音楽“感”(20)―『はつ恋』

November 15 [Tue], 2011, 23:40
東芝液晶テレビ「REGZA」CMソングとして聞き、福山雅治の渋い声が奏でるバラードに釘付けになってしまった。
どっしりと、体に染みてくるような歌だと思う。

♪この想いが君を
苦しめてしまうとしても
傷つけてしまうとしても
君が欲しくて♪


やはり強い思いは、別れても消えないものだろうな・・・と思う。
余りにも苦くて、秋の夜に一人でひっそりと聞くのが一番良い(そういった意味で、メッセージは全く違うが桑田圭祐の『東京』あたりも似ている)。
昭和歌謡のような詞、曲は息の長い名曲になる予感をさせてくれる。

♪友達ではいられないことも
恋人には戻れないことも
わかってるよ でもこの真心を
永遠のはつ恋と呼ばせて♪


別れた後も消えない思い、思い出す度に胸を締め付ける。勿論、元には戻れないのだけれども。
自分も、永遠のはつ恋と呼んでいいですか・・・?

音楽“感”(19)―『3月9日』

October 25 [Tue], 2011, 21:00
何の気なしにYoutubeで、関連動画を次々とリレーするような形で音楽を聴いていたら、春先でも無いのにレミオロメンの『3月9日』に行き着いた。今や完全に思いつきのカテゴリ、「音楽“感”」の独断と偏見に満ちたレビュー。

2004年の曲で、職場の先輩がレミオロメン好きだったのか、車に乗るとしばしば耳にした。その時は特段気にも留めなかったのだが、改めて歌詞を見ながらPVを見ると“泣ける”曲だと思う。

♪瞳を閉じればあなたが
まぶたの裏にいることで
どれほど強くなれたでしょう
あなたにとって私もそうでありたい♪


PVのドラマは嫁に行く姉を見送る妹、というストーリー構成らしい。
歌詞全般を眺めると、恋人というよりは長年暮らした家族や友人との別れをイメージしたのだろうか。いずれにしても、「青い空は凛と澄んで 羊雲は静かに揺れる」といった風に、さっぱりと情景を描く詞とゆっくりと包むような歌がよく合っている。



音楽“感”(18)―『カブトムシ』

February 10 [Thu], 2011, 21:58
音楽を探し回っていたら、ふとaikoの曲たちに行き着いた。高校時代にMD(当blogだとミサイル防衛の意味で出てくる事が多いのだが、ここでは当然Mini Diskの方)を導入し、大学生になった頃だろうか、1枚のディスクはaiko全集のようになっていた。
丁度好きな人が居たせいで―今でもそうだが―単純な自分は何となく、恋愛系の曲をヘビーローテーションしており、そのお気に入りが『カブトムシ』であった。

サビの部分にある

少し背の高いあなたの耳に寄せたおでこ
甘い匂いに誘われたあたしはかぶとむし
流れ星ながれる苦しうれし胸の痛み
生涯忘れることはないでしょう
生涯忘れることはないでしょう


という、切々と訴えかけるような部分が耳の残ったのだが、今改めて歌詞を見返すと、自分にとって曲を好きになる条件である「情景が浮かぶ歌詞」、「日本語で表現している歌詞」という点に合致している。
凄いな、と思ったのは・・・

鼻先をくすぐる春リンと立つのは空の青い夏
袖を風が過ぎるは秋中そう気がつけば真横を通る冬


この表現。一年の移り変わりを絶妙な言葉で表している(リンと立つのは〜という部分は疑問だが)。
ガラスのように「バキッ」とした透明感を持っているaikoの歌声で、ぐいぐいと心に突き刺さってくる。そういえばあの人のメールの着信音にしていたっけ、と懐古モードになってしまった。もうあの頃と同じ気持ちは持っていないが、逆にもう一度会って話をしてみたいな、と思った。

音楽“感”(17)―『春夏秋冬』

September 05 [Sun], 2010, 22:53
♪春の空はたぶん 思ったよりもずっと青く広い
夏の思い出は 夕焼け色した あなたの笑顔

ぼくは夢を描いて 破りすてては描いて

今日の勇気と昨日のイタミを
同じだけ抱きしめたら
あなたの明日に ぼくができること
ひとつくらい みつかるかな…♪


『Progress』、『夜空ノムコウ』は既に紹介しているが、この春夏秋冬も素晴らしい。スガシカオの魅力はあの声、そして人生の局面と美しい光景を織り交ぜる描写力の凄さである。この曲も前向きに進もうとする人間の力強さをシャープに表現していると思うので是非聞いて欲しい。

音楽“感”(16)―『真夏の果実』

September 04 [Sat], 2010, 22:31
♪涙が溢れる悲しい季節は
誰かに抱かれた夢を見る
泣きたい気持ちは言葉に出来ない
今夜も冷たい雨が降る♪


言わずと知れた、サザンオールスターズの名曲である。
余り曲が追加されない我がiPodで、かなりの頻度で再生されている曲だ。サザンのバラードは名曲が多いのだが、夏が終わる頃に聞きたくなるのがこれ。危険なほどに中毒性があり、つい鼻歌で歌ってしまう自分がいる。
英語交じりの歌詞には賛否あるかもしれないし、自分自身はやはり日本語でしっかりと書かれた歌詞が好きなのだが、サザンは丁寧な曲作りがあるから名曲なのだろう。

♪こんな夜は涙見せずに
また逢えると言って欲しい
忘れられないLove&Soul
涙の果実よ♪


音楽“感”(15)―『小さな恋のうた』

May 26 [Wed], 2010, 22:20
2ヶ月程前に後輩たちとカラオケへ行った際、誰かが入れたのがこの曲。最近SONYのCMで新垣結衣が歌っていたので馴染みがあったが、ふとニコニコ動画で検索したら大山百合香がカバーしたもののPVを発見。
歌詞は元々悪くないと思ったが、大山の透き通った声が実に素晴らしい。そしてルックスも良い(笑)

あなたと出会い 時は流れる
思いを込めた 手紙もふえる
いつしか二人 互いに響く
時に激しく 時に切なく


ここまでゆったりとした感じで歌い上げるのだが、しばし置いてから

ほら あなたにとって大事な人ほど すぐそばにいるの
ただ あなたにだけ届いて欲しい 響け恋の歌


と、サビで勢い良く(?)訴えてくる。
元々はMONGOL800の曲であるが、女性が歌ってもおかしくない。『夜空ノムコウ』もそうだが、男女いずれが歌っても違和感が無いというのが、名曲の候補になり得る要素の一つだろう。

音楽“感”(14)―『桜坂』

November 07 [Sat], 2009, 0:21
福山雅治の名曲『桜坂』。高校3年生の時に発売されたのだが、現代文の教師が「この歌の舞台になった坂が家の近くにある」と言っていた。東急多摩川線沼部駅の近くにあるその坂は、『タモリのTOKYO坂道美学入門』にも掲載されている。

揺れる木漏れ日 薫る桜坂
悲しみに似た 薄紅色

君がいた 恋をしていた
君じゃなきゃ ダメなのに
ひとつになれず


実際に写真を見れば分かるが、両側を石垣に挟まれその上を桜のトンネルが覆う、江戸時代からのメインルートであった。
桜は美しい桜が散るような、儚い夢・・・情景が目に浮かぶ美しい歌だ。

音楽“感”(13)―『Fly Me to the Moon』

November 04 [Wed], 2009, 21:28
1960年代、フランク・シナトラがカバーして爆発的なヒットとなった、JAZZのスタンダードナンバー。
たまたま入ったスタバで流れており、思わず筆を執る・・・ではなく、キーボードを叩いた。

Fly me to the moon
And let me play among the stars
Let me see what spring is like
On Jupiter and Mars


元々は「In othrer words」(言い換えると)というのが題名だったそうだが、いつしか私を月に連れていって、と変わっていったそうだ。確かに歌詞を見ても、月と言うよりは、宇宙つまり(地球とは)違う世界(other world?)へ一緒に連れて行ってという意味合いが強い。

In other words, hold my hand
In other words, darling, kiss me


ストレートに言い難いから、「手を握って」(連れて行って欲しい)。要するに「キスをして」という、いじらしさすら感じる内容で、くすぐったい情景が浮かんでくるようだ。

Fill my heart with song
And let me sing forever more
You are all I long for
All I worship and adore

In other words, please be true
In other words, I love you


ここまで言われたらかなわない。
様々な歌手がカバーしているのだが、私が始めて曲名と共に歌詞を知ったのはアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』のエンディングに使われた時だ。毎回違うバージョンが用いられ、違った味わいを楽しみにしていた。
最近JAZZを聞くようになり、ゆったりと宇宙へ誘うような流れにしみじみと良さを感じている。

音楽“感”(12)―『なごり雪』

October 14 [Wed], 2009, 20:59
久しぶりに音楽のレビュー。
と言っても、J-POPでないのはある種のこだわり。今回は紅白歌合戦の定番、不動の名曲。
誰もが知っている“世代を超えた名曲”である(と思っているのは私だけ?)。
大事なのは、「かぐや姫」と曲と捉えるか「イルカ」の曲と捉えるか。私はイルカの優しい歌い方がいい(今までの音楽ネタを見て貰うと分かるかもしれないが、女性歌手の方が好きらしい)。

それはさておき、この曲の素晴らしさは目に情景が浮かんでくるような秀逸な構成である。

♪汽車を待つ君の横で僕は/時計を気にしてる
季節はずれの雪が降ってる/東京で見る雪はこれが最後ねと
さみしそうに君はつぶやく♪

別れの風景、それが鮮やかに浮かんでくるし、ゆっくりと語るような歌い方で心に染み入るようだ。
人によって判断基準はそれぞれだろうが、「音」を楽しむのはクラシックやJAZZで良いと思っている。歌謡曲は「詞」を楽しめるかどうか、それが重要だ。
ついつい感情移入して涙してしまうそうになる。その情景に、鉄道は良く似合っている。

音楽ネタ

May 13 [Wed], 2009, 21:37
<樋口了一>「手紙」発売202日目でオリコンデイリー1位 老いテーマに、中高年が支持(毎日新聞)

樋口了一、ほとんどの人が名前を知らないとは思うが、北海道テレビの人気深夜番組『水曜どうでしょう』のテーマソング「6分の1夢旅人」を作った人であり、番組にも登場している(しかも住まいに訪問する形で、その場所は私の実家の近くだった)。
こういった人の活躍はファンにとってちょっと嬉しい。
プロフィール
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