
大梧桐山は深圳最高峰で944m。
登り始めて割と早くに、これは、思っていたよりも大変だと、気付く。
でも、頂上まで行って反対側から降りようと言っていた手前、
帰ると言いだせない。無理、無理、と言いながら、登頂。
あそこまで、と登ってみると、そこから先がまだ続いている。
また、あそこまでと登っても、まだ、先が。
山頂の石が見えていて、もうあと少しだと分かっていても、
ここで待ってます。と言った阿明の気持ち。すごく、わかった。
山頂は涼しくて、でも、景色も雲で見えなくて、
ただ登れた感動だけを持って、降りる。そして、また気付く。
降りる方がもっと、大変なんじゃ・・・。
降りてすぐに、山頂の感動を忘れる。ぐらいに、足が笑う。
先に、どんどん降りて行って姿が見えなくなった。
女性陣だけで休み休み、歌を歌いながら、たくさん話しながら降りる。
登るときには景色と、山の音だけで十分だったはずが、
降りるときは危ないために目の前の石段しか見れず、
歌でもないと、心が折れそうになる。
もう先に下山出来たのかなと思っていたら、独り座りこんでいる。
座りこんで、もう1歩も歩けないと言っている。
姿が見えた途端に、わずかに残っていた体中の力が、
戻っていることを感じる。嬉しい気持ち。会えるだけでただ、嬉しい。
うまく言葉で表現出来ない。ただ、心と身体が繋がっていることを感じる。
会えたら本当に元気が出てきた。と伝える。
一人でいると、誰とも話も出来なくて、身体の辛さと共に心が折れる。
大変!とか、つらい!とか、
誰かと一緒に、何でも言葉に出すだけで、笑うだけで、元気に繋がる。
もう1歩だけ前に進める力になる。
皆で残りのチョコとパンを食べて、更に力をつけて、降りる。
地上が近付いていることが、こんなに嬉しいと感じられるなんて。
山登りは人生のようだねと。笑っちゃうようなことを、友達と。
登った!と思っても、まだ先がある。気持ちが折れる、でも、
また登り始める。登れば降りなければならない。
降り切らなければ登山とは言えない。
一人でよりは誰かと一緒だとそれだけで元気になる。
言葉を発することも、大笑いすることも、それだけで元気になる。
もちろん食べ物も水も大事。
登るときには沢山の荷物を持って行くけど、
降りてくると、軽くなっている。
何度も諦めそうになるけれど、そのたびに思った。
この1歩、前に進む小さな1歩で、いつかはどこかへ辿り着くのだと。
911・・・忘れずのあの日。見続けたTV。映画のような画像。一緒に見ていた人。
まだ出会ったいない人。今も友達の人。TVの中の遠いような出来事。
10年の月日。
もういない人。出会えた大切な人。今も変わらずの友達。
変わらないで変わったこと。変わったようで変わらないこと。
311・・・突然の揺れと停電。流れ続けるアナウンス。続く揺れ。座りこむ女性。頼もしい男性。
繋がらない電話。歩き続ける人々。まだ知らなかった大きな津波。
不安、不信感、恐怖、疲れ、惑わされる言葉、訳もなく強くなる言葉。涙。
安心感、信頼、愛情、笑いあうこと、当り前のこと。笑顔。
何でもないことを何でもなく笑えることが、大事だと知る。
いつ、何が起きてもおかしくない。仕方ない。覚悟もした。だからこそ、楽しい嬉しい愛しいことを。
まだ出会ったいない人。今も友達の人。TVの中の遠いような出来事。
10年の月日。
もういない人。出会えた大切な人。今も変わらずの友達。
変わらないで変わったこと。変わったようで変わらないこと。
311・・・突然の揺れと停電。流れ続けるアナウンス。続く揺れ。座りこむ女性。頼もしい男性。
繋がらない電話。歩き続ける人々。まだ知らなかった大きな津波。
不安、不信感、恐怖、疲れ、惑わされる言葉、訳もなく強くなる言葉。涙。
安心感、信頼、愛情、笑いあうこと、当り前のこと。笑顔。
何でもないことを何でもなく笑えることが、大事だと知る。
いつ、何が起きてもおかしくない。仕方ない。覚悟もした。だからこそ、楽しい嬉しい愛しいことを。




















