宇宙戦争

2005年06月30日(木) 0時05分


スピルバーグやっぱり凄いわ。僕は好きですこの作品。

まず始めに、正月映画「キングコング」めちゃくちゃ面白そう!
そしてピータ・ジャクソン監督!えらく痩せててびっくり!
「キングコング」の予告が冒頭に流れるんですよ!
ジャクソン監督まさかCGで痩せたのか!

このブログの感想は基本的にネタバレしてますけど、
この映画の感想もネタバレせずには書けないので、これから
ご覧になる方はどぞスルーして下さいまし!

夏休みSFX3部作(そう言われてるかどうか知らないけど)
の期待の一作で、とても賛否別れるのではないかと思います。
個人的には満足!お金かけまくったB級SF映画ですよこれ。
いや、SF映画というより70年代パニック映画の
ノリに近いです。

冒頭のレイ(トム・クルーズ)の前妻との間に生まれた二人
の子供とのイマイチな関係が単純明快に説明された後、
(この辺ダラダラ描かずに、間接描写で判らせるのはさすが)
後は恐怖の連続のジェットコースタームービー。
最近ライトコメディが多かった、
スピルバーグのこういうのってかなり久しぶり
な気がします。

最初の街の地面〜建物が次々と壊れていって
トライポッド登場〜攻撃開始!ってまさに怪獣映画
みたいですが、ここまでホントにありそうなのは初めて
観た気がします。このパニック開始冒頭30分くらいはほんとに
凄まじい迫力で、完璧に近いと思いました。

今みなさが住んでいるお宅の窓をちょっと開けてみて
空を見上げると、黒雲が立ち込めてて、見慣れた
ビルが急に爆撃され出したら!っていうのが仮想体験
出来るような作品だと思います。また、地下室に避難して
爆撃される音と光だけで様子が判らない描写など、
戦時下にいきなり攻撃された街の人の恐怖ってこんなカンジなんだ
ろうな〜とも思いました。

映画の視点はほぼ主人公トム・クルーズの視点。
下から見上げるようなトライポッドも恐怖ですが、
襲撃が始まると、全く外部からの情報が遮断されてしまいます。
その中で、彼は人助けをする訳ではなく、ひたすら
自分と子供二人だけを守るために逃げまくります。

↓下に続きます
これが今までのハリウッド娯楽映画や特撮映画だったら、
撃退対策の連邦会議場面が挿入されたり、
世界の被害状況が出てきたり、道中助け合うドラマがあったり
恋愛がからんだり、、、それが一切無いんです。
また、あの息子が船で乗れない人を助け
ようとしているのを呆然と見ているだけのトムの絵って
フツウじゃやらない場面だと思うんですよ。あれは何かの
比喩的象徴に感じたんですけどね。
あくまでも「被害体験」を体現できることにこだわって
いると感じました。

「シンドラーのリスト」や「プライベートライアン」を撮った
スピルバーグですから、何者かが急に襲ってきたとしたら、
人間は無力で、成す術が無くなる事!を描いてくれるのではないか
と思っていましたけど、まさにそんな映画です。
もっとあからさまな反戦映画になるのかと予想してた部分は
ちょっと違ってましたけど。

丘の上にトライポッドが発光しながら数体攻撃してる構図とか、
昔ながらのSF映画やSF絵本?のような構図があるかと
思えば、踏切を炎上列車が通過するシーン等、今まで
観たことの無いような映像もかなりあったと思います。
今年になってから、LDで(笑)オリジナルの「宇宙戦争」
は見ておいたんですが、(それについてはここ)
この映画リメイクでは無いと聞いてましたけど
結構オリジナルの有名なシーンを再現している
所、例えばカメラアイのような触手が家の中を探索する
所や、冒頭とシメをナレーションでやっているのも
そのまんまなので、やっぱり原版はスピルバーグも
好きな映画だったんでしょうね。
しかしまさかあの「はあ?」ってなる最後まで一緒に
するとは思わなかったよ(苦笑)

ちょっと残念なのは、ティム・ロビンスのエピソードが
出てくるあたりでちょっとテンポがだれてしまう事。
恐怖の連続が密室劇っぽくなってしまうのが残念でした。

エンディングがオリジナルのままなのと、タイトルから
想像する映画と違っていたものだったので、そのへんが
評判を下げている気がしてますが、自分はスピルバーグの
やりたかった事が実現出来ていたのではと思います。

オリジナルにも似たような場面があったんですけど、
群集が自分が我先にという気持ちが強くなって
車を襲ったりとか、暴動スレスレになるシーン。
阪神の震災を経験している自分から言わせて貰うと、
人間は極限状態になると、ああはゼッタイならないと
思います。むしろ助け合う方に向かうと思うんだけどなぁ。

トム・クルーズは結構終始かっこ悪い役で、こういうのは
初めてじゃないかな?
またこの映画、荒唐無稽なトンデモ映画と紙一重の魅力(笑)
もあります。ちょっとシャラマン監督の「サイン」が
頭をよぎってしまった(笑)
そういえば今思うと「マーズ・アタック」ってふっきれた、いい
映画だったよなぁ。ティム・バートンは偉かったよ。

そうそう!大阪では倒したんですよねトライポッド!(笑)
大阪の劇場ではちょっと笑い起こってましたよ!

kazuponの感想ー★★★★

http://www.waroftheworlds.com/

War Of The World(2005)@imdb

「宇宙戦争」1953年版の感想

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