怪しいふたりA 

2005年10月08日(土) 23時18分
香坂は目の前に広がっている信じられない光景を前に固まっていた。
”進藤先生は馬場先生と・・・・・・?”
まさかとは思いつつもそんなことが頭の中をよぎる。
震える手からカルテが零れ落ちた。

カタ             ン・・・・・・・・

進藤と馬場のハッとした顔、なんともいえない緊迫感と静けさが辺りを覆う。
「香坂・・・・これは・・・・・」
進藤もさすがにこんな場面を見られると思ってもみなく、香坂も医者なのだから理解してくれるだろうと思っていた。
だが、しかし・・・・・・・・。
「い・・・・言わなくてもいいわ。誰にも言わないから・・・・・ッ!!」
そういい残すと固まったふたりの前から姿を消した。
お尻を出したままの馬場が振り返り、進藤に哀れみとすまないという視線を送る。
「過ぎたことだ・・・・・・・・・・。」
今更、痔の診察をやめるのもどうかと思い、そのまま診察を続ける。
また馬場のお尻を覗き込んだ瞬間・・・・・・・・・。
「フォ           ッッ!!!」
ヤツが現れた。

妖しいふたり 

2005年09月15日(木) 23時03分
「痛ってぇー!!!!」
座った途端、馬場が飛び跳ねた。
今しがた馬場が外来の交代で来たばかりなのだ。
それを見た進藤がつぶやく。
「また切れたか・・・・・・・・。」
この光景を見るのはもう何回目だろう?
「あ、あれ?なんだコレ               !!!!?????」
おしりを押さえたままの馬場が突然叫んだ。
何か、おしりをまさぐっている。
「どうした?」
「・・・・・・・・・イボがある・・・・・・・。」
馬場は信じられないといった表情でなおもまさぐっている。
「見せてみろ。」
「・・・・・・え?あ、いや・・・・・・・。」
進藤の申し出は嬉しいが、場所が場所なだけに戸惑う馬場。
「放っておくと大変なことになるぞ。」
進藤の脅しに負けて、しぶしぶ診察台の上に四つん這いになりズボンを下ろす。
覗き込む進藤。
「これはヒドイな・・・・・。オぺをした方がよさそうだ。」
「ええ〜??マジかよ・・・・・・・・・・・・・・・。」

この光景を香坂がドアの隙間から見ていた。

いめちぇん 

2005年09月02日(金) 17時51分
香坂先生にイメチェンしたいなーって言ったら、髪留めで前髪上げて留められた。
おでこ全開。
「香坂先生、髪柔らかくてサラサラでいいですねー。」
ホントはいい匂いもしてドキドキするんだけど、そんなのちょっと悔しい。
「そう?」
おでこ全開のお返しに、今度は私が香坂先生のイメチェンしてる。
なんか色々悔しいから、ウケ狙いで・・・・・・・・・・・・。ニシシ。
お姉ちゃんがいたらこんなことして遊べたのになーとか思っちゃう。
そんな私にはおかまいなしで、香坂先生はカルテチェックしてるんだけど。
「できましたっ!!ほら!!」
手鏡を渡すと・・・・・・・・・・・・。
「ちょっと!太田川さん!!」
あ、怒った。
「似合うじゃないですかー?」
いわゆる”おさげ”にしてみた。
「どうしてみつ編みなのよー。もー。」
ぶつぶつ言いながらほどこうとしてる。
「香坂、ICUの                    ・・・・・・。」
医局に入ってきた進藤先生が固まってる。
あ、香坂先生も固まってる。
「似合うじゃないか。」
なんか優しそうに微笑んでるー。
「やめてよ。」
口とは裏腹に嬉しそう、香坂先生。
医局に馬場ゴリラも登場。
「うわー・・・・・・・・香坂先生、それでセーラー・・・。」
バゴッ!!
カルテが馬場ゴリラの顔にクリーンヒット!!!
「バカ言ってんじゃないわよ!」
香坂先生にその冗談は使えないよ馬場先生・・・・・・・・・・。
あーああ、香坂先生出てっちゃった。
医局に取り残されて苦笑いするしかないじゃんか。
「太田川も似合ってるぞ。」
「アリガトウゴザイマス。」
嬉しくない・・・・・・・。
「おめーはセーラー服着たらまんまだな!!!」
カッチーン!


気づいたら医局から出てきてた。
私は悪くないもん!!もう!!


「痛・・・・・・・そうですね。」
医局には、おしりを押さえてうずくまっている馬場先生がいたとか。

馬場スペシャル(後編) 

2005年08月20日(土) 11時26分
目を開けると、あのひとの顔がぼんやり見えた。
「あたし・・・・・・・・・・・・?」
ホッとした顔を一瞬見せてくれて。
「あの臭いもあるが疲れも溜まってるんだろう。まだ医局には戻れないだろうから、しばらくここで眠るんだ。」
カラダだ云うことを聞かないから、その言葉にこっくり頷く。
何かひんやりしたものをおでこに乗せてくれた。
彼は立ち上がるとデスクに向かい、ペンを走らせ始めた。
ちょっと意識がはっりしてきて辺りを見るとここは外来診察室。
腕には点滴。
デスクのライトだけが明るく灯っている。
おでこに乗せてあるものを手に取ると・・・・・・・・。
彼のものらしい、男物のハンカチで可笑しくなった。水で湿らせてある。
「ちょっと微熱があるだけだからな。それで十分だろう。」
いきなり彼に話しかけられて心臓がビクッと跳ね上がる。
そんなあたしを知ってか知らずか、またデスクに向き直って、ペンの音が聴こえて来た。
ふたりの間にはそのペンの音しか聞こえない。
カラダが熱くなってきたのは熱のせい。きっとそう。
そう自分に言い聞かせて目を閉じた。

そのころ・・・・・・・・・・・・。
シャワー室では。
お湯張ったバスタブにジョイを1本入れて、除菌されてるオトコがひとりいた。
「くっそー・・・・・・矢部のヤツ、あとで覚えてろよ!!!!!」
・・・・・・・・・ピキッ!!
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッッッッ!!!!いってぇ           !!!!!」
痔には厳しいジョイ。

馬場スペシャル(中編) 

2005年08月19日(金) 17時06分
「香坂っ!!」
崩れ落ちていく香坂に進藤が駆け寄る。
抱き起こした香坂の顔は眉間にシワが寄っていた。
進藤は馬場にモノ言いたげな視線を送ると、香坂を抱えて医局を飛び出た。
「恐えーなー。何も睨むこたねーだろぉー?」
「にらみひゃくもなりまふ!!!!」
「うっせーな!」
「れも、さすがにきついよなー。」
「ひょーれすね。」
馬場がみんなから責められていると・・・・・・・・。
”ピーピーピー!ガスが漏れています ガスが漏れています”
ガス漏れ警報機が鳴り響いた。
「うそだろぉ??」
みるみる医局長の顔が青ざめた。
「はんひ!!!!」
一同「へっ?」
「換気!!!!」
一斉に窓を開けるとともに内線が鳴った。
「あーはい、あ、ガス漏れじゃないです。・・・・・・はい、大丈夫です。・・・・はい、お騒がせしました〜。」
ふーっと医局長がため息をつく。
「馬場先生!とりあえずシャワー行ってきて〜!」
「シャワーだけじゃ、この臭い落ちない気がします・・・・・。」
「っだー!もう!うっせーな!」
「あ、僕いいの持ってます!!!」
矢部が手にしたのは
『除菌もできるジョイ』だった。

馬場スペシャル(前編) 

2005年08月17日(水) 9時26分
夏真っ盛りの医局。
毎日熱中症の患者が5人は運ばれてくる。
「ふー。」
眠気と疲れで気ダルイ身体を引きずりながら、あたしは医局に来た。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ウッ!!!!!!!」
ドアを開けた途端、いつか嗅いだことのあるアノ臭いが・・・・・・・。
あたしは眠気と疲れと気ダルさと臭いと怒りで、目に涙が浮かんできた。
それから急いで近くのスーパーに行って、消臭剤をコレでもか!!!!!と云うくらい買い込んで医局に戻ると。
信じられない光景と臭いが広がっていた。
「あ          !!こうひゃかひゃんひぇ!」
太田川さんがファブリーズを両手に持って馬場先生にかけている。
その鼻にはティッシュが詰め込まれている。
「なんだよ!!!!アンタもかよっ!!」
当の馬場先生の周りには色とりどりの消臭剤が置かれていた。
ざっと見ただけで30個はある。
このなんだか不思議な臭いは・・・・・・・・。
下水と腐った卵と魚にトロピカルフルーツのようなブレンド。
あたしは意識が薄れてきた。

患者日記G 

2005年06月13日(月) 18時13分
朝起きたらこんな頭になっていたんだ。
何かの副作用かと思って進藤先生に訊いてみたんだけど・・・・・・・・。
「似合うじゃないか。」
だって。
そういう問題なのかなぁ?

理性と誘惑の狭間 前編 

2005年06月13日(月) 17時43分
「ねぇ・・・・・・・・・進藤先生・・・・・・・・。」
香坂の声に振り向いた途端、その容姿にびっくりして、口に含んでいたコーヒーを吹き飛ばしてしまった。
毛布に包まっている彼女。
それだけならまだしも、ちらりと見える白い肩、太もも。
服を着ていないのではないか。
「どうしたんだ。」
冷静を必死で装う。
「服を汚してしまって、太田川さんが着替えを取りに行ってくれたのだけれど。戻ってこないのよ。」
と、いうことは。やはり服を着ていないのか。
毛布の下は・・・・・・・・・・・・・・・・・ごほんごほん。
「ちょっと待っていろ。着替えを持ってくる。仮眠室からは絶対に出るんじゃないぞ。いいな。」
「あなたの服は嫌よ。」
「分かっている。」
医局を出ると急いでナースステーションへと向かう。

理性と誘惑の狭間 後編 

2005年06月13日(月) 16時20分
「桜井!」
「はい。あれ?どうしたんですか、そんなに慌てて。」
「服を貸してくれ。」
「は?」
桜井に不審な目で見られる。
「いや、違うんだ。香坂の着替えが欲しいんだ。」
「はぁ。いいですけど・・・・・・・ちょっと待ってください。」
奥に引っ込んで、またすぐに出てきた。
「コレでもいいですか?」
「ああ。助かる。」
桜井から服を受け取ると急いで医局に戻る。
ドアを開けたが、誰もいない。
「香坂?」
「何?」
仮眠室から声が聞こえる。
「これ、桜井から借りてきたんだ。着替えろ。」
カーテンの隙間から服を差し出す。
「あ・・・・・・・どうも。」
ありがとう、と礼を言わないあたりは彼女らしい。
誰か来ては困るので出てくるのを待っていた。
しばらくしてカーテンが開く音がしたので振り返ると。
「コレ・・・・・・・・・。」
白いワンピース姿の彼女。
桜井が持ってきたのはナース服だった。
初々しい。
「似合うじゃないか。」
顔が緩んでしまうのをこらえる。
「他にはなかったの?」
「ない。」
納得していないようだったが、あきらめてもらおう。
そのまま医局を後にする。
途中で太田川と遇ったが、香坂に着替えを渡したことを告げると。
「じゃあこれはいらないですね。」
と、今来た廊下を戻っていった。
診察を終えて医局に入ると、香坂のナース姿で医局が賑わっていた。
ふて腐れている香坂。
なぜかナースキャップまでつけている。
「香坂先生〜可愛いなぁ〜可愛いなぁ〜。」
うっとり”可愛い”を連呼する矢部。
太田川の持ってきた着替えを断って、オレは激しく後悔していた。

患者日記F 

2005年06月11日(土) 15時27分
今日は何なんだろう?
さっき山城さんっていう看護婦さんが来たんだ。
これって進藤先生の指示??
顔ピアスって痛いね。

(BYアンパンマン)
P R
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