丸太の安定入荷が続き

January 05 [Mon], 2015, 1:07
【東京/高値張り付き、不安材料に】「ここ数年で最悪の4月だった」(丸増ベニヤ商会)―。流通各社からこんなため息がもれた。4月の東京地区は消費増税前の駆け込み需要減に泣かされた月になった。値上がりは広葉樹材と北洋材の一部品種の5品目に留まり、17品目が値を下げた。 九州材は全品値下げ。「関東・関西の荷動きが悪く、現状価格を維持するのは難しい」(森林商事)と判断した。松材は平角で在庫過剰になっており、流通各社は「これ以上の仕入れ意欲をなくしている」(尾花材木店)と指摘する。合板は豊富だった国内メーカーからの受注残が急速にしぼみ「3月に比べると閑散とした状況が続いた。1年以上値上がりが続き、高値張り付きの状態が先行きの不安材料になっている」(丸増ベニヤ商会)と分析する。 ただ、明るい話題もある。秋田杉では「丸太の安定入荷が続き製材所に注文が入っている。売り上げは落ちていない」(愛三木材)とする。 【東京木材問屋協同組合調べ、単位=立方メートル、千円】 ▽杉小巾板(秋田材・芯去り、特1等。3・65メートル×1・3センチ×9センチメートル)55・0 ▽ヒノキ正角(紀州・尾鷲材、トク1、3メートル×10・5センチ×10・5センチメートル)100・0 ▽メラピー内地挽(1等注文材)260・0 ▽米松丸太(No.3カスケード、8メートル上×1・8立方メートル廻り×30センチメートル)45・360 ▽米ツガ(現地挽、KD〈S4S〉、4メートル×9センチ×9センチメートル)58・0 ▽米ヒバ(現地挽、グリーン〈FOHC〉、4メートル×10・5センチ×10・5センチメートル)72・0 【1枚当たり価格】 ▽型枠用合板一類(JAS〈A〉、輸入品、1・8メートル×12ミリ×90センチメートル)1・360 ▽針葉樹構造用合板特類(2級C―D、1・82メートル×12ミリ×91センチメートル)1・2 【名古屋/プレカット材8.8%減】名古屋地区は消費増税前の駆け込み需要の反動減の影響もあり、木材販売は前月を下回り、低調だった。愛知県木材住宅プレカット協議会加盟17社の2014年4月のプレカット材生産量は、前年同月比8・8%減の20万5260平方メートルとなった。ただ「4月の落ち込み幅は小幅で想定の範囲内だった」(業界関係者)との声も聞こえる。 国産材は荷動きが良くないが、在庫が積み上がる状況にはない。ヒノキ、杉ともに横ばい。北米材は現地丸太価格が弱含み傾向ながら、国内価格は横ばいで推移。北欧材は横ばいだが、今後、調整局面に入るとの見方もある。木材需要は「5月はさらになた豆茶が落ち込む。夏までは厳しいだろう」(同)という。 【東海木材問屋協議会調べ、単位=立方メートル・千円】 ▽ヒノキ正角(東濃材・特等、3メートル×12センチ×12センチメートル)85・0 ▽ヒノキ正角(一般材・特等、3メートル×12センチ×12センチメートル)80・0 ▽ヒノキ土台角(一般材・特1等、4メートル×12センチ×12センチメートル)60・0 【九州/杉柱材上げ、ヒノキは下げ】4月の熊本は杉柱材(長さ3メートル、直径16センチ―18センチメートル)が700円の値上がり。ヒノキ土台角(同4メートル、同16センチ―18センチメートル)は2000円値下がりした。宮崎は杉柱材が横ばい。ヒノキ土台角は1500円値下がりした。杉の価格は住宅向け需要などで堅調。ヒノキでは在庫を減らすためのなた豆歯磨き粉の買い控えがみられた。出材量は、熊本は前月と同程度で、例年と比べると多い。宮崎は前月、例年と比べ減少傾向にある。 今後の価格については杉、ヒノキとも安定するとの見方が強い。 【肥後木材調べ、単位=千円】 ▽杉柱材(3メートル、16センチ―18センチメートル)14・5 ▽ヒノキ土台角(4メートル、16―18センチメートル)17・5 【都城地区製材業協同組合調べ、単位=千円】 ▽杉柱材(3メートル、16センチ―18センチメートル)13・7 ▽ヒノキ土台角(4メートル、16センチ―18センチメートル)16・2
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