幸福の夏

July 10 [Mon], 2017, 6:03
こんばんは。

日時は7月9日(日)23時をまわってようやく日が暮れました。
本当はお月さんを見に行きたいけれど、足音がきっと皆を起こしてしまうので遠慮しております。
(この家族に遠慮なんて必要ないってわかっているけれど)

昨日からお世話になっている、Ahrlotファミリー。

実は、スウェーデンに留学していたときは帰国直前の1度しか家に遊びに行ったことがありませんでした。

そのたった1度の訪問のときに私が絵を描きましたらとっても喜んでくれて、
それ以来ずーっと連絡を取り続けておりました。

芸は身を助くとは、まさにこのことです。

先ほども、
「私たちは朝ゴルフの練習に行くけれども、彩はここに画材がいっぱいあるから
絵を描いて待っててくれていいからね。もし描きたければだけど(om du vill=if you want)」

と(笑)

これは、描いたらとっても喜んでくれるパターン!
描きましょう。


さてさて。

今日は、Fridhemに行ってきました。訳すと「Home for peace」。
日本語に訳すと「安らぎの家」といったところでしょうか(倉本聰さんの香りがします)。
Växjöの郊外にあるママのご実家です。


先に感想をお伝えすると、なんだか、天国みたいでした。

ママのおじいちゃんのおじいちゃんの世代(たぶん)からある古いお家には
ママのおじいちゃんが戦時中に何でも屋さんをしていた歴史の跡が残されていました。





瓶に詰まったコーヒー豆とお米は第二次世界大戦の頃からあるのだそう。
スウェーデンは戦争に加担していませんが、それでも国は貧しくなったそうです。
そこで、少ない量を少しずつ分け与えていたのだとか。

そして、この本。
HEMMETS DROTTNING KOK BOK
なんと、1809年刊行。私、本当に驚きました。




200年前です。
日本では農村の貧富の差が拡大して百姓一揆が起きて、その後水野忠邦が活躍する
文化・文政期です。

「ここにあるものは全てが歴史を持っているの」
と、ママはポップに口ずさんでいたけれど、私には結構重かった。
日本では戦争ですとか、震災ですとか個人の力ではどうにもならない出来事により
モノの消失があるので比較すべきことではありません。
それにしても、スウェーデン人は、日本人よりも古いものを持ち続ける文化があるように思います。
日本とは「古い」の意味が違うような気がするのです。

それから、お庭をお散歩。




ベリーがいっぱいなっていました。

とにかくベリーが好きな私。
北欧にベリーがたくさんなっているのも、何かの示し合わせのようです。

hallon(クランベリー)
blåbär(ブルーベリー)
vinbär(すぐり)
björnbär(ブラックベリー) スウェーデン語で熊ベリー!
körsbär(さくらんぼ)
jordgubbar(いちご) スウェーデン語で大地のおじいさん!(なぜ?)
krusbär(グースベリー)
klarbär(すっぱいさくらんぼ)



うっとり。

そしてお花の名前もいろいろ教えてもらいました。


特にこちら。
スウェーデン語でprästkrage「聖職者の襟」というそうです。
あの、花占いに使うお花なんですって。

「好き」「嫌い」「好き」「嫌い」って。

▲フィンランドのものだそうです

スウェーデン料理を頂いたあとは、Mörkkyで遊びます。
順番に木の棒を投げて点数を競う超単純なゲーム。
おじいちゃんも、おばあちゃんも、ママも、パパも、2人の姉妹も。
そして私も。



私は、この単純な遊びを思いっきり楽しみました。
まるでくまのプーさんが橋の上から木の棒を落として遊ぶ「棒投げ遊び」のよう。

そして、少し体を動かした後はスウェーデン人の愛するfikaタイム。
三食の合間にとる「お茶の時間」です。



スウェーデンの夏は、「幸福」で満ち満ちています。
余計なものは何もいりません。

愛する家族とゆっくり過ごすための時間と空間。
あったかい夏のお日様と、そのお日様を受けてキラキラと輝く湖。
そして木々は緑の葉で覆われ、白や黄や青の花がそこらに咲く。ぽつり、ぽつりと。

ここでは、時間に追われることも、仕事に追われることも何もありません。
今、この瞬間をありのまま享受すること。それが、幸せ以外の何なのでしょうか。

ほんのひとときの夏を、スウェーデンの人々はこれでもかというくらい楽しみます。
だって、またすぐに寒い寒い季節がやってきてしまうから。

留学していたあのときは、私はまだ学生だったから考えていることも
及ばないことばかりでした。かわいい雑貨、きれいな景色、洗練されたデザイン。

その本質的なところに、もっともっと、目を向けられれば良かった。

「スウェーデンに来て本当に良かった」とすでに感じています。
特にこのスウェーデンが最も美しく、喜びに満ちている夏のひとときに。
私はスウェーデン人が手にしている「あたりまえの幸福を享受する力」に
驚かされ続けています。彼らが、幸せでないはずがないのです。

とんでもない国だと思います。

いま、この年でもう一度スウェーデンに何年か住めたら、
どれほど多くのことを感じることができるでしょうか。


本当に美しい国です。私は、この一生でこの国に関わることができたことを、
この国に出会えたことを本当に誇りに思います。

日本で借りたwi-fiが全く使い物にならず、インターネットができる時間が
とっても限られているので、またできるときに更新いたします。

それではまた。

20170708 「待つ」ということ

July 10 [Mon], 2017, 1:38
Växjöに着きました。
Ahrlot Familyの朝の会話を聞きながらブログを書いています。

久しぶりの成田空港。
国際空港に着くと揚々とした気持ちになるのは何故なのでしょうね。

普段は意識することのない大きな「世界」みたいな存在を
自分のなかに実感できるからでしょうか。
ここからは、ブダペストにも、タシケントにも、カイロにも行けるのですから。
すべてが希望でいっぱいになります。

▲コペンハーゲン上空

さてさて。

昨日やっとわが町Växjöに着いたのですが、とにかく疲労困憊です(笑)
丸1日かかってしまいました。
もう少し近ければいいのにね。北海道くらい。

11:10に成田を発ち、15:30に到着したは良いものの、
問題はコペンハーゲン空港からVäxjöまで行くことでした。

人は同じ過ちを繰り返すもので、
コペンハーゲン空港のチケットの販売機でチケットを買おうとしたのですが、
Växjöの「Vä」で検索しても出てこないのです。困りました。

スタッフさんを呼び「Växjöに行きたいのに出ないの…」と
泣きつくと、慣れた手つき(+真顔)で目的地を探してくれました。

ああ、そうだ。そうでした。Växjöはデンマーク語で書くと
「Vaexjo」なのでした。これ、わたし7年前もやった。

乗り換えなしで行ける便もあるのですけれど、
こちらの電車というのはある意味で日本よりも複雑で、
時間によっても、日にちによっても、ルートが全然変わります。

せっかく16時前に到着したのに、私が乗った最速ルートはこれ。



電車でLund→バスで(行ったことない)Hässleholm→再び電車でVäxjö
正直しんどい。直通なら2時間くらいなのに…。

でも負けない…。もう少しだから。

▲そわそわする車内(たぶん)

ここで次の疑問が生じるわけです。
プラットホームの案内板には「mot Lund」(ルンド行き)と
書かれているのに

車内の案内板には「mot Hässleholm」と書かれているんですよね。
え?これHässleholmまで行くの?どっちやねん。

と思い、隣にいたFamilyに聞いてみたのですがやっぱりバスに乗り換えるらしい。
良かった、聞いておいて。

無事にLundまで来たのですが今度はバスに乗り換えるのも大変で。
もうわからないことだらけ。工事現場の人が良く着てる黄色いベストみたいなやつを
着たお姉さん(わかりやすい)にバスはどれか聞き、

聞いたところでバスはいっぱいで乗ろうか迷っていると、
さっき電車で隣にいたFamilyが「これだから乗りなさい!」と。

乗ったものの席が空いておらず、運転手さんに「降りたほうが良い?」と聞けば
「そこに座りなさい」と運転手さんの隣のバスガイドさん用の席を指さします。

「えっっ(恥ずかしい)」

と思っていたら真ん中の席の人が「ここ空いてるよ!」と教えてくれました。
となりのお兄さんが中村文則さんの『教団X』よりも分厚くて大きい『指輪物語』を
読んでいて、なんだか幸せな気持ちになりました。

無事に一般席(?)でHässleholmまで辿り着いたのが午後7時前。
そして最終目的地のVäxjöまでの電車が発つのは午後8時17分。1時間半の待機・・・。

遠い・・・。
お腹すいた・・・。
ということで、

▲スウェーデンのど定番

Pressbyrån(スウェーデンのコンビニ)で
シナモンロールと飲むヨーグルトYoggiを購入(キラキラキラ)
留学している間にどれだけ飲んだと思っているんだ。
なつかしい、なつかしい。なつかしい。うううう。


今、私はスウェーデンにいます。



でもね、なんか不自由のない東京の暮らしで私は「待つ」ということが
できなくなってしまっているんだなぁ、と思いました。

コペンハーゲン空港で出口を降りると右側に地下1階のトイレに行くための
エレベーターがあるのですよね。



あ、そうだった。「閉まる」ボタンがここにはないんだった、と
思い出したのです。

自動的に閉まるまで、じーっと待ってる。
そして、目的の電車が来るまでも皆じーっと待ってるんです。

この時間は、本当だったらあたりまえにある時間なんですよね。
でも、私は「待つ」ということが久しぶりだったのでせかせかしたり、
「何でだよ」と思ってしまう。

余裕がないですね。完全に都会にまみれています。
「待つ」時間がなくなったことによって、いろんな余裕がなくなってしまったと
私は思います。いろいろなものがきゅうきゅうになっちゃった。

そんなこと、そういうあたりまえをちゃんと感じる旅にしようって、
くたくたになりながら電車待って、やっと電車がきて、
くたくたになりながらやっとVäxjöに着きました。

6年ぶりのVäxjöは、駅周りの様子が驚くほど変わっていて、
最初間違えちゃったのかなと思ったくらいでした。

写真を撮ろうと思ったら、今日お世話になるFamilyのお父さんが速攻で
私を見つけてくれて、あっという間にお家に着きました。


夜10時になるというのに、
やっぱりスウェーデンはまだまだ明るくて、
車窓から見える木々のずっと奥に、空にぽっかり浮かぶ大きな月がありました。

満月にあともう一歩の、どうしようもなく太陽みたいにあったかそうな、
でっかい、でっかい月でした。本当に、このスウェーデンってやつは・・・。

スウェーデンに人格があるとすれば、スウェーデンは絶対に私のこと
好きだし、絶対にもてなし上手。このやろう。

私は今日見た景色を、また一生忘れないんだろうな、と思い眠りにつくのでした。

「やさしさに包まれたなら〜」


今日のことは、また後で。
それでは。

6年ぶりの更新

July 07 [Fri], 2017, 17:18
▲2010年9月29日

初めまして!お久しぶりです!
初々しさを身にまとっての更新となります。6年ぶり!
月日は流れます。私は来年30になります(笑)

少し、昔を振り返りましょうか。

それは、2010年のことでした。
大学4年生になった私は、大学4年生になったにもかかわらず
就職活動をすることなく交換留学でスウェーデンへと出かけました。
(ここから私のレールに乗らない人生が始まるわけです)

それは、1年間の「魔女の旅」でもありました。

もともと、ジブリ映画『魔女の宅急便』が大好きだった私。
今でも思うのですが、ジブリのキュートな主人公らの中で、
キキほどネガティブで自信のない女の子はいません。

私は、完全にキキに共鳴していました。
「キキのことを世界一理解できるのは私」というと大抵の人は
「は?」っていう顔をします。

その魔女の宅急便の舞台を製作する際に、
宮崎駿監督がこの街のモデルとして選んだのがここ、スウェーデンでした。
(正確には首都ストックホルムとゴットランド島、そしてクロアチアも少々)

留学して「キキになる」という目標を掲げた良い年こいた大学生は、
スウェーデンの田舎町、ヴェクショーというところに住むことになりました。

魔女になることができたのか、キキのように頑張れたのかは分からないけれど、
私はこの街で大きく変わりました。

今まで何年も悩み続けて、悩みながら成長してきたこと、
自分の道、何もかも。決してむだではなかったということを知りました。
「これで良かったんだ」と思わせてくれる、たくさんの心温まる出来事がありました。
豊かな自然、美しい暮らし、やさしい人々。

自分がこれだけたくさんの人に支えられていると、今まで知らなかったんです。
愚かでした。それでは人生はうまくいくはずがありません。

鬱屈し、いつも羞恥と不安に怯え、そのくせにプライドが
人一倍高かった私の淀んだ心を、この国は1年かけて丁寧に洗い流してくれました。

心の底から、感謝をしている国です。
私は、この国が大好きだから、また何度でも来るだろうと思っていました。

それなのに。
6年も空いてしまいました。

いろいろな理由がありました。

でも、この6年間、スウェーデンで過ごした日々を忘れることなんてなく、
むしろ思い出さない日はなかったって言い切れるくらい、
いつも心の片隅…ではなくて、わりと真ん中の特等席にすぐに取り出せるように置いてありました。

6年前の最後の日。
スウェーデンでお世話になっているママは私にこう言ってくれたそうです。←忘れてた!
「これが彩にとって、スウェーデンへの旅のはじまりだね」

その旅が、やっとまた始まります。

6年前のあの日。そう、帰国したのは2011年7月7日。七夕でした。
私は、6年前のちょうど今日、帰国したのでした。「再会」の願いを込めて、
コペンハーゲンの空港で珊瑚色の星のピアスを記念に買って。
(とにかく私は願掛けというか、おとぎ話みたいなことをするのが好きでした笑)

そして、日本に帰国した日付変わって2011年7月8日。
金曜ロードショーで『魔女の宅急便』が放送されたのです。

物語として、できすぎている。と思いました。
問われている。「お前はキキになれたのか?」と。

その私が、6年前の続きをするように、まさにこれも偶然ですが、
明日7月8日から10日間のスウェーデン旅行へ行くことになったのです。

あ、すごいな。と。
何か見えない力みたいなもの、というかスウェーデンという国は、
私に完全に手招きしている。「おいでおいで」

そして昨夜。
空を見たら、もうすぐ満月になろうとする月が煌々と照っていました。


もしかすると、もしかするだろ。


キキは、満月の夜に旅立ったのですよ?


月齢をカレンダーで確認したら、


満月は、明後日9日でした(笑)惜しかったね。
ま、そんなにうまくいくわけないか。

このブログも、せっかくだから今までの続きをするようにまだまだ青かった6年前の
私からバトンタッチして文章を書いていきたいと思います。

メールレターでは、別のお話をする予定です。
ご興味のある方は下記アドレスにメールをお送りください。
astarblev★gmail.com(★を@に)


明日のスケジュール
7月8日(土) 11:30 成田発 同15:30 コペンハーゲン着
そのままSJ(スウェーデン国鉄)でVäxjöへ。

ストックホルムなどの観光地にはいきません。
自分が住んだ街で、向こうにいる大切な人々と時間を過ごします。

やりたいことリスト
・シナモンロールを焼く
・ベリーを摘んでパイを作る
・森と湖の周りを散歩する
・芝生に寝転ぶ
・とにかく何もしない

向こうにいる家族には「いちご、まだある?」「まだある?」と
何回も確認しました(笑)そりゃ女の子憧れるよね(客観的に思う)

10日間、スウェーデンの空気たくさん吸って、体の中をきれいにして帰ってきます。


それでは、また。

帰国してから考えた2、3のこと

July 11 [Mon], 2011, 23:27
こんにちは。
7月8日金曜日に、無事に日本より帰国しました。

今は、日本にいる皆さんと同じ時間を共有しています。


▲最後のおみやげ


7月7日、フライトの前にコペンハーゲンの街を少しお散歩していました。
Illumsという、北欧デザインが揃う大好きなお店で、かわいらしいピアスを見つけました。

でも、旅も終盤。
お金には困窮していて(笑)、
そのお店では買うのをやめました。

「空港にあったら、買おう」と。

そうしたら、本当に空港にあったので、買ってしまいました(笑)

ピンク色は、あまり好きではないのですが、この珊瑚のような色は、
とても好きで、しかも大きなお星様。

七夕だし、
最後だし、
と思って買ってしまいました。


飛行機にのりおよそ11時間。
機内では、いつもあまり眠れません。
今回も、2時間くらいだったと思います。

わたしは、映画を観たり、音楽を聴いたりはしないので、
ひたすら本を読んでいました。

大好きなテレビ番組のディレクターさんが書いた対談集や、
太宰治や、芥川龍之介を読んだりいていました。
(自分でも、何読んでんだろうって思います…)

空港までは、家族が迎えにきてくれました。
実家の横浜へ、帰りました。


やっぱり、日本は、とっても暑かった。


だって、飛行機が到着した瞬間、
まだ機内なのに、機体をつたって、
その暑さが分かったんです。

本当ですよ。
うんざりしました(笑)


最初に、本屋さんへ行きました。
大好きな俳優さんが載っている、雑誌を買いました。
欲しい本はたくさんありましたが、
お金に困窮しているので(いうの2回目)、
本当に欲しいものを考えてから、買うことにしました。


▲ファーストスケッチ



▲魔女の宅急便



夜、魔女の宅急便を観ました。

「あぁ、わたしこの世界に本当にいたんだよなぁ…」って、

「わたしは、ジジにも、オソノさんにも、ウルスラちゃんにも、
ニシンのパイを焼いたおばあちゃんにも、会えたんだなぁ」って、
思いながら観ていました。

本当に、すてきな人にたくさん出会えたなぁ、と思いました。


▲えへへへへ


帰国の翌日に、大好きな歌手の全国ツアーのチケットが、
発売されました。

無事に、入手できました^^


なんか、日本に着いた途端、今までスウェーデンにいたのが、
嘘だったみたいに、夢だったみたいに、普通に生活しているわたしがいます。

なんの、違和感もなく。

何事も、なかったかのように。


でも、

スウェーデンに行ってから、

すてきなカフェに出会えたり、
ねこと一緒に暮らしたり、
本が大好きなわたしのFriend Familyが、
司書のママだったり、
帰国当日に魔女の宅急便が放送されたり、
帰国翌日にコンサートのチケットが発売されたり、

運がいいな、とか
奇跡だな、とか

たまに親や友人に言われたり、
自分でもそう思ったりしました。

でも、それは、そういうことではなくて、
どうしたら、じょうずに生きることができるのかが、
自分で分かるようになったからだと思います。

じょうずに生きることができるようになった。
うまく考えることができるようになった。

その結果、物事がうまくまわるようになった。


うまく言葉にはできないのですし、
自分でもどうしてそうなったのか、
その方法は、よくわからないのですが、
そういうことだと思います。

だから、物事はすべて自分の捉えよう次第で、
そのときの考え方や、決断で、物事が円滑に進むようになって、

それは、運命だとか、偶然だとか、神様の成せる業だとか、
そういう不思議で、神秘的な力でもなんでもなく、

ただ、ただ人間は、うまいようにできているのだと思います。

こうした幸せな生活が、これからも維持できるかは、
わたし次第なんだって、心から思います。

今は、これからの日本での新生活で、
どんなことが起こるのだろうと、わくわくしています。
きっと、すてきな人に出会えるのだろうって、とっても楽しみです。

そのためには、自分で縁を手繰り寄せなきゃって、強く思います。

会いたいな、と思う人がいそうなところ、
やりたいな、と思うことができそうなところ、

自分が幸せでいられるように、縁をつないでいかないと、と思います。
何事も、努力なくしては生まれませんから。



…それにしても、だめですね。
少しだけ、弱音を吐きましょうか。

家に帰ってきてから、自分の居場所がないです。
わたしの実家は、マンションで、まぁまぁ狭くて、
わたしが大学に入学して、一人暮らしを始めてから、
わたしの部屋は、弟の部屋になったわけですよね。

帰ると、自分がひとりきりになれる部屋って言うのがないんです。
これは、とてもしんどいです。

強いてあるとすれば、夜でしょうか。まさに、今。

皆、寝ているので。

だからわたしは、昔から夜が好きなのかもしれない。
夜は、わたしの時間なんです。

誰にも、邪魔されない。

わたしは、ひとりでいる時間が大好きで、とても大切にしていて、
だって、そういうときでないと、

物事を深く考えることができないし、
本をじっくり読むこともできないし、
友達や、大切な人たちと話したり、
泣いてみたり、どうしようもない気持ちになったりもできない。


でも、いろいろな理由で、今は一人暮らしができないんです。

それは、でも当たり前のことだと思うんですね。
わたしには、今経済力がないので、自立できないんです。

人と、比べることはしたくないけれど、
同期のお友達は、今年から働いています。社会人です。

それは、わたしにとってすごいことです。
働いているみんなを、とっても尊敬しています。

それは、社会に出て、自分の力で稼いで、自分の力で生活していくことで、
わたしには今できていないからです。
今、親元を離れられずにいるのは、まさに自分が経済力という点で、
自立できていないからで、今年23歳にもなる自分が、
今でも親の扶養がないと生きていけないことが、すごく恥ずかしいです。

この年にもなって、とすごく思います。
親に甘えたくないです。

だから、そんなわたしがわがままを言っていられないのですね。
今は、がまんしなければならないのですね。がまんの時期なのです。

せめて、アルバイトでも見つけて、卒業論文も書き始めて、
(一応、形式的には大学に在籍しているのです、まだね)
これからの将来のことをきちんと見つめなおして、
近い将来、来年とか、再来年とか、そのくらいの将来を、
具体的に思い描いていかないと。


だから、
とりあえず、
明後日から、京都へ行きます。

これからのわたしが、どこへ行くべきか。
然る人と、相談をして、人の力を借りて、きちんと考えていく。

考えるために、ちょっとお気に入りのカフェにいったり、
神社やお寺でのんびりしてきます。

きっと、良い方向に進むんですよ。
不安がないわけではないですが、昔ほどはないです。
きっと、スウェーデンでいいように変われたからです^^

次は、いつ更新するのだろう。
と、いうか更新するのかな。

そんなかんじです。
そんなかんじで、お付き合いください。


もう、留学体験記ではなくなってしまうけれど、
きっと、弱音も吐くような予感がします。

それでもよければ、お付き合いください。

104*20110712 (Mon.)

終わりじゃなくて、はじまり

July 06 [Wed], 2011, 23:57



これが、たぶんスウェーデンでの最後の更新。

わたしが住んできた街の、
今日の空は、空いっぱいに真っ青で、
とてもとても、

良い天気でした。


バスに乗っているときも、
「本当に明日帰るのかぁ〜…」って、
今でも信じられません。


いろいろなことがあったなぁって、
思い返すと泣いてしまいそうなので、
今は、なるべく日本に帰ったら、
何をしたいかを考えています。



でも、

それにしても、

本当に、本当に、

幸せだったなぁ、と思います。


夢ではないのか、と。


自分の成長を、こうして実感できるのは、
初めてのことではないでしょうか。

言葉では表せないけれど、
すごく成長できたと思うし、
いろいろなことを学んで、
いろいろな考え方ができるようになって、
良い意味で、変わることができたと思う。


今までやってきたことが、決して間違えではないことが分かって、
わたしはわたしでしかないということが分かって、
わたしがどんな人なのかが、自分で良く分かった。

本当に、今までの人生の集大成だったと思う。
今まで積み重ねてきたことが、ひとつになったかんじ。



スウェーデンで出会った、人たちは、
本当に、本当に、すてきな人ばかりで、
そんな人たちに出会えて、わたしは本当に幸せ者です。


みんな、会うべくして会えた人なんだなって思う。



スウェーデンに来る前に、
わたしは、本当に人に恵まれている、ということを書きました。

わたしが、こうして幸せでいられるのは、
わたしの周りにいる人たちのおかげです、と。

それは、今も全く変わりません。

わたしは、この人たちのために、
できることなら何でもしたいですし、
喜ばせてあげたいし、いつでも笑ってほしいと思います。


なぜなら、いつもわたしが与えてもらってばかりだからです。
自分のためでなく、人のために、いろいろなことをしたいです。


本当に、人並みですが、
スウェーデンで出会ったすべてのもの、こと、ひとに
心の底から、感謝の気持ちでいっぱいです。

もちろん、日本で応援してくれた方にも。

ありがとう、と何度言っても、一生かかっても足りないのに、
わたしはこれからも、その人たちに支えられていくのです。



明日、スウェーデンを発ちます。

金曜日の朝に、日本に着きます。


その日の、金曜ロードショーは『魔女の宅急便』です。


なんということでしょう。

できすぎている。

なにかに、導かれている。

「すべてのことはメッセージ」だ。


きっと、きっと、いろいろなことを思い出すのだろう。

去年の誕生日に、お友達と3人で観たとき、
一人でスウェーデン語の字幕にのせて観たとき、
お友達の部屋でプロジェクターを使って大画面で観たとき、


わたしは、本当に、キキのようになれただろうか。


そういうことを、思い返すために、この日にテレビで放送するんだ。


もう、日本中の誰のためでもない。
わたしのためにやるんだ。本当に。


でも、
落ち込んだりもしたけれど、ほんとうにわたしがこの街が好き。
この国が好き。
これからも、何度も何度も、ずっとずっと訪れる国。
世界で一番好きな国。

今日、会ったママ(わたしのFriend Familyで既出のふたごちゃんのママ)は、
「これが彩にとって、スウェーデンへの旅のはじまりだね」って。言ってくれました。


そう。
これで、終わりではなくて、
本当のはじまり。


次はいつ来れるかな。
でも、なんだか悲しくはないのです。
実感がないのもあるけれど、
それよりも、すっきりした気持ち。


それはきっと、「またすぐに戻ってこれる」って、
もうわかっているから。決まりきっている未来だから。


本当に、いろんな人にありがとう。
これからも、お世話になります。


少しだけ、ばいばい
スウェーデン。

Tack så mycket för alla. Vi ses snart igen.

102*20110706 (Ons.)
P R
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2010年8月から2011年7月まで北欧スウェーデンに留学していました。

のんびり、ゆっくり、まったり生きてゆきたい人です。
いろいろなものに、あこがれます。いろいろなものが好きです。

本を読む時間が、人生最優良の時間と信じて疑わない。

思うこととか、
気になる言葉とか、
まじめなこと、
くだらないことを書いています。
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