今日の少女 

2005年12月02日(金) 9時58分
昨日とはまるで違う
一日で何年経ったみたい

ふと大人びた顔を見せたり
やたらと幼かったり
背伸びして髪を巻いてみたり
初めて見たよなネックレス
手の平などまだやはりかわいくて丸い
ふと覗かせる視線はキラキラと眩しい

今この何とも言い表せぬ美しさを
どうにか留めておきたい
パレットに預けたい
自由に踊っておくれ
その流れる空気が爽やかな風になる

壊れない名前 

2005年12月02日(金) 9時58分
ふたつの言葉が重なって
夕闇みたいに まろやかに溶けた
飲みかけたまま捨てた 迷いもなく
今日の日に名前を付ける

思わずに 声に出し 消えてしまおう夜の闇に
この声は 誰にも届けず
止まらない 涙さえ わたしの瞳の曇りを洗う
あした 笑えるよう 楽しい夢見たい

ふたつの色が交わって
切れることのない糸だと思っていた
捨てられたまま今も 迷っている
街灯にマークを付けて

足跡に 白い息 長い街の中に眠る
覚えているでしょう
優しげな 懐かしい 壊れない名前を呼んで
鍵は忘れずに お揃いのマフラーを

消えてく 冷たい アスファルトの上に溶ける
忘れてしまいたい
つたない 言葉で 途切れ途切れに叫ぶから
お願い 今だけはこの気持ち切れないで
黒くもなれない空が 泣いている

妄想少女 

2005年12月02日(金) 9時57分
いくつも鏡を覗き込む
どれもわたしのようであるし
どれもわたしでないような気がする

掌で触れてみたいけど
怖いし気持ち悪い
くらくらする
爪が割れる

いつも笑っていたいけど
お腹の下のほうに
嫌なものが溜まっていって
ときどき自然に笑えない

泣いてしまえば
いっそ流しだせる気がして
吐き出すように泣いてみる
そんなわたしをかわいくも思う

虚勢を張って
仮面かぶって
こんな感じでいかがかしら
いつか 空飛びたいな

《無題13》 

2005年12月02日(金) 9時56分
このナイフが突きつけられているのは きっと私の喉元だし
その銃口が穴を向けているのは きっとあなたのこめかみだし

朝の冷たさが怖くて
昼の眩しさが怖くて
夜の暗闇が怖くて

満員電車になんて乗れなくて
一番前に並べなくて
教室の扉が閉まっていると それを開くことが出来なくて

泣いたら気持ち悪がられるだろうから 笑ってみて
そしたら やっぱり気持ち悪がられて
笑顔も何も あなたも彼も彼女も 自分のことさえわからなくなって

叩きつけて壊れてしまったこのラジオからは
もうあのジングルは聞こえない

チャンネルを回し 新しい電波を拾おうとするも
何もキャッチ出来ない
誰も私を見つけてくれない

目を瞑れば あのジングルと共に
楽しかった 普通がとっても楽しかった頃の自分が消えそうに見えた

柔らかい窓辺に 朝の冷気が訪れて
今日は何だか 外に出てもいいような気分

少年 

2005年11月24日(木) 1時22分
槍みたいに 尖って
突かれると チクッとか グサッとか
どんな音がするのか知らないけれど
血がたくさん出たりする
そんなもので 誰かを刺す

毎日が 笑顔の端が
日当たりの 日陰の 雨の臭いの 曇り空の
なんて事ない 名前もない 何月何日の一瞬

刺されたあいつは人じゃないが
どうやら僕も人じゃない
意味の分からん言葉で 泣いたり それを見て笑ったり

グラウンドが水溜りになっていく 土砂降りの
そんな様子を 今日もまた授業に出ないで眺めてる
良く晴れた昼下がりの公園で 子供らの
楽しそうなお遊戯の様子を 悔し涙に眺めてる

殺してしまえばいい
今夜 あのボロ家を焼いてやろう
お前らに教えてやりたい
誰がどう狂ってるのかを
何がどう狂ってるのかを

今このクソガキには 知るはずの未来は見えようも無い
涙でグチャグチャ 僕らには 街灯の光で十分かも
立ち向かうことさえできず
臆病にも また誰かを傷つけてる

《無題12》 

2005年11月24日(木) 1時22分
説明するのも 口に出すのも嫌なんだ
以心伝心気付いてくれよ
欲しい言葉をかけてくれよ

でも 人はエスパーじゃないことも知ってるんだ
人の心を読もうともしないのに 読めるはずもないんだよ

化け物がやってきた 

2005年11月24日(木) 1時21分
バラバラバラと雨が屋根を叩き出した

風が窓を叩き出した

町の中を通り抜ける風のうなり

それらが交互に静かな夜に響き渡る

心が不安になってくる

嫌な気持ちになってくる

今この町に 化け物がやってきたのだ

家々の上をまたぎながら ヨダレをダラダラこぼして行く

明かりの灯る窓を見つけては 中を覗き込みノックする

返事をしてはいけない 目を合わせてはいけない 食べられてしまうぞ

しばらくすると化け物は飽き うめき声を上げ また歩き出す

ああ でもまだ不安も怖さも嫌な気持ちも残っているよ

化け物の存在を近くに感じる

きっとすぐにまた この部屋の窓をノックしに来る

今日の夜は昨日よりずっと冷える

布団に潜りこんで丸くなろう

耳もふさいで丸くなろう

朝になれば 化け物もどこかに行っているさ

そしたらまた 笑えるはずさ

《無題11》 

2005年11月24日(木) 1時20分
つまらなくて五月蝿いテレビを消したら
自分の顔が映ってる
部屋が静寂に包まれる
どこからか笑い声
隣の家か
右隣か?左隣か?
いや 向かいの家か
いや 向かいの家の右隣か
子供の声が混じってたな
だったらやはり 向かいの家の右隣だ
そう思って自分を笑う

青い花 

2005年11月24日(木) 1時20分
華やかにひしめき合い色を咲かす花々の隅
青い花は まるで薄く笑うようにそこにあって
それがかえって目を引いたのかな

時に華奢に立ち
時に凛と立ち
時に太陽のように立ち
たったひとつの色姿
どれだけ多くの色の中に埋もれようと
一番に見つける自信があるよ
どこを捜したって こんな色はありゃしない

青い花は 光るように陽光を浴びている
くっきりはっきりと その輪郭を見せながらも
まるでベールをかぶるが如く
光る空気のカーテンをひらひらさせる
それが何とも美しく こちらは目を細めてしまう
「透明」と言う色素があるならば きっとこれをそう呼ぶのだ

青い花は 明日もここに咲いていてくれるのかな
ふと目を離した隙に どこかに消えてしまわないだろうか
そうだ せめて名前を付けておこう
とても美しい 青い花にぴったり合った素敵な名前
その名を呼べば また逢える気がするんだ

悪い夢 

2005年11月24日(木) 1時19分
今眠ると 悪い夢を見そうです

でも 嫌なこと 見たくないことが多すぎて
疲れてしまい 疲れてしまい
もう このままシャワーも浴びず ごろ寝してしまいたいのです

胸の真ん中辺りが苦しいです
やがて おなかも痛くなり
頭はグチャグチャぐるんぐるん
いよいよ涙は止まりません
痛いです
苦しいです
悔しいです
もし このまま悪い夢を見
朝方まだ暗い頃 私がひっそり泣いていたら
どうか 優しい言葉をくださいませ
いえ ただそっと傍に居てくれるだけでも十分です

冷たい夜と朝の間
悪い夢からも現実からも
逃れて赤子のように
P R
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