リトル・ミス・サンシャイン

2007年01月09日(火) 1時17分


この映画を昨年のベスト10に入れられている方が
多くて、これは観ないと!と年明け映画1本目に選びました。
あっ正確にはお正月に「カジノロワイヤル」2回目見たので2本目。

みなさんの評判もなるほど!の
ダメダメな家族を描いた可愛らししいロードムービーで
ミニバスでの旅を通して、なんとなく今の自分たちよりも
ちょっと前に進める感じ。
全体を包む庶民的でコミカルな優しいトーンの
ロードムービーというと思い出される
昨年の「サイドウェイ」の家族版という印象を受けました。
解説読んでいるともっとドロドロしている話なのかな?
という予想に反して、観終わった後はタイトルのように
気持ちが少し明るくなる作品。


父のリチャード・フーヴァー(グレッグ・キニア)
は新たな成功プログラムが出版される事を目指して
家計の多くを事業に注ぎ込んでいた。妻シェリル(トニ・コレット)に
ヤク常用で老人ホームを追い出されたおじいちゃん(アラン・アーキン)、
家族が嫌いで航空パイロットになるまでは
口を利かないと決めている長男に加え、ゲイの恋人に
裏切られたので自殺未遂を起こしたシェリルの兄
フランク(スティーヴ・カレル)を預かる事になったそんなある日、
娘のオリーヴがミスコン「リトル・ミス・サンシャイン」
の候補に選ばれ、オンボロのミニバスでカリフォルニアへ全員で
向かうことになる。

ぱっと見は地味な感じなんですけど、
映画のメインとして黄色のワーゲンのミニバスが
走るビジュアルが強く印象に残ります。
このジョナサン・デイトンとヴァレリー・ファリス監督は
数々のCMやMTVを手がけた夫婦監督だとか。
なるほど、どおりで見せ方が上手い訳ですね。
映画のイメージ=黄色のミニヴァンと可愛いオリーヴ
ってだけで映画のほとんどが成功しているような気がしました。
夫婦共同監督ってそういえば珍しいかも。

低予算映画ながら、アメリカではステーヴ・カレル
が「40歳の童貞」の大ヒット前に撮影した映画って事で
話題になったらしいですね。コレもまだ観てないですが;;
役者陣は子役を含めて上手い人ばっかりでしたが、
自分はカレルが一番印象に残りました。たまに口に出してしまう
「世界一のプルースト学者」ってものすごく中途半端なポジションの
プライドが可笑しい。

映画の中はリチャードが持論もそうだけどものすごく
勝ち負けにこだわるタイプ。でも実は一番のLooserで、
救いが無い人ってのは観客に提示されていきます。
逆に彼からは最初から「ダメな奴」と烙印を押されてしまう
カレルが観客には一番マトモに見えるバランスがすごく
いいなと思いました。
ラスト近くのホテル受付へのダッシュがなんかすごく
可笑しかった。クールそうに見えて一番熱い?

あのちょっとオタクっぽい兄も、あのくらいの
年頃にあんな父親のいる家にいたらあんな風に
なっちゃうかなぁと一番リアリティを感じました。
「パイロットになりたい」なんて夢がやや非現実だし。
子供向きのミスコンをかなりリサーチしたらしいですが、
実際あんな不自然な笑顔の子供が沢山出ているの
かなぁと興味深いです。
ラストはドタバタで軽く終わっていくのも良かったな。
あの家族が娘のダンスをチェックする場面が全然無いのが
ずっと気になってたんですけど(笑)、これは絶対ハッピーエンド
だろうなって予測していたら、違う意味でのハッピーエンドに
なりました。

勝ち負けの気持ちはあってもいいけど、
そんな事よりも人にはいろんないい所が
あって決して競う事で図れるものではないって
テーマがラストの「コンテスト」にかぶって
素晴らしい脚本だと思います。

アラン・アーキンおじいさんがオリーヴに「お前は外見も中身も美しい」
って言う場面がありますけど、そのセリフがそのまま
ラストで誰かに捧げられてましたね。
家族にそんな言葉を言えるっていいな。

kazuponの感想ー★★★★

official site
http://www2.foxsearchlight.com/littlemisssunshine/

日本公式
http://movies.foxjapan.com/lms/

Kazupon Movie Index
  • URL:http://yaplog.jp/kazupon/archive/459
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>真紅さん

脚本けっこうベタなんですけど、実は洗練された
映像が得意な監督が撮った?からか、うまい具合に
作品となった気がします。
脚本賞なんか行きそうな気がしてます!
「40歳童貞」は見たいんですけど、劇場で
映画観るのが精一杯でDVDいつ借りようかなぁ
って思ってます!
2007年02月04日(日) 19時33分
kazuponさま、こんにちは。TB送らせていただきました。
この映画、私も脚本が秀逸だと思いました。いいセリフがいっぱいありましたよね〜。
オスカーの大本命ですけど、脚本賞とったらうれしいな・・と思います。
私も『40歳の童貞男』未見なので要チェックですね!ではでは。
2007年02月01日(木) 10時34分
>sallyさん

ヴァン+青い空に走って乗り込む!ってものすごく
頭に残るビジュアルが成功してますよね!
かわいいって表現がぴったりの映画でした。
自分もアメリカンコメディ好きなんで観たいと思いながらもまだ「童貞男」見れてません;;
元彼のシーンもありえないですけど、あのミスコンの
いかがわしさもちょっと誇張しすぎだと思ったんですけど、あのじいさんといい、長男の設定といい、
よく考えたらありそうで無さそうなものばっかり
なんですよね(笑)
2007年01月25日(木) 12時44分
kazuponさん、こんばんは。
この映画をイメージとして印象づける青空に黄色のバンのビジュアルがすごくかわいくて気に入りました。
映画もほんのり癒される、いい作品でしたね。

スティーブ・カレルですが、私的に『40歳の童貞男』はかなり外せない作品なんですけどまだ未見です〜。
(↑アメリカン・コメディ好き)
自殺未遂までしてるのに結構冷静に家族を見てるのが
可笑しかったです^^
でも元彼(?)と偶然出くわすところはありえなくて、唯一つっこみを入れたくなるシーンでしたが(笑)
2007年01月24日(水) 0時23分
>たまぽんさん

いえいえ、そういえばこの曲最近ニッサンの
車のCMでハマーの方が使われてますね。
昨日テレビで流れてたので気づきました。
よく考えたら石橋サンより、最近香取慎吾がハマーの
ネタやっててこれ流れてましたね。爆笑した人は
そっちの方思い出されたのかもです。
また気が向けばどうぞ書き込みしてくださいね。
大歓迎です〜
2007年01月22日(月) 7時31分
たまぽん
ジャンプして曲を聴けるようにして頂いて
どうもありがとう!!早速きいちゃいましたよ^^
感動が蘇ってきますね〜
早くDVD化しないかな、そうしたらもう一度借りて観るつもりです。
kazuponさんの映画評価で、私が次に観たくなる映画が見えてきます。
又ちょくちょくおじゃまします。これからもよろしくお願いします!!
2007年01月20日(土) 21時03分
>カヌさん

ほんわかいい映画でしたね〜
「サイドウェイ」は後でいい映画だったと
じわじわくる作品でしがが、こっちはもうちょっと
カラっとした感じでしょうか・・。
ダンスの場面は
あのおじいちゃんですから想像ついただろうに
って思うんですけど(笑)
アラン・アーキンよかったですね^^
2007年01月19日(金) 7時21分
こんばんは。やっと観ましたよ〜
本当に皆さんの評価が高いのに納得です。
私も『サイドウェイ』を思い出しました。
年末までに観てたら、ベスト10に入っていたと思いますよ。
>家族が娘のダンスをチェックする場面が全然無いのが〜
これは気になってました!祖父さんにまかせっきりで大丈夫かと(^^;
2007年01月18日(木) 23時06分
>たまぽんさん

いや〜そうなんですか?映画ブログは素晴らしいのが沢山あるのに、少しでも参考にしていただいてるなら嬉しいです!ありがとうございます。
結構ネガティブ全開ストーリーなのに、爽快感のある
不思議な作品ですよね(笑)
あの曲ですが、自分もうろ覚えでハマー?
と思って今調べてみたら、そうそう
Rick Jamesって人の"Super Freak"って曲でした。
もちろん映画のサントラにも収められてるよう
ですが、こんな濃い80年代らしいファンク
チューンです↓アマゾンで少し聞けますよ!5曲目。
Super Freak♪
やっぱりMCハマーがカバーしてて、
"U Can't Touch This♪"←ってタイトル
確かとんねるずの石橋貴明がマネするときに
かかっていた?記憶があるんでその人笑ってたのかな?(笑)
凄く印象的なベースラインで
ひょっとしたらアメリカだとストリップの定番
BGMなのかもしれないですねぇ(笑)
これに懲りずに気が向いたらまた書き込みして
くださいね!
2007年01月18日(木) 20時44分
たまぽん
こんにちは。初めて投稿しています。
・・といっても実は前からここのHPはお気に入りに入れて、毎日楽しく見させてもらっていました。
だってとっても映画評が深くって「なるほど〜」と感激するのですもん(^^)
このブログを見て私もLittle miss sunshineを見てきました。とっても後味の良い素敵な映画でした。
実はどうしてもわからないことがあって今日は勇気を出して投稿することにしました。
あの、最後にダンスをした時の音楽って
ヤバい系の振り付けとかあるのですか?
あのイントロが流れた時に大うけしている人がいたんです。
音楽は聞いたことがあるんですが、誰の、なんだっけな〜?プロモが映像的にマズイものなのですか?
そこで笑えなかったのが悔しかったので、
音楽についてご存知だったら少しばかり教えて頂けたら嬉しいのです。
2007年01月18日(木) 19時32分
>kenkoさん

あれだけ評価高いし、評判聞いてると自分に
合いそうな映画かなぁと^^実はああいう
ネガティブな登場人物はあまり好きじゃないんで
すけどね(笑)鉄コンみたいな本気なアウトローの
ほうが好みかも・・そういうなりきれないダメ
加減があのおにいちゃんとか、おじさんとか、
面白いですよね^^

>きららさん

結構関東からは遅れて公開だったんですけど、
いい映画でした!
なんでも脚本家はシュワルツネッガーの
「オレのキライなものは負け犬だ」
っていう言葉に触発されて書いた脚本らしいですよ。
ロンドンどうでしたか?またのぞきに伺います!

2007年01月18日(木) 8時41分
こんにちは〜☆

かなり遅くなってしまい、すみませんでした!!

映画、良かったですよね!
ダメダメ、でも頑張る!そんな中にもきちんとメッセージが込められていて、、、
何気にあのじーさん良いやつだし!
すっごくほんわか〜愛らしい作品でした☆

来週あたりからはきちんと復活しようかと思っていますので、またよろしくお願いしますね☆
2007年01月18日(木) 6時11分
kazuponさん、こんにちは☆
私もブロガーさん達の高評価を見て慌てて観に行ったのでしたw

フーヴァー家の皆さんはそれぞれに魅力的ですが、
私が一番気になったのは無口なお兄ちゃんでした。
「みんな大嫌いだ!」とか言ってる…いや書いてましたけど、
冒頭食卓に叔父さんと並んだ時点でどうも似た者同士っぽくて
気が合いそうな雰囲気がするのがイイですね!
血は争えませんわ☆
2007年01月17日(水) 12時08分
>Hitomiさん

家族の全員が何かに挫折したり夢が叶わなかったり
なんですけど、それがどうした!そんなことより
愛があればいいしまたいくらでもやり直せるってラストがとてもよかったです!

>睦月さん

おおお!(笑)観ました!
よかったです〜!
派手でベタじゃないけどだんだん伝わってくる映画
に弱いのでこの映画は予想はしてましたが
やはりツボでした(笑)
観た人が元気になる映画っていいですよね!

>rabiovskyさん

確かにあれがハイエースとかだったら
いや結構面白いかも(笑)
日本が舞台だったら渋滞がネタとして出て
きそうな気がします。
ほんとかなりネガな話なのに爽快感があるって
不思議な魅力の作品だと思いました。
2007年01月14日(日) 15時15分
>charlotteさん

多分自分の周りで映画作ってもおっしゃるように
こんな感じになるのかもしれません。
フツーだと思ってる人もハタから観たら滑稽という
感じなんだと思いますし。
そうか〜映画祭監督夫妻来られてたんですね!
こういうときいつも東京がうらやましく思いますが、
さすがに500キロバス運転して映画祭に行こうと思わないですよ(笑)

>acineさん

自分もずっと見たかったんですよね。
映画祭の頃から評判になってたのは聞いて
ましたし^^
あのコンテストはちょっとほかの出場者を
極端にしすぎた所だけは実は不満点なんですよ。
あれがなかったら実は満点挙げたい映画なんですよ
ね〜。
2007年01月14日(日) 15時11分
>なななさん

観ました〜いや〜これ好きですよ!
好みがバレてますね(笑)
タイトルとコンテストがちゃんと映画のテーマに
かぶさっている所が上手いと思いました!
キャラクター濃いですけど、どんな人にも
いろんな面があるって映画でしたよね。
そこが気に入ってます。

>migさん

そろそろ正月映画も終わっていくころなんですが、
いい映画でスタートできた気がします(笑)
自分も見終わった後資料読んで、あの童貞男のポスターの人だって知りました。いや〜奥の深い俳優さんなんですねぇ!

2007年01月14日(日) 15時06分
こんばんは。
あの黄色のワーゲンミニバスがないと成立しない映画ですよね。
あれが日本車のミニバンだったら面白くないですよ。
キャラの濃い、一癖ある家族が乗っているのがミニバスで向かうは
子供たちのミスコン会場 それもちょっと微妙な容姿のオリーブが
真剣に優勝を目指していて それを家族がサポートするから崩壊して
いる家族が再生できるのでしょうね。
またダンスがアレだから(笑)お祖父さん直伝ですよ!
いろいろあったからこそ最後には爽快感を感じ気持ちいいんですよね〜。
2007年01月14日(日) 1時23分
こんにちわ!

おおお!ご覧になられましたね!?
良かったでしょお?
素敵な作品でしたでしょ!?
派手さはないのですが、
何気にとてもよく出来た脚本と
さりげなく散りばめられた
ブラックユーモアがスパイスになっていて、
ホント良作でした♪

何度でも観たくなるような、
元気をくれる映画でしたね。
2007年01月11日(木) 9時14分
kazuponさん、こんばんは。
家族みんながダメダメで強烈キャラなんだけど、なんか憎めなくて。
しかも最後には家族それぞれが答えを見つけひとつになっていってて良かったです。
またあのミニバスがいい味だしてますよね。あの車だからこそ家族の絆が強まったのかなって思います。

私のお気に入りキャラはやっぱおじいちゃんです。
2007年01月10日(水) 21時13分
私もやっと年明けて見ることが出来ました。
キャスト、みんな良かったですよねー。
特に伯父と甥のあの関係が良かったです。
冒頭の”ウェルカム・トゥ・ヘル”ってメモもおかしかった。
そして、オリーブちゃんがなんとも可愛かったです。
彼女のダンスそんなに問題あり?!化粧しまくって
媚売りまくる方が、問題ありって感じしましたけど。
それにしても、あの選曲!ウケました。
お爺ちゃん、やるじゃん・・・!って(笑)。
2007年01月10日(水) 10時07分
こんばんはー。
ワーゲンバスも含めてキャラクター全員が個性派ぞろいで、もう逆にこんなのありえない!って思ってしまうんですが(笑)、一人一人をよく観察すると普通にその辺にいそうな感じなんですよね。
オリーブちゃんとおじいちゃんの練習風景をひたすら隠し通しているのが、「あやしー」とは思ってました。ぷぷぷ
ロードムービー大好きだからただそれだけで見に行きましたけど、これはもっとどとばた喜劇風で一般ウケしそうだなあと思ってましたよ。
ご夫婦監督のQ&Aも伺いましたが質問もたくさんあがり、終始熱いトークと笑いの渦でした〜。
TIFFでは最優秀主演女優賞を取ったアビゲイル・ブレスリンちゃんは、まさにリトル・ミス・サンシャインです!
2007年01月09日(火) 22時59分
kazuponさんー☆

1本目にいい映画観ましたね♪
皆キャラが濃くてよかったですねー。

ほんわかして良かった☆
踊りも意外なカンジのはっちゃけさで(笑)
スティーブカレル、ほんと化ける人ですよね!
わからなかったー
2007年01月09日(火) 21時17分
kazuponさん、こんばんわ〜♪

観ましたか〜♪
kazuponさんは何となく好きなんじゃないかなと思っていましたが気に入っていただけた様子で♪
まずタイトルがいいですよね〜!「リトル」って付いてる所が何か好きです(笑
どのキャラクターも濃くってびっくり家族でしたが見ているうちに逆に愛しくなってくる不思議な人たちでした。
ラストは違う意味でハッピーエンドで♪
でも観終わった後に気持がとても気持ちよくって何だか嬉しくなった映画でしたのです。
2007年01月09日(火) 21時04分
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映画の感想を中心に大好きな音楽の事や、どうでもいい話もテキトーに綴っております。
感想はネタバレ確実にしてますのでご注意を!
たまにdrummerもやってます。
コメント&TB大歓迎ですが、
最近忙しくTBはマトモにお返し出来ず申し訳ありません。

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