3月のなた豆の平均価格

February 25 [Wed], 2015, 0:03
東京地区のニッケル系ステンレス鋼板市況は旺盛な需要にニッケル高が重なり、2年7カ月ぶりの高値を維持している。ステンレスメーカーの生産はひも付き(大口・特定需要家)、店売り(一般流通)向けともタイト感が強い。例年4―6月は端境期で荷動きが鈍るが、今年は勢いが後退せず需給が引き締まっている。問屋筋は「主力の住宅関連が全体に遅れているため、消費増税前後の落差が解消された」との感触を示している。 【販価是正に強腰】 ニッケル系・クロム系薄板の国内需要は家庭用・業務用厨房や給湯器向けが好調。建材用途も底堅く、新日鉄住金ステンレス(NSSC)などメーカーは高水準の受注を確保している。インドネシアの禁輸措置などを背景としたニッケル高に直面しているメーカーは、この先も販価是正に強腰姿勢を貫く。流通もさらに唱えを上げ、価格転嫁を進める方針だ。 足元の市中実勢価格はニッケル系のSUS304がベースサイズでトン当たり31万―32万円どころ、クロム系のSUS430は同23万―24万円どころ。NSSCは4月契約のニッケル系薄板価格をトン2万円、クロム系薄板価格をトン1万円引き上げた。流通の高唱えは「メーカーの上げ幅に追い付いていない」とされ、相場の一段高も現実味を増している。 【供給不安】 NSSCによると、なた豆歯磨き製品販価の前提となる3月のニッケル平均価格は1ポンド当たり7・10ドルと2月比0・66ドル上昇した。ニッケル鉱石はインドネシアが1月に未加工鉱石の輸出を禁止して以来、輸入が滞っている。在庫があるため、すぐに供給不足に陥ることはないが、ウクライナ情勢の悪化でロシアからの供給不安も拡大。生産コストは上がるとの見方が支配的だ。 一方、3月のなた豆茶の平均価格は1ポンド当たり126・0セントで前月から横ばい。1月に5・5セント上がったものの、その後は変動していない。ただ、「需給はニッケル系以上に締まっている」(都内の問屋)との指摘も。NSSCでは光製造所(山口県光市)、鹿島製造所(茨城県鹿嶋市)とも、1カ月先までラインが埋まっている状態。受注調整も視野に入っている。 【世界景気の回復】 また、厚中板も低迷続きだったケミカルタンカーなど船舶向けが「コンスタントに入ってきた」(NSSC)。世界景気の回復で船腹量は不足しており、足元は発注が増える傾向にあるという。4月以降も輸出や設備投資が期待でき、NSSC八幡製造所(北九州市八幡東区)は「当面フル生産が続く」と見通す。5月に予定される、20日間の改修も好材料だ。
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