ダークナイト
2008年08月03日(日) 20時32分

前作「バットマンビギンズ」はあまり期待しないで
観に行ってものすごくクオリティが高くて、
確か劇場には2回行った記憶があります。
「X−men」でブライアン・シンガーがしいた
「アメコミヒーローものもダークに、
シリアスに作っていいんだよ」
っていうレールをさらに昇華させてる感じがして、
このジャンルでは特に大人向け映画に仕上がってる
印象を受けました。
そして昨年の「プレステージ」はあんまり評判に
ならなかったけど、自分は大傑作!と思ったそんな
クリストーファー・ノーラン監督による続編は
予想通り濃密な映画になっておりました。
これもうヒーローもの逸脱してますよね。
どちらかというとクライムサスペンスに近い人間ドラマ
映画になっているような。
そして当然出来上がりは素晴らしかった。
廃れるゴッサムシティにバットマン=ブルース・ウェイン
(クリスチャン・ベール)はレイチェル(マギー・
ギレンホール)の恋人であるハービー(アーロン・エッカート)
の正義感溢れる行動に、街を彼に委ねてもいいと思うように
なってきた。
そんな頃マフィアにとって邪魔な存在であるバットマンを
殺してやると名乗り出た男ジョーカー(ヒース・レジャー)
が現れた。
タイトルのまんま、ほんとに全編ダークな映画で
ここまで救いの無い展開になるヒーロームービーも
珍しい。
前半はバットスーツに身を包んだコスプレヒーローが、
財力も必要な正義ではなく、精神的な正義を
生身の人間にも見出し、アーロンとブルースが内面で
信頼関係をどんどん築いていくのが爽快な展開。
ところが後半になるとそこをアッサリ裏切って
しまう展開を用意している複雑な構造の脚本に
なっています。
ヒース・レジャーがジョーカーやると聞いてとても
楽しみにした矢先の訃報だったので、今回観ていて
辛い・・というよりやはり勿体ないという気持ちを
強く持ってしまった。こんないい俳優がここで終わって
しまうのはほんとに大きな損失だと思います。
ジャック・ニコルソンのジョーカー像があるんで、
かなりやりにくい役だったと思うんですけど、
あれよりもっと普通の人に寄っていながら、
理解不能な狂喜をはらんでいるところが凄い。
自分の顔の生い立ちを言うたびに変えてるとか
細かいキャラへのこだわりもノーランらしいと思った。
この映画、アクションシーンも凄いんですけど
観たあとそっちよりもそうじゃない俳優の演技の部分
の印象が強く残る作品になってます。
前作もそうだったけど、マイケル・ケインは
映画に品格を与えてるなぁと思いました。
かなりスッキリしない展開なので、ハッピーエンドじゃないと
納得しないというアメリカで本作が大ヒットしてるのが
不思議なんですが、またノーランが続投するかどうか
そうなら今から物凄く楽しみです。
それにしても本作に関わった後ヒースは天に召されたし、
最近クリスチャン・ベールはニュース沙汰になってたし、
モーガン爺は車がクラッシュしたそうだし、
こういう事を考えてはいけないのかもですが、
題材が題材だけに何か不思議なモノが
作品に宿っていないか心配です。
kazuponの感想ー★★★★
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(当り前か!)





