セブンソード

2005年10月01日(土) 23時23分


久しぶりにツイ・ハーク監督作が観れる!
しかもの武侠もの!で香港映画でありながら
「HERO」以降、このジャンルがよほど商売になるのか、
メジャー経由の作品なのでシネコンの大スクリーン!

しかも聞くところによると
それぞれ特殊な剣を持つ7人の剣豪が登場して
弱きを守る「7人の侍」のような話だとか。
で、中国では大ヒット!
タイトルは「七剣」!おぉかっこいい!

もうこの情報段階で期待大!100パーセントだったんです。
しかし。。。。。

あぁぁぁぁぁぁぁ。。
惜しい〜〜〜〜〜〜〜 と思える映画でした。
ハッキリ言ってこの作品、とっても判りにくい仕上がりに
なってしまってるんです!
これだけ映画的にワクワク出来る題材なのに。

とはいえ7頭の馬がカッコイイ音楽をバックに
大地を駆けるシーンや、それぞれの特殊な剣の特徴、
まるで近未来SFに出てくるような風化連城の軍団のイメージ、
そしてアクション、そのパーツたちはとても素晴らしく、
それだけでも観る価値があると思います!


武侠アクションが好きな自分はとっても楽しめたんですが、
「面白い映画だよ!」と人に薦めにくい内容の判りにくさと、
アクション娯楽映画としての肝心のストーリー運びがちょっとイマイチ。
「ブレード/刀」みたいな判り易い武侠、「刀もの」映画を撮った
ツイ・ハークなのに、今回は予算ありすぎて、やりたい事詰め込みすぎて
散漫になってしまったのかなぁと。。惜しい!惜しい!

ひょっとして、撮影した尺はこの何倍もの内容があって、
編集段階でやむなく、かなりはしょったのではないかと思いましたが、
(それでも2時間半!)
後でパンフ読むとなんでも4時間版のDVDの準備があるとか。。
やっぱりなぁ。

実は、鑑賞前はツイ・ハーク監督の映画で、武侠もので
中国でヒットしたらしいメジャー系の映画だって事しか知らなかった
んですよ。誰が出てるかもノーチェックで観に行きました(笑)
中華圏の俳優は有名どころは多少は知ってるつもり
だったんですが、始まってかなり経過するまで
レオン・ライ、ドニー・イェン、チャーリー・ヤンが出ているって
気付かなかったんですよ。(笑)うはははバカです。でも
それくらい誰が誰か判りにくい映画じゃなかったですか?

↓下に続きます
肝心のアクション場面では寄りのカメラワークを何故か頻繁に
使っていてキャラが複数いるので、誰と誰が戦っているのか
一対一以外の場面は判りづらい。
また背景や人物描写がメインの数人を除いて希薄なため
7人のキャラクターそれぞれに感情移入出来ない気がしました。
俳優陣は個性豊かな人だったと思うので、そこが少し残念です。
また、あの愛馬を逃がす場面のように、馬に対する思い入れの
経過を深く描いてないのに唐突にドラマチックにしようとする
演出も気になりました。

女性陣では特に風化連城側の白塗り女は良かったですね
彼女チェン・ジァジァはチャーリー・ヤンのアクションシーンも
担当しているらしいです。すごい!
あと高麗(韓国)の囚われた女性・緑珠を演じたキム・ヨソンが
美しかったです^^

7人のリーダーを演じ、武術指導も担当するラウ・カーリョンは
香港アクション映画の歴史的人物。
「キル・ビル」のリュー・チャーフィーの代表作
「少林寺三十六房」やジャッキーの「酔拳2」の監督、
古くはブルース・リーの空手映画の前にブームになった
ジミー・ウォングの片腕剣士ものの武術指導も彼。
その彼とツイハークによると「HERO」等では連発されていた
ワイヤー・アクションでは無く、重みのある生身のアクションに
拘ったとか。なるほど、その分派手さはないけど、
スリリングで痛さが伝わるようなアクションが多かった
ように思いました。
熊欣欣(くまきんきんと言われてた^^)も武術指導に
かかわっているそうですね。名前見つけて懐かしかった^^

そういえばエンドクレジットで黄百鳴(レイモンド・ウォン)の名前も
久々に見つけたんですけど、こんな映画もプロデュースするんですね!
いや、この人って旧正月映画で「ごんふぇいはっつあい!」って
ラストに言うサザエさん一家みたいなオールスター映画
ばっかり作っているというイメージがあったもんで(笑)

やっぱり長尺版を観る必要があるのかな?
「7人の侍」がモチーフになってるのは判りますが、
黒澤映画だと映像的には後年の「影武者」あたりの影響が
大きいのではないかと思いました。
また「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズを
結構意識して作ったのでは?
侵略者に怯える民族を助ける為に立ち上がる伝説の7人!
とか言う話でしたしね。続編作ろうと思えばいくらでも
出来そうですもんねこれ。

それにしても仲間が敵地に軟禁されたら、一人も村に残らず
みんなで助けに行くとはどういう事なんじゃ(笑)
とあそこだけはどうしても納得出来なかったんですけど、
あの段階で奇襲かけらえれら終わりじゃないですか;;

中国、香港って第一線の監督がこういう歴史スペクタクルアクションを
作ってくれますよね。チャン・イーモウしかりツイ・ハーク、
アン・リー。もちろん海外マーケットで活躍出来ているってのも
あるんだろうけど。
日本は黒澤監督亡き後、ここまでスケールが大きい娯楽時代もの映画が
少ないですよね。
山田洋二の作品は時代人情映画だし、、、。
特に若い世代の監督が作る斬新な時代劇の「娯楽映画」が観てみたい
んですけどねぇ まだ観て無いけど「SHINOBI」は
どうなんだろ?
あ、「REDSHADOW/赤影」みたいなカッコイイ映像を観せたいだけで
内容がスカなのはダメですよ!娯楽映画になりうる作品。
ちょっと考えてもこの人!って思える監督がいないんだよなぁ。

自分は楽しめた作品ではありますが、
オススメはちょっとしづらい映画かもしれません。
香港武侠アクションがお好きな方でしたら映像と
キャストだけでも観る価値あると思います。

とはいえこの映画アメリカで受けそうな気がする。。

kazuponの感想ー★★★1/2

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Seven Sword(2005)@imdb

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「セブンソード 特別版」DVD@amazon

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