この人たちにお願い! 手に負えない星野を追及してくださあ〜い!(前編)

September 24 [Wed], 2008, 17:47
僕が中学、高校の時に楽しみにしていた学校行事のひとつに、
三者面談(懇談)がありました。あれ、本当におもしろかったです。
まあ、僕の周りの級友はたいていが面談日が近づくと憂鬱な顔を並べてましたが…

僕は三者面談を、親・担任教師それぞれをチクる場所として活用していたんです。
嫌なガキですねー。こんな具合でした

(机をはさんで真正面に座る担任に向かって)
「あれっ、今日はいい背広着てるやないっすか。そんなん持ってたんですか?
いっつもそでのボタンが取れかけのカッターシャツ(←ワイシャツのコトです)のすそを、
ひざのところが破れたジャージにむりやり入れ込んでますよねぇ…
それに今日はタバコ吸わはらへんのですね。いつもは50分の授業で3〜4本吸ってはるのに?」

(横に座っている親に向かって)
「オカン、いっつも先生のコトを、『あの先生のお父さんが▲◎高校の校長してはるから、
三流私大出でも、すんなり地元の中学教師になれた』ってゆーてるやんか?
なんで今日だけ、”せんせ、せんせっ”て、持ち上げんの?」
大分県教育委の教員採用問題なんて、どこでもとっくの昔からどあったんです

(誰に向かって言うともなく…)
「うちって、オトンが夜10時頃にパチンコから帰ってくるんやけど、たいていは負けてスッて
戻るから、そっから荒れるのね。夜中はだいたい夫婦喧嘩してるから、試験勉強でけへん」

これで、たいていの面談は10分以内で終わってくれました。
このブログを読んでいる人の中に、迫り来る三者面談が
悩みの種だという中高生がいるのなら、ぜひこの作戦を下敷きに、
自分なりのセリフをアレンジして試してみてくれたまえ!成功を祈る

星野仙一もたぶん、三者面談は苦手だったでしょう。
できれば今の星野を、倉敷市の水島中学校まで連れてきて、
当時の中学の担任と星野の母親(もしくは父親)との三者面談させたいことろですが、

それも今となっては、無理というものです。
ご存じのように、星野の父親・仙蔵氏は仙一が8か月目の時に、
母親・敏子氏は2003年星野が甲子園で胴上げされた3日前に、91歳で亡くなりました。

30年以上も前の歌を引き合いに出して恐縮なのですが、
(その後、宮崎駿の『魔女の宅急便』で挿入歌になったのでご存じの方も多いと思う)
荒井由実の『ルージュの伝言』でも、こう歌われています↓

「(あの人の)ママから電話で、叱ってもらうわ マイダーリン

ならば、こういうのはどうでしょう。
実の父親や母親にしかってもらえないのなら、
星野が父性や母性を感じる人物・対象に頼んで、
星野にお灸をすえてもらうという方法です。


星野が父性を感じていた人物・対象として、
まず思い出されるのが、明治大学野球部の名物監督だった島岡吉郎氏
しかし、その島岡御大(おんたい)も、とうの昔に鬼籍に入り、ご登場の願いは叶いません。
となると、もうこの人しかいません。
(しばらくこの人をテレビで見ないけど、死んでませんよねって、失礼
その人の名は、川上哲治氏。現在88歳。てぇコトは米寿ですか、すごい!
しかもナベツネより6つも年上ですか、それもすごい!


ドラフトで自分を指名しなかった経緯もあり、
現役14年間で一度も口をきかなかったV9戦士の親玉を、
星野は現役引退後に”オヤジさん”と慕うようになります。
そして…

「星野は中日の監督になったとき、背番号を『77』にした。
『77』は、川上がV1の年から勇退までつけていた背番号だ。
(中略)星野はこの『77』をいただいた。第二期監督時も
『77』、そして阪神監督になっても『77』をつけている。
星野の監督としての目標は川上のV9であるに違いない。
理想の高さを無言で、背中で、語っているかのようである」

高田実彦著『星野仙一 炎の監督術』(プレジデント社)より


川上さん、今でもNHKラジオでの解説は、担当されてるのでしょうか?
できればその解説のお仕事のついでに、
星野の耳元まで歩み寄り、苦言を呈してはいただけないでしょうか?

明日は、続きを書きます。
父性を感じるのが川上哲治氏なら、
星野が母性を感じるのは、誰なのか?
そしてその方に”星野退治”・”星野征伐”のために、ご登場願えるのか?
その意外な答えを、書いてみたいと思います

”仲良し内閣”の功罪を、星野は順序立てて検証したコトがあるのだろうか?

September 23 [Tue], 2008, 12:49
「仲良しグループをコーチに集めた時点で、だめだと思った」(『朝日新聞』8月25日付)

これは8月24日、Kスタ宮城の室内練習場で、楽天・野村監督が漏らしたひとことです。

このような論調に対して星野仙一は、昨年から一貫して
否定的な見解を示し続けてきました。


「”お友達内閣”という批判に、星野監督は
『お友達でどこが悪い。仲がいいから言いたいことを言い合えるんだ!』
と勝つためにベストの布陣であることを強調した」

(組閣直後のコメント『週刊文春』9月4日号より)

「仲良し内閣とか言われるけど、仲良しじゃないとやってられない。
2人がいる方がリラックスできるし、あそこがダメとか言えるから」

(準決勝の前日、室内練習場でのコメント『デイリースポーツ』8月22日より)

このふたつのコメントからも、
星野が物事を大局的に俯瞰する習慣を持っていないコトがわかります。
もっと具体的に言い換えますと、田淵、山本両コーチとの”仲良し”の状態が、
日本代表チームに対してどのような影響をもたらすか、
総合的かつ多面的にとらえる努力を怠ってきた、というコトです。

上に引用したふたつのコメントからは、星野が”仲良しメリット”(…@)しか
カウントしてこなかったという過ちが、明らかになりました。

しかし、カウントすべきものは、その他にもありました。
僕の考えるところでは、あと3つ。それは、

A”仲良しデメリット”
B”仲悪いメリット”
C”仲悪いデメリット”

の3つで、これに前述の@”仲良しメリット”を合わせた
4つのファクターを検証する必要がありました。

それぞれについて、具体的に述べていきます。
@は星野も言っています。リラックスできるとか、意見を自由に言えるとか。
Aは北京以前から、そして北京後は激しく野球ファンから指摘されている部分ですね。
Bはあるんです、実際のところ。組織にある種の緊張感を生み出します。
それは監督と選手のだけでなく、コーチ同士、選手間といったところでも、
切磋琢磨するところには、必ず副産物として相乗効果が生まれるものです。

Cは分かりますよね。家庭、学級、そして職場…どこでもコレが頭痛の種になってますから。


と、ここまで筆を進めて、僕は自分の思慮の限界も感じています。
それは@〜Cがそれぞれ、どれだけの量であったかを、
正確に測定することへの能力の限界です。
もともと@〜Cの要因を数量化できるかどうかという根本的な疑問に加え、
もし数量化ができるとしても、星野ジャパンとは何ら関係のない僕が、
当事者の心境を慮(おもんぱか)って、4つの要因を目分量程度にでも
おおよその配点ができるのかという不安が生じてきました。

なので、これ以降では、4つの要因がある程度数量化できると仮定して、
しかしそれぞれの配点をいくつにするかという件に言及はしないコトとして、
それでもこれだけは正しいと断定できる点に関してだけ、綴っていきますと、
つまりは、以下のような数式が成立すると考えます

※以下の場合、”仲良し内閣”を組閣しても「効果あり」とする。
仲良しメリット+仲良しデメリット>仲悪いメリット+仲悪いデメリット
(※メリットにデメリットを足す式になってますが、デメリットは数量化できるとすれば
負数の形であらわされるので、実際は右辺も左辺も、
メリットからデメリットを差し引くコトになります)


ここで左辺にある”仲良しデメリット”を、右辺に移項すると、こうなります↓

仲良しメリット>仲悪いメリット−(仲良しデメリット−仲悪いデメリット)

この不等式の、それも右辺を意識的に考慮する人間を、僕は知りませんし、
自分自身もそういう人間ではありません。
だから僕は、自分の周りにいる人が物事の判断基準の一つとして、
上の不等式を採用していないことを責めたりはしません。


でも僕は星野には、僕はそういった態度をとりません。
冷静に検証すれば、星野ジャパンの場合も、上の不等式は左辺の方が値が大きかったでしょう。
”仲良し内閣”でも、実際のところ、それなりの効果は見込めたのでしょうが、
ここでひとつ問題が…↓

北京から帰国後に、星野は取材陣に対して、
「仲が悪くて、野球ができるか?」とすごんだと聞きます。
そのような品性のないすごみ方が許されるのは、
上の不等式を物差しのひとつとして採用して久しい、英気豊かな知将か、
理屈や御託はともかくも、結果を出してきた首領のどちらかのみです。

そのどちらにも属さない星野には、”仲良し内閣”を組織した件を、僕は厳しく叱責します


さて、明日は、北京での惨敗をいい機会にして、
星野に批判的なマスコミ、野球ファン以外にも、
こんな人や組織に星野を執拗に追及してほしいなあ
といった僕の願望を、2回に分けて綴ってみたいと考えています

各方面のいわゆる”文化人”の方々からも、お叱りの言葉を賜っておりますB(中森明夫氏、仲畑貴志氏より)

September 22 [Mon], 2008, 19:39
本日もいわゆる”文化人”の方々からの、
”野球の星野さん”(←談春師匠の呼び方、語感が小気味いいですね)への非難の声を、
拾ってはご紹介いたします。

まずは『週刊朝日』(9月26日号)から、中森明夫氏の「アタシジャーナル」から

「あきらめないで〜、という歌声が耳について離れない。『もっと遠くへ』という曲のサビである。
北京オリンピックの応援ソングはミスチルやSMAP等、各局あったが、レミオロメンの唄う
フジテレビの件の歌の印象が強烈だった(中略)しかし、星野ジャパンの3位決定戦敗戦後に
流れたりすると、なんとも虚しいものがあった(中略)あきらめないで〜、の歌声が星野仙一の
アップにカブッている。『頼むから、もうWBC監督は、あきらめてくれ〜』と唄い出したくなった。


最後は『毎日新聞』(9月9日付)の「仲畑流万能川柳」より。
新聞界の中では一歩引いた感のある『毎日新聞』の中で、
目立たない存在の文化面に、読者(ほとんどが年金生活者か?)からの投稿を
地味に掲載されている川柳は、なかなかどうして、
選者が過激なコピーライター:仲畑貴志氏
(『おしりだって、洗ってほしい』・『ベンザエースを買ってください』あたりが代表作か)
という理由もあって、五・七・五の17文字の中にありったけの憤懣(ふんまん)が込められた
過激な作品がいくつか見つかりました。ご紹介します(柳名は省略)


監督の 目立つ野球は 勝てないね

審判の せいではないよ 負けたのは

個人名 ジャパンの上に 付けるなよ

監督が いくら威勢 良くてもな


仲畑氏が選んだ川柳は全部、姿勢が前のめりです。
おまけに背中に握り拳を隠してます。そんな感じ。








「昔は”ケンカの仲畑”って有名やったんや。
一度、『ケンカの仲畑ってのはクライアントとケンカするんですか。
それともストリート・ファイトなんですか。どっちなんですか?』
って訊いたんや。そしたら苦笑いして、『両方だよ』って。」


これは、中島らも著『異人伝』(講談社文庫)からの一文
”苦笑いして”ってところが怖いですね。
見せかけの怖さは大声や威勢をふるうという行為で表面化され、
本物の恐怖は、それを飼いならすコトができなかった過去への後悔という形で
にじみ出てくるものなのですね。そう思い知らされました。


まさに 「監督が いくら威勢 良くてもな」 ですね。

そして、「個人名 ジャパンの上に 付けるなよ」にも、
僕はある程度の共感を抱いているのですが、なかには能天気な方もいらっしゃるようです。
こちらは『スポーツニッポン』(9月10日付)から。
二宮清純氏のコラム「唯我独論」より。
お題は「第2回WBCはイチロージャパン」

「野球における『ジャパン』の第1号はアテネ五輪出場を目指して結成した『長嶋ジャパン』であ
る。06年春の第1回WBCは『王ジャパン』、北京五輪は『星野ジャパン』だった。連覇を目指す
来春の第2回WBCは誰が指導を執るのか。つまり誰の名前がジャパンに冠せられるのか。
五輪と違いWBCは(中略)メジャーリーガーがメンバーの大半を占めることになるだろう。
特に2回目の今回はそうだ。統率力のある指揮官より、実力も個性もある選手たちを
フワリと包み込むサポート型の指揮官の方がチームをまとめ切れるのではないか。
表に出るのは監督より選手。呼称は『イチロージャパン』でもいいと思う」


個人名のうえにジャパンが付けるという発想自体に違和感はありますが、
そこはさすが、二宮氏。ただの能天気な提唱ではありませんでした。
どうせ付くのなら監督の名前より選手の名前の方がいいですね。
(そして、本当に余談なのですが、いくらハードに戦っているとはいえ、
公衆の面前でピッチにつばを吐くような女性のサッカー選手たちに
”なでしこ”という称号を、僕は無償給付したくはありません。
何が失礼って、なでしこの花に対して失礼です


明日は、帰国会見で星野仙一が語ったコメントで、
僕がどうしても星野に再検討してほしい部分をとりあげます。
しつこいですね。ハイ、しつこいです。半年間はこのノリで続けさせてください

各方面のいわゆる”文化人”の方々からも、お叱りの言葉を賜っておりますA(堀井憲一郎氏、立川談春師匠より)

September 21 [Sun], 2008, 17:39
本日もいわゆる”文化人”の方々からの、
欲野銭一、もとい星野仙一への非難の声を
拾ってはご紹介いたします。















最初は『週刊文春』(9月11日号)の
人気コラム。堀井憲一郎氏による
「ホリイのズンズン調査」より。
堀井氏は代表チームの選手の佇まいをこう指摘しています

「あきらかに野球の選手たちは他の選手と気配が違っていた。
ひと目で、プロだとわかる。でもそれは、祭りのたびに縁日の屋台を出してる
プロのような、客が入ってない寄席で顔だけ笑って喋ってる芸人のような、
そんなくすんだ空気に包まれたプロ感だった。競技を日常の糧にしてる人たちが、
何かに飽いてる姿だった。おそらくいつもと違う緊張から、かえって緩んでしまっていたんだろう。
緩んだすえに何かが滲み出ていた。くすんで見えた」


さらに審判と国際化の問題についても、ひとこと残しています
(この件については、後日僕もひとこと以上を綴るつもりでいます)

「(競技としての野球は)何といっても、審判への依存度が高すぎる。
すべての投球の正否を審判が判断するのだ。試合に直接関係のない球も判断する。
そんなスポーツは他にない。負けたら終わりのオリンピックで、野球を真剣に見てると
異常に疲れるのはそこにあるんだとおもう。その審判の判定が国によって違ってるわけだから、
あきらかに国際化してない。とてもローカルなスポーツなんだとあらためて、おもいしらされまし
た。地方地方で特化したベースボールを、地方地方で楽しんでいるのがいいんだろうなという、
さびしい結論に至ったわけで、いやあ、至っちゃったよ。」


確かに的を射た意見だと思います。
ただこのような論調が、日本の優勝で沸いた第1回WBC直後に、
あらゆるところから、たとえ活火山のようでなくとも、
せめて間欠泉のごとくでも構わないから吹き出てこなかったところに、
(僕を含めて)この国の野球ファンの未成熟度が垣間見えます。

決勝トーナメントの組み合わせが、A・B予選リーグをたすき掛けするカタチでないコトから、
明らかにアメリカを決勝までドミニカ・キューバと対戦させないための措置との憶測が飛んだり、
西岡剛をして「小学生を立たせたほうがマシ」と言わしめたタッチアップの誤審や、
ポールに当たったボールをファールと宣告した世紀の問題審判:BOB DAVIDSONを、
日本の野球ファンは、自国の代表チームが優勝したことをいいことに、
徹底的に糾弾しませんでした。そのツケが北京に跳ね返ってきた。
つまりは、そういうコトなんだと思います。

試しに、上に引用した堀井氏の審判と国際化の問題の件に触れた文章を、
ハングル語に訳して明洞(ミョンドン)を闊歩する男子大学生に言ってみたとしたら、
「なに今さら、負け惜しみほざいてるんだ」と一喝されて終わり、だと思いますよ

さて次は、堀井氏の発言が載った一週間後のこれまた『週刊文春』(9月18日号)から。
連載対談「阿川佐和子のこの人に会いたい」で阿川氏と対談した
当代きっての人気落語家:立川談春師匠が放った言葉を書き留めておきます

「やっぱり談志師匠の言葉はどれも魅力的でした(中略)
他の芸能は業(ごう)の克服、でも落語は人間の業の肯定である、って(中略)
今ね、北京でボロ負けした野球の星野さんは落語を聴くといい。
落語には人生のありとあらゆる恥ずかしさのパターンがあるから、
必ずなんかのネタがフィットする。」


恥ずかしさと悔しさが人生の主成分の僕も、落語には随分と助けられました。
そこんとこ、”野球の星野さん”にも、おせーてやりてぇーな(←あれ口調がヘン

ご紹介したいコメントが、あとといくつかありますが、
それを引用すると長くなりそうですので、続きは明日ということに

各方面のいわゆる”文化人”の方々からも、お叱りの言葉を賜っております@(「ますだおかだ」増田英彦氏、山崎浩一氏、黒鉄ヒロシ氏、やくみつる氏、石田衣良氏より)

September 20 [Sat], 2008, 12:10
欲野銭一(欲しいのは、ゼニが一番)。

2ちゃんねるでは、星野仙一はそう呼ばれているようですね。
言い得て妙とは、まさにこの表現でしょう。


阪神タイガースで、
いまだに何をやってるのかよくわかんない
SD(オーナー付シニア・ディレクター)というポストで
球団から1年で1億円もせしめているとか、
芦屋に一軒家を購入したとも伝えられます。

そんな星野にチクリとやってくれた各方面の
いわゆる”文化人”の方々からの声を、
本日は紹介してまいります。
(まあチクリ程度では、”鈍感力”の強い
星野には太刀打ちできませんが
まずは僕が管見するところ、
真っ先に星野批判を展開したのは、
漫才師ますだ・おかだの増田英彦氏
笑顔で客に媚びるコトを拒み続ける、
上方漫才界の知性派は、
舌鋒鋭く星野の采配ミスを指摘していました。
8月26日の『デイリースポーツ』からです

「2003年の日本シリーズ『阪神タイガース対福岡ダイエーホークス』。
阪神・星野監督は、シーズン後半から調子が全く上がらなくなった伊良部投手を
2回も先発で起用した。それに対して、マスコミやファンから不満の声が上がったものの、
星野監督は「伊良部がいなければ優勝出来なかったから」と語り、
その結果2試合とも伊良部投手は敗戦投手となり、日本シリーズに敗れた。
星野監督は、選手が失敗したら、その選手にばん回するチャンスを必ず与える。
そんな男気あるさい配をしてくれる星野監督は、選手にとってはありがたい、
すごいやりがいのある監督やと思う。でも、そういうさい配はペナントレースなどの
長期戦には向いてても、短期決戦には向いてへんのかなぁ?星野監督は、
中日と阪神の監督として3回も優勝してはるけど、日本シリーズを制覇したことはない…。」


当たり前のコトを、当たり前のように発言した彼の勇気にひとまず拍手
続いては、『AERA』(9月8日)から。
山崎浩一氏が担当するコラム「テレビのカタチ」を全文引用します。
お題は『北京で暴かれた野球のガラパゴス化』

「『ハイビジョンは残酷だな』と北京五輪閉会式に出てきたジミー・ペイジを見ても思ったが、
もっとそう思ったのはやはり星野ジャパンを見ている時だった。わけのわからないまま
金メダル要員としてかき集められ、チームワークもモチベーションも共有できないまま、
未知の事態に直面して頭が真っ白になっている選手やスタッフの表情を、
ハイビジョンはロングショットでも高解像度で鮮明にとらえてしまう。必死にやってるフリは、
そのフリまでをリアルに晒(さら)してしまう。
日本野球はスポーツ以上(または以前)の文化としてメディアに君臨してきた。
星野監督がTVで自身を『ワシ』と呼ぶのを聞いた覚えはないが、彼の一人称は
『ワシ』と決まっている。選手は『監督を男にする物語』に身を捧げる子分たち。
スポーツメディアのエネルギーの大半は、そんな物語を紡ぐために消費されてきた。
それに馴染めない選手たちは太平洋を渡った。そして気がつけば、それが国際スポーツ界の
ガラパゴスと化している現実がハイビジョンに晒されてしまっていた。
8月24日の『サンデーモーニング』で張本勲氏は、連盟やメディアの星野監督への過大評価に
『喝』を入れていたが、むしろ日本野球という文化そのものが何十年にもわたって
過大評価されてきたのではなかったか。そしてファンや視聴者は、もうとっくにそれに
気づいていたはずだ。
父とキャッチボールした世代の一人としては淋しくもあるけれど、
でもそれがスポーツ成熟社会というものだ。来週にはケロッと忘れてることも含めて


おっ! ここでも一人称問題に触れていましたか!
(90年代に彼の著書『退屈なパラダイス』を耽読した影響かな?)
このブログでも9月15日に「星野仙一は”オレ”? それとも”ワシ”?」と題して、
星野仙一にふさわしい一人称について考察しています。
ご興味をもたれた方は、ぜひこちらもお読みくださいませ
また下線部の過大評価に関しても、共感せざるを得ません。
だだ最後の赤文字のところはどうでしょう?
僕は忘れませんし、野球ファンのみならず、全国民も忘れちゃいけないと思います。
北京で惨敗した悔しさより、それを世間が忘れてもらってたまるか!いう怒りが、
僕がこのブログを綴り続けている原動力に、今のところなっています。


3番目には、このブログでも9月12日〜14日に取り上げた
『週刊新潮』(9月4日号)の特集、「日の丸を屈辱に染めた星野ジャパン『7つの大罪』」の中から、
漫画家のご両人、黒鉄ヒロシ氏やくみつる氏の発言を

「星野ジャパンの惨敗がプロ野球の価値を下げたことは、間違いありません。
準決勝でG.G.佐藤のまさかと思う落球に呆れ返りましたが、3位決定戦でも負け、
情けなさを通り越して、すがすがしさすら感じましたね。我々を長年楽しませてくれた
日本のプロ野球とは、いったい何だったんだろうとも考えました。野球人気も
冷え込むんじゃないかと心配しています」
(黒鉄氏)

「どれだけ面罵(めんば)しても物足りませんね。韓国やキューバなど、
ちょっと骨のあるところには軒並み負けたじゃないですか。2Aクラスといわれるアメリカにすら負けている。
“所詮、日本の野球はこの程度”ということを知らしめてしまった。日本が築き上げてきた
べースボールではない野球が崩れ去ってしまった。そのことが私には受け入れがたく、
野球ファンだったことがこんなに辛かったことはありません」
(やく氏)

惨敗直後に、過去の戦歴から冷静に星野采配を批判した増田氏。
ハイビジョンを見つめつつ、ワールドワイドな視野を捨てなかった山崎氏。
それに対し、漫画家のご両人は、どちらかというとMLBには疎い
ドメスティックなオジサン野球ファンの視点からの物言いでしたね。
松井秀喜や福留孝介が渡米後に本拠地デビュー戦で放ったホームランは
記憶の片隅にあっても、それを打った相手投手の名前は即答できない…
黒鉄氏とやく氏は、たぶんそんな人なんだと思います。


だから、ここまで日本野球に対して落胆してるんですよね。
僕は星野には心底落胆しましたが、実は日本野球にはそんなに落胆はしてないんです。
MLBを’88年から年間100試合以上もそしてこれが一番大事なところですが、
'95年の野茂投手渡米後も、日本人選手にはあまり注目せずにテレビ観戦し続けてますから、
日本の実力については、大体のところ把握してました。


思えば、1945年8月15日の玉音放送を涙ながらに聴いていたのは、
日本には神風が吹くから負けるわけがないと信じ切っていた人が多かったでしょ。

あれとおんなじなんだと思います。
北京の敗戦の落胆度が大きい人ほど、実は日本野球の実力を知らなかったんですよ。
それだけのコトだと思います。


そんな黒鉄氏とやく氏と比べると、クールで僕の考えに近いのが、人気小説家・石田衣良氏
オジサン野球ファンとは一世代下の20代サラリーマンが主な読者の
首都圏限定のフリーペーパー『R25』(リクルート)の9月5日号の、
石田衣良の連載エッセイ『空は、今日も、青いか?』から、本日最後の引用を

「考えてみると野球では、前回のWBCで女子ソフトと同じ奇跡的な優勝を遂げてしまった。
確率的にまた奇跡が再現され、金メダルがとれるというのは、
甘すぎた予測であったというしかないだろう。実力ではキューバに、勝利に賭ける思いでは、
メダルをとれば2年間の兵役を免除される韓国に負けていた。
4位というのは順当な結果ではないだろうか。年俸総額40億円のプロ集団が銅メダル決定戦で、
2Aクラスのアメリカにモチベーションが保てなかったのは責められない」


明日も、いわゆる”文化人”の方々のコメントを、ご紹介していきますね

星野仙一、北京五輪後では、初のテレビ解説をレビュー!

September 19 [Fri], 2008, 20:47
くどいようですが、北京から帰国直前の星野仙一のコメントに、
このブログで3度目の登場を願いましょう↓

1か月ぐらい、みんなの前から消える。
野球?見ないよ。解説も入れていない。


それから1か月も経たない本日、
星野仙一がテレビ解説を復活させました。


まるで週末の3連休につないで有給を取得したOLが、
マカダミアナッツを片手にハワイ旅行から帰ってきたかのような、
つとめて”普段通り”な解説者席への現場復帰でした
(しかも、その旅行に同行した山本浩二までが同席しました!)

星野を解説者に招き入れたのは、日本テレビ。
さすがはニュース番組『ZERO』で、さんざん星野に
言い訳させる機会を与えた前科を持つ局だけはあります。

実況アナウンサーも、星野と山本に北京での采配には一切触れませんでした。
(まあ北京の采配を総括させるつもりがあったら、解説なんかさせないよな)
おかげで星野はここでも言いたい放題のリラックスムード。
それなんだよ、そのリラックスムードをなぜ北京で醸し出せられなかったのか!
まあ今さらボヤいたって仕方ないんですけどね

今日の解説から、注目すべきコメントを書き出してみようと、
本日の試合の放送を留守録しました。
で、結果から言います。
あんまりおもしろいコメントは、星野の口から出ませんでした。
いいよな。それでも星野はタダどころか出演料もらって試合観れるんだからなあ
僕なんか発売日当日にぴあでチケット申し込んでカードで払って、
(しかも確保できたのは阪神ファンが集う3塁側じゃなくて、逆の1塁側)
試合当日は当日で、会社を定時に出るために本来の業務のほかに
職場の人に根回し・気遣いしまくって、試合開始25分後にやっと席に座れるありさまなのに
…って、ああ、いけません。またまた恨みつらみを、つい口走ってしまいまいた、反省



















↑当日の試合のチケット写真↑

おもしろいコメントはありませんでしたが、
若干気になる発言を少しばかり拾えました。
それを集めて下に↓ご紹介しますね。
(カッコ内は発言が出た時刻)

「伝統の一戦がよみがえったという感じですよね」(19:05:00)
よみがえったんではなく、よみがえらしたんだろっ、てめーが!
絶対的な抑えの球児、要の矢野をかっさらって、
新井に至ってはキズものにして突っ返してきやがるんだもん、このオヤジが!


「赤星が盗塁して1点入ると…」(19:25:57)
文字に起こすとなんでもないんですが、「あかぼし」と言ってるんです。
2003年の優勝を決めた試合で、赤星をヘッドロックして
頑固な理髪師よろしく髪をかきむしって歓迎したのは、他ならぬアナタじゃなかったのですか?
なのにまだあなたは、彼を”あかほし”ではなく”あかぼし”と呼んでるのですか?
確かに横浜や神宮のウグイス嬢さんも時々この失敗をしでかしますが、それは部外者の話。
(東京ドームのウグイス嬢さんは、ちゃんとアナウンスしています、エライ
王監督が最後まで新垣を「あらかき」ではなく「あらがき」と呼んでたのと同じですが、
王監督は許せるんです。なんたって世界の王さんなんですから。
そこまでの器でない人間なら、言い間違いは即刻直すべきです。


(高橋光信のやや深いレフトフライを観て確信を持った口調で)「行きましたね」(20:00:08)
ラジオの実況じゃないんだから…
ウォーニングゾーンに片足が入ったかどうか程度の打球を、
スタンドインするだろうと確信するような星野に、WBC監督就任など、あってはならない話です。


(今岡が4点目となるソロアーチを8回に放って)
「この男はね、1軍に来れば1軍の仕事をするんですよ。
2軍だったら2軍のレベルに合わしてしまう」
)(20:32:15)
これは星野の発言より、星野にそう発言させた
(そしてそれ以前に野村に匙を投げさせた)今岡という人間がおもしろい…てな感じです


「関西ではタイガースの試合が生活の一部なんですよ。
ところが最近ようやく東京もジャイアンツの試合が生活の一部になりつつあるね」(
20:38:34)
これも文字に起こしただけでは、伝わりにくいのですが、
この発言をした時の星野が、ものすごく他人行儀だったのです。
タイガースの試合を生活の大切な部分にしている、関西の(および全国の阪神)ファンを
犠牲にまでしておきながらの北京での惨敗という結果に対して、
妙に客観的な物言いを繰り返した星野には、
一切の気まずやさ、自己批判、また不幸な結果を招いたコトに関する
当事者意識というのものが、決定的に欠落していました。


ちょっと脇道にそれますが、僕は社会人になりたての頃、
会社で電話に出る際に必ず第一声に唱える

「いつもお世話になっております」

というフレーズが不思議でなりませんでした。
だって、顔も見てないオジサンにどうお世話になってるんですか?
それを説明できないクセに表面上だけ繕って、オジサンに敬意を表すべく
「お世話になってます」だとかなんとか、口滑らかに発するなんて、
それって一種の欺瞞だ!と、職場の諸先輩方に感じたものです。

それが大きな間違いであるコトに気づくのに、そう長い時間は必要ではありませんでした。
「お世話になっております」
この言葉には相手への敬意など含まれていません。含む必要などないのです。
この言葉に込められた真意は、
”こうして腰を低くしてお相手つとめてますので、どうかお願いですから、
ワタクシに対して居丈高(いたけだか)におなりにならないでくださいませ”

という自己防衛の気持ちだった、という一種の奥儀を僕はすぐに察したのです。

話を戻しますね。
結局のところ、今日の星野の解説での話し口に
その奥儀を感じなかったコトに、僕は大きな不満を抱きます。
もちろん、星野もあれだけの人物です。
その奥義を知らずして今まで生きてきただなんて、そうは思いません。
いやむしろ、その奥義の大切さを一般人以上に知っているハズです。
でもその奥義を星野は、常に自分より年長の人間、自分より権力を握っているヤツ、
自分より多くの金を動かせる者に限定して適用するクセがついてしまったのでしょう。
その結果が、今日の星野の話しぶりだと思います。

ついでだから言いますけど、
星野がよく用いる”若者”って言葉にも引っかかります。
あの言葉の裏側には、
「俺がこれだけ、年下のお前らに気を遣ってるんだ。いわんやお前らが俺に対しては…」
って、気持ちに満ち満ちてます。
もうそれがイヤでたまりませんが、皆さんは、どう思われますか?

最後に星野が今季、北京五輪前に解説した試合の
テレビ局別の回数とチーム別の回数を書き留めておきます。
放送局では、星野と縁の深いNHK、『ZERO』出演中の日本テレビはともかく、
なぜかテレビ朝日系が意外と多いのに気づきます。
これは視聴率で常に、フジ、日テレの後塵を拝している
テレビ朝日のお家事情が関係しているのでしょうか?
そしてチーム別の回数を見ると、巨人が突出しているのはさておき、
セリーグのチームが多かったのも気になります。
これじゃ、G.G.佐藤をレフトに起用するのも、さもありなんです

放送局別の回数
NHK 6試合(BS含む)
日本テレビ 2試合
フジテレビ 1試合
テレビ朝日 5試合(ABC含む)

チーム別の回数
セリーグ 19回
内訳
巨人 10回
ヤクルト 4回
阪神 3回
中日 2回

パリーグ 9回
内訳
ソフトバンク 3回
ロッテ 3回
日本ハム 2回
西武 1回

明日は、野球界の人ではない方々からの星野JAPANに対するコメントを、
新聞・雑誌から細々と取り上げていきます

北京から1か月も経たずして、解説に復帰。日本テレビは何考えてんの?

September 18 [Thu], 2008, 2:02
舌の根も乾かぬ間に…とは、まさにこのことでしょう。

明日、9月19日。
星野仙一はテレビ解説の仕事を再開させます

このブログで9月8日に
「不在がちの”家”で、急にオヤジ面されても困るってゆーのが、妻や子供のホンネです!」の
タイトルで、僕は北京から帰国直前の星野仙一のコメントを紹介しました。
その一部を下に再録しますね

(帰国後はどうする?の問いに)
「1か月ぐらい、みんなの前から消える。野球?見ないよ。解説も入れていない。
球界のことでしなければいけない仕事はする。電波を通じてね」


僕はこのコメントを紹介した後、こう書いています。

1か月以内に解説の仕事入れてたら、見つけ次第、筆誅を加えてやるんだから

まさかこんなにも早く、その時が訪れるなんて
星野の自家撞着(じかどうちゃく)ぶりには、呆れかえってしまいます。


まあ星野としては、そんなコトお構いなし。
解説者の席でふんぞり返り、それでも非難する者には
それなりの言い訳もいくつか用意しているのでしょう。曰く、
「俺は球界のために解説をしてるんだ、あくまでも球界のために」
「解説を入れていないというのは、北京から帰国する時点での話。
今回の件は、あれからしばらくたってから急きょ決まったコト」

虚しくなっちゃいますから、もうこれぐらいでやめておきますが、
まさに星野の”やりたい放題”ですね。
その星野といっしょに解説するのが山本浩二。
誰ですか、こんな品のない悪い冗談を考えて、実行した人は


仕事帰りに僕は、わざわざ行きましたよ、職場近くの日比谷図書館に。
朝日新聞縮刷版や実際の新聞を使って調べてみました。

今季のプロ野球が開幕から北京五輪前まで、
星野仙一が担当したテレビ解説が何試合あったかを。


開架閲覧室で、午後8時の閉館時刻に間に合うように
指をひっきりなしに動かしたもんだから、
パソコンを打つ手が、ちょっとだけ筋肉痛です。

で、結果は意外や意外。セ・パ両リーグの開幕戦を含め、14試合でした。
そうなんです、14試合。たったの14試合なんですよ。

内訳はこんな具合でした

3月

20日日本ハム×ロッテ(NHK BS-1)

28日ヤクルト×巨人 (JOCX)
他の解説者に、高木豊・金村義明


4月

1日巨人×ヤクルト(NTV)
他の解説者に、山本浩二
















5日巨人×阪神(NHK総合)
他の解説者に、大野豊

10日阪神×中日(NHK BS-1)※雨天中止

12日巨人×ヤクルト(テレ朝)

24日巨人×横浜(テレ朝)

27日阪神×巨人(ABC)
他の解説者に、真弓明信


5月

4日ロッテ×西武(NHK BS-1)

31日ソフトバンク×巨人(テレ朝)


6月

7日巨人×ロッテ(NHK BS-1)

11日日本ハム×巨人(テレ朝)
















19日ヤクルト×ソフトバンク(NHK BS-1)

22日巨人×ソフトバンク(NTV)


「無料(ただ)で、というより銭までもらって、ええ席で野球見やがって!」
「偉そうな物言いで、ホンマに北京で金メダル取れるんか?」
「やたら巨人の試合観てるけど、パ・リーグの選手は把握してんのかいな?」


上記のようなやっかみ半分でな気持ちで、北京前の星野の言動を見てきた人間には、
(僕の場合、2試合分、金額にして3,800円分のやっかみがありました)
14試合より、もっとあるかと感じてました。少なくとも20試合。多ければ30試合ぐらいだと…

僕のこの感覚こそ、
不必要な毀誉褒貶(きよほうへん)のせいで右往左往する人間が
陥ってしまう錯覚のひとつなのかもしれません。そこんとこは、ひとまず反省

だけど、逆にいえば、毀誉褒貶がうごめく世間だからこそ、
代表監督という大役を仰せつかった星野仙一には、
「ひたすら滅私奉公に励め」とまでは要求しませんが、
あまり派手な立ち振る舞いはして欲しくなかった。


そのコトで、星野の監督としての力量に疑問を持つ者と、
星野が獲得した地位をうらやましがる者からの
えも言われぬプレッシャーが無駄に肥大していく事態に、
あまりにも無関心すぎたのではないか?


その点に関して、僕は星野仙一に
猛省を促すとまでは言いませんが、ある種の問いかけはしてみたい。
そんな気分ではあります。

明日は、19日当日に星野仙一が(そして山本浩二まで)が、
テレビ解説者として復活した巨人×阪神戦(NTV)中継での発言から、
注目すべきコメントをピックアップしてまいります

ついに登場!! 江夏豊。星野は自分で、くりごはんを作らない男か?

September 17 [Wed], 2008, 3:03
知ってましたぁ

くりごはんを作るとき、皮が付いたままのくりを買っちゃったら、
それ、むかなきゃいけませんよね。
あれ、あれなにかと面倒なのですが、
包丁で縦に1cm程度の切り込みを入れ、網の上でこんがり焼くと
むきやすくなるばかりか、焼かずに炊飯器に入れるより、
くりの甘さがひきたったくりごはんができますよ。
火加減は強火。表面を軽く焦がす程度でOK。
(焼く前に切り込みを入れないと、くりが破裂するので、そこんとこは注意

一度試してみてください!

さて、一度お試しで起用してみたら、
こちらのほうは散々でしたね、星野仙一。


大会直前にタイブレーク方式を採用した国際野球連盟(IBAF)や、
試合中にストライクゾーンをめぐって球審に対して、
直火の強火で迫っていた星野でしたが、
イライラをした気持ちに切れ目を入れず、ズルズル引きずっていたせいか、
代表チームは、無残にもバラバラに破裂しちゃいましたね

この人きっと、おいしいくりごはんの作り方を知らないんだろうな?

さてさて、そんな星野のWBC監督就任に対しての態度を、
昨日はスポーツ紙を見比べて検証を試みましたが、
今日は全国紙、地方紙を含む一般紙から3紙を比較して検証します。

↑『神戸新聞』(9月9日夕刊)↑

↑『茨城新聞』(9月10日朝刊)↑

とりあえず、地方に行ったら、その土地の地方紙を買って読んでは見るのですが、
地方紙ならではの特色があるのはローカルネタを扱っている地方欄だけで、
全国ネタに関しては、通信社からの配信をそのまま紙面に写してるだけなのが現状です。
上の『神戸新聞』と『茨城新聞』の見出しを比べてみても、
「受けず」「引き受けず」で、ともに僕が昨日指摘したように、
なぜか星野にWBC監督人事の主導権を握らせるかのような、
見出しの書き方になっています。

ハッキリ言って、不満です

全国紙の『朝日新聞』は、どうでしょう?
こんな紙面でした↓


星野氏、WBC監督に否定的

字数制限のため、このような見出しに
なったのでしょうが、
主語があやふやですよ、主語が。
それが星野の詭弁に利用されるコトを
朝日新聞は心しておくべきです


「俺は最初っから(就任に)否定的ではなかった。
北京直後の世間は否定的だったけどな」

WBCの監督に就任したとしたら、
きっと、必ず、はたして、
真っ先に星野はそう切り返してくるハズです。


記事本文の星野の発言に、目を移してみましょう。
あれれ、”他人のせいにしとけ”病を、またまたごじらせてますね、この人。

「こんな世論やメディアの状況のなかでやったとしても決して盛り上がらんし、
そういう支持がなかったら成功なんかするわけがない」


盛り上がりに欠け、支持も得られない元凶を作ったのは、どこのどなたなんですか? 

「今、火だるまになっているおれが、なんでまた火中の栗を拾うようなことをするのか」

火だるまになっちゃったんだと自覚してるのなら、”火だるまついで”に、
火中のくりぐらい拾えるでしょ。破裂するかもしれないけど…。

「(監督就任要請という)ない話に向かって断るも辞退するもない」

"断るも辞退するもない"…ですか?

うまいなあ、ホントうまい!

さも議論を投げだしているようでいて、
その実、監督就任については幾分かの可能性や含みを捨てていない。


僕も明日から、こんな言い回しをいっぱい使っちゃおうっと。
そんでもって組織の中で出世して、部下を何人も使いこなして、
最後はお金を抱いて棺桶に入ろう!

思わず星野シンパに鞍替えしようかと、心が動きましたよ、ハイ

しかし世間の目は、そんな僕なんかよりずっと厳しいようで、
「落合福嗣の腹式呼吸」がコアな野球ファンに支持されている
『週刊プレーボーイ』の9月15日号では、次回WBC日本代表監督に
ふさわしい人物についてのアンケート調査が掲載されていました。
結果は、野村、古田、王、落合…の順。
(次号で早速、福嗣クンは予想される”とーちゃんジャパン”の
代表メンバーの選考を試みていました


そして同誌で「アウトロー野球論」を連載している江夏豊が同じ号で、
”無様な”という言葉を用いて、語気鋭く迫っていたのが印象的でした。こんなふうに↓


「彼が恥を知るなら、WBCの監督は引き受けまい! 
それが『無様な惨敗の責任をとる』ということではないか」


「引き受けまい!」の”まい”に、
江夏氏の誠実な怒りを感じ取ったのは、
たぶん僕だけではあるまい

明日の話題は、今週末に録画してでも見たい
注目のテレビ番組について書きますね

わざわざ星野仙一に主導権を握らせるかのような、スポーツ紙各社の報道姿勢って?

September 16 [Tue], 2008, 5:47
「星野さんは、どうやらやる気ぃあらへんみたいです」。

概ねそんなノリで関西では9日夕方に、『ミヤネ屋』(YTV)、
『ムーブ!』(ABC)、『ちちんぷいぷい』(MBS)といった
情報バラエティー番組で報じられた、WBC監督人事問題。
僕はその時、神戸・岡本のカフェで、甲南女子大の女の子に
目は釘付け状態でしたが、テレビ音声が聴ける携帯ラジオに
しっかりと耳を傾けて、この報道を聴き逃しませんでした

翌10日にはスポーツ紙各社がいっせいに報道。
今日のブログでは、報知、東京中日を除く4紙の見出しを、
紙面の写真をお見せしながらご紹介しましょう。

右斜め上の写真は『スポーツニッポン』
見出しはきっぱりと「断る」
続いてその下、右の写真は『デイリースポーツ』
見出しは「WBC監督受けられない」
下に貼り付けたのはサンケイスポーツの紙面。
見出しは「今は何も言えない」
その右隣。ここからは右斜め下に見えるのは
ニッカンスポーツ。見出しは「やれん!!」



















威勢がいいね!
小気味いいね!
気風(きっぷ)もいいね!

横山剣でもめったにやらない”いいね3連発”をしでかしましたが、
もうホント、笑うしかありません。人間って、呆れかえるような怒りに遭遇した場合、
笑ってしまう生き物なんですね。そのことがよーくわかりましたよ、今回の件で

スポーツ紙の見出しをそのまんま信じ込んだとしても、
以下のような余計な勘繰りを止めるコトができません↓

「断る!!」と言い切りましたか? 星野は。
だったら、日本野球機構(NPB)側は、水面下では、星野に打診してたってコトですよね。

「WBC監督受けられない」と先手を打ちましたか? 星野は。
…ってコトは、北京惨敗後も、星野はNPB側からの打診の気配を感じてたんですね。

「今は何も言えない」とつぶやきましたか? 星野は。
バッシングの嵐が冷めれるまで、様子見と構えているのでしょうか。

「やれん!!」と、思いっきり上から目線で叫びましたか? 星野は。
なんかここまでくると、星野に代表監督になってほしいと、
NPB側が三顧の礼をもって懇願しているムードさえ立ち上がってきてます。

ホントにそうなのかなあ。

眼光紙背(がんこうしはい)を徹する勢いで…といっても、
そもそもスポーツ紙なんて、文字通りペラペラの”紙”なので、
そんなに一生懸命にならなくても、裏読みできるのですが、
僕が持っているわずかばかりの観察力を行使しただけでも、
わざわざ星野仙一にWBC監督人事の主導権を握らせるかのような、
スポーツ紙各社の見出しの書き方に、

北京での戦績がどうであれ、それ以前から段取りとして
WBC監督は前々から星野に決まっていた
、、という
おそろしく虚しい”コトの流れ”を洞見しないワケにはいきませんでした。

もしもこーゆー流れを黙って引き受ける行為を”空気を読む”と言うのであれば、
この議論で僕は、自分の中の"KYな部分"をいかんなく発揮したいと宣言します


百歩譲って『デイリースポーツ』が、ダメ虎を優勝させた星野に
恩義を含ませた紙面作りを続けるのは見逃すとしても、
その他の新聞がどうしてWBC監督人事問題に関して、

星野が、"やるかやらないか"、ではなく、
NPBが、そしてファンが、"やらせるかやらせないか"、


の視点で報道しないのか? まったくもって疑問です。

ちなみに「今は何も言えない」との見出しをつけた
『サンケイスポーツ』は、先日の紙上アンケートで、
星野仙一のWBC監督就任に関して、読者からの回答の87%が
不支持だったと結果報告していました。



明日は一般紙に登場してもらいましょうか。
また男性誌でのWBC監督問題アンケートの結果と、
その男性誌で連載を持つ大物野球解説者の一言を紹介します

星野仙一は”オレ”? それとも”ワシ”?

September 15 [Mon], 2008, 19:08


このブログで9月11日にご紹介した、
星野仙一関連書籍から、星野自らが著者である3冊

@『シンプル・リーダー論』(文春文庫)
A『迷ったときは、前に出ろ!』(主婦と生活社)
B『ハードプレイ・ハード』(文藝春秋)


を、手にとって読んでいます。
それぞれの著書から一文だけ、ピックアップしてみますと、

わたしは心配、というよりは今、怒っている。
球界の改革・改新の動きの遅いことに対してである。
@

私は遅刻には厳しい。遅れてきた選手からは多額の罰金を取る。A

私が現役の投手だったとき、相手ベンチから野次が飛んでくると、
すかさずバッターの体すれすれのところに投げてお返しをした。
B

といった具合。

ここで注目したいのが、星野が使用している一人称。
「わたし」もしくは「私」、といたって普通である。

しかしスポーツ紙や雑誌、その他メディアでは、
星野は自分のことを以下のように、言っているようです↓

「カネはワシの最高傑作や!」(金本の2000本安打達成への祝福コメント)
「オレを殺す気か、ホンマに」(カナダ戦を1-0の辛勝で終わって)


くだけたテレビ番組に出演している星野を見る限り、
親しい相手には「オレ」を使っているようですし、
キャラクター的には、「ワシ」もOKですね。
うんうん、”ワシ・キャラ”が星野にはぴったりです

野球界全体を見渡してみて、例えば、楽天・野村監督ならどうだろうと
考えた場合、やっぱり”ワシ”が一番しっくりきます。
阪神・金本選手なら”オレ”で決まりでしょう。
が、”オレ流”の中日・落合監督は、その”オレ”でなく、
取材陣やコーチとの会話では、社会人らしく”私”を使っているようです。
イチロー松坂は”僕”がぴったり。引退した桑田真澄も同じかな。
でも彼の場合、なぜかカタカナの”ボク”のほうがもっとふさわしい
その桑田とKKコンビを組んだ清原選手は、どうでしょうか?
高校の時なら”僕”で、20代前半は”オレ”。
20代後半から、早くも”ワシ”キャラに変身を遂げ、
貫禄を増した巨人移籍以降の彼は、
ヒーローインタビューでは行儀よく”僕”を使いつつも、
プライベートでは”ワイ”キャラで、0724岸和田Tシャツ姿…ってな佇まいで、
数多くの写真週刊誌にご登場していただき、今日に至っています

金本選手が以前、
「スポーツ紙では”ワシ”と書いてるけど、オレ、自分のコト、”ワシ”って言わんよ」
というコメントを残していたのを記憶していますが、
もっと以前、”番長”と呼ばれ始めていた頃の清原選手も、同様な苦言を漏らしていました。
「”ワイ”はともかく、俺自分のコトを”ワレ”なんて言いひん」
確かにそうです。
そもそも”ワレ”とは、大阪弁というか河内弁・泉州弁では”オマエ”という意味です。
(”自分”という言葉を、”君”・”お前”という意味で使用するのと同じです)
たぶんその”ワレ”を、清原の発言に勝手につけ足したのは、
”ワレ”を”我”の意味だと勘違いした、非関西圏の記者、ライターだったのでしょう。


『東京スポーツ』とかを読んでいても気づきますが、
ビートたけしは、自分のことを”オイラ”と呼びます。
僕はそんな彼の感覚が好きです。
世界の北野武になっても、
浅草のビートたけしだった頃の感覚を失いたくない。
いつまでも身の丈のあった自分でいたい。

そんな心意気が垣間見える、言葉の選び方だと思います。
これは、いい例。

イヤな例なのが、まず辻仁成。
『STORY』で連載していたエッセイ「辻家のパリご飯」。
辻仁成という人間そのもの、そしてエッセイの内容にも
辟易しますが、文中で使用されていた”わたくしめ”にも
強い嫌悪感を抱かずにはいられませんでした。

続いては、m-flo。
メンバーのひとり、タク・タカハシは、僕と同じ阪神ファン。
なので、あまり悪くは言いたくありませんが、
彼らが自分たちを指す言葉として一時期、
やたら”ウチら、ウチら”
と使っていたのには、閉口した記憶があります。


この”ウチら”。
女の子の、それも関西方面の女の子が、
よく口にする言い方ですが、一人称の使い方って、当然ですが、
出身地、性別の他に、世代によって違ってくるもんですよね。
前述のビートたけしの”おいら”がそのいい例ですし、
そういえば、女性の”おいら”ヴァージョンの言葉だって、以前は存在していました。
その事実を、宮沢章夫著『牛への道』(新潮文庫)を読み直して、再確認しました。

「どんなにロックが新しくなろうと、ロカビリーやパンクまでは、男はみんな『おいら』である。
ロックの世界では町中みんな『おいら』でうようよしている。やだよ俺そんなの。
(中略)男がみんなこうであるとしたら、果たして女はどうか。私の主題はそこにある。
(中略)もうお分かりになったかもしれないがあえて述べさせていただこう。
『あたい』である。男が男なら、女も女である。ロックの世界はばかになっている。
『あたいとあんた』なんて出鱈目(でたらめ)なことを平気で歌うのだ。(中略)
それに比べたら『あちき』はなんだか平和である。(中略)女優の十朱幸代さんは
自分を『あちき』と言うらしい。着物の胸あたりを手で押さえながら、
『あちきにおまかせな』かなんか言うのでしょうか。まったくあきれた話だ。」


”あたい”、そして”あちき”ですか? 
すんごいですね、その言葉とその言葉が使われていた時代


そこまで行かなくとも、もうひとつ女性というか女の子独特の言い方として、
”自分の下の名前を呼ぶ”というのがあります。
(その場合、呼び捨てにするパターンと、”ちゃん”をつけるパターンが併存します)

「なんてゆーのかな、仙ちゃん、自分を自分で慰めてあげたいっ
だってヤバいっつーぐらい、監督としてがんばったんだもん、仙ちゃん
キューバや韓国のむさくるしい男どもを相手に、あそこまでよくやったなあって
『金メダルしかいーらないっ』って、仙ちゃん北京旅行の前に言っちゃったから、
キューバや韓国よりか若くてイケメンだったアメリカの男の子に、銅メダルを
あげちゃったけど、別にいいよねぇー。ジャパン的にも仙ちゃん的にも…」

↑もし帰国直後の記者会見で、そんなしゃべり方でまくしたてたとしたら、
誰も現在のように星野仙一を、責めたりはしないでしょう。
北京惨敗によって、PTSD(心的外傷後ストレス障害)を患ったと判断し、
日本国民は星野を、そっとしていたことでしょう。

ちなみに、”イチロー”みたいに登録名を”仙ちゃん”に変えて
ファンにそう呼んでもらった方が賢明だと、阪神監督時代の星野に向かって
自著『人生哲学・阪神タイガース的』(ソニーマガジンズ新書)の中で提案した人に、
著名な宗教学者のひろさちや氏がいたコトを、最後に紹介しておきます。

さて明日はWBC監督人事報道について、複数の新聞を比較しながら、
本日同様、”言葉”に注目しながら論じていきたいと思います


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