昼下りの情事の説明・紹介

November 14 [Wed], 2012, 9:31
二人が其処についた時には嵐は非常な力で荒れまはりました。
 二人は其処で十五分位だまつてその重々しい大荒れの有様を見てゐました。その時に、眩しい程光つた閃光がギザ/\の線になつて黒雲を破つて、山彦でも反響でもない恐ろしい爆音と一しよに一本の松の木を撃ちました。その爆音は空が落ちて来るかと思はれる程の激しい音でした。その恐ろしさに、ジユウルは膝に顔をつけて手をしつかりと握つてゐました。そして泣きながらお祈りをしてゐました。叔父さんは平気で落ちついてゐました。
『さあ元気をお出しジユウル』とポオル叔父さんはもう危険が去つたのを見るとすぐに云ひました。
『そしてお互ひに、無事だつたお礼を神様に申上げよう、私達は今大変な危険からのがれたのだ。あの雷は雨よけをしようとしたあの松の木に落ちたのだよ。』
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