神経や骨が原因

December 20 [Sat], 2008, 21:45
 肩こりの原因は、筋肉の疲労やストレスだけではありません。

 痛みを治療するペインクリニック「青木クリニック」(東京)院長の青木正美さんは「肩こりは、神経や骨が原因の場合もあります」と指摘します。

 肩の筋肉を動かしているのは、首の脊髄(せきずい)から出ている神経。その神経が、骨の間で軽く圧迫されて、肩こりを感じる場合もあります。骨が変形してとがり、神経を圧迫している場合もあります。

 この場合、運動や入浴をすれば肩こりを感じなくなるが数時間しかもたず、マッサージや、はり治療を受けても数日しかもたないことが多いのです。かと言って、この段階では眠れないほどの痛みを感じるわけではありません。

 「問題は、神経が圧迫を受け過ぎて神経痛となった場合や、ストレスが強く自律神経に障害が起きた場合です」と青木さん。

 自律神経には交感神経副交感神経があり、仕事などでは交感神経が、リラックス時は副交感神経が優位になります。ストレスが強すぎると、切り替えがうまく行かず、交感神経が優位のままになって、肩や首の筋肉ががちがちになり、血行がさらに悪くなるのです。

 これらの場合は、ペインクリニックなどの医療機関を受診したほうがいいでしょう。見分け方のポイントは、運動やマッサージで改善しないうえ、表に示した症状がある場合です。

 ペインクリニックでは、濃度の低い麻酔薬で、交感神経を一瞬遮断し、血流と自律神経の働きを改善させる「神経ブロック」などの治療が行われます。
 「たかが肩こり」と軽視せずにセルフケアを心がけて、いざという時は受診するようにしてください。



腹式呼吸でリラックス

December 20 [Sat], 2008, 21:08
 肩こりの症状を訴える人の中には、筋肉が張っていないのに、首や肩に緊張やこりを感じる人もいます。

 医学博士で東洋鍼灸(しんきゅう)専門学校長の丹沢章八さんは「現代社会のストレスが原因だ」と指摘します。丹沢さんは、ストレス解消法として、腹式呼吸を勧めています。
効率的に酸素が取り込め、気持ちがリラックスするといいます。
「日常生活でも、ぜひ取り入れてください」と勧めています。

 ヨガでも呼吸法を重要視しています。「健康ヨガ」(PHP研究所)の著書があるヨガ教室代表の荒谷美枝子さんは、心身のストレスを取り除くことで、肩こり解消などを目指す健康作りを教えています。肩こり解消に役立つヨガを教えてもらいました。

 〈1〉足裏がしっかりと床に付く高さのいすに、腹部と太ももが横から見て直角になるように、浅めに座る。足の親指に重心がかかる程度に軽く前傾するのがいい。こうすると、腰が安定し、自然に肩の力が抜ける。
 〈2〉両手の指先を両肩に軽く付けたまま、ひじの先で円を描くイメージで、ひじを前から上げて後ろに下ろす。肩甲骨を意識しながら、ひじを大きく回す。上げながら息を吸い、下ろしながら吐く。これを計10回。

 腹式呼吸を使い、吸うよりも吐く方に意識を置きます。吸う時には体が緊張するが、吐く時には緩むのです。吐くことを意識すると、自然に深く吸うようになり、血流が良くなって緊張が取れ、気持ちも楽になるといいます。

 荒谷さんは
「鼻で吸って口で吐く。口を細め、長く遠くへ吐くつもりで呼吸するのがポイント」
とアドバイスしています。



ストレッチ体操とカッコントウ

December 20 [Sat], 2008, 17:46
 マッサージ、はり治療など肩こり解消に効果があるものには、人の手が必要なものが多いのですが、一人でもできる解消法として肩こり解消ストレッチがあります。

 「40代からの首こり肩こり解消法」(旬報社)を監修した神之木クリニック(横浜)の東洋医学科室長、石川家明さんは、肩こりを訴える患者さんに、家でも気軽にできるセルフケアの方法も指導しています。

 「実際に多くの患者に効果があった」として、勧めるのがストレッチ体操と、漢方薬のカッコントウである。
「慢性的に悩んでいる人や再発を防ぎたい人などにお薦めです」と話してくれました。

 ストレッチ体操は、疲労した肩と首の筋肉をほぐす簡単な運動療法ですので、気軽にできるのでお勧めです。
 パソコンに向かって作業する場合などは、1時間に1回は休憩を入れ、ストレッチ体操に取り組みます。症状がひどい場合は、起きている間、1時間に1回を心がけるようにしてください。これだけで肩こりがなくなったという人もいるといいます。
「すべての運動に通じることですが、続けることが一番大事です。運動だからと身構えずに気軽に試してください」と石川さんは話していました。(参照:http://www.takeda-kenko.jp/refresh/kata/kata2.html)
 一方のカッコントウ
風邪の漢方薬だが、東洋医学では、肩こりにも効くとされています。
 普通は水で飲みますが、石川さんは1回分を100ccのお湯で溶かして飲むことを勧めます。おろしたショウガ少量を入れ、さらに大きめの黒砂糖一かけを入れて溶かすといいそうです。
 「ショウガには体を温める作用が、黒砂糖には血の巡りを良くする作用があり、カッコントウの効能をさらに高めます」と石川さんは話してくれました。

また、体を冷やさない食品を摂りビタミンEで血行をよくする。
肩こりは冷えが原因で血行が悪くなっている場合もあります。生野菜を食べるのなら
温野菜にして、しょうがやとうがらしなどのスパイスを使うと体が温まります、ともアドバイスしてくれました。

 肩こり用サプリメントでは、疲労を取り除くビタミンB郡、ビタミンC、血行っをよくするビタミンEやイチョウ葉エキスが効果的です。ミネラルではカルシウムやマグネシウムを摂ることをおすすめします。

1.両手をあわせて上へ押し上げるようにする。このとき、後ろのほうに押すようにするとより効果的。



2.片手を横に向け、反対の手で横にした手のひじをからだのほうに引っぱるようにする。



3.頭の後ろで手を図のように組む。ひじの上に置いたほうの手を横に引っぱる。手を組みかえ反対もトライ。



4. 両手を組んで水平にし、手のひらをぐるりと外側に向け、そのまま前へ押し出す。同時に背中をまるめる。



5.両手を後ろに組み、ひじを曲げないようにして、そのまま上のほうにのばす。できるところでやめておく。

目の疲れ、肩こり、腰の痛みに、お悩みの方の強い味.

水中運動が効果的

December 20 [Sat], 2008, 16:57
 仕事でパソコンに長時間向かうことなどが一因になって、肩こりに悩む人は実に多いのです。肩こりになりにくい正しい姿勢を学ぶとともに、正しい姿勢を保てる筋肉を身につける方法を紹介していきます。

 厚生労働省の国民生活基礎調査(2004年)によると、女性が自覚している体の不調では、肩こりが最も多いのです。男性でも腰痛に次いで2位と、多くの人にとって悩みの種となっていることがわかります。

肩こり人間が立って歩きはじめたことが原因といわれます。何しろ3〜4キロもの重い頭を首から肩の筋肉で支えるわけですから。ふだんから軽い体操などをして肩から首にかけての筋肉を鍛(きた)えておくことが予防のコツです。

 聖路加国際病院整形外科医長の黒田栄史さんは「肩こりの主な原因は姿勢の悪さ。まずは、正しい姿勢を知りましょう」と話しています。

 悪い姿勢を長時間取ると、肩や首回りの筋肉が緊張し、血流が悪くなるため、筋肉中に尿酸などの老廃物が残り、炎症を起こして神経を刺激する。これがまた、筋肉の緊張を招く悪循環を起こし、肩こりとして治りにくくなるといいます。

黒田さんによると、良い姿勢のポイントは、立っている時も座っている時も、背筋を伸ばし、後頭部からお尻までが一直線に並ぶようにすることに尽きるといいます。こうすれば、重い頭を背骨が支えることになり、
首と肩の筋肉への負担が減ります。

パソコンに向かう際の姿勢のポイントをイラスト(参照:YOMIURI ONLINE)にまとめました。
 ただ、気を付けていても、作業に集中してしまうと、姿勢はつい崩れてしまいます
黒田さんは「筋力と筋肉の柔軟性があれば、悪い姿勢になりにくいし、なっても痛みは少なくなります」と指摘します。

 姿勢を保つのに重要なのは、体の内側の筋肉であるインナーマッスル(深層筋)で、ラジオ体操や太極拳など、ゆっくりとした運動で強化することができます。
特にいいのが、水中運動黒田さんは「クロールや平泳ぎのように手で水をかき分けながら歩くだけでもいい」とアドバイスしてくれました。