板取川 川浦渓谷 日河原洞

September 16 [Sat], 2017, 12:13
1.日程:2017/9/3(日)
2.メンバー:サトウ、オギソ、コンドウ
3.行程:岐阜(5:30)→川浦谷車止めの駐車場(07:10)→日河原洞入渓(08:20)→1292mと1253m間のコル(13:20)→(14:00)ドウノ天井→(17:35)川浦谷駐車場
4.行動 記録
【9/3】晴れ、蒸し暑い
小谷の入渓(にゅうけい)ポイントにあるトイレ付き駐車場からスタートする。この駐車場にお世話になるのは何回目なのか数えられないほどだ。しばらくは舗装林道を歩き真っ暗なトンネルを超えると、場違いなくらいの立派な休憩所が現れる。

ここで沢登り装備を最終確認し入渓する。しばらくは穏やかな沢が続き、最初は穏やかなナメ滝が登場した。ゴルジュも水量が少ないので歩くだけだ。

↓最初のナメ滝


↓水量が少ないゴルジュ


さてその後は滝が連続し最初の25mはロープ確保で直登、45m滝は高巻きし、以降の10m×2段、4段計40mはそのままで直登した。いずれも手応えのある滝である。その後は沢詰めお決まりの藪こぎへと突入する。

↓ロープ確保で直登


↓最後の40m滝も直登



熊笹と石楠花が行く手を阻み中級程度の藪こぎだ。1292mと1253mの中間コルを目指したつもりが、最後の地図読みを誤り1253m近くに出た。懸垂下降で舗装林道へ出て沢登りは終了した。
沢装備を解き、舗装林道に沿ってドウノ天井へ向かう。オギソとサトウは今回が四回目の登頂で、ルートが全て異なるとは言え、地形図にも示されていない三角点だけのヤブ山に四回も来る酔狂な奴はいないであろうと思っていたら舗装林道で電動自転車を使って上大須からドウノ天井まで登ってきた登山者出会う。いろんなアプローチの方法があるものだ。帰路は板取側の林道全貌を確認する目的を達成するために、工事飯場がある終点まで下る。ここからは藪の中を地図とコンパスで右往左往しつつ川浦谷へ戻った。
沢登り、藪こぎに加え舗装道路という、いつもとは少々違った周遊登山であった。
今回で板取主要の沢登りはほぼ終え、これで一区切りついたと感慨深いものがある。

↓ドウノ天井頂上の三角点1332m


↓森林保全が目的の舗装林道もここで行き止まり

2017夏 聖岳他

August 15 [Tue], 2017, 11:17
1.日程:2017/8/12(土)〜14(月)
2.メンバー:サトウ、オギソ
3.行動記録:

兎洞から沢登りで兎岳へ詰めて、その後聖岳へ登頂し、易老渡へ戻るのが当初計画であったが、予想より増水していたため登山道から聖岳への登頂に変更した。

【8/12】曇りのち大雨、蒸し暑い
岐阜(4:00)→芝沢駐車場(8:30)→易老渡(9:40)→便ヶ島(11:00)→(15:20)聖平

満車の芝沢駐車場から林道を淡々と歩き便ヶ島へ、平坦の遊歩道を辿り西沢渡へ到着し、水量が多い西沢を金属製の頑丈な渡し籠を手で引いて渡った。
ここから分岐点があるアザミ畑までの急登は大汗をかきながら黙々と登った。すれ違った登山者は10人程度とお盆だというのに少ないのは一般道とは言え厳しい高低差1200mのせいであろうか。聖平小屋ではフルーツデザートのサービスがあった。設営直後の大雨でこの天幕場は水たまりとなり、一部のパーティは小屋に避難した模様。

↓お盆で大賑わいの聖平天幕場


【8/13】曇り時々大雨、蒸し暑い
聖平(5:20)→(7:40)聖岳→(8:10)奥聖岳→聖岳(8:40)→(10:15)聖平小屋(10:45)→()(13:25)上河内岳→(15:00)茶臼小屋

標高差600mの登山道を辿って聖岳に到着したが期待していた眺望は一切得られず、奥聖岳への往復後、聖平へ戻った。人気ルートで登山者は多数あり。

↓ガスで展望なしの奥聖岳頂上


テントを撤収後に雨の中を上河内岳2803mへと向かった。視界が効かないなかで雷鳥と高山植物のお出迎えが唯一の救い。
茶臼岳への稜線を歩き、茶臼小屋の天幕場へ到着した。夜半にはまた大雨に見舞われた。

↓狭い茶臼小屋天幕場も大盛況


【8/14】曇り、蒸し暑い
茶臼小屋(05:20)→(08:20)易老岳→(11:10)易老渡→(12:35)芝沢駐車場

茶臼岳2604mでは今回はじめて眺望が得られ雄大な南アルプスを堪能した。ようらく夏山らしい仁田岳と易老岳への稜線漫歩を楽しみ、易老岳からの急坂をゆっくりと下降し易老渡へ到着した。

↓茶臼岳より左が聖岳、右が上河内岳


【所感】
今回は増水により沢登りは中止したが、もし水量が平常で敢行していたとしても、標高差2000mの兎洞を登攀用具が詰まった20kgを担いで登頂できたのかは、現時点での体力を鑑みれば非常に怪しい。自身の体力を客観的に見つめ直さなければと戒めているところである。
また兎洞への入渓が困難であった。林道は土砂崩れで危険、堰堤は中部電力の管理下で侵入が不可能。従い兎洞の沢登りはほぼ無理というのが現実であった。

話は変わるが今回の聖岳への登山者の数が多いのには改めて驚いた。山ガールを始め老若男女で登山道、山小屋や天幕場はどこも大盛況であった。このブームが単なる一過性で終わらずに継続するには、百名山が終わった次の山を自分で見つめていく成熟が必要だと感じる。

板取川 小谷

August 06 [Sun], 2017, 10:42
1.日程:2017/8/6(日)
岐阜(5:30)→駐車場(07:20)→(09:30)二股→(11:45)登山道→(14:00)林道
2.メンバー:サトウ、オギソ、コンドウ
3.行動記録(8/6 晴れ、蒸し暑い)

川浦谷に沿った林道を詰めた駐車場トイレの裏が小谷の入渓点である。あっさりとしたイメージがそのまま上流へと継続し、あまり特徴のない谷であった。初心者用の沢としては手頃である。

↓小谷の入渓点


最初(最大)の10m滝は、直登できないこともないが、苔で滑るため向かって右側つまり左岸から巻いた。

↓小谷で最大の10m滝


↓詰めへの二股にある最後の5m滝


この後も平凡な沢歩きが続き、最後の5m滝は登らずに手前の右側の沢を選択し詰めに入る。
藪のルートファインディングは右だの左だのと迷い、目標であった三角点1373mからやや南側にそれた1292mの平家岳登山道へ出た。残念!
今回の沢登りも我々だけの入山者であったが、明瞭なトレースやゴミが残されており、やけに人臭い沢であった。とはいえこのような近場に百名山では味わうことができない自然の癒し空間があるというのは恵まれている。板取はまだ奥深い山域である。

2017春 五竜岳

May 03 [Wed], 2017, 10:13
1.日程
・4/29(土): 五竜スキー場→遠見尾根→五竜山荘
・4/30(日): 五竜山荘→五竜岳→キレット小屋→鹿島槍ヶ岳→冷池山荘
・5/1(月): 冷池山荘→赤岩尾根→大谷原
2.メンバー:サトウ、ヤマサキ、コンドウ、オギソ、ハジリ
3.行動記録

4/29(土) 曇りのち雪、時々雷

4:30 各務原 → 8:30 五竜スキー場駐車場→ 9:40 五竜スキー場山頂 →11:30 中遠見山 → 14:05 西遠見山→ 14:15 西遠見山手前幕営地

午後から雷雨との予想もある中、予定通りに各務原を出発し、五竜スキー場に到着。午前中は天気が持つかもと淡い期待とは裏腹に、準備中に黒い雲がじわじわ広がってくる。ゴンドラ/リフトをありがたく利用させてもらい、スキー場頂上から山行開始。
地蔵の頭付近だけは地面が見えている場所もあったが、その後はトレースもしっかりある雪の道。


晴れ間と雨雲のせめぎあい、中遠見山辺りから、この季節なのに雪が舞ってくる。雪だけならまだしも、途中から天気予報通りに雷交じりに。
西遠見山手前では、雷が近く激しくなり、アラレも降ってくるため、一時雨宿り。15 分ほどでやり過ごし、西遠見山までたどり着くと、ガスまで出てくる始末。ここからは注意の要する場所なだけに、様子見することに。
そしたら、またもや雷が近づいてくる。これも近いぞと思っていたら、オギソさんの目の前を、青白い光と「プシューッ」との破裂音が走る(Web 情報によると、悪天時のコロナ放電である「セントエルモの火」だった可能性大)。山の上にいたため、ピッケルを手放して伏せて危険回避。
こうなっては、さすがに前進する気力も失せ、少し戻って幕営することに。
他にも4 張ある幕営適地で設営。テントで一息入れていると、風雪激しい嵐が断続的に襲ってくる。明日の天気を心配しつつ、1 日目は終了。

4/30(日) 快晴

5:30 幕営地出発 → 6:45 五竜山荘 →8:30 コル → 9:00 五竜岳山頂 → 11:10五竜山荘 → 12:30 1 泊目幕営地着 →13:15 幕営地出発 → 13:30 2 泊目幕営地着

2 日目は昨日と打って変わって快晴でスタート。
翌日も悪天が予想されるため、テントを残し五竜岳のみにアタックすることに。
谷を挟んだ鹿島槍ヶ岳と、目の前の五竜岳を眺めながら、白岳への急登に向かう。


昨晩の降雪もあり雪崩も心配されたが、朝は雪が締まっていて問題ない模様。トレースを頼りに白岳をトラバースして五竜山荘へ到着。


一休みしたら、いざ五竜岳へ。まずは夏道を行くが、途中から嫌なトラバースを避け、(おそらく武田菱を)岩伝いに進む。結構な斜面を雪面にしがみつくように登ったり、リッジを渡ったり。
コルで息を整えたら、最後の急登へ。ピッケル片手に壁面につま先を蹴りこみながら一歩ずつ登る。そして9:00 五竜岳登頂。北には唐松岳、西には剱岳、南には鹿島槍と、最高の展望。個人的には2 年前の正月に五竜山荘で引き返した時のリベンジ達成となりました。


その後は壁面をロープで下ったり、両手両足を使いながらトラバースしたり、白岳のトラバースでは斜面を歩いている時に小さな雪崩が発生し小走りで逃げたりと、無事幕営地に帰着。
少し時間があったので、大遠見山付近まで幕営地を移動させ、2 日目の活動は終了。

5/1(月) 雨
6:20 幕営地出発 → 8:20 五竜スキー場ゴンドラ乗り場 → 8:40 五竜スキー場駐車場

3 日目の朝は風雨乱れる天気模様。テントから出たくないと思っていたら、運よく雨が止んだため、手早く撤収。
後は来た道をゆっくりと下り、テレキャビンに乗って桜咲く別天地の下界へ。雨が本降りになる前に車に逃げ込み、2 泊3 日の山行が終了となりました。

遠見尾根(白馬五龍)

January 04 [Sun], 2015, 19:23
1、 日程:平成26年12月27日(土)〜29(月)
2、 メンバー:Lサトウ、コンドウ、ハマダ、ハジリ
3、 行程
12/27(土)くもり後晴れ
6:00 各務原→10:20五竜とおみスキー場→11:10 テレキャビン・アルプス平駅→16:00 大遠見山(テント泊)
12/28(日)快晴
7:10 テント発→11:10 白岳→11:30 五竜山荘→12:00白岳→14:00テント
12/29(月)小雪
7:00テント発→11:00 テレキャビン・アルプス平駅

4、記録
1日目:
テレキャビン頂上から、ありがたくトレースを使わせて頂き、大遠見山に到着。
トレースはあったが、輪環が無いと、足が沈む。

2日目:
快晴でのんびりしてたら、出発が遅れてしまった。結局、時間切れで五竜山荘で引き返すことに。
五竜山荘の周囲は、さすがに雪が氷化していて、アイゼンのお世話になった。

3日目:
小雪舞う中、下山。


(夕方、鹿島槍ヶ岳の影)


(日の出、脇には富士山も見える)


(五龍岳)


(鹿島槍ヶ岳)


(白岳の登り)


(白岳から五龍岳を背景に)

明神洞−ドウの天井

October 18 [Sat], 2014, 21:48
1、日程:平成26年10月11日(土)
2、メンバー:サトウ、オギソ
3、行程:岐阜5:30→東河内谷林道終点7:25→9:00明神洞祠→最後の滝高巻10:30→14:00中部電力奥美濃発電所林道→14:30ドウの天井1,332m→17:50明神洞林道駐車場
4、記録:快晴


(東河内谷林道終点から遡行開始)

東河内谷林道終点に駐車し、河原を歩き出すとすぐに右の沢に入る。そこで目に飛び込んできたのは我々レベルには手に余る明神滝20mで、朝一番から粋なご挨拶だ。ルートを丁寧に観察し、左岸にサトウのリードで取り付く。藪と木にダブルロープで支点を取り、途中から滝に向かいトラバースする。滝の落ち口に抜け出るムーブが難しく、私は残置ハーケンのお世話になり滝の上部へ抜けた。そこにはボルトで作られた立派なアンカーがあり、人気のクライミングゲレンデとなっていることが窺える。ここからすぐの天然の岩の洞穴に崩壊しかけの修行者の祠がある。この場所ならば誰にも邪魔されずに心置きなく修行できたであろうが、毎回あの難しい明神滝を行き来していたということは、この修験者のクライミング技術は相当な腕前なのであろう。


(核心部の明神滝20m)


(修験者の祠の跡)

さらにいくつもの滝を越えた後は、一転表情を変え心が和む滑滝が連続する。


(ゴルジュが続く)


(滑も続く)

その後はゴーロに変わり、ゴルジュが終わったことが窺える。ガラ沢との分岐点では左右を迷うが、本流らしき右側を選択し真っ直ぐ進む。結局はこの選択ミスが、後に大きく影響することになる。この後、一つ滝を高巻き、傾斜が徐々に急になり、草付きスラブを登攀中にオギソが5mスリップするアクシデントに見舞われ、隣のやぶ尾根に移動する。突っ込んだその尾根もさらに傾斜が強くなり、ほぼ垂直の恐ろしい木登りが連続する。傾斜が緩くなるにつれシャクナゲが濃くなり、強烈な藪漕ぎが始まり、まさに喘登の連続だ。このような尾根にも先人のトレースがあり労苦を共有する。もうこの時点では、当初の目的地である「明神山」への登頂というより、早くこの藪を抜けたいという意識のみが先行し、中部電力林道が見え始めると、藪漕ぎのラストスパートに力が入る。ようやく林道に抜けた地点は、明神山とドウの天井を結ぶ県境稜線上で、すでに藪を漕いでの明神山へという気持ちは全く失せており、せっかくだからとドウの天井の頂上を踏むことにする。平成22年(2010)に遡行した西ヶ洞に続く、まさかの再登頂である。


(ドウの天井の二等三角点1,332m)

その頂上からの眺望は秋の快晴ということもあり、最近の平家岳、美濃平家岳のみならず、能郷白山、屏風山をはじめとするほぼすべての奥美濃の山々が俯瞰できる。


(たったいま遡行してきた明神洞)


(奥美濃盟主である秋の能郷白山)

舗装された川浦ダム林道13Kmを延々と下り、厳重に施錠された林道入り口では、運よく仕事帰りの工事関係者と一緒になり、開錠していただく。上大須ダムに沿って元の東河内林道終点に戻った時には、すでに日没であった。

5.コメント
明神洞は望外の三ツ星クラスの沢であった。厳しい明神滝の登攀、深いゴルジュ、美しい滑滝、上部は行く手を阻む藪漕ぎというおよそ沢登りのほとんどの要素が凝縮されており、奥美濃にこんな所があったのかと、今更ながら驚きを禁じ得なかった。
今回は途中でルートを見失うという大失態を演じ、明神山への登頂とはならなかったので、次回への持越し課題とします。

以上

松谷洞 左股(板取川支流)

October 12 [Sun], 2014, 23:15
1.日程:平成26年9月28日(日)
2.メンバー:サトウ、オギソ
3.行程:岐阜5:00→浄水場6:40→8:35大滝→(二股は高巻き)→12:30三角点1,088m→15:35浄水場
4.記録
昨年に遡行した右股に続き、今回は左股に行く計画だ。二股までは同じルートで勝手がわかっているとはいえ、沢のレベルは高い。できる限り滝を直登し、二股の手前で左股に高巻する。


(滝を登攀するオギソ)


(滝を登攀するサトウ)


(こんな滝が多数ある)

明瞭なトレースに導かれて右岸(下流から見れば左側)を登っていくと、徐々に急なトラバースになり、スリップしやすい草付きではピッケルを手に持つ。実は沢登りにはピッケルが重宝する。


(ここから右岸に高巻きトラバース)

トラロープがつけられたトラバース登山道は地形図に点線でつけられたとは思えないほどに状態が悪く、小さなスリップを何度も繰り返す。ようやく沢底に降り立った後は(二股の上部の滝も巻いてしまっていた!)、のんびりとした沢に変化し、緊張感が解かれる。このような上流に行くほど優しくなる沢は気持ちが和む。大日岳 前谷川のような沢はその逆で、非常に疲れる。


(ゆったりとした表情に変わる上流)

両岸の杉林は王子木材緑化梶i王子グループ企業)の所有と思われ、間伐が行き届いており、人の作業を感じる。


(王子グループの社章)


(間伐された杉林)

いよいよ源頭部に差しかかり、お決まりの地図とコンパスでのオリエンテーリングだ。


(沢の源頭部)

ほぼ狙った通りのコルに出て、この後四等三角点1,088mに到着した。ここを「松谷山」と二人で勝手に命名した。どうやら稜線に沿って作業道が沢からつけられているようだ。


(松谷山と命名した1,088mの三角点)

コルに戻り葛レ谷を忠実に下ると、途中で橋が現れ、ここで林道に上がり沢と別れた。


(橋に上がって終了、やれやれ・・)

地形図にも示された林道を歩き、松谷地区まで下り、無事に終了した。これで2シーズンを要した松谷洞を左右に遡行したことになるが、なかなか骨のある充実した沢登りであった。


(草に覆われた林道)

【コメント】
この区域は林業のための作業道が明瞭である。その社員は仕事とはいえ、危険な道を辿って作業場に向かわざるを得ず、往復だけでも大変な苦労を伴うことは想像に難くない。私は登山という遊びが目的で山に入っているが、山を生業としている方も当然におられる訳で、その厳しい環境下での仕事には頭が下がる思いだ。
たかが趣味で山に入らせていただくには、ダメージを与えず、迷惑をかけないようにするしか大目に見てもらえないないであろう。
以上

内啣洞(うちばみぼら)_平家岳_美濃平家岳

September 20 [Sat], 2014, 17:39
1 日程:平成26年9月13日(土)
2 メンバー:サトウ、オギソ
3 行程:【9/13】岐阜(4:30)→板取P(06:20)→(06:55)内啣洞出合→(10:45)稜線登山道→(11:45)井岸山→(12:10)平家岳1,441m→(14:25)美濃平家岳1,480m→(17:10)登山道入り口→(17:35)板取P
4 記録
今シーズン初めての沢登りだ。板取最奥の駐車場に止め、林道を歩く。内啣洞出合の林道からトラロープに導かれて、入渓するが、久しぶりなので、二人ともぎこちない足取りで歩き出す。この沢には顕著な滝がほとんどなく、優雅な流れに心身ともリラックスできる。


(緑濃き内啣洞)

沢筋の合流点では地図とコンパスで左右を見定めながら遡行するが、最後の詰めで見誤り、想定より南側の稜線に出てしまった。
この地点で沢登りは終了し、登山道をトレースし平家岳を目指して歩く。途中で電源開発の立派な作業用小屋があり、この辺りで重い登攀用具をデポする。


(稜線から振り返る内啣洞)


(電源開発の作業用小屋)


(井岸山コルから見た平家岳1,441m)
地形図には示されていない井岸山(誰かが命名したようだ)を越え、平家岳1,441mに到着する。


(平家岳1,441m山頂にて)


(無数に重なる奥美濃の山々、平家岳より)

美濃と越前に跨(またが)る奥美濃の山々が無数に重なり合い、いつまでも飽くことがない展望だ。来た道を引き返す途中で、九頭竜から登ってきた登山者一名と出会い「こんなところで会うなんて奇遇(所謂物好き)ですね」と言葉を交わし、我々は美濃平家岳を目指す。

美濃平家岳の南西方向からちょっとした藪を漕いで頂上に立つが、看板でようやくそこが山頂とわかるだけで、周囲の展望は藪に隠れて一切なし。再び登山道へ戻り、下山を開始する。そもそもこの登山道は本来送電線の保守作業用に付けられたもので、鉄塔を忠実にトレースしており、登山者のことなど眼中にない。下山でありながらアップダウンが連続し、最後は急降下するという作業道に、体力が著しく消耗し、膝も笑いこけていた。これは奥美濃の中でも、屈指の手強い登山道の部類に入るであろう。


(藪の中の美濃平家岳1,480m山頂)


(送電線に沿ったアップダウンが激しい保守用作業道)

林道にようやく降り立ち、干乾びた喉を湧水で潤して、心身とも充実した一日が終わった。すでに栗の実が落ち、またススキの穂が垂れてすっかり秋めいた静かな板取であった。

【コメント】
森本次男氏が初めて奥美濃を世に紹介した名著「樹林の山旅、1940年発刊」がある。その後は多数の奥美濃の関連著書が出版されているが、その時点での最新情報が織り込まれた登山ガイドに留まり、今もってこれ以上に奥美濃の本質を突いた書籍はないと思う。さてその著書の中で板取については「男ひとり川浦(かおれ)にやるな」と記述があり、奥美濃の渓谷の深さや困難さが、川浦谷に集約されているという。しかし今の川浦谷は舗装道路どころかキャンプ場までが整備され、車で簡単にアプローチが可能なエリアに変貌し、取り付きまでの労力がほぼなくなった。今回我々が登った内啣洞と平家岳、美濃平家岳を日帰りで楽しむことは、車と道路整備なしでは実行不可能だ。山中に身を浸し純粋に登山を心底楽しむことからすれば、「樹林の山旅」の時代と現在ではどちらが良いのかは、言うまでもないであろう。これだけ板取への回数を重ねても、この地域の山旅を本当に楽しんでいるのであろうか、と自問自答する昨今の私である。

猫又山 、釜谷山(毛勝三山の2つ)

June 07 [Sat], 2014, 17:32
1 日程:平成 26年 5月 2日(金)〜3 日 (土)
2 メンバー:サトウ、オギソ、エンドウ
3 行程:
【5/2】岐阜(8:00)→南又谷P(12:50)→(13:45)片貝発電所→(16:40)テント場1,050m
【5/3】テント場(4:40)→猫又谷コル(8:40)→猫又山(9:40)→釜谷山(かまんたにやま)(10:55)→(12:30)テント場(13:00)→(14:40)南又谷P

4 記録
【5/2】暖かな快晴
今年の春山もスキー登山につぼ足で同行する山行だ。東海北陸自動車道から北陸道の魚津までは渋滞もなく順調であった。南又谷林道の終点まで入り駐車場から歩き始めるとやがて片貝発電所が現れる。山奥の谷には必ず発電所があり、人間の所業を考えずにはいられない。





杉林の林道の脇からはフキノトウが残雪の中から芽を出し、また山桜も咲き、春が真っ盛りだ。水場の近くにテント場を求め一晩を過ごした。ウィンナー入りの野菜スープが美味しかった。



【5/3】晴のち雨
早朝3時に起床し、朝食のカレーでエネルギーを補充する。一直線に伸びる猫又谷から標高差1,000mの急登を喘ぎながら進む。途中振り返ると一直線の谷の向こうに富山湾が見える。コルからは大絶景が飛び込み思わず我を忘れた。剣岳主峰を始め八ッ峰、小窓、早月、北方稜線など、そして左方には鹿島槍、五竜、唐松など若き日に数多く通い詰めた山々だ。







北アルプス北部が俯瞰できるこの山はそれだけでも存在価値がある。さらに富山湾も一望でき全方位どれだけ眺めても見飽きないが、雲生きが怪しくなってきたので、猫又山へ急ぐ。頂上にはテント跡が残っており、北方稜線と毛勝山へトレースが伸びている。



エンドウ、サトウの両名は、この後のスキー滑降のため、この猫又山までとし、オギソのみが先の釜谷山まで足を運ぶ。釜谷山に到着する頃にはガスで視界は全く効かず、さらに雨が降ってきた。



下降は釜谷山と猫又山のコルから一気に下る谷ルートを選択した。デブリで歩きにくい上に、ガスで足元しか見えないなか慎重にステップを切った。猫又谷との合流地点で、エンドウ、サトウ チームと集結した。二人はこの後きれいなシュプールを残しあっという間にテント場へ向かった。途中で今回初めて登山者一名と出会い、彼はこの後、毛勝三山を縦走し宇奈月温泉まで三泊四日のロングトレイルに向かうという。
昨晩からお世話になったテントをたたんだ後は、林道を黙々と歩き駐車場へ戻った。



【コメント】
ここ数年の春山はスキー隊につぼ足で追いかけるパターンが続いており、従来のテクニカルな山は遠ざかってしまった訳だが、裏剱展望というスケール感の前には、そんなものはどうでもよいほどの感動ものであった。剣岳を愛する岳人には是非お勧めしたい展望の山である。

赤兎山(山スキー)

April 05 [Sat], 2014, 17:22
2014/3/29(土) 赤兎山(小原から)

各務原 4:45→小原 林道ゲート 6:15→林道途中の雪原 9:30→小原峠 10:45→赤兎山頂上 11:30
(下り始め 11:50)→小原 林道ゲート 14:10
天候:晴れ時々曇り

サトウ 単独

各務原を暗いうちに出発し、明るくなる頃に小原集落終点の林道ゲートに到着。
林道には薄ら、スノーモービルの跡があるのみで、本日の先行者はいない模様。
ゲートからスキーを付けて歩く。途中、5回程、雪がきれてたのでスキーを外して歩く。途中、足を引きずって歩いているカモシカを見かける。林道の標高850mくらいのところで林道ショートカットし直登。標高950mで再び林道に合流し林道歩きを続ける。標高1050mくらいから1087mピーク横のコルを目指して歩く。コルに出ると雪原と大船山−赤兎山の稜線が目に入ってきた。雪原を抜けた後は、登山道と思われる尾根を直登する。小原峠に近くで尾根を外れて緩やかな谷を歩く。小原峠に出て少し登ったところで白山が見えてくる。また、1、2日前と思われる足跡が峠から頂上に向かって伸びていた。
峠からの急登を越えると緩やかな尾根となり、頂上に到着。360°の眺望を拝む。白山、経ヶ岳がよく見える。南方は若干曇り気味で荒島岳、野伏ヶ岳はやや霞み気味。風があるがそんなに寒くは無い。

下りはスキー。雪が重く思うようにターンできない。それでもあっという間に峠を過ぎて雪原地帯まで下りる。林道に出た後は、なだらであまり滑らない。結局誰にも会わず、林道ゲートまで戻る。

帰りは勝山温泉センターで汗を流した。


小原集落の奥の林道のゲート


林道 途中(等高線1000m付近)


等高線1070m付近の雪原


小原峠の足跡


赤兎山 頂上


赤兎山から白山