定期接種ワクチン 追加方針

2012年05月25日(金) 12時30分
もうおとといのニュースなので、乗り遅れてしまったのですが。

定期接種ワクチン 子宮頸がんなど3種追加 厚労省方針」(毎日新聞から)。

今国会の議決が必要なのですが、改正予防接種法案が成立すれば公費助成対象になり、自己負担がなくなります。

肺炎球菌とHibワクチンもまだ公費助成対象になっていなかったのですねえ。大変な出遅れ。小児の肺炎の大部分を防ぐことができるわけですから、しょうもない男女共同参画社会とかいう年間5兆円とも10兆円ともよくわからない事業に使って、全国各地に「女性センター」というわけのわからないハコモノ作ってるくらいなら、小児感染対策や保育施設支援につかったほうがよっぽど世の中にとって有益でしょ。
女性の権利ととやらを喰い物にしているだけで、本当に女性のこと考えるなら、女性センターよりも、HPVワクチンにお金を使ってほしいですね。女性なら誰でも罹る可能性がある子宮頸がんは、ヒトパピローマウィルス感染によるものが多く、年間2500人の若い女性がなくなられています。ワクチン接種で予防できる時代になったのですから、ぜひ接種してほしいと思います。日本ではちょっと導入が遅れてしまいましたが、これで今の10代より若い子たちの世代は、子宮頸がんが撲滅・・・とまではいかなくてもかなりの数ががんにならなくて済むようになるのです。男女平等推進センターよりも、若い女性をウィルスから守ってあげてください。

ところで、若い男性へのHPVワクチン接種もやっていいのではないかというお話が、アメリカでは出ていますね。アメリカ感染症センターCDCでは、陰茎がん・直腸がん・口腔がん・咽頭がんなどの癌を減少させる効果があるのではないかとワクチン接種を推奨する動きがあるようです。
ガーダシルもサーバリックスもかな〜り痛いという話があります(もっとも筋注自体が痛いですからねェ)から、その痛みをしらずに他人様にさあ打ってとは言いづらい。もしかしたらケロさんも一度やってみないといけないかもとは思いますが・・・現状では承認されていないんだっけ。

統計の威力

2012年05月23日(水) 23時25分
ちょっとカゼ気味。

ちゃんとモリコロの森でリフレッシュしてきたつもりだったのに・・・。無念。

---
きょうのニュース、「東邦大医学部の元准教授、193論文捏造の疑い」(読売新聞から)。

20年で193報の論文を出すというのも、かなりの大量生産。しかも臨床系ときた。そんなに症例報告できるような患者さん集まらないよね・・・。しかし発覚したのが
>英国の専門家の論説によると、藤井医師が91〜2011年7月に発表した
>麻酔薬の投与量などに関する論文の169の試験データを統計的に
>分析したところ、対象者の体重や年齢、身長、血圧などの数値が
>特定の範囲に偏っていた。通常起こりうる分布と大きく異なっていた。
というのだから、つまりはメタ解析でインチキがばれたってことかなぁ。まさかシステマティックレビューしようとして、データの信憑性を疑う結果がでるとは、先方の先生も驚いたでしょうねー。個々の例だけじゃわからないことも、統計を取ることで見えてくる。統計ってやっぱりすごいね。

ケロタン 介助犬フェスタにゆく

2012年05月19日(土) 22時34分
きょうはモリコロパークまでおでかけです。
介助犬フェスタを見に行ってきました。「身体障害者補助犬法」10周年ということでイベントが開催です。先日、介助犬の講義をきいてから、ちょっと気になっていたので。

リニモで万博記念公園駅までやってきました。かなり混んでいます。どうやら、なんとか48の握手会が公園内で同時間帯に開催されているみたいです。それでも改札前に人だかり。きょうはお犬様が一日駅長さんです。

かわいいですね。

7年ぶりのモリコロパークです。まぶしいほどのいいお天気です。


会場です。

高柳先生のごあいさつ。

身体障害者補助犬法の成立に尽力された熱血先生です。

介助犬サポート大使に就任された橋幸夫さんとジュディオングさんも。

介助犬の訓練のデモンストレーションもありました。どうしても人間の役に立つ仕事をさせる訓練になるので、どうしても使役になってしまうのではないか、との懸念もあります。しかし、当の介助犬にとっては、あくまでゲームや遊びの延長。だからその達成により褒められるような環境にしてあげることが、訓練にとって重要ということになります。

本当に賢いね。かわいいね。

ケロタンさんも活動を微力ながら支援すべく、ちょっとだけご寄付。

そのあとモリコロパークでお散歩してきました。緑色はココロが安らぎます。

問診・医療面接2

2012年05月17日(木) 22時37分
先週にひきつづき臨床技能のトレーニングです。

きょうの「医療面接」は、主訴のききとりのみならず、患者さん要望を救い上げる練習です。今回は、学生が医師役で、患者役はお芝居のエキストラのみなさんが登場です。ロールプレイイングもきあいがはいりますね(ロールプレイは守秘義務がないから、ブログ的にも安心)。
前回メモをとれずにあたまが真っ白になってしまったので、今回はメモをとることにしました。メモをとるだけで、だいぶ落ち着いてできますね。

ケロ「本日診療を担当します、蛙科のケロタンです。よろしくおねがいします。」
ケロ「きょうはどうされましたかー?」
患者役「・・・おなかが痛いんです・・・」
ケロ「おなかですかぁ。症状について、もうすこし詳しく教えてください」
患者「・・・3日前からお腹が痛くて」
(風邪?)
ケロ「お熱はかられましたー?」
患者役「はい、37.6℃でした。」
ケロ「それから?ほかの症状はありますか?」
患者「それで、2回戻してしましまして・・・」
ケロ「それはたいへんですね」
(カゼか食あたり系か・・・)
患者「・・・それでお腹が痛くて痛くて、お腹を下してしまいまして・・・」
ケロ「そうですかー、2日前はどうされてましたかぁ?」
患者「・・・ちょっと出かけなければならない用事ができたんですが、出先でもお腹が痛くなって」
ケロ「出先でお腹痛くなると、つらいですねェ。いろいろたいへんですからねー」
患者「ええ。で、きょうはまったく食事をとる気がしなくって」
ケロ「じゃあ、食べられてない、と。」
患者「今朝から。水分だけは取るようにしていますけど・・・」
ケロ「きょうお熱はかられました??」
患者「いいえ、でも熱っぽくはないです」
(うーん、カゼより食べ物系かなあ・・・)
ケロ「なにか、お食事などで思い当たるフシはありますか?」
患者「いえべつに」
ケロ「ご家族は?」
患者「主人と、子供が二人」
ケロ「ご家族の方は同じような症状ではない・・・」
患者「はい」
(食事ではないかも)
ケロ「・・・じゃあ、いまは下痢だけ。吐き気とはかない。」
患者「・・・はい。」
ケロ「だんだんひどくなってきた、と」
患者「そうですね」
(単純に下痢症かなあ。いまは下痢だけみたいだし、とめちゃってもいいよね)
(食事できてないみたいだし、タンナルビンとかにしちゃおうかな。ラックビーとかも付けちゃうぞー。)←調子にのってる・・・
ケロ「じゃあ下痢止めのおくすりだしましょうか。」
患者「・・・はい。よろしくおねがいします」
ケロ「そうですかーじゃあまたなにかありましたらいつでもどうぞ」

なんかケロタンさんとしてはおちついて出来たような気がしたのですが・・・
患者さんからの評価シートによるとよく聞いてもらえましたとあるのですが、学生評価がそれはそれは悲惨な成績。ケロさんは、はやくち、冷たい、事務的、患者さんと向き合わない、メモとってばかり、紙に頼りすぎと酷評。

きょうもダメダメでした。
現代医療に求められる”ハートフルな医療”ってのがうまくできない・・・。ケロさんは冷血動物なので、あたたかなとか心温まるとか親しみやすいとか、そういうのニガテっぽい・・・

医療面接2

2012年05月11日(金) 23時56分
きょうもダメダメでした。

ケロさんにはグループ学習の資質がないのかもしれません。
ついていくだけでせいいっぱいなのに、独りでつっぱしっていると誤解される・・・

問診・医療面接1

2012年05月10日(木) 21時55分
臨床技能のトレーニングが始まっています。

きょうは「問診」というか、もっと広範囲に「医療面接」をする練習です。
医療面接は患者さんとのコミュニケーションが課題ですから、しっかりコミュニケーションとってみましょう・・・というのが本日のお題。学生で医師役と患者役になってのロールプレイイング。きょうはききとりがお題ですから、診療録をつけるところまではトレーニングには含まれていません。メモとりたいなあ、と思いながらケロさんの順番。

ケロ「本日診療を担当します、蛙科のケロタンです。よろしくおねがいします。」
ケロ「きょうはどうされましたかー?」
患者役「・・・熱がありまして。」
ケロ「お熱ですかぁ。もうすこし詳しく教えてください」
患者役「・・・一週間くらい前から熱があってどうもカゼ引いたみたいでー市販のお薬を飲んでんですけど」
ケロ「風邪ですかー」
患者役「・・・それでお腹が痛くて熱が下がらなくてー3日くらい経って」
ケロ「そうですかーおつらいですねー」
患者役「・・・薬を飲むと胃が痛くなっちゃって」
ケロ「ええ」(??なんかNSAIDsで胃があれた??とほかのことが気になったが最後。話を聞けなくなってきて・・・)
患者役「・・・それでのむのをやめちゃってーそしたらカゼがひどくなって熱が出ちゃって」
ケロ「あーたいへんですね。」(あれ?このひとってそもそもカゼだったっけ??)
患者役「・・・もうずっとはなみずばっかり出てつらくって」
ケロ「そうですかーたへんですねー」(←もうすでにあたま真っ白)
患者役「・・・もうずっと」
ケロ「お腹下してます??」(カゼならおなかくだす???)
患者役「それはだいじょうぶです」
ケロ「吐き気も?」
患者役「はい」
ケロ「咳も?」
患者役「妻がずっと咳をしてましてもう1ヶ月も。だからうつされたかな?」
ケロ「!?!?!?」(ここでケロさんパニック。あれ?咳???このひと発熱だっけ?咳してた??長すぎるだろ??咳といえば結核?百日咳??そもそもカゼだったのか???)

その後、病歴、家族歴あたりはききとってみたものの、最期まで頭の中は整理できず・・・。シミュレーション上の設定では、この患者さんの要求は「あしたの仕事のために点滴をしてほしい」というものでしたが、とてもじゃないけどそこまで訊き出すところまでたどり着けず。悲惨な成績。

現状のケロさんのききとり能力は、このひとの主訴ってそもそもなんだっけ?ってレベル。「コミュニケーションしましょう」とか「患者さんの発言をさえぎらないように」といわれて、患者さんのお話を訊くという行為に気をとられた結果、訊いているフリだけでまったく全然きれいさっぱり訊けていない状態に陥ってしまった・・・。そもそも聞き取りの練習であって疾患当てクイズではないのだから、いろいろ余計なこと考えなくても良かったのかもしれません。しなくてもいいんだから困ったなあ、これが聞く耳持たないってやつか。ダメなケロタン><
メモとるクセがついてしまったのがあだになって、聞き取りだけでまとめる能力がすっかりカラッポに・・・まさかケロタンさん、こんなにできない子だっとは。もうちょっとデキると思っていたのに。なさけない。ちょっとうぬぼれてました・・・反省。

ケロタン 地域医療をみにゆく

2012年05月01日(火) 23時55分
きょうは、地域医療の実際をみにやってきました。

医系技官

2012年04月27日(金) 23時47分
きょうは医系技官についてのおはなしをききました。

ケロタンさんも研究職時代には、研究関係とか血液行政関係とか新興再興感染症関連とか、いろいろと行政のほうもお世話になりました。本省にもなんどか行きましたが、医系技官の先生はホントにものごとを良く知っていて熱心で。きっと中央官庁の職員というのは、世の中を動かしているんだと感慨深いのではないかとおもいます。
ケロタンさんの尊敬する後藤新平先生も、医師であり行政分野でも手腕を発揮しましたので、やっぱり医系技官にも憧れてしまいます。

あれ?ケロタンさんちょっと移り気が過ぎるんじゃない??これから臨床各科をまわり始めたら、行く科行く科でその科やりたいと浮気しちゃうんじゃないの?浮気者で困ったねェ。

介助犬

2012年04月26日(木) 23時47分
きょうは介助犬のおはなし。
「リハビリテーションと障害者自立支援」という講義をききました。

介助犬は、身体障害者補助犬法にもとづき、身体障害者の自立及び社会参加の促進に寄与する目的で活躍する犬のこと。従前からの盲導犬に加えて、いまは介助犬と聴導犬の3分野で活躍しています。この法律が整備されたのは、2002年のこと。もうすでに法整備から10年が経っているんですね。盲導犬(これの根拠法は、この法律ができるまでは道路交通法でした・・・)はおなじみですが、ほかにも介助犬という形で活躍しているんですね。ケロタンさん、恥ずかしながら知りませんでした。ごめんね。
肢体不自由者の上下肢代替機能と日常生活動作の介助、つまり、「ドアを開けて」「落し物をとって」「ケータイ持ってきて」といった基本動作はもちろんのこと、個々の障害者な方の必要な操作をオーダーメイドで教育していくのが介助犬のお仕事。必要であると見積もられる障害者は約180万人、それに対して供給された介助犬はわずか60頭。まだまだぜんぜん少ないんですね。日本の障害者福祉は、いろいろ法整備されてきたとはいえ、まだとても冷たいのが現状。誰だって事故や病気を契機としていつでも障害者になる可能性はあるのに。そんなことさえまったく意識していなかったなぁとケロタンさん反省しきりです。

犬種は性格が穏和なラブラドールレトリバー。候補犬は生後1年くらいから約2年の厳しい訓練が始まって、3歳半くらいから、将来お世話をすることになる障害者の方と個別訓練を受けます。そのあと10歳になるまでの約6年間にわたって、障害者の方と共に過ごします。10歳までというのは、いわゆるペットロス症候群を起こさないようにするルールなんだそうです。引退後は静かに穏やかな余生を送るそうですが、中には介助犬としてではなく、ペットとしてひきつづき飼われる方もいらっしゃるそうですね。家族以上の存在かもしれません。

まだまだ介助犬の概念が普及していなくて、同伴拒否されることも多いと伺っております。介助犬について啓蒙していくのも保健衛生という医師の職責のひとつ、ここでも宣伝しちゃいます。まわりに理解してもらえるようになったならいいなと思います。

賢くてかわいいね。

37歳で医者になった僕〜研修医純情物語 第1話

2012年04月10日(火) 22時58分
きょう開始のドラマ「37歳で医者になった僕〜研修医純情物語」第1話です。

先日、ドラマ大好きな同期のコから「今度クサナギくんが主演で37歳の研修医のドラマやるんですよー。ケロタンさんとおんなじですねー。」と視聴を推奨されたので、さっそく見てみます。

1話からいきなり熱血で自己主張を通しまくる研修医という香ばしい展開。近い将来に研修医となったケロタン先生もこんな風にイタい存在として取り扱われる日がくるのかと思うと胸が痛みますねェ。
でもスタンドプレイはいやだぁ。スタンドプレイで痛い目をみるときは、すなわち患者さんの状態がまずくなるときだから、そんな自体に陥ったことを想像するだけで萎縮。ケロさんは根性なしだから。胃瘻になったらおしまいみたいな描き方も、なんだかなあ。国内で胃瘻で助かってる方は〜40万人。そもそも胃瘻抜去できるし。ちゃんと同意とってるのを「理解できないバカな患者」とか描いてしまったら、これが原因で現場の先生が「手術したいから患者さん騙してやりたがってる」みたいな誤解も生まれるのかなあ・・・。でも医療系ドラマって、なんでこういつもいつも若い先生が古い体質と闘ってみたり正義感振り回してみたりなんだろう・・・。もっともケロさんはもう枯れかけてるから、いつまでもこんなに青いままでいられる自信もないし。
ケロさんには、ジャニーズ俳優みたいな素敵な顔面の印刷もなければ、いちゃいちゃしてくれる素敵な女の子もいない、理想に燃えるほどの情熱もない。・・・危機一髪も救えない、ご期待通りにあらわれない、ため息つくほど粋じゃない、拍手をするほど働かない、コドモの夢にも出てこない、オトナが懐かしがることもない・・・

それでも。純粋に医療とは切り離して「物語」として視るなら、ゼリー食べさせるシーンはドキドキさせるし、盛り上げ方としてはよく出来ているとはおもいます。
これからどんなドラマになるのやら。もう少し様子を見ましょう・・・
プロフィール
  • ニックネーム:カエルのケロタン
  • 性別:男性
  • 誕生日:7月7日
  • 血液型:型
  • 現住所:愛知県
  • 職業:大学生・大学院生
読者になる
医学生ケロタン。高齢オタマジャクシです。
三流基礎医学研究者として7年間、疾患の原因究明や治療法の開発につながるような研究をしていましたが、臨床医学に転向すべく一念発起して医学校を受験。このたび医学生になりました。またオタマジャクシに戻ってやり直しです。
研究にblogを活用しようと思っても、実名での活動はリスクファクター。研究成果の取り扱いは細心の注意を払わないと機密保持の観点から問題もある。結局のところ、研究成果との関係が希薄な日常の感想ブログに。写真はカエルと食べものばっかり…

座右の銘
「金を残して死ぬ者は下、仕事を残して死ぬ者は中、人を残して死ぬ者は上」
後藤新平先生の最期のことば。ケロタンもかくありたい。
2012年05月
« 前の月  |  次の月 »
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
最新コメント
ケロタン
» カエル屋敷 (2012年05月31日)
ケロタン
» こころない (2012年05月31日)
ロビンmama
» こころない (2012年05月30日)
ロビンmama
» カエル屋敷 (2012年05月28日)
キナミーズ
» カエル屋敷 (2012年05月28日)
ケロタン
» 金環食(7) 食の終わり (2012年05月27日)
ケロタン
» スカイツリー (2012年05月27日)
ケロタン
» 金環食(2)暗くなった? (2012年05月27日)
キナミーズ
» 金環食(7) 食の終わり (2012年05月23日)
キナミーズ
» スカイツリー (2012年05月23日)
QRコード
http://yaplog.jp/kerotan-frog/index1_0.rdf