キング・コング

2005年12月17日(土) 1時41分


期待通りかなり面白い映画!
3時間もあるのでどっと疲れました。(笑)
最初の1時間位は、あれ?やけにマッタリ進むなと思いましたが、
コング登場から先は、ず〜っと遊園地のライドに乗ってるような、
クライマックスが延々続く作品。

上のポスター、鑑賞前は何となく違和感を感じたんですけど、
このコングの表情がとても印象に残る映画なんですよね。

とにかくコングがカッコよく、そして侠気を感じる作品。
これって体育会系と文科系の男がプライドをかけて彼女を取り合う!
とそういう映画ではないかと思いました。
勿論コングは硬派体育会系。ケンカの強さと男は黙って無口!アピールでぐっと
彼女を引き寄せます。
で文化会系の脚本家は頭使っていい所で助け舟出してさらっていっちゃいます。
ナオミ・ワッツ扮するアンはどっちに最終的に落とされるタイプなのか?
その対比の為に、コングのベちゃ鼻と正反対の鼻を持つエイドリアン・ブロディ
にオファーしたのかな?と思いました。(笑)

うっすらと観た記憶しか無いんですが、かなりオリジナルに忠実に作っている
印象でした。元は1時間40分の映画を3時間にしている割には新しい要素は
あまり無くて、それぞれの見せ場を上手く引き伸ばしている感じ。
76年版もコングの表情にこだわってた記憶がありましたが、
ジャクソン版は微妙な心理状態まで伝わってくるような表情の豊かさを
感じました。

それにしてもこういう映画はどれだけ「こりゃ観た事ないなぁ」って映像を
叩きつけられるかがポイントのような気がしますが、もう降参といいたく
なるくらい、見せ場のつるべ打ち。
ちょっと「ジュラシックパーク」を引き合いに出されるかもしれませんね。
ホントはもっとニューヨークに到着してからのシーンが沢山見たかったけど、
それでもビルをびょーんと飛ぶ所とか、氷の上をつつーっと滑るシーンなんかは
顔がほころんでしまいます。
一番好きなのは劇場のイスをだーっ!ってやっちゃう所とか。
CGでリアルだけど昔ながらの特撮っぽいアナログ感もあって最高でした。

↓下に続きます
ピーター・ジャクソンのこういうジェットコースター系映画は
怪作(褒め言葉)「ブレインデッド」以来のような気がします。
見せ場の連続はさすがです。
少しだけ気になったのがドラマ部分の演出がコメディなのかシリアスなのか
ちょっとハッキリしない中途半端な感じがしたんですよねぇ。

確かニューヨークのショーにアンが出ない設定はこの新作で作った設定
かな?彼女の誠実さが強調されて良かったかもしれません。

ジャクソン監督は日本の怪獣映画好きなんでしょうか?好きに違いない!
オリジナルのリメイク+東宝ゴジラシリーズ!っていう印象も受けたので。。。
原住民がウソ臭いのは、定番ぽくわざとやってるように感じましたし。(笑)
そういう秘境の原住民とか怪物の登場を時間的にはドラマでじらされちゃう!
ってのも全てがオリジナルが原点なんですね。。t
チビッコ達はどうか最初の1時間はおとなしくガマンして観てね!^^

ナオミ・ワッツがこんな役やったのは意外でしたがとても良かったです。
彼女、主役なのにとっても台詞が少ない役だったと思いませんでしたか?
コングにも一言くらいしか、話しかけないんですよね。言葉はいらないのかぁ。なるほど。
ジャック・ブラックは、この作品で一気に日本でも知名度上がりそうですね。
こんなに印象に残る濃いキャラはそうそういないですし。

そういえばさんざん劇場の予告編で何度も観た
髑髏島でカメラ回すジャックが「Screaming For your Life!」
ナオミが「キャー!」って言ったらコングの声がガオー!って
のと同じシーンが無く、違う演出のものが使われていましたね。

以前「興行師たちの映画史」という本を読んだんですが、
映画が発明されて興行が始まった初期、ジャック・ブラックが撮ろうとしていた
秘境ものがブームだったんですよね。
1930年代というのは、まだまだ「ちょっと珍しいもの」でお客が
呼べて一攫千金のお金儲けが出来たんでしょう。
不況で劇場から客が遠のいていた頃に「興行」という一種時代が
生んだ怪物のような世界から生まれた悲劇。
初公開時、誰もが度肝を抜かれた「興行」作品を
最新の技術で度肝を抜くような映画に仕上げたジャクソン監督は
オリジナルが大好きなんでしょうね。
コングを観に劇場に来た観客のように、自分も「無いもの」を観る為に
映画館に座っているのかなぁと思いました。

(ここから追記)
ピーター・ジャクソンが何故今リメイクしたのかラストの9分?
で判るとか言ってるそうですね。何故だか判りません(笑)
ニュージーランド人のPJ監督。
ひょっとしたらやっぱり戦争や権力批判的なものなのかなぁと。
76年版のコングはテロで倒壊したWTCに昇って息絶えました。
オリジナル通り当時は世界一の高さだったエンパイア・ステートに昇るのは、
やはり「一番目立つ場所だから」なのかなぁと。
地面で屍となったコングに群がる取材陣や、警官が記念撮影
撮ってるのとかは、イラク戦争で問題になった兵士の記念写真なんかに
自分は似てると思いました。
別に悪い事は何もしてないのに、勝手に領地に入り込んできて
見世物にされて殺されてしまう。
どこかの国がやってる事とそっくりですね。
オリジナルも元々そういう悲しい話でした。

自分もコングと同じで高い所から景色眺めるの大好きです!(バカ?)

kazuponの感想ー★★★★

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