第1章「おばあちゃんと弟」 

April 22 [Sun], 2007, 13:05
僕の家は決まって赤味噌だった。
おばあちゃんは味噌汁の達人で雑誌の味噌汁コーナーに掲載されるほどの腕前である。
コーナー名は「あそこのMISOSHIRU」
おばあちゃんの名前は春江、4月生まれの春江です。

そしてもう一人、今年はめでたく僕に弟ができた。
名前は朝日、日の出と同時に生まれたので朝日。
とてもかわいい弟である。

そんな朝日に近日恐ろしいことが発見された、弟の朝日は、赤味噌アレルギーだったのである。
赤味噌を近づけると呼吸困難を起こす。
なぜ赤味噌一家の我が家で赤味噌アレルギーが生まれたのかは分からない。

あぁひとつ言い忘れていた、おばあちゃんは自分の味噌汁に誇りを持っている。
代々赤味噌味噌汁を伝統としソレをモットーに生きてきたおばあちゃんはたいそう朝日を嫌っている。
残念なことに朝日もおばあちゃんに抱かれると呼吸困難を起こす。
しかし問題はそんなことではない。アレルギーが発覚したその日からおばあちゃんは引きこもってしまった。おばあちゃんは67歳、誰もおばあちゃんが引きこもるなんて想像してなかっただろう。
おばあちゃんの仕事の「あそこのMISOSHIRU」もその日を境に連載を打ち切った。

そんなこんなで僕の家の食卓には母親が作った白味噌の味噌汁しか並ばないようになっていた。
あぁ赤味噌の味噌汁が食べたい・・・。




第二弾!! 

April 21 [Sat], 2007, 19:01
よしっ!!第二弾思い出の味フォーエヴァーMISOSIRU開始!!

奇跡 

April 05 [Thu], 2007, 3:59
階段を下りたその時だった、神々しくまばゆい光が僕の視界に飛び込んだ。
まぶしくてまぶしくて・・・。
目をあけていないのに涙が零れ落ちている。
フローリングがベタベタだ・・・。
箱を開ける

華麗なる華麗臭と共にあらわしたフォルムはまるで楽園のようだった。
声が聞こえる・・・。かすてらだ。
「私・・・運命には逆らえなかったみたい私は君のものだったのよ。
進君・・・好きよ・・・大好き!!!!」

僕はカステラを持ち上げ朝まで踊り続けた。

「すきだ・・・すきなんだきみが、世界の誰よりも!!!!」

「わたしもよ!!世界の誰よりも貴方が一番好き!」

「君は僕が一生守りぬくから!!」

「約束よ!!」

「約束さ!!」

「絶対よ!!」

「絶対さ!!」

そういい続けている間に1日が過ぎてしまった。

愛を語りあいつづけ夕方になって起きた。
抱いていたはずのカステラがない!!

「かあさん、カステラどこやったのさ!!」

「あぁあれ?腐ってたから捨てちゃったわ」

そういえばカステラの賞味期限は昨日まで・・・でも賞味期限だまだ食べれるはず!!
でも何で腐ってるんだ!?そんな簡単に腐らないはずだ!
なんでだ・・・なんで。。。

かすかに聞こえる声が・・・。あのカステラの声が・・・。
「熱くて・・・もう・・駄目になっちゃった。。貴方の体温で・・・菌が繁殖しちゃったの・・。」
そうか僕があの夜君を抱いて寝たから!!

少年は涙を流さなかった。唇をかみ締めて・・部屋に帰った。



けどやっぱりないた枕をぬらしにぬらした。



窓から差し込む夕日の光が少年を照らした。

少年は約束を果たせなかった

少年の初めての恋は生ゴミ回収車に消えた。


でもそれもすべて運命なのかもしれない。










最後まで読んでくれた人!!!ありがとう!!
















 


期待 

March 22 [Thu], 2007, 21:32

もう・・・カステラには会えないんだ・・。そう思うと涙が止まらない。
家に帰ると布団にもぐりこみ、この間と同じように枕をぬらしにぬらした。


一階から母さんの声がする・・誰かが来たのだろう。。

「あっこのたびは主人がお世話になります。」

「いえいえ奥さん・・・こちらこそ遠藤さんにはお世話になっておりまして・・・今回の商談のことですが・・・・」

どうやら父の仕事付き合いのひとらしい。
「では・・・失礼します」
1時間ほど話してその人は出て行った。
「進ー!!カステラ頂いたけど食べる??」
カステラッ・・・一瞬僕はありえないそうぞうをした。
「いやっそんなことあるはずがない・・・今さっきの人があのカステラを持ってきてくれただなんて・・・
そんなこと・・・あるはずがない・・・。」


期待を胸に抱きながら僕は階段を1段1段下りていった。

選ばれしもの 

March 14 [Wed], 2007, 10:56
その時だった・・・急に女性の声が響いた。

「やめて・・・進君・・私もうこの人と・・・人生を共に生きるって・・・決めたの・・・。」

誰の声かわからない・・・次の瞬間僕の頭がフル回転し即座に答えを出した。

「そうか・・・あの声は・・・カステラだったんだ・・・あのっ・・カステラだったんだ。」

僕は心の中でカステラに聞いた。

「なんで・・・何で僕を選んでくれなかったんだい?」

美しい声が返ってきた。

「・・・あなたが、頑張ってくれたことも知っているわ・・・でもあなたの情熱よりもあの人の愛のほうが熱かったのよ!!そう!!あなたの愛よりあの人の愛のほうが激しく、熱く、過激だったのよぉ!!!」

「君にはもうお見通しだったってわけか・・・やっぱり・・・君には・・・敵わないや・・・。
くそっ・・・くそぉおおおおおおおおお!!!!」

あふれ出した涙が小さな水溜りをつくった。



ハニー 

March 13 [Tue], 2007, 14:50
僕は着替えずに家を飛び出した。

「ちょっ・・どこいくの?進!!」

返事もせずにただひたすらにカステラ屋に向かって走った。
あのカステラがいとおしいくて、いとおしくて・・・。
カステラ屋に着いた・・・。
すると、ガラッと戸があき中から少しふっくらした男性が出てきた。
男は呟いた。

「あぁあのフォルム・・・そしてあの夕日色の生地・・・。」

男の手にはビニール袋がぶら下がっていた。
ショウウィンドウを見るとあのカステラがない。
僕はうつむき地面に顔をうずくめ土下座して男にいった。

「くださいっ・・・そのカステラ・・・いやっ僕のハニーを・・・・返してください!!!」

男は無視をして歩いていく。
必死に僕は男の足を掴み叫んだ。

「ハニーいかないでくれっ!!!ハニィィィィィィイイイイイーーーー!!!!」




出会い 

March 12 [Mon], 2007, 13:15
僕は珍しく、遠回りをして家にかえった。
商店街を通り抜けようとしたとき、あるものが僕の目に止まった・・・。
カステラだった・・・初めての一目ぼれだった。
洗礼されたフォルム、夕日色に染まった生地の色は、一瞬にして僕を、虜にした・・・。
静かにドア開けそっと店の中に入った・・・。
お店の中は、質素で、片隅に厳しそうなおじさんが、一人、黙り込んで座っていた。

「あのぉ・・・・。」

「おっ・・・いらっしゃいませ・・。」
ボソリとおじさんはいった。

「このカステラ・・・・いくらですか??」

「あぁ・・・それかい・・・それなら二千五百円だよ。」

あいにく僕の財布には五百円しかない・・・。







初めて出た涙だった。

期限 

March 11 [Sun], 2007, 15:50
ぐっと込み上げる感情を抑えて僕は、家に帰った。
ドアを引き静かに家の中に入った。

「ただいま・・・・。」

「あらお帰りなさい遅かったじゃない、進」

笑顔で母が出迎えた。
いつものことだ・・・・。

「あら・・・元気ないわねぇ、何か学校であった??」

「いやっ・・・何もないよ・・・ちょっと寝るから」

そういうと僕は自分の部屋に入った。
ふとんの中にもぐりこみ、まくらをぬらしにぬらした。
あのカステラの事が、忘れられない・・・。
まさに理想のカステラだった。
僕の胸はもうあのカステラでいっぱいだった。
そういえば五ヶ月前から貯金をしていたのだ。
机の上の豚の貯金箱を手に取った。

カランカラン・・・中ではかすかに音がする。
唯一の希望だった。
ゴムの栓を抜き、机の上に出した・・・。

「ひーふーみー」

五百円玉が三枚入っていた。
これで僕の所持金は二千円・・・・あと・・・五百円足りない・・・。

僕は大粒の涙を机に落とした。

おじさんから聞いた話によるとあのカステラの賞味期限は明日・・・。


このままでは・・・・・・・・・・・・・・間に合わない・・・。




はじめますよぉ! 

March 10 [Sat], 2007, 15:04
今日作りましたよぉ!!!
みんな読みに来てくれてありがとう!!
 


くだらんと思うけどお気に入り登録よろしく!!!



月曜から更新始めるんでヨロ
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