魔女狩り時代の中世キリスト教の教会は
異端者(教会の教義に反する宗教的主張を支持する)を魔女として迫害しました。
1485年にヤーコプ・シュプレンガーとハインリヒ・クレーマーが著した
「魔女の鉄槌」が出版されましたが、これは魔女に「鉄槌を下す」という意味で、
魔女とはどのようなものかが定義されています。
その本によると「悪魔と契約して、臣従し、
その代償に悪魔からその超自然的な妖術を行う事ができる力を与えられた者」とされています。
第1部は・・魔女の定義付け・・・いかにして魔女は「全能なる神の許しを得て」悪事を行うか・・
魔女はキリストを否定し、悪魔を賛美・・洗礼を受けていない赤ん坊を悪魔に捧げ、
悪魔と性交するなどの描写が続いています。
魔女は、神に反逆する最悪の大逆罪なので、
魔女裁判は、様々な形で特別な扱いをされています。
普通の裁判では、偽証罪の前科のある者の証言は証拠とは出来ませんが、
魔女裁判だけでは、証拠として取り上げることができるとされていたりしています。
第2部は・・魔女の行う呪術が詳しく書かれています。
第3部は・・魔女裁判を実行する手続きや方法などが詳しく書かれています。
証人の取り扱いや審理の進め方、投獄や尋問、拷問のやり方、
黙秘する魔女の取り扱い方などが事細かに解説されています。
この本は魔女裁判の手引き本となっていったと言われています。
>>グリム兄弟