いろいろいろは「うえまつ」(2017年1月)

January 10 [Tue], 2017, 9:38
「いろは歌」は、ひらがな48字を重複することなく全部つかいながら全文がひとつの文脈になっている。近藤春男さんは「いろは歌」の別バージョンを数多く作られている。これを私は「いろいろいろは」と呼んでいる。
今月から毎月一作を選び、「和字書体十二勝」として制作している和字書体で組んでみることにした。まずは、初夢に関するこの作品。背景の写真は、拙宅近くから見える富士山である。



書体は「KOうえまつM」。この書体のベースにしたのは本居宣長の著作『古事記伝二十二之巻』である。植松有信(1758−1813)の筆耕(板下書)および版木彫刻によるものだ。植松有信は名古屋で板木師をしていて『古事記伝』の刊行に関わり、宣長に入門してからも宣長著作の多くに板木師として携わっている。
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欣喜堂は活字書体設計をおこなっている会社です。日本・中国・欧米の書写と印刷の歴史にはぐくまれた活字書体の開発をめざしています。
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