三点の道具いずれも炭を仕込んで酒、

May 05 [Fri], 2017, 17:22
湯豆腐、焼き海苔を保温します。大仰な道具を大真面目に使う馬鹿馬鹿しさと、いつの間にか道具の素晴らしさに引き込まれている自分と、溢れ出すそこはかとない暖かさやさまざまな香り、素材の味を真正面からシンプルに感じられる歓びに気付いたとき、最後には素直に感動してしまいます。錫(すず)のお燗器を通すと酒は柔らかい味わいになります。  地元小樽の手づくりl木綿豆腐がなんと湯豆腐に合うことでしょう。わざわざおこす炭の香り。風呂のふたを開けると檜と柚子と昆布が薫り立ちます。滅多に主役を張ることのない海苔がパリパリのまま。 山葵と醤油をちょいとつけて口の中に放り込み、口の中に海の香りが広がったら、 さっとぬる燗でお迎えする。相性は抜群。シアワセが加速します。ありえないほどに非効率的なおもてなしに、いつしか心がゆるゆるして来ます。