100 デクレッシェンド 

2009年12月08日(火) 0時18分
そこにあるのはなんですか
ひとつだけぐらい変わらない物を持ってたい
熱くても冷たくてもぬるくてもいい
大きくても小さくても見えなくてもいい
変わらないひとつだけの炎を
僕の中に置いといてください


心は魔法
思想は理想
羽がちぎれたんだ
だからこの両足で歩いて行く


信じていてもいいですか
持っていて、なくして、またもう一度見つけた
光でも闇でも蛍光灯でもいい
朝日でも夜明けでも夕暮れでもいい
変わらない同じだけの光を
僕の中に置いといてください


涙は奇跡
妄想は幻想
尾ひれが取れたんだ
だからこの腕でかき分けていく


僕をさまよわせるミューズよ
君の歌よ
永遠に僕の中で響け、
燃やせ、

輝け


だんだん見えにくくなるんだよ 気をつけて
気付くと消えていたなんてことにはならないように


君のそこにあるのはなんですか
その部屋をちりばめるものはなんですか
僕にも見えるものですか?
あなたに明日はやってきますか?



小さくなるから、気をつけて。



99 クレッシェンド 

2009年12月08日(火) 0時17分
君の心が逃げぬように
頭の中の本から言葉いっぱい抜き出して
さあさ、始めよう
始めようじゃないか
君の糸と僕の糸
結んで開いて
手を打って結んで
早くなっていく 呼吸
くっついていく 途中
君の仕草にもう夢中
そっと卒倒 手をつないで


だんだん大きくなる
大きくなるよ 気をつけて
真夜中に書く手紙みたいなものさ
朝になったら恥ずかしすぎる
広がる広がる そこは宇宙だ
だらしない僕のオモチャ
だから君はオモチャ箱なんだ


逆に僕の心が逃げぬように
君のいい所いっぱい探して
目をつぶるんだ、だからもう始めとこう
君の糸だけ僕の出っぱりにひっかかってさ
冷めていく 感情
消えていく 残像
僕の頼みはほら象徴
そっと卒倒 手をはなして


だんだん 大きくなる
大きくなるよ 気をつけて
夏の日に溶けるアイスみたいなものさ
気付いたらもう遅すぎる
広がる 広がる そして閉じていく
つまらない 僕のヌイグルミ
だけど君はオモチャ箱なんだ



98 やさしいメロディー 

2009年12月05日(土) 23時07分
僕の周りにある物全部
すべてが真っ赤で嫌になる
開きっぱなしおもちゃ箱も
兵隊がほら、一人歩きしてる
ねえ あれが見える?
音符の記号が踊りだしている
僕はこのメロディーなしでは生きられない


ほうら こんな世界知ってるの君だけ
「みんなバカだな」
「バカだね」って
笑ったっていいよ
十二月の窓の向こうは僕には見えなくて
小さな部屋で独りヘッドフォンとセックスする


気づいてよ
気づいてよと窓叩いても
真っ赤に染まってる僕は折り紙みたい
ペラペラで薄くてすぐ捨てれるでしょ?

どうしよう
どうしよう
涙も真っ赤で目の中赤くて
何も見えないよ
君が何処にいるのかわからないよ
「此処にいるよ」と言ってよ!!
本当に何も見えないよ
君が遠いんだ、遠いんだ!!!


僕の周りにある物全部
すべてが真っ赤で優しいんだ
開きっぱなしおもちゃ箱の
兵隊がほら、帰ってきた
そうだあのレコードかけよう
音符の記号が手招きしている
僕はお前なしでは生きられない


すべてが真っ赤
血まみれの部屋


僕にはまだ窓の外が見えない


97 彼女のほう 

2009年04月01日(水) 19時29分
孤独ドクドク
なにやら心臓が騒がしいな
不安で音を立てる
指先に力をこめる
だけどそこに君の手はない

夕陽のオレンジ
生あたたかい風
君は少し、咳をした
あの時僕はただ君の、
ただ君のすべてが欲しくて
だけど僕のすべては君にあげられなくて
嘘吐いて
虚像の自分を見せて
いつしか実像の自分がわからなくなって
君が愛するものは
何にしろ
僕だけにしろって
そう思っていた
そう思わせていた


何度も、
何度もごめんねって
僕は言う


鼓動ドクドク
血液が全身を遡る
色が変わってもう見られないほどに
指先が冷たくて息を吹きかける
だけどそこに君の手はない
君の手はどこ
君の手はどこだ
愛し合った日々はどこ
抱き合った日々はどこに

惜しみもなく君は君自身の、
そう君のすべてを見せてくれて
だけど僕のすべては君に見せられなくて
顔作って取り繕って
都合のいい言葉ばかり並べて
いつしか本当に言いたいことがわからなくなって
僕の指だけにしろって
そう僕なしじゃ生きられないように
そう死んでしまいたいと思うくらいに



何度も、
何度もごめんねって
僕は言う


もう聞こえやしないのに



96 檻の子フロウ 

2009年01月02日(金) 23時43分
思い通りにならなくて
癇癪を起こす

そのプライドの塊を踏み潰せ
硬いプラスチックが割れていくさまを見るのが愉快
募金箱に硬貨を入れてから、僕はコンビニ強盗しに戻ってくる

爪を全部剥がして
痛いの気持ちいい

髪を毟りとって
泣くだろうか
きっと泣くだろう

外は雨が降って
君が濡れてしまえばいい

誰からも愛されないで
僕の胸だけに帰ってくればいい


君に笑う資格なんてない
涙だけただ流しなさい

冷蔵庫に閉じ込めて
僕がいいと言うまで出てきちゃダメだよ


君が大嫌い
君が大嫌い
君が憎い
君が大嫌い


下着を脱がして
めちゃくちゃに犯す
ピストル突っ込んで
めちゃくちゃに鳴らす

殺さない
楽にはさせない

誰からも愛されないで


僕にだけ愛されていればいい



そんなことを思いながら眠る君に毛布をかける




95 飼育 

2008年07月28日(月) 17時30分
(飼育開始から、55日)


ベッドに手錠をつけて
僕の髪を掴みあげて
君に飼われたい
君になら嬲られてもいい
気の済むまで遊んでくれ
僕の体を隅々まで犯してくれ
君の声が僕の耳に残る
荒んだ心が真っ黒になる
この体は君の為に用意した物だから
毎日上に乗ってたくさん使ってね
たくさんたくさん愛だの好きだの嘘吐きになって
僕を昇りつめさせてくれ
細い白い君の体に触れてうっとり
肋に頬を寄せて鎖骨をなぞって長い睫を見つめて
君のすべてを抱き締める
君のすべてを手に入れる
君の亡きがらでもいい
冷たい君の中に入れておくれ
僕の亡きがらでもいい?
冷たい僕を自ら入れておくれ


君の綺麗な2つの目を抜き取って
ペンダントのロケットに入れていつも持ってたいなあ


(飼育拒否から、1時間)


待って待って今のウソウソウソ
捨てないで
ダンボールに入れないで!
ほら、僕の目あげる僕の目あげる
君のと同じぐらいの大きさだろ?


(廃棄から20分)


ああ、もう駄目だ 死のう
She know?



94 ゆうやけの蝶 

2008年07月28日(月) 17時14分
夕暮れ一番の蝶
羽は染まり闇に紛れ
蜜は朝日ともに葬られた
それさえも気付かず
烏に憧れられていた
それさえも気付かず
自ら己の翼を切った蝶
生まれ変わるなら羽のない虫になりたい
飛ぶことはもう疲れた
空を飛ぶ夢はもう飽きてしまった


誰かの期待に応えることで
偽りの自分を恥じ
誰かの失望をかうことで
深く自嘲に陥る


夜明けとともに
あの人がここに迎えに来てくれたのなら


朝焼け一番の蝶
羽は千切れ闇に途切れ
今日は静かな夜に葬られる
それさえも気付かず
蜂に憧れられていた
それさえも気付かず
自ら己の命を絶った蝶
生まれ変わるなら苦しみのない物になりたい
飾ることはもう忘れた
飾り立てることはもうやめてしまった


誰かの視線を気にすることで
生身の自分を隠し
誰かの悪意に気付くことで
深い傷が残る


陽が沈む前に
あの人がここに迎えに来てくれていたのなら…




(無題) 

2008年07月10日(木) 1時20分
おやすみ

罪深き人


赤い川が流れている



いつかきっと



あなたが待つその岸部まで





93 サッドサッド?? 

2008年01月09日(水) 21時15分
青色の洋服を着たら水たまりから出られなくなった


過去が消滅していっても何も怖くない

僕は光に向かって歩いていける


「可哀想だね」
と、もう1人の僕が言う
君だけは裏切らないじゃないか


悲しむ為だけに産まれてきたのではない

理由ならたくさんあって、なにもない
意味があって、
意味はない

それでも君を信じたい


悲しみと美?
美しくなどない


水たまりの中で、
求められることを、求めている。

92 フォーチュン 

2007年12月28日(金) 20時03分
スリップ

滑走路

滑り込み滑り落ち
泥まみれ
汚い私は飛べない

墜落シューティングスター

可もなく不可もなく

星屑スターダスト

掃いて棄てる
ダストのほう


星占いが最悪だったから、明日灯台から首を吊るよ


君の声も聴こえない
君の声が聴こえない


ちゃんとお空に上っていけますように




プロフィール
  • プロフィール画像
  • アイコン画像 ニックネーム:keyboys
読者になる
Yapme!一覧
読者になる