カールじいさんの空飛ぶ家
2009年12月07日(月) 3時22分

数か月前にあちらのサイトでふと見つけて
原題「Up」ってタイトルに惹かれてサイト見てみると、
ピクサーの新作ではないですか。
なんだか大量の風船がぼわわーんと家を持ち上げてる。面白そう。
評価もかなり高そうで楽しみにしてました。
と思ったら「カールじいさんの空飛ぶ家」ですよ。
あまりいいタイトルでなくないすか?
ピクサー作品にはあんまり大きなハズレは絶対ないという
安心感があるんですが、今回も良作でした。
監督は「モンスターズ・インク」のピーター・ドクター。
ただ後で書きますけど、今回は珍しくストーリーに
不満点がややあっかも。
宣伝のような泣かせ系の映画ではないですが、
いつまでも夢を持ち続けてる人もそうでない
人も、観るとほっこりする事うけあい。
そうそう、広告等ではほとんど触れられてませんが、
これ「犬好き」にはたまらん映画ですよ。
ドッグムービーの側面もあるのは観るまで
判らんかったよ。
ポスターも上記みたいなのあるんですね。
老人カールは最愛の妻エリーを亡くし、
想い出の詰まった家にひとりぼっち。都市開発の波が押し寄せ、
ついには老人介護施設に入らないといけなくなった日、
カールの家は無数の風船の下に、空へ舞い上がった。
目的地はかつて妻と行く約束をした南米の滝のふもと。
ところが上昇してからポーチにボーイスカウトの少年ラッセル
がいることに気付く。
ピクサー作品って、「トイストーリー2」の途中の
ジェニーのくだりや、「ウォーリー」の冒頭の30分とか、
セリフが無いシーンに名シーンが多い気がしますね。
本作もエリーが亡くなるまでを簡単に紹介する
回想シーンが素晴らしかった。
バックに流れるシンプルなピアノ音楽も最高。
全体を通して今回往年のハリウッド映画のようなシンプル
なスコアが個人的にはツボでした。
音楽は「Mr.インクレディブル」「レミーのおいしいレストラン」
のブラッド・バード監督の傑作2作を手がけてたマイケル・ジアッキノ。
TVの「LOST」もこの人なんですね。
今回3D版吹き替えで観たんですけど、元は3Dを前提としない
企画だったのかな?さほど3D版のメリットは感じられずでした。
全体的にざっくりしてそうで、実はそれぞれの
ディティールがめちゃくちゃ細かいんです。
時代設定はエンドロールのフォトブックの一枚に
じいさんが「スターウォーズ」の映画館に行ってる写真が
あるから、1977年くらいの設定なんでしょう。
あの冒険家マンツの記録映画を見ている場面とかから
考えると至って納得。
中盤から登場する犬軍団のそれぞれの動きが犬飼ってる
ものからしても驚くべきリアルさで、
特にメインとなるダグのあの愛嬌たっぷりな感じとか
アイソ良すぎてややうっとおしい感じとか、
ウチの犬の片割れに結構似てて笑ってしまった。
ただ、少し残念だったのは、カールとエリーが
子供の頃から冒険を夢見てて、その憧れの対象だった
冒険家が映画の後半において悪役となってしまうこと。
どうもこの一点はどうも自分にはノレない
理由となってしまいました。
冒険は別にある・・っていうのも判るんですけどねー。
また、最初の飛ぶ場面の浮遊感は素晴らしいのに、
そういう場面がやや全体の中では少ないウェイト
だったのもちょっとだけ残念。
あと、(いっぱいあるな・・)
日本語版はお子様のためにもあるのは判るんですけど、
タイトルはまぁ仕方ないにしろ
劇中登場する文字まで日本語にするのは
ちょっと止めてほしいなーと思ってしまうんです。
ディズニーはそのへん徹底してますね。でも
あーこれは外国の映画なんだって認識も子どもには
あっていいような気もするんですけどねー。
いやまさか最近字幕離れ激しい大人のためなのか。
とグダグダ書いてしまいましたが
とはいえ、やはりじっくりと作りこまれた
良作であることは間違いないと思います。
冒頭に老人介護施設に入れられそうになる場面が
あるんですけど、人から見て「終わった」ハズの人生なんて
その人の気持ちの持ちようでいくらでも
続きが作れる・・そんなメッセージもあって
そこはってもいいなぁと思いました。
kazuponの感想ー★★★1/2
official site
http://adisney.go.com/disneyvideos/animatedfilms/up/
日本公式
http://www.disney.co.jp/movies/carl-gsan/
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