「剣道」 

October 07 [Fri], 2005, 0:00
どちらかというとドジな方である。
今までの経験から言うと、階段の登り降りの時には必ずこけるし、道で歩いていてもよくつまずく、これだけなら歩き方が悪いのだろうだけで済むのだけれど、他に電車とホーム間に落ちる、気が付いたら布団が燃えていたなど、一歩間違えば命に関わる危険な経験も多い、もしかすると自分は凄くラッキーな選ばれしもので、実は何度も死にかけているにも関わらず大いなるもの、具体的には神やら仏やら、うーむ神やら仏やらが具体的かと言うとそんなこともないと思うけどそれはいいとして、そんな輩が助けてくれているのではないか。だとすると、もっと選ばれし者に相応しい生き方なりがあるのではないかと思い悩んだりすることは一切無いわけではある。
そんな馬鹿でのろまな亀である僕が、またもやドジな経験をした。
代々木で用事があり、代々木と新宿は案外近いので新宿から歩いて代々木に向った。
それはなかなか大きい通りだった。もしかすると有名な通りなのかもしれない。山手通りとか明治通り並でないにせよ、まぁそんなことはほんとにどうでもいい。
ともかくこの大きい道はまっすぐでカーブが殆ど無い。歩道に関しても同じだ。
そんなわけで人通りも少ないし、目をつぶってでも歩けるような道だった。
実際目をつぶって歩いてみたりもした。電柱にぶつかりそうになったというのはうそで、何事も無く三十秒程歩く事が出来た。
しばらく歩くと踏み切りが遠くに見えた。
線路は道路に対して斜めに走っていた。
道路は線路をまたいだ先もまっすぐ続いて見える。
カンカンとベルが鳴り、電車の到来を告げる。
僕は立ち止まる。
やがて遮断機が降りて来た。
「面」
それは、僕の脳天を綺麗に直撃した。
小学生の頃の記憶を辿れば、下痢になるツボを直撃していたと思う。
何故か。
道路はまっすぐ続いている。しかし線路はそれに対して斜めにあったと書いた。
つまり、遮断機は道路に対して斜めに降りてきたのである。
なんとなく道路に対して直角に降りてくるとの勝手な常識を持っていたのでそれにやられた。
そして、正に、面食らった。うまい。褒めていただきたい。

踏切には気をつけましょう。

「修行」 

September 23 [Fri], 2005, 10:49
料理はあまりしない方であった。
だからと言って今までしていなかったわけではない。アボガドがあまり熟していないのを、調理法が間違っていると勘違いしてふかして、まぁ実際食べるとジャガイモみたいな味で食べれなくはなかったとか、カレーを作って毎日育てた挙句、いつの間にかそこが腐界に堕ち、謎の生物が歩きまわっており、片付ける時には風の谷のナウシカの気分を味わってみたりとか書き出したら枚挙に暇がない。
まずは何から始めるのがいいか思いつかないのでロビンマスクの物真似がうまい友人に聞いたところ、炒飯がいいのではないかと言う。
成る程具材を入れて炒めるだけと考えれば、まずは手っ取り早い。
テリーマンの真似がロビンマスクの物真似と同じにしか見えないその友人曰く、いやいやそんなに甘くは無い、パラパラにうまくできるには鍋の返しや、具材の切り方も重要なのだよ、ねこじゃらしを知っているか…との言葉は正しく、初日の結果は惨憺たるものだった。ただ、味付けだけうまくいったのは日頃の評論活動の成果か。

その日より今日に至るまで毎日炒飯である。
周りの人にはたまったものではないかもしれないが、炒飯である。
何事も基本が大事だというのは変わらないのだな。炒飯である。

中華鍋の温度を出来るだけ高くし、思ったよりちょっと多めの油をしく。
あらかじめ良くといておいた玉子を流しいれ、さっと、しかし細かくなるようにかきまぜる。
ご飯を入れ、塊がないように鍋を返しながら炒める。
他の具を入れる。
味付けは塩、胡椒。中華食材の店で売っているチキンパウダーなどをいれると味に深みがでてくる。そして炒める。
最後に醤油を流しいれ、軽くかき混ぜて出来上がり。

という作り方をしているのだが、何かアドバイスがあればご教授願いたい。

第二十回「記念すべき」 

September 09 [Fri], 2005, 0:00
みんな大好きカレーライス。
昔食堂に行くと、カレーと一緒にコップ一杯の水、その水にスプーンが入っていたりしたものだ。先日新宿歌舞伎町のあまりにも安そうな定食屋で優しそうなホストに運ばれてきたカレーについてきた水にスプーンが入っていたのを目撃して思い出したのだ。そう実は今日はカレーよりも何よりもこの水に入ったスプーンについて話たかったのだ。
そもそも誰が始めたのか、どういう意味があるとういうのだ。これは恐らく、一口目のすべりを良くするためだろうというのは間違いない。一口目というのはスプーンのすべりが悪く、冬などで唇が乾燥していたりすると、またなんとも気持ち悪いものだ。これへの対策として生まれたのではないか。だとしたら、この一口目の為になんという気の使い方だろう。日本人の食に対する意識の高さが感動を呼ぶ一件だ。いやいや、それともフィンガーボールの名残か。だとすると、スプーンが汚れるたびにその水にスプーンを浸すということになり、食後には油とカレー滓の浮いた汚い水が残ることになる。というわけでこれは余りお勧めしたくないので、矢張り一口目案の採用が正しい。そういえば、自分を振り返ってみて、ちょっと安っぽくて申し訳ないが、と言うと失礼で尚申し訳ないが、松屋の牛丼を食べる時にまず味噌汁から食べる。そう、松屋では味噌汁が付いてくるのだ。最近はどうか知らないが、吉野家では味噌汁はオプションだった。なので松屋で食べる。紅しょうがも食べ放題だ。食べ放題だからってそんなに食べる奴いるのかと言うと実は昔一緒にバンドをやっていたドラムのATが、牛丼が紅しょうが丼になるほど紅しょうがを乗せていた。一度真似してみたが、うまいとかまずいとか思う前に、むせて咳き込み、サナトリウムの美少年といった感じになってしまった。まぁいい、ともかく牛丼の前に味噌汁を一口いただくのだ。これはつまり、ささくれだった割り箸を濡らし、唇にささったりしないようにする為である。これと照らし合わせても一口目説は正しいと言える。この制度の復活を皆に促したいと思う。まずは一人寂しくレトルトカレーを食べる時から始めていただきたい。寂しさも食堂にいるような気分で少し和らぐだろう。そして、極上の一口目を!
というわけで記念すべき第二十回だったわけですが、何のイベントも無く通り過ぎるのみ。
人生なんてそんなものさ。

第十九回「お」 

August 19 [Fri], 2005, 0:00
「お」
こんなお題で何を書けと言うのだ。
こうやって人間界で生きていると、明日死ぬやもしれぬという刹那的な気持ちにもなってくるが、未来の自分に責任を持つというのも必要なのだと先生に言われてしまいそうな一件ではある。
それでも頑張って「お」にちゅいて…おっと、赤ちゃん言葉出ちゃったぜ。
と今気付いたのだが、ローマ字打ちでこの文章を書いてると、今の例で行けば「ついて」と書こうとして「つ」と打つとする。ただちょっとすべると丁度「T」の横に「Y」があるではないか。更にその横に「U」。こりゃちょっと間違って「ちゅいて」と書いてしまっても仕方が無い。なるほどパソコンの文字というのは書き言葉ではなく話し言葉を再現しようとしていて、そこで恋人とのひと時の口癖が出てしまうという人間世界の悲劇、もしくは喜劇まで取り入れていると言うわけか。
無い無い。
で、「お」についてだったか。
「お」と僕はなかなかにして近しい関係にある。何せ平仮名で名前を書くといきなり最初に「お」を二回書かなくてはならないわけだから。字を習いたての頃から現在に至るまで、この二文字を続けて書く時のバランスには悩んでいる。平仮名で名前書く機会なんてあんまり無いけれど。だってふりがな欄だってフリガナって書いてあることが多くてこれって片仮名で書けってことでしょ。
全く同じバランスで二文字続ければいいのか、それとも少し違いを出すべきか。僕としてはここは少し違いを出して、具体的には一文字目の方が少し大きくなるようにして書いている。これは英語の表記にヒントを得たもので、最初の一文字目は大文字のつもりでとまで考えてるわけがないでしょ全く。ここは書家の先生にでもご教授願うしかない。
さてさて「お」についてである。
ここまできて更に「お」についてとなるとなんだろう。丁寧語か。
名詞の前について高級感を出すと言うやつ。
お稽古だったりお菓子だったりお買い物だったり。
なんだかどうでも良くなってきた。どっひょー。
これくらい書けばいいだろう。未来の自分に責任を持つように過去の自分への責任も引き受けなければいけないのだと聞こえてきそうな先生の声、ちなみにこの先生は架空で、白髪で丸眼鏡で年の頃五十歳くらいか。
こんな感じで第十九回はお開きでございます。

第十八回「いいかげんにしたい」 

August 05 [Fri], 2005, 0:00
さてさて、今回から2週間に一回の更新になったので、ゆったりと、だらだらと無闇に長い文を書けるはずであるのに、むしろ書けなかったりするのも人情というもので、時間が沢山あればなんでもできるのにと言っても実際時間が無い時の方がいい集中を見せたりするという性格は直した方がいいのではないかと、各方面から思われていると懸念されるので、そうさ今こそアドベンチャーとばかりに張り切っているのだけれど、そろそろ路線変更をしてみよう。
結局のところこの2、3回は映画のことには少しも触れず、と言っても元々少しも触れてなかったのも事実ではあるが、ともかく、映画から離れて日々の思いをざっくばらんに書いてみようではないか、道端に一輪咲いていた花について書いたり、お空の星について書いてみたり、恋の悩みを書いてみたり、飲むとあちこちに電話する癖を直そうと思ってみたり、最近アクセサリーを身に着けるようになったけれど、どうも金属アレルギーの疑いがあってがっかりしてみたり、昨晩一緒に飲んでいた友達が別れた後に風俗に行って部屋に通されたけれどすでに財布に金が無くて店を追い出された挙句かなり酔っ払っていたそうで、気が付いたら新宿の路上で寝ていたという話を聞いて何故か悲しくなってみたりという、日々の雑感を書いてみようではないかと、思いつつ、しかし何かテーマというか、そういうものがあってもいいのではないかとも思うのは、他のメンバーがそれぞれお菓子やらお買い物やらというテーマを持って書いているからで、そうか、何か「お」が付くテーマにすればいいのではないか。
というわけで次回は「お」をテーマに書こうと決意する次第であります。
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