空気人形
2009年10月21日(水) 18時26分

是枝監督の作品はミニシアターでかかる事が多いんで
いつも惹かれながらもタイミング逸してしまうことが多く、
観た事あるのはシネコンでもやってた「花よりもなほ」
オンリーかも。
別の映画観にいってひときわ印象に残る予告編だったのと、
「リンダリンダリンダ」のペ・ドゥナがかなり良かったので
久々に梅田ガーデンシネマへ。相変らず駅から遠いです。
ポスターや予告のオシャレ?な雰囲気はそのままに、
やはり題材が題材だけに、カップルなんかだと
人によっては気まずくなるかも・・・というのは
いらん心配ですが、なかなか引き込まれた作品でした。
秀雄(板尾創路)が大事にしている空気人形
がある日、彼の知らないうちに心を持って動きだして
しまう。
ふと通りかかったレンタルビデオ店でバイトし始め
た人形は、次第にそこで働く純一(ARATA)
に惹かれていく・・。
人形が生を持ってからがペ・ドゥナが演じているんで
すけど、いきなり履歴書もナシで普通バイトにやとうか?
というような事が気になるようならこの映画ダメかも
しれません。人形が動きだす事自体ありえないわけで
リアルな生活描写が多いから、観ているうちに
ファンタジーである事を忘れてしまうような印象もあります。
なんで舞台がビデオ店?っていうのも不思議なんですけど、
元々原作の短編漫画がそういう設定だそうですね。
バイトしてるドゥナちゃんが何かの拍子で空気がしゅーって
抜けてしまう・・。そこですかさず純一がお腹の弁から
空気を吹きこんであげるんですけど、ペ・ドゥナの表情も
含めてすごく官能的。このシーンやりたかったから映画作った
んじゃないかと思いました。
ビデオ店の会話にも出てくる「スプラッシュ」みたいな
おとぎ話とは正反対の印象。
ただ登場人物全員が孤独な毎日を送ってるって設定が
なんとなく映画をさらに重くしているだけで、
空気人形の孤独感がぼんやりしているように感じたかも。
もっとファンタジーっぽいな映画を期待してたから
そう思ってしまったんだと思いますが・・。
結構説明を省いている映画で、ラストの展開は
人によっていろいろ解釈が違いそうな気がします。
自分にはドキリとさせられる悲しいラストだった。
kazuponの感想ー★★★1/2
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