反転する宇宙

April 16 [Mon], 2018, 20:58
カユキのブログをご覧になっている少数派の皆さんこんにちは。

完全なる自己満足と自分の楽曲褒めちぎる文字の羅列で本日もお送りします。笑

先日このブログをメンバーが発見(?)してスタジオ帰りに「なにこれカユキさんがしゃべってるまんまみたいな文章ww」って言ってて(笑)、まぁ・・・その通りだな、と。実際ね、ほぼほぼしゃべってるまんま書いてますね(笑)、声に出してるわけじゃないけど。でもこれ、曲のこと言ってる時はわりと時間かかってるんです。なにせ記憶力がないので音源じっくり聴いて思い出しながらなんだっけなーって振り返るのに相当な時間を・・・。あと、途中で疲れてきてソファでゴロゴロ転がって相当な時間を・・・笑
いざ振り返ると曲に対しての思い入れとか、作ったときの心境とかこだわりとか諸々再確認できて、その後の歌の表現なんかにも反映されたり、良いこともけっこうあるんです。やってみたらやってみてよかった的な。

ただ、最近は文章を書くことが増えて・・・
というか全部メルマガのせいなんですけど←

メルマガ登録してない人は知らないかもなんだけど、2月くらいからメルマガで不定期だけどわりと頻繁にメンバーのコメントが配信されるようになって。これ、ちょうどワンマン前だったから勝手にワンマンまでの企画だと解釈してたんだけど、ワンマン終わってからもガンガン続いてるから「え?なんでまだ続いてるの?!」って(笑)
だからけっこうプレッシャーなんですよね、一応期限が設定されてて、締切過ぎてます連絡がきた時のあの冷や汗ったらないですわ。ナルシスフライヤーコラム、Cureのジェナイトコラム枠、新規登場した「漆黒ののぞき穴」、そしてわしが個人的にやってるコレ(←一番しんどいやつ笑)

文章好きなんでいいんですけどね、コラムはネタがないとキツいので、超長文だけどここが一番気楽っちゃ気楽です。なにせ、締切ないし自由だし、一年書かないときもあるし←

高校卒業してすぐにバンド始めた自分にとって、「自由」っていう言葉というか状況がとても素晴らしいものだって思うことが多いなと感じてます。自由であることって、それだけ自分の行動に対する責任とか判断とか重圧とか、すべて自分に降りかかるっていうことに対しての覚悟だったりとか、いろいろと伴うこともあるけど、それでも自由ってすばらしいと思うのです。
今は・・・、わりと自由ではないかな。それがとてもツライけど。だいたい皆そんなもんだとも思って勝手に納得してる。そして性格上、それでも必死に自由を求めていて、まわりにたぶん、迷惑をかけている・・・。笑 

日常関わってる方なんかと話してると「学生に戻りたい」とか「学生の頃が一番楽しかった」とかよく聞くんだけど、俺にとって学校生活って「規則」とか「ルール」がとても多くて、周りと同じことをしなきゃいけない風潮だったり、「規則だから」「皆がそうしてるから」という理由だけで動かされて、自分が本当にそれが良いと思って決めたわけじゃないことや理由が明確じゃないのに検証がまったくないまま従わなければならない状況だったりっていうのがすごく苦痛で、「絶対に学生にだけは戻りたくない!!」と思うのです。

かといって20代は金なさすぎてツラかったし、戻りたい頃なんて特にないかな(笑)今が一番いい。

なんか・・・

なんの話してたんだかわからなくなっちゃった!もう着地点もわかんないし。

しょうがないので参りますかーw


反転する宇宙


「The 憂佑曲」に「カユキ節」が見事に合わさった楽曲ですねー。

以上。それではまた次回。




なんつって。


先日行われたワンマンの2回目MCが憂佑&零牙のターン(理由はカユキが「オレンジ〜心臓〜RAINY」でガッツリ消耗する喉を回復させたいから、という笑)だったんですが、そこでやった企画「メンバーが気に入ってる曲ランキング」でカユキ・憂佑がともに「1位」に選んだのがこの「反転する宇宙」です。

あのランキングはメンバー皆発表まで内緒にしてて、打ち合わせたりは一切ないんですけど1位がかぶりましたね。さすがにその日発売の「生命」を誰も入れないのはまずいので、そこだけは確認したんですけどちゃんとランキングに入っててよかったです。

なぜ二人が1位に選んだのかっていうのが今回明らかになるんじゃないかと思います。


まず言いたいのは、この曲が生まれたのはとんでもない「奇跡」の連続だった、ということです。


原曲では「宇宙」っぽい感じがほんのりとびみょーーに微かにさりげなくあったものの、サビの「いきなり転調」とBメロの「エレクトリックパート」、1サビ後の「いきなりテンポアップ」など、作曲目線からするところの「はぁ?!」というよう
なギミックの詰め込まれ感のほうが目立ってました。
そんな特殊素材をぽんと置かれて、「はい、それではこれを調理してください、レシピはないでーす」っていうような、「なんて無茶苦茶な・・・」という印象が最初でした。

ちなみに「原曲」って言ってるけどイメージしづらいと思います。原曲では歌メロが憂佑氏の「ラララ〜♪」で、シンセなし、ベースアレンジなし、ギターはメインフレーズのみで細かいアレンジはなし、というような簡単なものです。特にシンセなしというところはこの曲にとって大きな欠損部分だと思うので、皆さんは「シンセナシ・歌詞ナシの反転する宇宙」をイメージしていただけると。

で、そんな原曲を聴いて、その「ほんのり宇宙っぽさ」を感じ取った俺が、「俺さ、この曲、宇宙をコンセプトにした曲にしたいんだけど」って憂佑氏に言って、彼も「オレもそんな感じのイメージだった!」ってなって、じゃあそれでいこう!ってなったんだけど
その「宇宙っぽさを感じ取れたかどうか」がこの曲の大きな分岐点であり「最初の奇跡」だったと今でも思います。


で、その後すぐに「反転する宇宙」っていうタイトルが頭に浮かんだんだけど、皆さんも最初にこのタイトル聴いた時に「え?」って思ったはずなんですけど・・・
俺も思ったんです。「なにそれ」と。笑

浮かんですぐ、いやそれはない、と、ボツにしたんです。ここは格好つけて「なんちゃらかんちゃらUNIVERSE」みたいなものにしよう・・・と。
でも、イントロ〜Aメロ〜Bメロの部分が「反転する宇宙だ!」って俺に語りかけるんですよね。けっこう強めに言ってくるんです。一応次のスタジオでメンバーに「タイトルなんだけどさ、反転する宇宙 ってどうかな?」と、だいぶ勇気ふりしぼって言ったんです。そしたら、すげぇ苦笑いみたいな変な顔してメンバーが「でも逆にいいかも!」ってなって。その変な顔と「でも逆に」ってなんなんwって思ったけど笑、確かに「でも逆に」ね、なにそれと思われるくらいがちょうどいいし、イントロからBメロまでの部分が「反転する宇宙だろ?それしかないだろ?!」って俺に言ってくるからもう俺もコレしかないと思ってて。「普通」とか「ありきたり」から抜け出すなら、その道をゆけ!っていう感じで。

タイトルがそこで決定した瞬間に俺の脳内がスパァァーーーンってはじけました笑。

世界観から何から全部降りてきて。イメージですべてが完璧に組み上がっていくのを感じました。
ここからはもう、奇跡の連続で。

アレンジ作業で、いかにこの曲を「反転する宇宙」に仕上げるか。もうこの時点で次回レコーディング日程まで1ヶ月切ってて。
そのほとんどをシンセ系の制作とボーカルメロディの修正にかけました。
一番のキモは、イントロ〜Bメロまでの、まさに俺に「反転だろ!」と語りかけてきた部分で。この部分をいかに「反転」させるか、というところでした。ゴリゴリのバンド・サウンドから一変して突如現れるエレクトリックパートをどうにかして無重力の宇宙空間にするかを追求しました。
そしてサビで表現されるであろう広がりと切なさ、暗闇と、そこに浮遊する無数の小さな輝き。

ボーカルメロディは、憂佑氏の「ここはこれ」と「ここは変えていい」っていうポイントがたぶんあって、確かBメロ後半と、ラストのハーフリズムのところを変えたと、思う。だいたいカユキメロディになると歌うのが難しくなるというパターンなので多分あってるはず(笑)
ラストの部分の歌メロは、ファルセットもぶち込みとんでもない高低差を出したのでおそらくそんじょそこらの人には歌えないメロだと思う。音程の高低差を敢えて思い切りつけることで浮き沈みというか、浮遊感を出してます。

メロディーラインとしては「青春事情〜野良犬の俺」の「うずくまって寝そべっておなかが痛いです」のあとの「Ah〜(ファルセット)」のところくらい難易度高めですねー。野良犬はホント、俺にしか歌えないでしょって思う。


で、
歌詞を作る時間なんてほとんどなくて、3日前まで歌詞が一文字もできていないという状況でした。
僕にとって歌詞は0か100かなんで、一文字も、というのはどうでもいいことなんだけどね。出来てない時は0文字だし、思い浮かべばもう完成だし。
でも、この曲はシンセを作っている時か、それよりも前、「反転する宇宙」というタイトルが決まった時か、スパァァァーーンの時か(笑)、いつかはわかりませんが歌詞のイメージは完璧に出来てて、この曲の歌詞は速攻で仕上がる、という自信がありました。歌詞は出来てないけど、歌詞はすでに出来ている、という謎な状況。


そんなこんなで、憂佑楽曲に俺が肉付けして、曲が持つ情景と歌詞の描く情景が完全にマッチして・・・、最初にあった小さな原色をおもっきり大きな絵画にしたような、特殊素材を高級フルコースに調理したような(笑)、そんな満足感と達成感があり、文句なしぶっちぎりの第一位に輝いたのであります。


では歌詞について。

この「反転する宇宙」の歌詞は、図らずも[enver]brainというバンド名のもつ意味とシンクロして、個人的には[enver]brain の代表作と言えるんじゃないかというくらいの歌詞だと感じてます。

目に見えるもの、感じているもの、感情、音声、色彩、温度、喜び悲しみ苦悩矛盾過去未来、そのすべてが脳の信号であるとするならば、広大な世界、広がる宇宙がすべてその一人それぞれが感じる脳内の信号であるのではないか、というとても神秘で哲学的なコンセプトを用いました。
とても広くて遠くて、でもとてもちっぽけで繊細な狭い世界。それが人ひとりが持つ宇宙のすべてで、隣の誰かとはまったく異なるただひとつの情景で。
そしてそれはとても孤独で、どんなに誰かを思っても願っても、その度に一人であることの確認にしかならない世界、それでも夜空に瞬く星や月の明かりは眩むほど輝いている。

広い夜空に一人浮遊している、そんなイメージです。

個人的に何もかもぶち壊すことを言うならば、ガンダムSEEDの最終回、キラが「どうして僕たちはこんなところまできてしまったんだろう」のシーンです。←おい



お気に入りの部分は、圧倒的にサビの歌詞

流れていた星が淡い過去を嘆いた 七色の光なんてどこにもない夜だ
手を伸ばしたらいつだって一人だってこと思い知ったんだ
だから僕は宇宙を描いた

照らしていた月が僕の影を増やした 泣き虫の僕がいつも逃げ出してた夜だ
誰かの名前を呼んだって虚しさだけが返事するんだ
だから僕は宇宙を描いた


この空を掴むような虚しさと切ない人間味がとてもグッときます。

あとは、ラストのハーフテンポの部分

「たかが一人」のちっぽけさの心理描写と、広大な空間の切ないくらいの輝きが絡み合う歌詞がとても好きです。


Aメロにある「センドリターン」ってなんぞや?と思う人もいると思うのですが
これはバンドの竿隊なら誰でも知ってる用語でして、楽器からアンプに繋いで音が出るわけですが、アンプ内でプリアンプからパワーアンプに信号が流れていくんですね。で、そのプリアンプからパワーアンプのあいだにエフェクターをかましたい時に使うのが「センドリターン」なのです。詳しくはwebで検索っ。

なので、通常そのまま流れていく部分に割り込ませて繋ぐという意味合いで使ってます。「痛み」「涙」「君の微笑み」というエフェクターを、脳内の出力端子に割り込ませて、なんなら踏み変えでON・OFF出来るようになればいいのに、という意味です。
感情というものに対してやや達観した状態というか、俯瞰的且つ無機質な捉え方だなぁと思います。



歌という点では、この曲は
サビの冒頭の歌い方は意識しました。一般的に、サビってバシッと張った声でいくのが常套手段なんだけど、この曲は敢えてウィスパー混じりのエモーショナルな歌い方にしました。逆に、そこ以外の所はわりとアタック強めの歌い方にして、サビ以外は機械的に、サビで感情的になることでサビで歌っている歌詞の人間味の部分に説得力をもたせたいという意図があります。実際に練習のときはほとんど無意識にこの歌い方してたんだけどね。

「絶世界」の部分は、レコーディング時にとても気持ちよく歌えた部分です。
この「気持ちいい」部分って、声と体の「共鳴」っていうものが影響していて、得意な共鳴部分ってその歌い手によって違っていて、鼻から上を共鳴させる人、胸らへんを共鳴させてる人、とか様々で。
俺の場合は喉の奥側から後頭部にかけての部分と、鼻からおでこにかけての部分の2種類を、低いとこ高いとこで使い分けてるんですが
声を体のどこかと共鳴させるというのを、世のボーカリストは意識している・・・はず!です(たぶん)
まぁこれはどうでもいいんだけど

この「共鳴」がしっかり効くかどうかって、ライブで好調な時とそうでない時にわりと影響してて、緊張してる時とか力んでる時とかうまくいかないことがあって。なのでこの「絶世界」がキマるかどうかでその日の俺の精神状態が図れると、個人的に思ってます。
いや全部成功させろよ!という声が聞こえてきそうですが、そこが僕の弱さであり浮き沈みの激しい性格でもあり、なかなか克服できない高い壁なのであります。



さー、そんなわけで長くなりました「反転する宇宙」ですが

こんなに最高な作品はない!と自負しておりますので、手に入れてない方は、なんとしても!なんとしてもおお!
なんとしてもおおおおおお!

手に入れて聴いてください。



ワンマンMCの時の
僕のランキングは

1 反転する宇宙
2 月光
3 molder heroine

です。
MCはちょっと長すぎたので詳しく語るの端折りましたけど
月光はその楽曲の持つ怪しい世界観と情景描写そしてこのブログで語った「情景描写と心理描写を切り替える必殺技」を使った歌詞が気に入ってます
molder〜は、なんやかんや言うても、Aメロの全楽器隊でバーンと入るあのキメが気持ちよくて大好きです。

どれも憂佑曲ですな。自分の曲は、なぜか入ってない・・・。ぜんぶ好きですけどねぇ。


次回、最終回!

「生命」をお送りします。

別に終わらないけどな!笑

それでは。




RAINY

April 03 [Tue], 2018, 0:30
えー、あー。
どうもー。あけましておめでとうございまーす。笑

今年も長文を投下するためだけに存在してるブログです。よろしくおねがいします。


ワンマンも終わりましたし、10枚目もリリースされましたし、コンプリートBOXもでましたし。
なんならもう4月に入りましたし。

そんな僕がこれから書こうとしてるのが、なんと昨年の夏にリリースされた「RAINY」。
ああ、タイムラグがすごいッッ!

春といえば花粉!じゃなかった。桜!
そうそう、花粉症ね、一度治ったんですよ、でも今年ちょっとキてますじわりと。

桜を見ると色々と連想する曲がありますね、焔の頃から桜をモチーフにした曲はありましたから。カユキは桜好きだな!と思ってる人もいるかもしれないんですが、実は僕、桜ちっとも好きじゃありません。
たぶんですけど、桜が好きなのは憂佑氏です。笑
じゃあなんで桜の曲多いの!?って、そりゃあ・・・

デモの仮歌に「ララララ〜ララ〜、フフフンフンフフーン〜、桜のはなびらがララララ〜、桜がフンフフーン、はなびらラララ〜」
って入ってるんですよ・・・!
僕からしたら「はいはい、ここの歌詞桜ね〜、はいここ花びらね〜」ってなるわけです。笑

まぁ・・・

これから書くのは昨年の「夏」リリースの「RAINY」なんですけどね。

それでは参りましょう。


聴いた人は皆思ったかと思いますが、この曲は言わずと知れた「カユキ曲」で、僕の作風からしたら代表格みたいなメロディーラインとぬるい感じのリズムを持ってますね。
この曲、最初のデモ段階では実はAメロBメロがもっと王道コード進行で、POPでキャッチーな印象を作ってたんです。最初のとっかかりは、まったく別の2つの曲が浮かんで、それを合体させてサビが2種類ある曲にしよう!というところだった気がします。なので、BメロのあのメロディーがもっとPOPで疾走感あって明るくて、「1種類目のサビ」みたくしてました。
でも、もう少しAとBに哀愁感をつけてサビを引き立たせたいという要望、いわゆる「enver風味」の要望があって、憂佑氏が「こんな感じ風デモ」を送ってきて(これが今聞くとなかなか新鮮で良い)そのデモと俺のイメージとを合わせて、RAINYの原型が決まっていった感じですね。

ちなみに制作段階ってこれまたタイムラグがあって、リリースは夏だったけどこのデモを作ってた時期はちょうど4月でした。なので、ちょうど1年前ってことになりますね。クソ早えなー1年。

で、原曲が固まるまでは今の「RAINY」の情景とはまるで違っていて、「雨」の要素は皆無だったわけですが、「enver風味」になったことで物悲しげな今の「RAINY」の世界観が構築されていったわけです。
なので、原曲が変わらなければ「RAINY」というタイトルでもなかったし、「雨の曲にしよう!」なんて思いもしなかったから、ほんと制作の世界は奥が深いよなぁーって、思います。奇跡のようなものを感じてます。


歌詞に関しては
「雨要素」は前途の通りとしても、まず前デモ段階からあったのが「誰かの背中を押してくれるような歌詞にしたい」というイメージでした。前作「molder heroine」で表した「旅立ち」のその後訪れる苦悩に対してのエールのようなものになればとも。
このイメージは当初はもっと強くて、今まで出した「crying over」や「molder heroine」にあるような「過去もひっくるめて今の自分」「良いことも悪いこともひっくるめて前に進もう」だとか、「善も悪も孕んだ未来だけど進んでいこう」的な、ある種マイナスイメージも含んだポジティブさとは違った、「完全なるポジティブ」というものを作ろうと思っていました。まぁ、結果はご存知の通り、「enver風味」によるイメージの変化があったことで相変わらずな「カユキ節」とでも言いましょうか、等身大の人間味や矛盾を持ち合わせた、ネガティブさが全面に滲み出たものに仕上がってしまいました・・・。笑
「雨要素」が加わったことで、さらにそこに情景の追加効果が生まれて、降ったりやんだりする気紛れな空模様になぞらえた気持ちの移り変わりも描けたし、今回やろうとしていたもう一つの手法「作中で起承転結させる」というやり方を取り、「背を向けてから振り返るまでのストーリー」も作れて、歌詞としては面白みのあるものに仕上がったなーと個人的には思ってます。

サビの歌詞、
「今は、大抵の傷は気にしないでいるけど」
「今は強がって何もなかったようにしてるけど」
という言い回しと、
「「愛してる」も言えない 「助けて」も言えないけど
僕は振り向いて君を呼んだ」
という部分に、すごく人間味のある矛盾した「だけど」の感情を織り込めたなぁと思ってます。

それと、
「涙流したって誰も救われやしないから 僕は俯いて雨を呼んだ」
この部分は、「涙を流したくないから雨が降ってくれればいいのに」「空が代わりに泣いてくれればいいのに」
という詩的なワードをあまり考えないで描いてたんだけど、今振り返って見てみるととても情緒の深い一節だなぁと感じます。泣いたって何も解決しない、とか、泣き言いったって始まらない、とか社会に出て働き始めた頃とかによく体験する出来事なのかなとかも思ったりして、そういう身近な要素を少し入れたかったっていうのもあります。

一番のお気に入りは、2コーラス目のAメロの歌詞

「雨音が僕を追いかける その残像は陽炎のように舞い踊る
目を閉じて 確かにそこにいる 抜け殻の僕がうずくまる」


誰も褒めてくれないから自分で言ってしまうけど
ここの描写とんでもねぇな!と我ながら思うのです。
もう一回やれと言われても一生出来ないやつです。

雨音が追いかけてくる、その残像が陽炎のように舞い踊っている、そんなん意味分かんないけど情景はすごく目に浮かぶし、抜け殻の自分がうずくまるっていう心理描写も意味分かんないけど目に浮かぶ(俺だけ?)


そんな「RAINY」はまたしても渾身の力作なのです
「RAINY」めっちゃいいです!とか、歌詞がとても良いです!っていうとても嬉しい声もいただくし
個人的にもこういう歌詞は好きなんだけど

10作品の中では今の所一番売れ行きの悪い作品ですね(爆)

なんでや!!!!(音楽って奥が深いね)



ベースの零牙氏は雨が好きとかよく言ってるけど
僕は雨は好きじゃありません。濡れるのやだし傘じゃまだし運転中は視界悪いし、暗いし、鬱っぽい気分になることあるし、すべってころぶし


好きじゃないものが多いな自分。

そんな「雨」の曲、めったに作らないお題なので、とてもレアで思い入れのある曲になりました。

ではまた次回。
次は「宇宙」か、長くなるぞーーw

lost endroll

December 27 [Wed], 2017, 0:21
早いもので年の瀬になりますが

「今年はどうだった?」とか、一年を振り返る、考えさせられる機会が多くなりますね。

たぶん、このブログを見てる方は僕の性格など重々承知かと思うんですが
まぁ細かいことは覚えていないタイプでして・・・。

「今年どうだった?」って問われるとめっちゃ困りますね!なんも覚えてないもの!!笑

なので大体は「いやー。いろいろあったなー。いろいろ。」って言います。

純血の0型なので、基本的には大雑把なのです。
ちなみに今はすさまじい眠気と虚無感に襲われています。ねみー




では、参りますか。


「lost endroll」

この曲は、「ENCAGE〜」の所でも言いましたが、最初にデモが出たのは2011年です。
かなり昔で、案の定記憶はないのですが・・・笑。タイトル先行で、響きがかっこいいとかそういう感じですね・・・またしても。
で、enver始動前に再構成、再アレンジして、Bメロの歌メロなんかは俺のアレンジが入ってます。けっこう、ここ最近はポイントポイントで歌メロのアレンジをする機会が増えてきてて、焔でいうと「再生」「オレンジ」あたりがそうで、憂佑メロディーとカユキメロディーがいい具合に作用することで生まれる謎の破壊力みたいなものを今更ながら感じますね。
あとは動機でギミック音を入れたりと、箇所箇所で「おっ!」ていうアレンジが組み込めたのは良かったかなと思う。
まぁ何よりこの曲は
サビのメロの情景が凄まじくて、この曲を聴いた時は衝撃が走りました。あの衝撃を、わすれない。


この曲は3枚目あたりでぽーんと出してもよかったんですが、桜がモチーフになっているのでできれば春の季節に出したい!というのと、2枚同時をもう一回やりたいからそのタイミングまで引っ張りたい、というのと、ライブで毎回やるのになかなか音源化しない曲っていうのをちょっとやりたい!っていう色んな願望があってなかなか音源化しなかった曲になりました。

ただ、これをやったことで歌詞の内容というか、サブストーリーの流れというか、そういうのをなかなか爽快にぶった切ってくれたなという思いもあったりします。

歌詞に関しては
製作時期も相まって、「無機質な〜」や「絶望〜」あたりの世界観に通ずるようなものになっています。
というのも、「CONFESSION」の流れはだいたい決まってたんだけど、最後までの流れが完璧に固まったのは実は「月光」〜「molder」のあたりの頃で、結成時くらいの頃はさすがに中盤の細かいところまでは見えてなかったというのが実際のところでした。
なので、俺の中ではmolderの時点で次の「RAINY」があったので、その間に「lost〜」が入ってくることに違和感が拭えなかったですね。

歌詞の手法として、かつての「断章」や「流星」のような作り方をしました。断片的というか、刹那的というか・・。
ストーリータイプのものや曲の中で起承転結するものなど歌詞の構成バリエーションも多種多様ですが、この曲は時間軸を動かさず、展開もさせず、あまり多くを説明せず、ただ一場面だけを切り取るようなやり方です。


焔の頃に、「幸福の模造品」というデモを作ったことがあって、それは結果的に「サッドメリースノー」という曲と、「幸福の模造品」というイベントコンセプトへと分岐していったんだけど
そこに通ずるものを今回の曲のコンセプトとして置いていて、
それが
「失って初めて気付くモノ」という。
桜の花は散るから美しい、とか、 人は亡くなった時にその人の価値が問われる、だとか
そういったものをヒントに組み上げていきました。

消える寸前の葛藤や疑問、虚しさ、そして儚さから生まれる美しさというものを表現できたらなという思いです。



レコーディングに関しては
ライブで散々やってんだからチャチャッといくでしょー!という思いとは裏腹に、すっごい時間がかかりました。
イントロ〜Bメロまでのハネたビート感と、早いんだか遅いんだかのきわどいところを漂うリズムの感じが思いの外難しかったのか、楽器陣が相当手こずっていた!
そして歌も、高いんだか低いんだかのきわどいところを漂うサビのピッチ感が思いの外難しかったのか、ボーカルが相当手こずっていた!笑

サビのブワーッて感じが出せたのと、カユキのアコギ参加が実現できたので、それだけで大満足ですけどね。



さて
連投しすぎて
文章もガタガタになって自己嫌悪がすさまじいのでそろそろおいとましますぜ、旦那。


いまのところ、残るは雨と宇宙ですね

10枚目が出る前には雨と宇宙のくだりまでたどり着きたいと思っております。

今後共enver brainをよろしく。
気になった方は、是非音源をゲットしてください。


会場限定でしたが、
なんと、7枚目?くらいまでは浦和ナルシス通販で購入が可能になったそうです。遠方の方はぜひ利用してください。


現在カユキ氏は、ベースの彼が持ち込んできた風邪に犯されて、昨日まで声がかすれてほぼ出ない状態でございましたがようやく回復の兆しが見えてきました。ぐうたらしてればたぶん治るんでしょうが、いかんせん
掃除の病にかかってましてね。ついついやっちゃうんですね。
「掃除とは・・・、戦いだ!」ってつぶやいてます。



先日「enver brain 楽しい?」って訊かれて、わりと意表を突かれたんだけど、素直に「めっちゃ楽しい!」って即答できたので
俺、けっこう楽しめてるんだと思う。

来年もけっこう楽しもうと思ってるのでよろしくお願いします。
それでは。

molder heroine

December 26 [Tue], 2017, 21:42
連投ーーーーーーーーー!!!
覚悟を決めよ。
俺はどこまでいけるか。どこで力尽きるのか。
てかそんな連投したら、また次は一年後とかじゃないの?つって。


さてさて

季節はあっという間に移り変わり
寒い日が続きますが、皆さんいかがお過ごしですかね。
最近の俺は「掃除厨」で、年末よろしく、色んなところを本気でキレイにするという事に無我夢中です。
「エアコンの中」、とか
「換気扇の中」、とか。
ほら、外側は拭きゃいいじゃない、でも、「中」ってなかなかの難易度ですやん。もう本気ですよ。
あとは「ベランダのすべて」。笑
ガチです。掃除ガチ勢。何言ってるんだコイツって感じですね。

連投で一番困るのはこの前説のくだりだったりします。前説別にいらんけどな!



ではマリリマソウ。 ←文字打ちすぎで指がオカシクなってミスったんだけどマリリンマンソンみたいだよねー

では参りましょう。笑


「molder heroine」

まずこの曲の歌詞からなんですが、
この曲はめちゃくちゃ時間かけて考えました。ちょっと色々な要素を注ぎ込んだ感じになりましたね。
この歌詞すごいんですよ。いろんな仕掛けが施されています。

前作「絶望の底から」〜「月光」を繋がるように作り上げたことで、そこに対する次のアプローチを入れたくなりましてね。
まずは、
夕闇から夜へと変わり、月の光に照らされて、やがて空は光を待つ〜あの朝でも夜でもない奇妙な時間ってわかる?そういう時間が流れ、そして朝が訪れて羽ばたけ!という、夜から朝にかけての時間の流れを曲中で表現してます。
次に、
近づいてくる「足音」についてなんですが、
「月光」の世界観と繋げたことで、近づいてくる「足音」が持つ「恐怖」の意味が先に来ますが、
朝を待つ時間の流れを表現したことで「期待」というもう一つの意味を持たせています。

そして、
「月光」が持つ恐怖の世界から新たなステージへ、闇を纏う夜が明け旅立ちの朝へ、ということで、過去から未来へ向かうというメッセージ性も持たせています。
わかりやすく言うと、「夜=過去」 「朝=未来」ですね。過去が絡むので個人的に、「焔」の頃の楽曲タイトルをいくつか潜り込ませる遊び心も入れてます。

ただ、この曲の一番のメッセージは、「未来」が必ずしも輝いている素敵なものではない、ということ。訪れた「朝」が連れてくるのはまぶしい太陽ではなく、 「雨」 かもしれないということ。
「恐怖」と「期待」の両方を持っていて、善と悪を孕んでいて、どちらに転ぶかは未来が来ないと分からない、それでも進むしかない、世界はどこまでも続いていくのだから、ということです。

そしてそんな曲が卒業シーズンにリリースということで、俺らなりの旅立ちの歌っていうとてもひねくれた応援ソングになるわけであります!こんなの応援になってないんだが。


個人的には2Aの歌詞
「願うだけの願いならば失うこともないはずで」
というフレーズがお気に入りです。願いを、願うだけで終わらせていれば何も起きなかった、という、なんとも歯がゆい感じがすきです。


曲制作に関しては、
憂佑氏が何曲か持ってきたデモから選んで、それを煮詰めていった感じ。
一番しんどかったのが間奏のピアノ伴奏。「月光」を作り終えた辺りから、小さなことでも、少しずつ進化していこう、今までやってこなかった要素を取り入れてみよう、という意識がだんだん高まっていて、それこそ10作品作るなら今までやれてたことだけやってたらだんだん同じような曲だらけになって、煮詰まってどこにもいけなくなる、そういう状態になりたくないし、10作品やると決めたのは俺らだから、ちゃんとやり遂げるために試行錯誤しなくちゃならない、と思うようになっていったかな。
とはいえ、ピアノなんて弾いたこともないからかなり時間かけたな〜。音感研ぎ澄ませて一音一音はめ込んでいった感じ。

楽器隊のアレンジは、歌詞の持つ世界観をうまく広げてくれてるなーと感じます。
ちょっとした「間」を作るのがうまくなった気がして、それがイイ感じのスパイスになってますね。

新しいことに挑むのって、受け入れられないかもしれないとかいろんなことが頭をよぎって、躊躇って、逃げたくなるときもあるけど
いい方に転ぶか、悪い方に転ぶかわからないけど、それでも挑まなきゃいけないんだと、この曲とともに成長したように思う。
失敗したら傷を負うとか、今までの自分が崩れるとか、いろんなリスクがあったりして、それでも挑戦するのか?!
という意味を込めて曲の最後にこのワードを選びました

「掴んだその心臓を差し出せ!」
 

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