奈落一武道会 その4 

2008年08月29日(金) 8時42分
アルヴァレスは更に腰を落として重心を低く取った。

パーシファル:銀さん、戦場を思い出しますよ。あの頃は辛いことが多かった。

アルヴァレス:そうだな。あの時は色々辛いことが多かった。でも、今は違う。大切な仲間が出来た。大切な友人が出来た。権力闘争等考えずに平穏と暮らす日々。俺やお前、全ての薔薇の騎士団が望んだ理想だ。そして俺達は万屋の仕事を始めて平和に暮らしている。

パーシファル:万屋の仕事も順調とは言えませんけどね。

アルヴァレス:それは、アレだ。お前の突っ込みとしてのキャラが薄いからだよ。

パーシファル:ちょ!それどんだけ〜!!

アルヴァレス:冗談だ。今、この時だけは、戦場の頃の俺達だ。

パーシファル:えぇ。

二人が頷いた瞬間、
二人の身体は前へ飛び出していた。

アルヴァレス:牙突!!

アルヴァレスの高速の突きはパーシファルの急所を捉えた。

パーシファル:甘い!!

パーシファルは動きを読んでいた。
ロンギヌスを大地に突き刺すと、
棒高跳びのように飛び上がった。

アルヴァレス:やべ。

咄嗟に危険を察知したアルヴァレスは後ろへ退こうとする。

パーシファル:銀さん、貴方の負けです。

パーシファルはロンギヌスに溜め込んでいた稲妻を右手に一転集中させていた。

パーシファル:ギガディィィィィィン!!!!!

つづく

奈落一武道会 その3 

2008年08月27日(水) 8時35分
アルヴァレスは持っていた剣を鞘に納めた。

アルヴァレス:パーシファル。ここから先は地獄だ。

アルヴァレスが指で大きな丸を描くと、
その丸の中の空間がぐにゃりと歪んだ。
歪んだ空間に手を入れると何かを取り出した。

ぴこまり:あれはー、木刀ですかー?

クロニカ:そうですね……。

パーシファル:無銘・琵琶湖。銀さんのお気に入りの武器じゃないですか。それならば僕もフルパワー出しますよ。

パーシファルは槍を持ち替えて構え直した。
槍から青白い火花が散り始めた。

アルヴァレス:雷遁か。武器破壊を狙ってくるとはな。しかし、こいつは木刀だ。電気なんか通らないぜ。

そう言いつつもアルヴァレスは左手を前に突き出し、
重心を落とした。
琵琶湖を持つ右手を後ろに引き、
剣先は左手の真上に持っていく。

パーシファル:ちょ、銀さん。それマジでシャレになってないんですけど!!

パーシファルが驚くのも無理は無い。
かつて異国の刀剣士「サムライ」の一派「新撰組」の隊長が使ったと言われる一撃必殺の構えをアルヴァレスがとっているからだ。

パーシファル:牙突(がとつ)フォーム。

アルヴァレス:そういうお前も準備万端なこった。神殺しの槍、ロンギヌスじゃないか。

パーシファル:やっぱり分かりましたか?

パーシファルが持っている槍は古臭くて、
どちらかと言うと先端が鋭くとがっている棒に近い形だった。
しかし、彼が電気を流したことで槍が本来の形を取り戻した。
二又で槍全てが螺旋を描いている。
古の聖者が処刑された時に使われたと言われる遺物、
それが彼の持つ槍である。

アルヴァレス:喰えない野郎だ。だからこそ面白い。



つづく

奈落一武道会 その2 

2008年08月26日(火) 22時36分
トーナメント表

第一試合:アルヴァレスVSパーシファル

第二試合:イヴェールVSノア

第三試合:悪魔VSサヴァン

第四試合:ズィマーVS冥王


ぴこまり:さぁーてー、第一回戦はアルヴァレス将軍とパーシファル騎士団長の一騎打ちですねー。

クロニカ:ツッコミキャラとなりつつあるパーシファル騎士団長の奮闘に期待ですね……。

大理石の闘技場に立つ二人の男。
銀色の甲冑に身を包んだアルベール・アルヴァレスと、
紫の甲冑に身を包んだパーシファルである。

アルヴァレス:おいパーシファル。今日は手加減はなしだからな。

ダルそうな感じで天パ気味の髪の毛をいじるアルヴァレスだが、
その目はいつものような死んだ魚のような目をしていない。
銀色の死神と呼ばれていた頃の闘気で満ちている。

パーシファル:手加減も何も、こちらだって本気でいきますからね。

普段は突っ込み役でいい所の無いパーシファルも、
愛槍を縦横に振り回しながら闘気を昂らせている。

ゴゴゴゴゴゴゴゴ

ぴこまり:早速張り詰めた空気になってますねー。

クロニカ:かつて血風渦巻く戦場に身を置いていた二人ですからね……。あの頃が蘇る……、と言った感じでしょうか……。

ぴこまり:それでは行きますー!第一回戦ー、始めー!!

アルヴァレス:でりゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!

パーシファル:どぉぉりゃぁぁぁぁぁ!!!!

互いに獲物を持ち構えると、
一部の迷いも無く標的に向かって獲物を突き出した。
渾身の一突き。

アルヴァレス:ブラッディースクライド!!

パーシファル:ハーケンディストール!!

ドォン!!!

轟音が闘技場に鳴り響く。
それと同時に二人は動きを止めていた。
アルヴァレスはパーシファルの槍をかわし、
パーシファルもアルヴァレスの剣をかわしていた。
一撃必殺の技は互いの急所を狙っていたが、
技を出すと同時に身体を反転させて回避動作をとっていた。

アルヴァレス:互いの手の内は分かっているが、こうなると面白いな。

パーシファル:今日は心行くまで戦いましょう。

つづく

奈落一武道会 その1 

2008年08月26日(火) 18時01分
エルの思いつきで開催が決定した奈落一武道会。
あぁ…、そこにRomanはあるのだろうか…。

実況:お待たせいたしました!!これより奈落一強い男を決める【奈落一武道会】を開催します。

観客:わーーーーーー!!!

実況:なおー、実況は私ぴこ☆まりとー、

解説:解説はクロニカでお送りします……。

ぴこまり:さてー、選手の入場ですー!!


【BGM:ぴこまりんご飴☆】


ぴこまり:数多の戦場で多くを殺し多くを生かし凶弾に倒れた伝説の英雄ー、その名を知らぬ者はいないー、【銀色の死神】で通称銀さんことー、アルベール・アルヴァレスー!!

アルヴァレス:ま、気楽にやりますか。

ぴこまり:雷神の民の末裔との噂の高いブリタニア名門中の名門の騎士ー。数多の戦場で磨かれた槍捌きは本物だがー、今では銀さんの突っ込みに回ることが多いー、パーシファルー!!

パーシファル:ちょ!どんだけぇぇぇ!!!

ぴこまり:計算なら任せておけー!数字を因数分解(バラ)すように相手も因数分解(バラ)してしまうのかー。黄昏の賢者ー!!

サヴァン:ここいらで名誉挽回→といこうじゃないか。

ぴこまり:おバカ加減では誰にも負けないー?何故お前がここにいるのかが分からないがー、いるからには勝ってくれー。おバカブームに乗ってやってきた髭、ズィマー!!

ズィマー:がっびーーーん!

ぴこまり:お父さんのカッコイイ所を見せてやるー。黒の教団からノアの登場だー!!

ノア:ルキア、パパだよ!

ぴこまり:生と死の果てに何があるのかー。生まれて来る前に死んでいった冬にはどんなRomanがあるのだろうかー?イヴェールの入場だー!!

イヴェール:よろしく。

ぴこまり:古の聖者の楔を断ち切り蘇り既に死角はなしー。我を害する者全て滅ぼすー?焔の悪魔ー!!

悪魔:ライラノ為ニ頑張ル。

ぴこまり:経歴・素性ー、一切不明ー。闇は全てを見ているー?9月3日6thアルバムから冥王の参戦だー!!

冥王:黙示の闇を見せてやろう。

クロニカ:尚……、負傷者発生に備えてのリザーバーも用意してあります……。

ぴこまり:黒の凶弾ー、ゲーフェンバウアーー。

クロニカ:魔法使い……、サラバント……。

ぴこまり:筋肉バカー、イアッソーー。

クロニカ:詩(うた)は世界を救う……、詩人バラッド……。

ぴこまり:以上の8名の選手と4名のリザーバーで行いまーすー!!

クロニカ:尚……、負傷者が誰も出なかった場合はリザーバーの選手は参加しませんのであしからず……。



つづく?
P R
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