CB・MSCBとは何のことか知っておこう 

April 20 [Wed], 2011, 22:35
CBとは日本の証券取引における社債の一つで、新株予約権付社債の一種。転換社債型新株予約権付社債(てんかんしゃさいがたしんかぶよやくけんつきしゃさい)、転換社債とも言われている。

普通社債と異なり、社債を転換価額(事前に決められた株式購入の価格:途中で転換価額が変更される条項のある商品もある)で株式に転換出来る特徴を持っている。

このような性質から少しづつ株式を買い集めるよりも楽に大きな買い玉を集められます。しかし、そのためには転換価額まで市場価値を下げる必要があり、それにより仕掛け的な売りを誘発しやすい特徴があります。

また、CBと混同されやすいもので、MSCBというものがあります。MSCBとは(転換価格修正条項付転換社債)のことで、転換価額が、株価の変動に応じて上下に修正できる(ほぼ下にしか変動されない)という性質があります。このような性質からMSCBを購入した外資系ファンド等の大口の売り物に押され、株価が釣り下がることが多々あります。これは、株価が釣り下がっても、転換価格が修正(安くなる)されて、それ以上安く手に入るからです。

これにより、転換された株を市場で売却すれば外資系ファンドは物凄く高い確率で数%の利ザヤが取れるということになります。もし、売りたくない場合も市場価値よりも安く手に入るので、どちらにしても非常に購入者有利な社債といえます。

しかし、そのような発行者不利の条件で社債を発行する会社は、その他の社債が発行できない・お金の融資先がない等で資金繰りに窮していることが多く、財務基盤に重要な欠陥がある場合が多々あります。なので、そのような会社の売買はリスクが高いことから、MSCB購入会社以外の機関投資家の売買は極端に減り、売っているのはMSCB購入者、買っているのは個人投資家という構図がほぼ定着しています。

さらに、そのような発行者不利に加え、株価が釣り下がることが分かっているような社債を発行する会社は既存株主の利益を無視しているとしか考えられず、将来的にも期待できないことが多いです。