っこいから・・・)。しかし黒木さんは、精力的な柔道の特訓と持ち前の演技力で体育大出身のリアリティを身につけてきた。
『ここが噂のエル・パラシオ』(←個人的にすごく好きだった深夜ドラマ)に出ていた、プロ空手家の武田梨奈が登場したのも嬉しかった。

漫画家の自宅も、微妙にリアル。三蔵山先生の自宅、いいなあ。庭が広くて、なんと平屋。40年もヒット作描いてればお金はあるのだろうけど、スッキリして美しくて機能的な日本家屋にした三蔵山先生のセンス、いいわ。
(三蔵山先生の人格もすごく好き・・・)

細部まで作りこんでいるけれど、濃くなりすぎない。
それでかえって、二度三度見ても面白いのかしら。

そうそう、凝ってると言えば、劇中の「漫画原稿も、一流の漫画家が描いてるみたいですね。
三蔵山先生の原稿は、なんとゆうきまさみ。(あまり読んでないけど、ビッグネームだということくらいはわかる)参ります・・・。

いろいろいい話が控えているので、今後も楽しみ。
早くも右肩上がりの予想をしちゃいます。でも、これだけいいドラマだと視聴率関係ないかも。

【『ラヴソング』『火の粉』『世界一難しい恋』】

他のドラマについても、少しだけ。
(まだあまり始まってないです)

2016年04月13日のツイート

April 14 [Thu], 2016, 0:00
  • ドラマ「重版出来!」いいですねえ! 久々の正統おしごとドラマ。 戦前の幸薄い女性役が多かった黒木華、キラキラの笑顔がとてもいい!アイドル系がやったらぶち壊しだったと思う。 Posted at 08:10 AM
  • そして、漫画の五百旗頭さんそのまんまビジュアルのオダギリさん!太陽に寄り添う美しい(でも普通に悩める)副編、いいわ?。表情テンションオーバー気味の松重さんとのコンビもいい。 Posted at 08:14 AM
  • 原作ファンから見ても、他のキャスティングも9割以上満足では? コヒさん、滝藤さん、良々、前野さん、ヤスケン、要さん… 編集部はスピリッツもとに作られたというリアルさだし、劇中のコミックも名のあるプロが描いてるし… Posted at 08:18 AM
  • ロケ地の書店が、なんと地元のオリオン書房ノルテ店でした!ていうかエプロンとかお店のそのまま使ってるじゃないですか?レジや書棚、何度も見返して嬉しくなりました。(エキストラあったのかな?) 「紙の本」派としても、応援したいドラマです! Posted at 08:25 AM
  • http://twitter.com/kinokomezon

フラグもデジャブも多いけど・・・『真田丸』(13)

April 08 [Fri], 2016, 2:31
『真田丸』第13回 「決戦」
好調、真田丸の第一部クライマックス回。
一話まるまる第一次合戦、盛り上がりました!
特に徳川方が逃げ出していくあたりは、「ドドドドド〜〜〜〜!」「おおおおお〜〜〜〜!」って感じで、カタルシスもあり。

盛り上がった中にも、二点だけ辛口なコトを言いたい。
まあ、観た人のほとんどが感じたことだと思うんですが・・・。

●しつこすぎるほどのフラグと、それを使った長〜いひっぱり。
●既視感バリバリの合戦シーン(『のぼうの城』『十三人の刺客』・・・)

【三谷ドラマにフラグはあった!】

真田丸感想の第6回の感想タイトルを「三谷ドラマにフラグなし?」とか書いてしまいましたのに、コレ間違いになっちゃいました。

先週の予告の頃から、あの方の「死亡フラグ」がピンピンと立ってて、まさかね・・・そんなあからさまな死亡フラグなんて、「プライドが許さへん」のでは・・・・と思っていたのだけれど・・・・当たってしまいました。それもラストシーンに至るまで引っ張りまくった。

まあ、『真田丸』の三谷さんは、「ベタなんか怖くない!」(第12回の感想タイトル)という感じで、「面白く、また誰にでもわかりやすく」を第一と心がけている風がある。独自解釈も楽しいギャグも、「面白く、わかりやすく」の基盤あってこそ。(ギャラクシー反省点か)。
ましてや既存ファンが求めてくる「三谷らしさ」だの「『組!』っぽいせつない風味」だの、そういう限定的要求には気を散らされない。

それはいい。成功もしている。書店の棚を見ても、文庫や雑誌から児童書に至るまで、戦国モノが増えた。
だから死亡フラグも悪いとは言わない。既視感バリバリなのも許容。「上田合戦」を扱うだけで新鮮なのだし。

としても、梅の人格がひどくなりすぎたのは気の毒だった。また、信繁の内面の描写も三谷さんにしては雑な感じがした。
「すごく面白い」と画面に目を奪われつつも、芯のところで冷えを感じたような気がするのが正直なところだ。
冒頭から見ていこう。

【兼続の集めた「100人」に大笑い!】

信繁のために兼続が集めてくれた「100人の兵」は、子供と老人ばかりで大笑い。咳してるし、具合悪そうだし。武器は棒程度。小学生くらいの男の子たちもニコニコしている。
美ヴォイス直江兼続が何食わぬ顔で現れる。
信繁に何か言う間も与えず、
「急いで集めた者たちだ。どのように役立つか見当もつかんが、とりあえずお預けする。ご武運お祈りいたす。真田が徳川に負ければ次に狙われるのは、上杉」
茫然と残される信繁と三十郎。
ただ、この兵らは結局海津城に留めておく。
三十郎「ここまで敵は来ませんよね」
信繁「わかっておる。あの者たちを死なせるわけにはいかぬ」

今回の家康はどうも精彩を欠く。(最初の笑いを兼続に譲ったくらい。)
これから起こることを考えると、平八郎に「おぬしが出ていくほどの戦ではないわ」と言うのも家康らしくない。
帰れなくなった昌幸の弟、信尹にプレッシャーをかけたりする。
「真田を捨ててわしの家来になるか」とかなんとか。有能さに惚れるのもわかるけれど、その程度じゃ信尹が動くはずもなし。

【梅、すでに出過ぎだぞ】

徳川軍を待つ城内は、いろんな「仕掛け」づくりで大忙し。図面通りに柵を組んだり、石を準備したりと、やや学祭の前日っぽい?
お梅も、みんなに昼飯を配ったかと思えば、すえにお乳を飲ませに戻る。イキイキ忙しそう・・・だけど、赤子の居る、授乳中のお母さんは、おとなしくしてないと・・・と出てくるたびに思った。
乳児のすえはきり任せ。きりは抱っこもあやすのもすっかり慣れて、ちょっと前の「うざきり」は消えてしっとりしてきた。梅に対する嫉妬は感じられない。やさしい、いい子なのだ。
雑念が多いのは梅の方だ。

梅「さあすえ、お乳の時間ですよ」
こう「行ったり来たり大変」(←いつも食欲がないはずなのになんかつまんでる)
きり「母は強し、ってところですね」

立ったまま授乳しよとしている梅に、薫が一言。
「これ、おやめなさい。あわてずに座って、落ち着いてしなさい」
そうそう!立ったまま授乳なんてとんでもない。取り落したらどうするんだ!ざっくり育児だった私ですらやらなかったぞ!
でも、授乳の話で、薫と梅が笑顔で心が通じ合う。
梅も薫も、乳母を使わず自分のお乳で育てたいので・・・。
薫「早く、源次郎に見せたいこと」

【頼りの次男坊、帰還!】

鳥居本忠が率いる徳川勢7000が.神川の岸に到達する。
「真田は怖気づいている。まずは降伏の機会を与えるものとする」と余裕。
平岩親吉 大久保忠世も顔見世。

上田城内は例の幹部会議。
徳川の条件は、「沼田城さえ渡せば兵を引く」だが、もちろん昌幸はこれを飲まない。
時間が稼げる、というわけで、昌幸、わざわざ搗き立てのお餅を手にしてプレゼン。
「七千の兵もこうやって、こうやって細く伸ばしていけば、わずかな兵でも切り崩すことができる」
「たやすく」と言いながらとってもちぎりにくそうなのが笑える。
粉だらけの手を洗いに、一度席を立つ昌幸。

出浦「何を悩んでおる」
昌幸「さすが、ようわかるのう」(わかるわ)
昌幸「わしは負けるいくさはしたことがない(スゴイ!)。今回も水も漏らさぬ策を立てた。だがコマがひとつ足らんのじゃ。これでは勝てん」

そこに「ちちうえ〜〜〜っ!」と元気な声(精一杯十代っぽく)。
信繁「帰って参りました!」
昌幸「勝った!」
良かったね父上。
このシーンで面白かったのは、昌幸は「賭け」などしない人だということがはっきりしたこと。勝つ戦か、負ける戦は、戦端が開かれる前にわかっているのだ。この場合、信繁が居なければ勝てず、信繁が来たから勝てる。
カッコいいなあ昌幸。信繁青春篇の最後ということは、昌幸が実質主演だった時期も、総仕上げということなのかも。

軍議がまとまる。
源三郎は一帯を率いて砥石城に待機し、退却する徳川を討つ。
作兵衛は城下に隠れひそみ、民を率いてゲリラ戦を組織。
源次郎は河原で向かいの徳川勢を挑発し、ほどほどに手向かいつつ、少しずつ城の中まで引っ張ってくる。「難しい役目だが、お前ならできる」
その後の作戦も伝える。矢沢の叔父は沼田城に詰めさせる。

「負ける気がせん」
ニコッと笑う昌幸。魅力的だなぁ。
大軍ならではの隙が生じる。そこが付け目だというのが父の考え。
しかし、この考えは家康の子供時代の有名な逸話とそっくり。忘れたのか竹千代!

【いい加減にしろ梅@】

あっ!堺さんがすえを抱っこしてるよ。落としそうでお怖いと言いながら、こうには「結構です」と信繁。(しっかり笑いのツボにこうを使うのがお約束になっちった・・)

薫がニコニコしてるのに驚く信繁。赤子の力はすごい。
しかし、ここで産後の梅に会えるはずが会えなかった。(フラグだ)

梅はお寺・・・作兵衛の手勢の隠れ場所にいる。
すでに兵たちを鼓舞する勢い。やめてくれよ〜〜〜産後間もないんだから(完全なるフラグ)

梅が城に戻ろうとしたところ、一人の男の子が泣いているのに出会う。大事なお守りを探しているのだそうだ。
そこで、梅の背後を信繁が通りすぎ、すれ違ってしまう。(フラグ)
六文銭が入ったお守りを見つけてやり、なぜか「おねえさんにゆずってくれないかな」と強硬にしつこくねだる梅。あからさまなフラグ。どうしたんだ梅。信繁に上げたいのはわかるけど、この男の子にとっても大事なものなんでしょ?そしてどうしたの三谷。

さらにベタなスレチガイは続く。・・・まるで武蔵とお通だよ。
きり「なにやってんのよアンタたちは」
早く会ってやれときりが急かすのに、信繁は「そうはいかぬ。これから兵を率いて変わらに向かう」。まあ、当然だよねえ・・・。
きり「これ、お梅ちゃんからお守りだって」
と、六文銭のお守りを渡す。
六文銭は真田の家紋のひとつ。三途の川の渡し賃。悔いのないよう心置きなく戦えということだ。

作兵衛の陣地でも、「会いに行かなくていいのか」と兄が気がもむ。
梅「旦那様はお忙しいさなか。私が言っても邪魔になるだけです。お会いするのは、徳川を追い払った後に取っておきます」(もうやめて・・・危なっかしすぎる)

昌幸の自信により、合戦自体の勝敗は見えたとして、視聴者の緊張感を持続させる不安要素としての「フラグ」多用なの?

【堺信繁、ミッション開始じゃ!】

決戦の夜が明ける。「はじめるか」といって、高梨内記と囲碁を始める昌幸。
戦の開始と同時に碁を始めるのは、平常心を保つテクニックなのかも。

河原で夜を明かした信繁が、手描きの六文銭の旗印を手に立ち上がる。
「たかさごや〜〜〜このうらぶねに〜〜ほをあげて〜〜〜〜」
若大将みずから、旗幟を手に舞を踊る風情。
皆も歌え〜〜
「このうらぶねにほをあげて〜♪」
と、みんなで手や楯を叩いたりしながら歌い始める。

挑発して、向こうが色を成したらすぐ退却。
八月二日朝。第一次上田合戦の始まり。

信幸兄上もきりっと出陣。関係ないけど、合戦スタイルだとこのドラマでは目立たない大泉さんのクルクル髪が感じられて、ちょっとかわいい。

ベタなんかこわくない!信繁越後物語 『真田丸』(12)

April 01 [Fri], 2016, 8:56
『真田丸』第12回 「人質」
ガンガン来た11回に比べると、なんだか懐かしい時代劇の香りを漂わせた12回。
大岡裁きあり、悪代官の懲らしめ、理想家肌の父性に触れる部分もあり、命がけのエピソードもあるし、青年信繁がちゃ〜んと主人公。(新婚生活を描かないのも個人的には良かったかも?)

今回のざっくりトピックはこの5つ。
★きりと梅のキャラクターに新たな展開??(ここだけはベタどころか驚異的に斬新!)
★越後の信繁、王道講談ストーリーを堂々踏破!
★幻の鉄火起請、現代によみがえる!
★普通のいい人殿とツンデレ宰相に、女子も納得!
★上田合戦の支度は整った!

【あら?きりと梅のキャラクターが・・・??策士女梅に私心のないきり?】

梅の祝言が済んだばかりのところで、きりと梅の描き方に変化が。
あんなにうざがっていたくせに、本日の冒頭は上田城上層階でのきりと信繁ツーショットのシーン。おやおや・・・?

信繁「礼を言いたかった。あの時・・・・私の気持ちをお前が口にしてくれた」
(先週、きりは無神経だとずいぶん叩かれてはいたけど、信繁には感謝されてたんだね)
大いに照れながらも嬉しそうなきり。

「なんだか遠くまで来てしまった。私も真田の家も。(兄に言ったら)それでも前へ進むしかないと言われた」
あらら・・・結婚前までは、自分の思いを吐き出すのは梅の家だったのに・・・男って、そうなのか。釣った魚にはだいぶ興味を失うのか。そういうところはあるなぁ・・・。

きり「私にはわかってます。自分がどこに行くのか。源次郎さまのいくところ」
口が滑ったきり。二人の間に小沈黙。
きり「こわかった?この女おっかないと思った?大丈夫、身の程はわきまえてますから!」
ニコニコして去るきり。

疑うような横目で見送る源次郎。きりの本心はまだわかってないない。
これが「おっかない」ことなのかどうかも、たぶんわかっていない。
きりは怖くない。怖いかもしれないことを自分で馬鹿正直に口にしてしまうから。
ここに来て、あのたれ目な笑顔が、愛しく可愛く思えてきた。

一方、はっきりと「怖い」部分が発揮されてきたのは梅。祝言の時も妻になった自分ときりとの違いについてあれほどはっきり釘を刺していた梅だが、それがますます確信犯的になる。

信繁が越後に行くことになっても、梅は行けない。
「真田の家を守る立派な男に育ててほしい。どうか、良い子を産んでくれ」
と言われ、信繁に抱きついた梅の大きな丸いお尻が、なかなかセクシー。とともに、側室とはいえ「妻の座」を得た女の貫禄も感じられる。

きりは、昔と同じように、縁側で無駄話。
「お梅ちゃん、アンタ本当にまともすぎて面白くない。できたお嫁さまですね」
梅「ありがとうございます」
きり「からだのほうはどうなの?つわりとか、そういうのはないの」
梅「どうなんだろう・・・?」
きり「もう三月くらい?」
黙ってる梅。
きり「ちょっと待って。どうして、お腹の中に赤ちゃんがいるってわかったの」
首をかしげる梅。
梅「そんな気がしただけ」
きり「あんた、嘘ついたってこと?」
梅「嘘っていうか・・・これも一つの策ですね」

策???今、この地味でしっかり者の新妻さんが、凄いことを言いましたよ。

梅「だって、源次郎さま、なかなかその気になってくれないから。誰にも言っちゃだめですよ。でもね、たぶん大丈夫だから」

多分大丈夫、って、その時はウソだったとしても、結局はホントになるんだから大丈夫ってこと?「ややこができた」を最大の武器として結婚にこぎつけておきながら・・・???
いやぁ・・・・・結構、驚いた。

・・・・・怖ろしいおなごはこちらでござる。(きりにだけ明かす、というのも策だよなぁ・・・)

「いい嫁になる」という大方の予想の割には、姑薫への言葉もどことなくわざとらしい。
「体のために少し歩いてきます。元気なややこが生まれますように」

梅 「純朴で賢い働き者」→「策士」?
きり「とにかくうるさくてウザいヤツ」→「報われなくとも信繁を愛するけなげな娘」?
これまでのキャラクターに大きな転換をさせてみた三谷さん。
妻を二度持つと、女性の描き方も面白くなるのかしら・・・?(子を持つと、女性は変わりますしねぇ・・・)

【信繁、越後で有意義な人質生活】

12回のメイントピックはこっち。

エンケンさんの上杉景勝は、いい人過ぎ・・・。馬鹿正直にいい人を演じることは信頼を勝ち取れるから収支結局得である・・・という出浦流の「いい人」ではない。なんか現代の感覚でも、いい人。
腰が低い。下に対しても民に対してもすぐ謝る。太平の世に育ったわけでもないのに、実に不思議な人だ・・・。

11回で、父にますます疑問を感じてきた信繁にとって、越後行きは真田を外から客観的に見るためにはとても有意義だったと思う。(人質と言っても客分。どこか修学旅行のような感じ?)
上杉景勝は、名指しで人質に信繁を指名したのである。

春日山城は、民が訴えするために列をなしている。
身分によらず、順番で意見を聞く。感心する二人。
こっそり訴えの場を覗きに行くと、殿は民の話をよく聞き、「沙汰があるまで待つように」と頼もしい言葉を与えて引き取らせていた。

景勝と信繁、三度目の対面。
景勝「わしがなぜおぬしを名指ししたかわかるか。おぬしにどうしてももう一度会いたかったのじゃ」
「あの時おぬしは命を賭けていた。そしてその賭けに必ず勝ってみせるという自信にあふれていた・・・・会いたかったぞ」

一度は偽名を使い上杉を裏切った男を・・・景勝。なんていい人なんだ!
景勝「上杉は、偽のない戦いはせぬ。おのれの欲望のために他国を侵略することはない」
すっかり生徒になって、景勝に質問する信繁。
「義を忘れ、おのれの欲のためだけに生きると人はどうなりましょう」
景勝「織田信長のみじめな最期を思いだしてみよ。死にざまは、生き方を映す鏡。おのれに恥じぬよう生きるのみじゃ」
と、毘沙門天の前で聞かされ、信繁も感動してしまう。

しかし、そのメッキがはがれる日は遠くなかった。
大岡越前よろしく景勝が請け合った訴訟ごとは、いくらも進んではいなかったのだ。

兼続「田畑と違って海には境目がない。だからもめごとが起こるのだ。
信繁「それをかなえるのが家臣の役割ではないのですか」(常に大胆な発言)
兼続「無理なものは無理だ。訴えが来ているのはあそこだけではない。きりがないのだ」

メッキがはがれて、信繁の前で悲しそうな顔を隠さない景勝。
自分を繕うことをしないだけでも、凄い人物かも・・・。
「今のわしには話を聞いてやることしかできん。それが、本当のわしだ」
信繁は、父と比べたりして景勝のことを尊敬していたが、
「今はそれ以上に慕わしく存じます」
素晴らしい交流だなぁ・・・・信繁の人生の大きな影響を残す、もう一人の父といっていい!

しかし、沼田城の割譲に関して「兼続にかけあってやる」と言った件も、殿はまだ進めてくれてなかった。
兼続「上杉は真田とは手を結ばぬ。それだけのことじゃ」
悲しそうなお館様。
お館様が名君然とした言動をし、現実面で兼続が冷徹に処理する。それがこのコンピのカラクリだったのか・・・・?

天気がいいので、浜に出てみることにした人質と殿。
直江津。柏崎。寺泊。立派な港を信繁が褒めると、謙信公の頃はもっと栄えていたと遠い目になる殿。
この人は信玄公の跡継ぎ、『真田丸』冒頭で悲劇の最期を迎えた武田勝頼公と似ている・・・と、信繁が思っただろうなあ・・・。

何かと凄い「室賀暗殺」 『真田丸』(11)

March 27 [Sun], 2016, 22:29
『真田丸』第11回「祝言」

【前振り、耕史君情報など】

『真田丸』に、星野源ちゃん大河初出演が決まったとか。
それも、三谷さん直々のオファーということで、家康の嫡男、二代将軍秀忠役!

聞いた途端、ニヤニヤしちゃいました。あの家康と星野源ちゃんでは、さぞかし内野家康にキリキリ舞いさせられる役どころでは・・・・。
もちろん、耕史君が『影武者 徳川家康』で、観たこともない秀忠を怪演したことが記憶に鮮やかだけれど、まったくそれとは違う秀忠になることでしょう。

耕史君といえば石田三成の登場が楽しみ。
滋賀県が着々と進める石田三成プロジェクトとともに、登場前から異様に盛り上がってます。
石田三成ポータルサイトは時々覗かないと!
石田三成を宣伝する?地元のCMが計7本も作られてます。見られます。
昨日、3月26日には、「石田三成フェス」があったそう。
こんなのもできてる。https://twitter.com/mitsunarist?lang=ja

元山本耕史ファンとして、(今も好きだし応援してるけれど、程度的にファンを名乗るのはおこがましいので・・・)応援していこう!

ちょっと古くなった話だけど、バカリズム脚本の「福山雅治の桜坂近辺物語」の第3話の耕史君、すごく面白かったよね!
タクシーの後部座席の真ん中にちょこんと座ると、とてもかわいい。そう「長身なのに座ると小さくて可愛い」のは耕史君の魅力。(いや、もちろんたくさんあるけど)
大倉孝二、なだぎ武、山崎樹範、野間口徹・・・この5人はもう、みんな仲間!みたいな気がする〜〜〜!ラストの、福山さんの歌に思い出映像が重なるシーンでは、たまらなくてなどもリピートしてしまった。
耕史君の演技の上手さあってこそのドラマで、グッジョブが引き立つ名短編でした。

4月からもフジテレビ『OUR HOUSE』に、シャーロットさんと芦田愛菜ちゃんとのバトルの要に座る重要な役でホームドラマに出演。

あと、つい昨日聞いて驚いたのだけれど、やはり藤野金曜プレミアムドラマで、『松本清張スペシャル・かげろう絵図』に、準主役(主演は米倉涼子)でご出演とか。これはきっと面白いわ!

【三谷さん、絶好調?】

さて、もう数時間で第12回、という時間なんですが、第11回に関してはちょっとでも書いておこう・・・

三谷さん、乗ってきたなぁ・・・と思った。
笑わせどころが、すべらなくなってる。というか、痒い所に手が届く筆の乗り。
あの、悲惨だった『ギャラクシー街道』(すべての笑わせどころがことごとく滑り、お通夜状態の劇場頻発)から、完全に立ち直りつつあります。
自分だけマニアックな視点で面白がっててもダメ、わかりやすく大河らしい笑いに徹したのが良かったのかも。
一歩後退?イヤイヤこれぞ前進です。

第11回、『祝言』は、1話が一幕の芝居のよう。
やっぱり三谷さんは、連ドラとはいえ一回ごとに完結、というのが似合う。
今回はまさにそんな回だった。
もちろん、どの回も「一幕」らしいのは多いが、(春日の悲劇回、本能寺直後の「逃げろ家康」回など)今回は特に。
時に箸休め的登場のことも多い女たちも、信濃情勢も信繁の人生の節目もすべて「この1日」に集まってくる、いわゆる「駅」の回。

【室賀の死はドラマチック】

三谷さんの盟友、西村雅彦演じる室賀正武、素晴らしい最期を演じ切りました。
不安だったんですよね・・・これまでみたいに、ナレーションで逝去情報ひとつ語られて終わり、みたいにされないかと・・・・。

それこそ痒い所に手が届くような暗殺劇に仕立ててくれました。

室賀「わしにはできませぬ。あやつはおさななじみじゃ!」
家康と正信に飴と鞭で操られ、ずるずると昌幸を暗殺することになってしまう室賀の心理も見事だった。
コメディ仕立ての祝言プロジェクトも面白かった。

実は関係がないかもしれない2つの要素を2つながら有機的に見事に絡ませて・・・・。
『組!』の『友の死』と『寺田屋大騒動』を一つの回に収めたと言ってはいろいろ違うが(あそこまで悲劇として引っ張らないから)、構成上はそんな感じもする。

そう、夜のシーンが多かったせいもあり、どうしても『組!』ファンとしては「鴨一派暗殺(新選組誕生)」「山南切腹」「油小路の決戦」を想起せられる・・・・。三谷さん、合戦シーンは苦手と言われるけれど、暗殺系は微に入り細に渡って描きぬいてくれる。

出浦が、室賀の動きの情報をもたらし、信繁抜きの、オトナの会合。
暗殺・・・?
出浦「となれば、我らのとるべき道は一つ。室賀を、逆に仕とめる」
昌幸「どうやる」
ここで、源次郎の話が出て、
「源次郎に祝言を上げさせ、室賀に招待状を送りつける。やつもいい機会と食いついてこよう」
信幸「そのようなやり方は卑怯にございます!」
出浦「奴はおぬしの父親を殺しに来るのじゃ!」
信幸「祝言の席を地で汚すおつもりですか!父上」
昌幸「室賀がわしの命を狙う確たる証がない。それを、見極めるためじゃ」

すべては黒〜い出浦の主導による策とはいえ、お兄ちゃん信幸は忍びない。
信繁には真相を明かさず、信繁には祝言を行うことになったと伝える。

【大泉信幸、グッジョブ連発!連発!】

しかし、相当陰惨な今回のシーンを何度もホッとさせてくれたのは、兄上。
三谷さんの大泉づかいはもう神ワザ。
今日は、表向きは室賀の主役回だが、実は大泉にMVPをあげたい。

一本目
すでに「口吸い」の件で、1度目のヒットを飛ばしている。
真面目な信幸が言いづらそうに「口吸い」を口にしたあとで、
信繁「梅の腹の中にはややこがおります」
信幸「口吸いどころではないではないか!」

二本目
室賀が浜松行きを隠すかどうか、昌幸のムチャぶりで冷や汗の応対。
「室賀さまは、いつもは脱矢が宜しいが、秘訣はおありですか。ウナギは、肌に言いそうですな。浜松では、良いウナギが取れるそうです。近頃、浜松に行かれたなら・・・」
室賀「誰かと勘違いしているようだ!浜松などここ十年行ったことがない!」
よくぞ役目を果たした兄上!できれば室賀の「だまれこわっぱ!」を聞きたかった場面。

三本目
信幸がいつも病気っぽい妻こうに「頼みがある」と言う。
え???この女に頼み????
視聴者はここで一様にこうツッコむ!盛り上がる!すべて三谷さんの思い通り・・・
「酒の席が始まったら。源次郎から目を離すな;。あいつを広間から出してはならぬ。よいな」
こう、だいじょうぶかだいじょうぶか!
我々の心配は室賀の命運以上にそっちが気になる。

しかしもう、ホントに、脇役に心を奪わせるの三谷さん上手いよねえ・・・・。
「こう」の使い方なんて相当テクニカルで、これを当てるのは相当難易度高いと思うんだけど、11回までには視聴者に彼女を周知させてしまった!(最初はみんな「なんだこの調子の合わない変な女」だったのでは)

【姉上が、踊る!】

祝言は人もたくさん、侍女もたくさん。酒もご馳走も・・・。
真田家の勢い、なかなか大したものじゃありませんか。

とりの隣の信幸が、出浦と目を合わせて・・・信幸退室。
何も知らない源次郎は終始ニコニコ。お祝いの挨拶も機嫌よく受ける。

昌幸は、室賀を後に誘う。
室賀「わしに勝ったことがないではないか」
昌幸「いやいや、それが近頃腕を上げたと評判でな」

出浦は、徳川方の侍を二人斬る。音もたてずあっという間。凄すぎ。
また黒〜い顔が怖いんだよ。おととしの岡田官兵衛より、こちらがいつも陰に居る黒田のイメージかも。
内記も昌幸たちの隣室で待機。ふすまの取っての穴はデカすぎでは・・・。

2015年見た映画の中のマイベストテン

March 23 [Wed], 2016, 23:20
(ちょっと前に書いて、アップし忘れてた分)

アカデミー賞に続き、日アカも発表されました。
毎年、この辺までに自分が「昨年観た映画のうちのベストテン」を選ぼうと思っているのに、大晦日に定着したドラマベストテンと違い、映画ベストテンはなかなか続きません。

日アカのノミネート作品を見たら、やっぱり自分の好みと相当にズレている(これは多分自分の映画鑑賞眼に問題があるんだろうけれど、そんなの気にしない・・・。)
その後で、日アカも紅白と似た事情で某事務所の息のかかった出来レースだという疑いが濃くなり、もうトラウマにも似た報道不信に陥ってます(いまさら、という人も居るんだろうけど、多少は信じてましたよ)。純粋にいい作品まで(賞を獲得するにせよしないにせよ)気の毒な目に遭っているわけだ。ていうかそんな賞って空しすぎるよね。

もちろん、私はそんなにいっぱい映画を観ているわけではない。今年は30本を超えたくらい。洋画邦画ごちゃまぜでのランキングです。
なんのためにそんな○ソみたいなランキングを発表するのか、といえば、もちろん自分の備忘録としてです。スミマセン。

では、早速参りましょう。
2015年メゾン・ド・キノコ 「観た映画のうちのベストテン」

【これが今年のベスト三本】
変則ですが、ベストスリーから発表です。
私の中ではすんなり決まってましたので・・・この三作品です。

3位『バクマン。』

原作漫画も好きだったけど、よくぞ一本のスパッと決まった映画にしてくださいました。大根仁監督。
神木隆之介と佐藤健君ベストマッチで可愛い・・・ちょっと健君は大人になりすぎたかもしれないけど、神木君はピッタリ。主役以外の役者も好きな人ばっかり出てる。新井浩文、染谷翔太、桐谷健太、山田孝之、リリー・フランキー。宮藤官九郎まで・・・!染谷君の存在感はやっぱり独特だわぁ。
ストーリーには、ちょっと違うかなというところもあるけれど、ウザい女の子やお母さんの登場が少ないのはグッド。テンポも良くて、一気に見られるザ・青春映画。
あと、あのアニメ的演出、気持ちよく決まってたからオールオッケー。卒業式がほろ苦いのも、映画的な幕切れとしてはオッケー。
ラストのエンドロールのコミックの装丁みたいな演出まで、頭から尻尾まで好き。
結局一回しか見てないけど、何度か見たいなあ。

2位『マッドマックス 怒りのデス・ロード』

ジョージ・ミラー監督。なんか熱くなっちゃって、三回観ちゃいました。
『マッドマックス』シリーズ初心者でも、ちっとも横入り感を感じなくて、夢中になれる。
だってもう、面白いし、ぶわっとくる映像が満載だし、女性は美しいし、男どもは気持ちよく狂ってるし、クルマはデカイし、ドラムはああだしギターはこうだし・・・・すべてが好きになってしまった。感想あり。http://yaplog.jp/kinoko2006kun/archive/1396
本家アカデミー賞でも作品賞は逃したけれど、最多部門賞を取ってました。快挙。

1位『FOUJITA』

画家藤田嗣治の人生を、パリ時代と戦中時代の日本の、二幅の絵のよう。寡作な小栗康平監督作品。
何もかもが美しく、アーティスティックで、内容もしっかりある。
オダギリジョー目当てで行ったのはもちろんだけど、それだけじゃないです。

2015年はオダギリルネッサンスの年だったと私は思う。
ドラマ『おかしの家』、映画『FOUJITA』。
これらの良さを語る時に、「ファンだから」という前置きは不要です。
こんな映画初めて見た。いや、アートっぽいというとつまらない映画と思われるかもしれないけど、面白い。感想あり。よろしければ・・・。http://yaplog.jp/kinoko2006kun/archive/1437

【4位には、特別に「腐男子認定賞」もつけてあげます】

4位『天空の蜂』

娯楽商業映画ではあるのですが、非常に丁寧に作られていて、見ごたえも面白さもテーマ性も申し分ない。原発問題に切り込んだ、勇気ある作品でもある。あまり高くないモチベーションで来場した観客を、最初の家族揉めのシーンからなぜか引き込み、ヘリが離陸したあたりからはもうガッツリつかんで巻き込んでしまう。あのストーリーテリングの巧さには感嘆する。
東野圭吾原作。堤幸彦監督。堤監督の作るものには、いいにつけ悪いにつけ親近感を覚えてしまうのはなぜ・・・?

そういう「本線ホメ」とは違うところで、ちょっと書きたいことがあるんです・・・。
余計なことではあるけれど、これ、PBL(プラトニックBL)的にも隠れた名作だと言っておきたい。
堤監督は、栄誉ある本格腐男子認定です。
もちろんカップルは、江口洋介と、元木雅弘。この「美中年」二人の前では、(この作品内での)綾野ゴーなど三角関係すら毫も形成できない単なる脇でした。
ツンデレ原発技術者元木君が、ラストの方、脳内映像ですが原発建屋の真ん中で墜落してくるヘリを両手を広げて全身で「受け止め」ようとするシーンがあるじゃないですか。
あの姿、あの恍惚とした表情になにも感じない人は、もう腐女子不認定。血中腐女子濃度ゼロ!帰んなしゃい!
熱血オヤジ(冒頭では相当な失格オヤジ)の江口っつぁんが満身創痍で「届け〜〜〜〜っ」て叫ぶじゃないですか。元木君の思いと呼応して、もうたまりません。
原子核融合にも似て、「二人の愛が融合することによって、日本が滅ぶ」タナトス幻想が見られた。徹底的にプラトニックですが、こういうテイスト、キッチリ狙ってくれる堤幸彦さん、だからあなたは選ばれし栄誉ある腐男子なのです。原作にこっそりソレ系の解釈を施し、堂々たる「商業エンタメ映画」であり「社会的テーマ」もありながらしっかりソレを忍ばせる・・・『20世紀少年』もそうだったですよね。
これからももっともっと「こういう」作品作って下さい!

プロフィール
  • プロフィール画像
  • ニックネーム:きのこ
読者になる
最新コメント
きのこ
» 2016年1月期ドラマ序盤戦(民放編) (2016年03月18日)
きのこ
» 2016年1月期ドラマ序盤戦(民放編) (2016年03月17日)
nemo
» 2016年1月期ドラマ序盤戦(民放編) (2016年03月10日)
きのこ
» 2016年1月期ドラマ序盤戦(民放編) (2016年03月10日)
nemo
» 2016年1月期ドラマ序盤戦(民放編) (2016年03月05日)
きのこ
» 2016年1月期ドラマ序盤戦(民放編) (2016年03月04日)
nemo
» 2016年1月期ドラマ序盤戦(民放編) (2016年03月03日)
きのこ
» 主役は一益さん 『真田丸』(7) (2016年03月03日)
きのこ
» 主役は一益さん 『真田丸』(7) (2016年03月03日)
きのこ
» 2016年1月期ドラマ序盤戦(民放編) (2016年03月03日)
2016年04月
« 前の月  |  次の月 »
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
P R
旧館
としずきん妄想:「新選組!」再鑑賞日記
月別アーカイブ
ブログポリシー
コメント・リンク・トラックバック大歓迎です。過去記事へのコメントにも喜んで飛んでいきます。スパムに関しては予告なく削除させていただくことがありますのでご了解ください。
お友だちのお店です
サンウィッチハウス チーズアンドオリーブ