(朝日新聞12/27)特急脱線 冬の強風、北国の悲劇
December 27 [Tue], 2005, 23:56
羽越本線での脱線事故の犠牲者が、また一人増えた。
改めて犠牲となった全ての方への哀悼と、怪我をされた方の一日も早い回復をお祈り申し上げる次第。
さて、朝日新聞の社説でこの事故が取り上げられていたので読んでみた。マスゴミ全体の傾向がよく表れていると思うので見てみよう。
問題の鉄橋は酒田からほど近い庄内平野の真ん中だ。山あいから平野に出て西北西に向かう最上川は、ちょうど季節風の通り道になる。今回の現場が風に襲われやすい場所であることは疑いない。
しかし、JR東日本の説明によれば、脱線現場から約1キロ北にあった風速計が事故のころに示していた風速は秒速20メートルだった。25メートルを超えれば徐行、30メートルで運転中止が決まりだが、それより弱かった。そのため、特急は時速約100キロで鉄橋を通過したという。
まず、ポイントは
(1)庄内平野は突風で有名である
(2)現場付近の鉄橋は風が抜ける
(3)鉄橋は開閉式で、車体はモロに風に曝される
(4)そして、JR東日本の風規制は25mで徐行、30mで運転中止である
これらは紛れも無い事実である。
しかしここからが問題で、全く性質の異なる事件を取り上げて類似性を強調し、故意に特定の結論へと読者を誘導しているように思える。
強風下の列車事故としては、86年に旧国鉄山陰線の余部鉄橋から列車が転落、6人が死亡、6人が負傷した事故がある。94年2月には、岩手県の三陸鉄道で普通列車が鉄橋付近で脱線、線路の斜面をずり落ちて横転し、5人が負傷した。警察の調べでは、鉄橋に吹き上げる強風で車体が持ち上げられたという。
強風対策として、余部鉄橋はその後、コンクリート橋に架け替えることが決まった。三陸鉄道は事故現場などに防風柵(さく)を設置している。
(5)餘部(余部ではなく、こちらが正当)鉄橋事故の教訓があるではないか
(6)三陸鉄道事故の教訓があるではないか
改めて犠牲となった全ての方への哀悼と、怪我をされた方の一日も早い回復をお祈り申し上げる次第。
さて、朝日新聞の社説でこの事故が取り上げられていたので読んでみた。マスゴミ全体の傾向がよく表れていると思うので見てみよう。
問題の鉄橋は酒田からほど近い庄内平野の真ん中だ。山あいから平野に出て西北西に向かう最上川は、ちょうど季節風の通り道になる。今回の現場が風に襲われやすい場所であることは疑いない。
しかし、JR東日本の説明によれば、脱線現場から約1キロ北にあった風速計が事故のころに示していた風速は秒速20メートルだった。25メートルを超えれば徐行、30メートルで運転中止が決まりだが、それより弱かった。そのため、特急は時速約100キロで鉄橋を通過したという。
まず、ポイントは
(1)庄内平野は突風で有名である
(2)現場付近の鉄橋は風が抜ける
(3)鉄橋は開閉式で、車体はモロに風に曝される
(4)そして、JR東日本の風規制は25mで徐行、30mで運転中止である
これらは紛れも無い事実である。
しかしここからが問題で、全く性質の異なる事件を取り上げて類似性を強調し、故意に特定の結論へと読者を誘導しているように思える。
強風下の列車事故としては、86年に旧国鉄山陰線の余部鉄橋から列車が転落、6人が死亡、6人が負傷した事故がある。94年2月には、岩手県の三陸鉄道で普通列車が鉄橋付近で脱線、線路の斜面をずり落ちて横転し、5人が負傷した。警察の調べでは、鉄橋に吹き上げる強風で車体が持ち上げられたという。
強風対策として、余部鉄橋はその後、コンクリート橋に架け替えることが決まった。三陸鉄道は事故現場などに防風柵(さく)を設置している。
(5)餘部(余部ではなく、こちらが正当)鉄橋事故の教訓があるではないか
(6)三陸鉄道事故の教訓があるではないか
餘部橋梁の事故は
a)風速30m以上になった警報にも関わらず運行を行なった人為的ミス
b)それに加えて、回送の客車列車で非常に軽かった
というのが原因である。
この対策としては20m以上での運転中止阻止がとられるが、実は橋の架け替えはこの規制によって運転中止が多発して安定輸送が出来ない為、30mまで運転可能なコンクリート橋へ架け替えるというのが趣旨である。
こうした事件を提示して、JR東日本の対策の甘さを連想させている。さらに続くのは
今春のJR宝塚線の脱線事故では、運転士に対する時間管理の心理的圧力が問題になった。
今回の列車は、雪のために1時間余り遅れていたが、遅れと事故との関係は浮かんでいない。しかし、人為的な原因が潜んでいなかったかどうか。それも含めた解明が必要だろう。
そもそも68分も遅れた列車を回復させるのは不可能であるし、山形新聞ニュースにある運転士の証言によれば、「通常は(最高速度の時速)120キロを出せる区間だが、荒天だったためやや速度を落として走行した」という適切な判断が行なわれていた。
JR西日本のような完全なる人災とは性質が異なると言わざるを得ない。車掌も即座に防護無線を取り扱い、状況の把握に努め、且つ携帯電話による指令への連絡も実行されており乗務員はほぼ完璧な緊急時対応を実施したと言える。
また運行管理も、入手可能なデータから判断する事を考慮すれば妥当な判断だろう。
あたかもJR東日本がJR西日本と同じであるかのような印象操作は公平性に欠けると言わざるを得ない。
a)風速30m以上になった警報にも関わらず運行を行なった人為的ミス
b)それに加えて、回送の客車列車で非常に軽かった
というのが原因である。
この対策としては20m以上での運転中止阻止がとられるが、実は橋の架け替えはこの規制によって運転中止が多発して安定輸送が出来ない為、30mまで運転可能なコンクリート橋へ架け替えるというのが趣旨である。
こうした事件を提示して、JR東日本の対策の甘さを連想させている。さらに続くのは
今春のJR宝塚線の脱線事故では、運転士に対する時間管理の心理的圧力が問題になった。
今回の列車は、雪のために1時間余り遅れていたが、遅れと事故との関係は浮かんでいない。しかし、人為的な原因が潜んでいなかったかどうか。それも含めた解明が必要だろう。
そもそも68分も遅れた列車を回復させるのは不可能であるし、山形新聞ニュースにある運転士の証言によれば、「通常は(最高速度の時速)120キロを出せる区間だが、荒天だったためやや速度を落として走行した」という適切な判断が行なわれていた。
JR西日本のような完全なる人災とは性質が異なると言わざるを得ない。車掌も即座に防護無線を取り扱い、状況の把握に努め、且つ携帯電話による指令への連絡も実行されており乗務員はほぼ完璧な緊急時対応を実施したと言える。
また運行管理も、入手可能なデータから判断する事を考慮すれば妥当な判断だろう。
あたかもJR東日本がJR西日本と同じであるかのような印象操作は公平性に欠けると言わざるを得ない。
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