舞妓Haaaan!!!

2007年06月17日(日) 0時04分


面白かった!ひたすら笑ってました。
とにかくテンポ良くてバカと楽しさと笑い!そういう映画なんで
細かい事考えずに楽しんでしまいましょう。
すごくふっきれた娯楽映画。
宮藤官九郎作品の中で、阿部サダヲの役は常に
ハイテンションな場合が多くて、
いつも脇なのに、あまりに面白くてウザくて目がいってしまう事
が多いんですけど、今回は初の映画主演でホントに出ずっぱり!
期待通りというか、いつものハイテンションキャラのまんま、
120分間突っ走る映画でした。
久々のニッポン無責任男ムービー。
好き嫌いあると思うんでダメな人にはとことんダメなの
かもですが、クドカン作品大好きな自分には贅沢な映画でした。
香港コメディ映画好きにもオススメ!ノリ近いよ。

鬼塚公彦(阿部サダヲ)は高校修学旅行の時に京都で迷子になり、
舞妓さんに遭遇。それ以来、寝ても覚めても舞妓の事しか頭に無い。
東京で働いていた食品会社から念願の
京都工場転勤が言い渡され、同じ社にいる彼女、
富士子(柴咲コウ)をアッサリ振って憧れの京都へ。
現金をどんと用意して、いよいよ夢に描いたお茶屋デビュー!
と思ったら、「一見さんお断り」というしきたりの為、どの店でも門前払い。
自分の勤める食品会社社長(伊東四朗)にお茶屋同行を懇願するが、
「それには結果を出せ」と言われる。やる気ない
京都発の新しいインスタントラーメンを売り出す提案をする・・。

阿部サダヲが演じるハインションなキャラクターというと
やたら胡散臭い「木更津キャツアイ」の猫田先輩が有名ですけど、
「タイガー&ドラゴン」のどん太とか、落語家で抱かれたくない男
ナンバーワンで、普段はアフロのズラかぶってるけど、ブチキレたら
カツラ取って素に戻る・・みたいなのは面白いなぁと思います。
クドカン脚本ではそんなハイなキャラでも素を一瞬醸し出す
場合が結構あるんですが、
今回は人間味の無いキャラクターのまんま。

全編テンション高く、走り回って、周りひっかきまわして、
そしてうっとおしいし胡散臭い。感情移入の余地はゼロ。
それなのに愛すべきキャラクターになってて、
こんな映画の主人公って珍しい?
この映画はクドカンが書く阿部サダヲの中でも、猫田、どん太
的なものをさらに誇張したようなキャラだと思いました。

先日観た大人計画の「ドブの輝き」は3部形式で、阿部サダヲ前半はクドカン脚本作で
同じ感じでひたすらハイテンションな検事でしたけど、
後半の松尾スズキ作のものでは何故か中尾彬風にしゃべる
中年社長を演じてました。(笑)
かなり幅の広い役をやれる器用な人なんですよね。歌もモノマネも上手くて、
「グループ魂」のライブなんかでは、もう完全にロックスターですし。
で、最近テレビのバラエティなんかでゲストで呼ばれてるの観ると
普段やってるキャラと真逆な物静かな感じ、あれも演技なのかもですが(笑)

その敵対する相手を演じてた堤真一がかなり面白かった。
彼の役も奇想天外キャラなんですけど、
元は関西出身だからか、阿部サダヲとのボケ合戦みたいな
のがものすごくハマってるんですよね。
「アホか」とか「ボケか」とかそんな言葉が自然なこと。
あと、生瀬勝久さんがやっぱり良かった。
後半髪の毛増えてましたよね?あれ^^

宮藤官九郎の脚本は、「お茶屋」っていうちょっと異質な文化を垣間見る
部分と、ありえないサラリーマン出世物語みたいな部分を上手くミックス
させてると思いました。あいかわらず設定ありえねーけど
メチャクチャでありながら芯がしっかりしてるのはさすが。
監督の水田伸生はテレビ「ぼくの魔法使い」で組んだ事も
あるんで、相性いいんでしょうね。
最初っから完全にエンタメ映画にするつもりで
作られてるんだと思いました。

カメオ的に登場する植木等さんの遺作になったこの作品、
偶然なのか必然なのか、植木さんが昔演じていた無責任男の現代版みたいな
映画になっています。
「コツコツやる奴ぁ、ご苦労さん!」と歌って演じてたた植木さんでしたが、
この映画の公彦は(描かれないけど)努力家。
でもラーメン開発成功させたり、プロ野球選手になったり、そういう
努力の過程は一切省かれてるのが面白いです。モンタージュもありまへん。
とにかくやりたい事の為には、とりあえず死に物狂いで頑張る!
とにかくポジティブシンキングな主人公。
クドカンは意外と「フリータとかニート」な人を応援しない(笑)
そうなんで、この映画観てオレも頑張ろう!
って人が出てくればいいですね。いないか〜。

京都ロケで知ってる所がたくさん出てくるのも楽しかったですね。
定番スポットが多かったけど。
自分はたまに京都行っても行く場所のせいなのか
そんなに舞妓はんには遭遇しないです。良く鴨川あたりで見かけるのは
舞子に変身!なんてお店でなりきる「コスプレ」な子たちだし。
すぐ判りますけどね。
昨日、琵琶湖に遊びに行って、帰りに烏丸でお茶してたんですけど、
映画みたいな修学旅行の団体がたくさんいたなぁ。「7班〜!?」で
はぐれた子はいたのだろうか。

kazuponの感想ー★★★★

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主題歌 グループ魂に柴崎コウが
「お・ま・え ローテンションガール」のジャケットのイラストは
松尾スズキ作。
カップリングの「嫁とロック」も名曲です。

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