手ぬぐい業界に伝わる怖い話 その2

December 04 [Thu], 2014, 9:51
常連客>今日こそ、手ぬぐい業界に伝わる怖い話、聞かせてもらいますからね!
手ぬぐい専門店>ん?なんだそりゃ?
じ>えぇっ!?覚えてないんですか??あなたが先月最初に言い出したんですよ!??
て>はははは。冗談だよ、冗談。ちゃんと覚えてるって。
じ>ホントに覚えてます?なんか先月も結局聞かせてもらえなかったし、ちょっと信用ならねぇ感じなんですよね?
て>そんなに怖い話聞きたいんだ?好きだね〜君も。
じ>…………もういいから、さっさと話してください。
て>おぉ、もしかして怒ってる?声のトーンが低くなってるけど。
じ>早く。
て>わかったよ。手ぬぐいってのは基本的には木綿生地を染めて制作するもんだろ?
じ>はあ。
て>でな、とある手ぬぐい職人がいい木綿を手に入れたんだよ。だから早速、染めてみたんだ。しかしどういうわけか、どうもいつも通りに上手く染まってくれない。何の色を足しても、どうしても深く暗い赤色になっちまう。で、結局その職人はあきらめてその色で完成として乾かしておいたんだ。
じ>赤色っていうのがなんか嫌ですね。
て>だろ?でもよ、その職人が次の日、時間的に絶対に乾いているであろう手ぬぐいを手に取ってみると、何故かまだ半分湿っているような感じだった。しかもさらに前日にはなかった顔のような模様がうっすらと浮き出てしまっていた。職人はどうも嫌な予感がしたため、知り合いの神社のところに持っていってお焚き上げしてもらったんだそうだ。
じ>え?それで終わり?
て>いや、するとその手ぬぐいはいつまで経っても燃えず、また湿っている状態を延々と維持し続けたんだそうだ。
じ>怖いっていうより、なんだか気持ち悪い話ですね。
て>うん。結局のその手ぬぐいは怪奇現象好きの人から人の手に渡って今でもどこかで現存しているそうなのだが、手にした人は皆、行方不明になってしまっているって話だ。
じ>う〜ん。まあ確かに、それが実在するとしたらちょっと怖いですね。