なんとなく 

May 07 [Sun], 2006, 3:14




ふと、交換日記ブログをしてみようか、と奈央に提案してみた。
急に思いついたことだったけど奈央がとても喜んでくれた。


最近の奈央からは、和也の存在が薄れたように感じる。
和也のメールが減っても「寂しくない」と言うし、実際あまり
気にしてない様子だから嘘ではないと思う。
それに奴とのメールもピアノのことだけで、全くの他人行儀の
態度で進められているというから、その内容も殆ど気にならない。

奈央が俺に嘘をつかないということは信用出来る部分だ。
だけど隠し事はあるようだった。

何故か、奈央の隠し事は俺にばれるようになっているようだ。

交換日記ブログをここで作ろうと奈央のアドレスを借りたら
入力を弾かれた。
同じアドレスでの新規登録が出来ない為と思われる。
ということは、奈央はここでブログを作っているということだが
俺はそれを知らされていない。

「見られていると書きたいことが書けない」
奈央は何度もそういう言葉を吐いたことがあった。
今から思えば、ブログを密かに作っていることを仄めかしていた
ようにも感じる。

もちろん、そのブログの存在を教えたかったわけではなく
隠しごとを俺にしていることにちょっとだけ罪悪感のようなものを
感じていて、その軽い苦しさを逃そうとしていたという程度なのだ
ろうが。



奈央は俺に言えないような本音をここで書いているのだろうな。

そのことを責めようという気はサラサラないし、悪いことだとも
思わないが、知ったからには気になってしまう。
気にしないように違うアドレスで新規登録をしてみたが
なんとなく、気分が萎えてしまっている。

俺に知られたくなかった世界を侵してはいけないと思いながらも
知ることが可能な奈央の全てを把握したい病がムズムズして
きてしまった。


不本意 

April 12 [Wed], 2006, 5:26




「箱の中の恋」

俺がこれを書こうかと言うと奈央は
とても喜んでくれた。


俺は奈央が傷付き、自信をなくし、人との別れに怯え、
相手の望むままに行動してしまう彼女に
そんなことをしなくても大丈夫なのだと
教えてあげたかった。


そうして奈央が少しずつ自信を取り戻していく
軌跡を俺の目を通して綴ろうと思った。

それが、「箱の中の恋」だった。


なのに今は、すっかり俺の怒りや痛みを
ぶちまける場所に変わってしまった。


何がいけなかったのだろうか。
どこで狂ったのだろうか。


不本意だな。


「箱の中の愚痴」
に変えた方がいいかもな。





本意 

April 12 [Wed], 2006, 4:56




今何してるかな?って仕事だな(爆)
あんまり寝てないから大丈夫かなあ。
私のことで煩わせてるし。ほんとごめんね。
愛してるのはシュウだけだからね。
何度も言うけどほんとうにシュウみたいな人は他にいないし。
シュウみたいな人は初めてだし。絶対失くしたくないよ。
だからね。シュウが本当に嫌で和也と切れてくれって言った
ら切れるからね。
私は約束は守りたいほうだから。
シュウとの約束が一番大切だから。
シュウは自分のこと馬鹿だって言うけど。
本当にそう想うの?
私みたいな女に引っかかって捨てられなくて馬鹿だと想う?
シュウの本心はどれだろう。

私もシュウのこととても大事にするよ。ほんとだよ。
大丈夫だよ。シュウのことは裏切れないから。
和也を傷つけない為にシュウを傷つけたりしない。
友達だよ。恋心なんてないよ。
和也は一番じゃないよ。
シュウが一番だと和也に想われてもいいよ。
それで和也は傷つくのかなあ。。。
和也じゃないからわからない。
元には戻れない。
それはお互いわかってる。
シュウと和也は違うから。
シュウと抱き合うととても温かいよ。
シュウとはずっとずっとずっと繋がっていたいよ。



奈央がくれたメール。

俺はもう苦しさを隠さない。
そんなことをしてみても、遠回しに言ってみても
奈央は気付いてくれないから。

それでは終わりが近づくだけだと悟ったから。

不安が大きくなりすぎて日々「大丈夫」だと
誤魔化すことで精一杯になってしまった。
俺一人では奈央の奔放さには太刀打ち出来ない。


君は、選ばなかった和也の傷を見付けすぎて
そのことで俺が傷付いているのに、見ようと
しなすぎた。

何度も訴えたのに、向こうを気にするあまりに
無視され続けて、俺の傷は深くなってしまった。



3日前から、奴と始まったメール交換。
ピアノの話では傷は付かないけれど、
深くなった傷の治りが遅れることは確かだろう。


君から選ばれなかったことで奴は傷が癒され
君に選ばれたことで俺は傷が酷くなっていく。



そんなこと、望んでいたことではないだろうに。









籠の鳥 

April 11 [Tue], 2006, 5:14




もしも、俺が
「自由にしていいよ」
といったら、貴方はどこまで飛んで
いってしまうだろうか。


自分が大嫌いな人と、自分が大好きな人が
何か特別な関係にあったらどんな気分が
するだろうか。


人の心は複雑そうに見えていくつかの
パターンには当て嵌まってしまうものだと
思うけれど、俺のパターンを貴方は
見抜けないのだろうか。


俺を見ていますか?


俺が貴方を見るほどに
貴方は俺を見ていないのだろうか。


どこを見ていますか?


もう一人の人の傷口を見ているのか、
それとも自分の傷口か。


貴方に付けられていく傷は
もはや俺の手には負えなくなった。

泥沼に足を取られて、汚染されたそれに
傷が化膿していく一方で。


せめて、全ての傷が治ってからならいいのに。


笑っているのかな。

高みから石を投げて振り返らせて、
掴もうとする貴方の手が俺から離れるのを
見て笑ってるのかもしれない。


それとも何も知らない愚鈍な男を陰で
笑いものにしているのだろうか。


それとも他意はないのか。



その答えはいずれ解るだろう。

全ての答えも解るかもしれない。






脅威4 

March 29 [Wed], 2006, 4:59




一番いい方法は奈央が和也に戻ること。


俺は奈央が戻ってくる自信があるし
奈央が和也ととことん付き合えば好きという
感情が消えるか、或いは完全なる思い出に
なると思っている。

大好きだったのに、中途半端に別れたから
いつまでも思いを残すのだ。


奈央は過去だというが、
俺はそれを信じきれないから。


だからそうしてスッパリと思いを断ち切って欲しい。

でないと、今の奈央のやり方では俺に
平穏はなかなか訪れず、やがて
へばってしまうかもしれない。

それに不安をぶつけてしまう自分も嫌だし、
奈央も耐えられなくなってくるに違いないのだ。



だが俺は奈央と別れたくなどない。



和也と奈央がもう一度付き合う。
これは、俺達が問題なくやれる唯一の方法だ。


奈央に言ったら
「一番好きじゃないのに、そんな嘘つけない」
と言った。
だけど、「大好き」なら言えるはずだ。
今だってプロフのメッセージに書いてあるのだから。

それに男として見てるのなら、男としてまだ好き
なんだから出来るんじゃないのか?

俺はそれを強く願っている。
そうすれば、全てがうまくいくと信じている。

奴への特別な思いが断ち切れないなら
そうして欲しい。
その為に待つことは、今の苦しみよりずっと
マシなんだよ。


だって、どっちかを選ばないとと選択を迫られたから
和也を切っただけなんだろう。
それがなければ、和也を切りたくはなかったんだろう。



頼むからやれるだけのことはしてきてくれ
もう悔いを残さないでくれ。





脅威3 

March 29 [Wed], 2006, 4:28





「誰も傷つけたくない」

「私は変わりたい」



そういいながらも、どっちも実行できない奈央。

人の心を分析するのは得意なのに
自分の行動に矛盾を感じないのか
見ないふりをしているのか
甘えているのか。



自分が一番大事。それは皆一緒でしょ。

奈央はそういう。

自分が和也との約束を果たす為なら
どんな手段を使っても、
俺が苦悩してても構わないと
そう思っているようにさえ感じることがある。


じゃあ、それで俺を失ってもか?





和也が俺の言葉をつかまえて
「恋愛ごっこ」と言ったとき、奈央はそれに
否定をしなかった。

俺には和也の弁護をするのに。



「今はあの時よりずっと好きだから、今なら言うよ」


奈央がそう言ったとき、実際に出来るかどうかは
別として、俺は思わず電車の中で不覚にも
涙が滲んだ。泣かないように堪えるのに必死だった。

そして俺は、小さな傷を沢山受けて自分が思うより
ボロボロなんだと思った。

結構ギリギリなんだと思う。

いつその線が切れるのか俺には分からない。
もしかしたら、大丈夫なのかも知れないし、
そうじゃないのかも知れない。


ただ、そのエピソードのように、
その時はただの怒りだったようなものが、
傷となって俺を疑念の呪縛のようになって
縛り付けているのかもしれないと思った。


その傷はどこにどういう深さで点在している
のか、俺にも分からない。
また、薬は奈央しか持っていないが
どの薬が効くのかも分からない。


あの時のように、奈央に癒され始めて
それが傷だったのだと気付くのだろう。


願わくば、その傷を早く塞いでお互いの
平穏と永遠を手にしたい。









脅威2 

March 29 [Wed], 2006, 4:16





「もし聞かれたら、ちゃんと話すよ」
と奈央は言う。

俺と言う存在があることを話すと奈央は言う。

だけど今言えないことが何故後になったら
言えるというのだろう。


奈央は和也に消えないで欲しいと保身している。
願わくば、その質問がなければ奴は消える心配
もないから、話したくないのだ。


俺の心はそれを知っていて、いざとなったら
また誤魔化すのではないかと疑っている。

現時点で誤魔化してるようなものだから
そういう風にしか思えないのだ。


「ごめんなさい、言えなかった。
私を怒っていいよ。私を捨ててくれていいよ」

そんな言葉さえも聞こえてくるように感じる。


謝ってすむ問題じゃない。
怒ったから気が晴れるものじゃない。
捨てれば済む問題じゃない。

今まで、苦しんできたことがそんな言葉で
ただの苦しみにされた上に、裏切られるなんて
たまったもんじゃない。

俺にその言葉は絶対に通用しないのだ。



だけど、無理矢理俺の存在を話させても
メッセージを変えさせても、それで和也が
消えたら、奈央の思いはより募るだけだろう。

俺がいては成り立たない関係なら、今も既に
終わっているも同然なのにも関わらず、
その程度の約束だったのにも関わらず、
奈央は、あの時ああしなければと後悔するのだ。


奈央は嘘で塗り固めた約束でもなんでも、
和也さえ消えないでくれたら、それでいいのだ。


俺が苦しんでても。


そうだろう?





脅威 

March 29 [Wed], 2006, 3:30



和也と俺、どちらかを選ぼうとした時に
奈央は俺を選んだという。

だけど俺が知ってるのは、
ブログから、自分の都合で和也のコメントを
消した奈央に腹を立てて消えたことだ。

選択の意思を証明する手段があるとしたら、
和也が見ているかも知れないブログと
奈央のプロフにメッセージを残すことだけ。


ブログには、奈央はあたかも記事の1つで
あるかのようなメッセージを書き、和也への
コメントも第三者的な書き方で気持ちを書いた。

しかしいずれも「好き」とかの感情はのせてなかった。

プロフの方は俺が見ていないからだろう。
「大好きなんだもん。忘れられるはずないよ」
と書いていた。

大好きだという事は俺も聞いて知っていたが
これを見た和也は、多分以前から奈央に
言われていた「大好き」と同じだと捉えるだろう。

奈央だってその計算だったはずだ。
そうやって、あやふやな言葉で奴に呼び
かけ続けていたのだ。



そういう行動を知り、どうやって奈央を
信じていいのか分からない。

もう絶対に傷つけないというが、そういう
一つ一つの積み重ねが、確実に俺を混乱
させていくから、奈央の「傷つけない」の
レベルも計り知れないのだと思う。


何故、別れを告げられたものに、いつもでも
しがみつくのだろう。
俺の方が大事といいながら、奴に語り続ける
奈央が分からない。

そうなんだよ。
本当にピアノの約束を果たしたいだけなら
そういうメッセージにすればいいのだ。

なのに俺にバレても内容を変えようとしない
奈央の言葉をどう信じればいいというのだろう。

奈央には「ピアノの約束が目的」だと俺に
思わせてくれる根拠がない。
そうと思えるものが何もない。

俺の心を考えた行動を、そして、言ってることと
矛盾しない行動をとってくれたら、俺はこんなにも
和也に振り回されずに済むと思う。


言葉だけじゃなく、行動で示してくれ。
でないと、押し寄せる不安を奈央にずっと
ぶつけてしまう。

そして、やがてはお互いに疲れきってしまうよ。


再来 

March 24 [Fri], 2006, 4:01




和也が奈央のブログにコメントを入れた。

消えた奴は俺が思ったとおり、ブログを見ていたのだ。


「今度は二人とも傷つけない」
と奈央は言った。

しかし、プロフに書いた和也に向けたメッセージは
誤解を生じる内容のままだ。
もし、それも和也が見て、今回の行動を左右して
いたら、既に傷つけてることになると思うが。

そういうと、奈央は「それを忘れていた」と答え
何故消さなかったのかと問うと、
「なんでも保存する性質だから」と言った。
そして「シュウが消せと言うなら消す」とも言った。


傷つけたくないと言った側から、自分のやりたい
ようにすることを奈央は優先している。

消せと言ったら消すのではなく、本当に
傷つけたくないと思うなら自分から消す
ものだろうに。



俺はそうやって、何かと理由をつけながら
自分を貫こうとする奈央が怖い。
それが嫌なら、別れても仕方ないねと言わん
ばかりで、すぐに変えられる事が出来ることさえ
変えようとしない奈央が怖い。


ほんの少しの餌をばら撒き、食いつくかどうか
は、任せるんだね。
だから自分のせいじゃないと言うためなのか。


永遠を口にした時、俺は覚悟をしていたつもりだ。
言った責任も含めてだ。

貴方には、覚悟も責任もないのか?
いや、なくてもいい。

だけど、本当に傷つけたくないなら
本当に変わりたいなら、出来ることは
やらないと。
自分が変わることは決して他人任せでは
出来ない。
自分の意思がないと変われない。


本当の自分を全て受け入れるっていうのは
ただ状況に流された結果ずるくなってしまう自分も
含めて好きになることっていうのは、少し違うように思う。

貴方の意思が見えた時、それでも貴方が好き
だというのが本当なんじゃないのだろうか。


そのずるさは、貴方の意思なのか?
そういう生き方がしたいのか?

貴方の友達の彼女みたいに、性根から腐ってるなら
俺はあなたとはいられない。



貴方の葛藤を信じていいんだよな?

頼むから信じさせてくれ。











猫3 

March 17 [Fri], 2006, 11:51





猫が怖いのは自分の心が俺に開いていくからだ。



猫は言った。
「もう、今で満足だから別れることになってもいいんだ」

それは、別れた時の傷の痛みを逃す為の猫の呪文だ。



猫は大概の事が許される現状が心地いいのだと思う。
反面、そんなことがあっていいはずがないという思いが
猫を不安にもさせている。

だから猫はいつでも別れを覚悟しているのだ。
なのに別れを覚悟しながらも心を開いていってしまう
自分と葛藤があるのだろう。


心を開いて、本当の心地良さを覚えたら長年かけて
作り上げた自己防衛の仕方を忘れるかもしれない不安
でもあるのだろうか。

心を開いた後で俺が消えたら、自分が壊れてしまうと
不安なのだろうか。




俺は猫の心に入り込んでいるのだと思う。
そして猫が作りあげた自己防衛の城壁を内側から
崩しているのだと思う。


猫は黙ってそれを見ている。


それが脆くなったあと、自分はどうなるのだろうと
不安で仕方ないといった感じの表情が感じられる。

俺を追い出したいと思うときがあるだろうな。
今なら城壁はまだ頑丈だから、そうしたいと思うだろう。
だから、「別れる」なんて言葉も出たのだと思う。



俺がいると猫は安心で、俺が消えても猫は安心で、
俺がいると猫は不安で、俺が消えても猫は不安なのだ。



だから、猫が必要と言うなら俺は一緒にいるし
そうでないなら、消えてもいい。



だけど俺の手の中で死んでみるのも悪くはないよ(笑)







P R
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