「ときわぎ」クランのゆくえ(2)

April 27 [Mon], 2015, 8:35
「ほしくずや」のスタンダード書体というべき書体群「ときわぎ」クランのうち、「ときわぎロマンチックW3」「ときわぎアンチックW6」「ときわぎゴチックW6」の3書体を、2015年5月9日からDL marketで静かに発売する。
 1930年から1935年までに石井茂吉(1887−1963)が制作した、本文用の明朝体(のちの石井中明朝体+オールドスタイル小がな)、太ゴシック体(のちの石井太ゴシック体+小がな)、アンチック体(和字書体のみ)を「基本3書体」ととらえている。
 近代明朝体と組み合わせる和字(ひらがな・カタカナ)書体、アンチック体としての和字書体、ゴシック体と組み合わされる和字書体について、1950年代に印刷された金属活字にみられる力強くしなやかな雰囲気を醸し出すことを目標にして制作している。

ときわぎロマンチックW3
本文用和字である。漢字書体は各社の本文用近代明朝体と混植する(組み見本は「游明朝M」と組み合わせている)。


※2015年4月25日時点のテスト出力

ときわぎアンチックW6
小見出し用の和字書体である。漢字書体は各社のゴシック体と混植する(組み見本は「游ゴシック体B」と組み合わせている)。


※2015年4月25日時点のテスト出力

ときわぎゴチックW6
小見出し用の和字書体である。漢字書体は各社のゴシック体と混植する(組み見本は「游ゴシック体B」と組み合わせている)。


※2015年4月25日時点のテスト出力

なお、ほしくずやでは漢字書体の近代明朝体、アンチック体、ゴシック体は制作していないし、制作する予定もない。残念ながら漢字書体のアンチック体はほとんどのフォント・メーカーで制作していない。イメージとしては typeKIDS で試作している「白澤アンチックB」が参考になるだろう。


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欣喜堂は活字書体設計をおこなっている会社です。日本・中国・欧米の書写と印刷の歴史にはぐくまれた活字書体の開発をめざしています。
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