Grya 二 *人の上に立つという事は、下に居る奴等の責任を上の奴が取るということ 

2005年10月24日(月) 0時20分
Grya 二 *人の上に立つという事は、下に居る奴等の責任を上の奴が取るということ

私が魔法省・闇祓い部へ入社してから早五年。
闇の勢力は、私達闇祓いの努力を笑うように拡大の一途を辿っていた。
しかしそれは水面下であり、一般の魔法使い――…魔法省の職員でさえも知らない。
余計な事を言って混乱の渦へと社会を突き落とすわけにはいかないらしいが。
知らせた方が良い事も多々あるだろうに。知らなければ、自身の身・家族の身さえも守れない。
皆、この世界は平穏に包まれていると思っているのに。
しかし、最前線の最前線の戦場へ立っている我々闇祓いは知っている。
闇は、誰にでも、平等に、直ぐ後ろへと、迫ってきている事に。
後三ヶ月ほどすれば、誰でも身にしみるはずだ。・・・平穏は、脆くも崩れ去っていると。


今年、漸く期待していた有能な人材が闇祓い部へ入ってきた。

アラスター・マッドアイ・ムーディー

ホグワーツの頃から知っていた。私の土曜日という休日を常に潰してくれた人物だ。
彼は、常にいい面でも、悪い面でも目立っていた。
しかし、過去にどんな事があろうと彼の腕が確かなのは私が良く知っている。
昔見た時には少々甘さが見えていた呪文も今では鋭い牙となっているだろう。
それに何よりも・・・。  彼は負けず嫌いだ。
無理難題を押し付けても、完璧にこなしてみせる、その器用さ。面白さ。
どれをとっても私は高く評価する。いや、高く評価させざるをえない。
しかし、何にでも”不完全”というモノが付いてこそ・面白く見えるものだ。
彼の性格が昔のあの、犬の様だったら私は抱きつくほど嬉しい。
果たしてどのような風に彼は成長を遂げたのだろうか。

Grya **目の前は暗くて判らないけど、後ろには確かに道があった。  

2005年10月17日(月) 18時36分

Grya *目の前は暗くて判らないけど、後ろには確かに道があった。1-2

卒業が迫るという事は、社会の荒波に出て行くことと等しい。
守られる立場から、守る立場へ。立場は大きく変化する。
私の就職先は、争いの最前線の最前線。
  
”魔法省 闇祓い部”

休日でも仕事中でも四六時中スリルを味わう事の出来る仕事だ。
少しスパイスが効きすぎているが。
そのスリルは学生時代とはレベルが断然違う。生きるか死ぬかの殺し合いの駆け引き。
危険度・難易度共にSSSクラス。就職するのも容易ではなかった。
学年末試験を主席でクリアし、監督生も努め、闇祓いの試験をTOPで通過。
其の上、ホグワーツ主席の監督生で偉大な魔法使いアルバス・ダンブルドアのお墨付きだ。
しかし、直ぐに実戦へいける訳ではない。
闇祓いとしての訓練を後、三年間受けなければならないのだ。
しかし、魔法省は私を直ぐにでも前線へ送り、闇の勢力の排除を望んでいる。
が、今現役の闇祓い達は其れに反対の旗を振っている・・・当たり前だ。
闇祓いの訓練を受けていない奴などに、現場にきて他の闇祓いの足を引っ張ってもらっては困る。
誰か一人が一つ失敗すれば、世間を揺るがす大事件に発展しかねない。
それに、魔法省の中でも戦術・戦闘力に長けたエリート中のエリートが集まる部署なのだ。
そこで、魔法省と闇祓いが協議を交わし、
結局私は三年間の訓練を一年間に短縮して受ける事となった。
そのことを聞いたとたんに頭に地獄の様な一年間がよぎった。
予想していた通り、ホグワーツを卒業して一年間、地獄の様な日々だった。
睡眠不足の上に体力は何時も限界ギリギリ。何度も倒れそうになった。
私がそうこうしている間にも闇の勢力は日々少しずつ、勢いを強め続けている。
きっと来年からは今よりも辛い日々が待っている事だろう。
だが、同時に興味もあった。生と死の駆け引きと―・・・あと一つ。

明日仲間と出会い、笑い合える事がこんなにも幸せな事だったなんて。


Grya *目の前は暗くて判らないけど、後ろには確かに道があった。 

2005年10月17日(月) 18時01分

この年、闇の勢力というモノが現れ、其れに対抗しうる人材が求められていた。
そのお蔭でホグワーツ最高学年という肩書きを背負っている私たち卒業生は、
世間の皆様方の期待と希望という重いものを背負わされている。
しかし、ホグワーツという大きな騎士に守られている私達にはまだそんな自覚など無かった。
今まで通りに仲間と笑いあい、時には喧嘩するという日常が続くと思っている。
しかし、世界は赦してはくれないだろう。絶望の危機に瀕しているこの世界は。

ピリピリとしている世間の空気は皆が感じ取っていた。
そのお蔭でスリザリンとグリフィンドールの溝の広がりが早まっているのは周知の事実だった。
悪化させる要因の一つとなったのは私のせいでもあるのだが。
私が自分から手を下す気は無かったのだが、
向こうから突っかかってきたので相手にしてやったら、更に恨まれた。
一体私に何をして欲しかったのだろうか。未だに謎である。
兎にも角にも何時までもそうしていられる訳にはいかない。時は無常にも過ぎていく。


卒業の季節がやってくる。今年は遂に私たちの番だった――。


Grya *目の前は暗くて判らないけど、後ろには確かに道があった。1-1

Grya 設定 

2005年10月16日(日) 16時55分
Grya  主人公設定 ジャンル→ハリポタ 傾向→暗くも無く明るくも無く

名前:アイル・ヴェスティー

性別:女(初!)

*魔法省・闇祓い。腕利きさん。
 ムーディーさんの上司。常に寝不足。(廊下で寝てる時もしばしば)

*「Down」と微妙に繋がってます。
 こっちは連載じゃなくて、シリーズにする予定。

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