ネバーランド

2005年01月16日(日) 0時37分


ゆったりと、そして少し穏やかな気持ちで観れるとてもいい映画だと思いました。
主人公の作家バリの家や芝居劇場はなんとなく重苦しく描かれているのですが、
犬を連れて散歩に行く公園の芝生の緑や、別荘へ行く道などのシーンは
陽光が降り注ぎ、どれも印象的な美しいシーンに。

「大人になれない子供」の代名詞として「ピーターパン」が使われますよね。
そもそも「大人」と「子供」の定義っていったい何時からあるんでしょう。
僕は言葉で言う「子供」の中身ってホントは大人が思っている程子供じゃないとも思います。
だからこの映画の主人公がだんだんと子供達に対して一人の人間として向き合うようになる部分に共感。

映画はピーターパンの着想や物語にはあまり触れず(そのへんは、物語を知らない人に
は判りにくいと思うので少し不親切だとは思いましたが)子供達と過ごす日々を描写していき、それらの体験が彼の創作のベースになっていきます。

本来人には豊かな「想像力」があるのに、年を取るにつれて色んな常識や慣例等を
身に纏っていくと、今まで知った何かに物事を当てはめてしまい、
新しいものが生まれにくくなったり、「楽しむ」事を忘れてしまっていたり。

そんな意味でも感動的なのは、小難しい顔をしている社交界の連中に混ざって
孤児たちを観客として招待して芝居が始まる所。最初は批評家顔で観ている
観客も、その芝居の素晴らしい内容でだんだん子供達と同じ笑顔に変わっていきます。
劇中の台詞にもあったけど、みんな演劇(Play)とはそもそも遊び(Play)であること、
楽しむことを思い出すんですね。
この映画、一応モノを創作する事に携わっている自分にとってはイロイロと
考えさせられる映画でしたね。

ケイト・ウインスレット、やっぱり上手いですねー。圧倒されました。
ジョニーデップも彼ならではの役って感じで良かったな。

彼の「ブレイブ」ってたしか唯一の監督作、評判悪いんですが、これも家族への無償のピュアな愛についての映画で、僕とても好きな映画なんです。

とにかくおすすめの一本となりました。

kazuponの感想ー★★★★

http://www.neverland-movie.jp/

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コメント
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>RINさん

たまに調子悪いときあるんで申し訳ありません!
こちらからもTBさせていただきまーす。
2005年09月06日(火) 16時55分
あれ?コメントだけで、TBできてませんね?
「NGワード」外して、再チャレンジしたんですけど・・・。
あとで、もう一度送ってみます。
2005年09月05日(月) 20時23分
>RINさん

その通りですね。
「ピーターパン」初演の時に子供たちを呼んだシーンが
印象的で、ものを楽しむ気持ちって子供の頃のように
素直になりたいもの。 バリにとってピーターパンはそんな葛藤のあった自分に対しての作品だったのかもしれません。
2005年09月04日(日) 8時03分
古記事取り出して、スミマセン〜
この映画は、「大人」ってなんなのか
考えさせられますね・・・。
バリ自身、「大人」の部分と、「大人」
になりきれてない部分との間で苦悩して
ますよね。
2005年09月04日(日) 0時24分
>aqua-_qzzz さま

この映画のテーマ、とっても良かったと思います。
たまにこういう作品を観ると、人生もっと楽しまなきゃ(笑)
って思ってしまいます!
ジョニー・デップはハリウッド大作にも出るけど、映画の選び方がちょっと他の役者と違う所が好きです。
2005年04月12日(火) 8時24分
TB&コメントありがとうございます!!!
そうですよね!映画の選び方はいつもうまいな〜と関心しちゃいます。
ピーターパンをモチーフにしたこの映画は大人になって忘れかけてる大事な何かを教えてもらった宝物のような作品。子供達の笑顔が微笑ましいっ☆
2005年04月12日(火) 8時09分
>hitomiさん

コメントありがとうございます!
そうですかーピーターパンの原作を読んでいたらまた
違った感想を持たれているのでは?と思います。
代名詞になるくらい「大人になれない子供」の概念を
描いた物語ですよね。映画の中でバリは自分が大人に
なれないという訳ではなくて、大人になるが故に
物事へのイマジネーションが衰えてしまう事に
意義を唱えた内容だったと感じました。
良い批評を得る事に対してモノを作ると絶対に
間違った方向へ行くのではと。
そんなメッセージを強くこの作品から感じました。
論することは簡単ですが、モノを創作することはとても
難しく、そして素晴らしい事だと思うんです。
2005年01月23日(日) 21時44分
私もこの映画は、かつて子供の頃には持っていたはずの想像力を少しでも思い出す為に作られた映画のように思いました。
席25枚をバラバラで押さえておくようにバリが言ったのはきっと、子供達だけ固まって見ていれば大人は全然子供の心に戻れないが、子供達があちこちに座ることによって周りの大人も子供の心に戻る事が出来るそう思ったのでしょうね。

実は私は高校生の頃、子供の絵本ではない「ピーター・パン」を読んでいたのですが、今もう一度読むとまた違った感想がもてそうな気がしました。
2005年01月23日(日) 21時06分
>chishiさん

あの人たちもあの瞬間だけなのかもしれないですし、
そうではないかもしれない。ただ、子供みたいに「楽しみたい」気持ちって誰もがどこかにしまっている部分なのでは
ないかと思います。
最初と最後に老夫婦がバリに声をかけるシーンが何故本筋と
関係無く挿入してあるのかな〜と思ってたんですが、
なんとなくそんな事を言いたかったようにも思いました。
(ご主人が前の舞台を観て気に入ってたけど、ピーターパンの前に亡くなってたというエピソード。)
2005年01月23日(日) 16時59分
あの、子供たちの顔を覗き込みながら一緒に笑い楽しむ社交界の面々のシーン、私もすごく感動しました。
心の渋がとれるような素敵なシーン・・・だけど、自分はどうなんだろうって、ふと思ってしまいました。
2005年01月23日(日) 12時30分
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